JIS B 8415-3:2020 工業用燃焼炉の安全通則―第3部:プロテクティブシステム

JIS B 8415-3:2020 規格概要

この規格 B8415-3は、工業用燃焼炉及び関連装置に用いるプロテクティブシステムの要求事項について規定。

JISB8415-3 規格全文情報

規格番号
JIS B8415-3 
規格名称
工業用燃焼炉の安全通則―第3部 : プロテクティブシステム
規格名称英語訳
General safety code for industrial combustion furnaces -- Part 3:Protective systems
制定年月日
2020年3月23日
最新改正日
2020年3月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 13577-4:2014(MOD)
国際規格分類

ICS

13.100, 25.180.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-03-23 制定
ページ
JIS B 8415-3:2020 PDF [75]
                                                                                 B 8415-3 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 プロテクティブシステムの設備に適用する設計要求事項・・・・[5]
  •  4.1 一般事項・・・・[5]
  •  4.2 プロテクティブシステムの要求事項・・・・[6]
  •  4.3 プロテクティブシステムのハードワイヤ部に対する不具合評価・・・・[16]
  •  4.3A 4.2.5に適合した論理処理部のハードワイヤ部に対する不具合評価・・・・[17]
  •  4.4 ユーティリティーの故障・・・・[17]
  •  4.5 リセット・・・・[17]
  •  附属書A(参考)決定論的原因故障を防止するための技術及び方策・・・・[18]
  •  附属書B(参考)外部配線の故障を回避するための技術例・・・・[20]
  •  附属書C(参考)リスクグラフ法を用いた安全度水準SIL決定の例・・・・[23]
  •  附属書D(参考)JIS C 0511方式を用いた安全計装機能に対する拡張したリスクアセスメントの例・・・・[39]
  •  附属書E(参考)プロテクティブシステム系統図の例・・・・[46]
  •  附属書F(規定)ハードワイヤリングプロテクティブシステム・・・・[56]
  •  附属書JA(参考)燃焼炉の点検要領の例・・・・[66]
  •  附属書JB(参考)JIS B 8415-2及びISO 13577-2で規定されている関連製品規格・・・・[68]
  •  附属書JC(参考)参考文献・・・・[70]
  •  附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[71]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8415-3 pdf 1] ―――――

B 8415-3 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本工業炉協会(JIFMA)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。これによって,JIS
B 8415:2008は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 8415の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8415-1 第1部 : 一般要求事項
JIS B 8415-2 第2部 : 燃焼及び燃料取扱システム
JIS B 8415-3 第3部 : プロテクティブシステム

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8415-3 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 8415-3 : 2020

工業用燃焼炉の安全通則−第3部 : プロテクティブシステム

General safety code for industrial combustion furnaces- Part 3: Protective systems

序文

  この規格は,2014年に第1版として発行されたISO 13577-4を基とし,我が国の実情に合わせて,技術
的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。また,附属書JA,附属書JB及び附属書JCは,
対応国際規格にはない事項である。
この規格は,工業用燃焼炉及び関連装置(以下,燃焼炉という。)の電気制御システムの安全関連部(以
下,SRECSという。)であるプロテクティブシステムの要求事項について規定するために作成されたもの
である。
燃焼炉に必要な安全関連制御機能は,JIS B 8415規格群の他の部で規定されている。
この規格においては,燃焼炉の製造業者が燃焼炉のプロテクティブシステムの設計において選択可能な
四つの方法を提示している。
この規格は,JIS B 9700で定義されるタイプC規格である。
この規格は,JIS B 8415の他の部とともに使用される。JIS B 8415規格群は,JIS B 9700のタイプC規
格であるため,燃焼炉はJIS B 9700の原則に従って設計されなければならない。ただし,燃焼炉のプロテ
クティブシステムの設計において,JIS C 0511によるリスクアセスメントの方が適切な場合がある。関連
する機械類及び危険源,危険な状態又は危険な事象の含まれる領域を,この規格の適用範囲に示す。
このタイプC規格の規定がタイプA又はタイプB規格の規定と異なる場合,このタイプC規格によっ
て設計及び製作された装置については,この規格の規定が,他の規格の規定よりも優先される。
JIS C 0511は,プロテクティブシステムにおける低頻度モード(連続運転のためのシステム)に対する
選択肢をもっている。JIS B 9961及びJIS B 9705-1は,高頻度モード(非連続運転のためのシステム)だ
けを想定している。したがって,この規格では,JIS C 0511によるリスクアセスメントを代替方法として
選択することが可能なSRECSの追加的リスクアセスメントを許容している。

1 適用範囲

  この規格は,工業用燃焼炉及び関連装置に用いるプロテクティブシステムの要求事項について規定する。
プロテクティブシステムが適用される安全機能は,JIS B 8415の第1部及び第2部で規定している。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13577-4:2014,Industrial furnace and associated processing equipment−Safety−Part 4: Protective

――――― [JIS B 8415-3 pdf 3] ―――――

2
B 8415-3 : 2020
systems(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 3503 プログラマブルコントローラ−プログラム言語
注記 対応国際規格 : IEC 61131-3,Programmable controllers−Part 3: Programming languages
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 13849-1,Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 1:
General principles for design
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1,Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1:

General requirementsJIS B 9961 機械類の安全性−安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全注記 対応国際規格 : IEC 62061,Safety of machinery−Functional safety of safety-related electrical,electronic and programmable electronic control systems

    JIS C 0508(全ての部) 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全
注記 対応国際規格 : IEC 61508 (all parts),Functional safety of electrical/electronic/programmable
electronic safety-related systems
JIS C 0511(全ての部) 機能安全−プロセス産業分野の安全計装システム
注記 対応国際規格 : IEC 61511 (all parts),Functional safety−Safety instrumented systems for the
process industry sector
JIS C 8201-4-1 低圧開閉装置及び制御装置−第4-1部 : 接触器及びモータスタータ : 電気機械式接触
器及びモータスタータ
注記 対応国際規格 : IEC 60947-4-1,Low-voltage switchgear and controlgear−Part 4-1: Contactors and
motor-starters−Electromechanical contactors and motor-starters
JIS C 8201-5-1 低圧開閉装置及び制御装置−第5部 : 制御回路機器及び開閉素子−第1節 : 電気機械
式制御回路機器
注記 対応国際規格 : IEC 60947-5-1,Low-voltage switchgear and controlgear−Part 5-1: Control circuit
devices and switching elements−Electromechanical control circuit devices
JIS C 9730-2-5 家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置−第2-5部 : 自動電気バーナコント
ロールシステムの個別要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60730-2-5,Automatic electrical controls−Part 2-5: Particular requirements for
automatic electrical burner control systems
ISO 13574,Industrial furnaces and associated processing equipment−Vocabulary

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 13574によるほか,次による。

――――― [JIS B 8415-3 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8415-3 : 2020
3.1
自動遮断弁(automatic shut-off valve)
通電中は開放で,非通電状態では自動的に閉止して,燃料供給を遮断する弁。
注記 ISO 13574の2.194を参照。
3.2
操作端(final element)
安全状態とするために必要な物理的作用を実行するプロテクティブシステムの部分。
注記1 附属要素を含めた弁,開閉器,モータなどがあり,例えば,安全機能に組み込まれる場合の
ソレノイド弁及びアクチュエータ。
注記2 JIS C 0511-1の3.2.22の定義を一部修正し,かつ,“安全計装システム”を,“プロテクティ
ブシステム”に読み替えた。
3.3
火炎検知器(flame detector device)
火炎を検知し,信号を送る働きをもつ装置。
注記1 火炎センサ,火炎検出器アンプ及び信号伝達用リレーからなる。
注記2 ISO 13574の2.65の定義を修正し,注記を追加した。
3.4
機能安全(functional safety)
プロセス及び関連する設備のリスクの低減,及びそれらの安全状態を維持するために必要な動作を実行
するプロテクティブシステム又は別の手段の能力。
注記 ISO 13574の2.73を参照。
3.5
論理機能(logic function)
入力された情報(一つ以上の入力機能又はセンサによる。)と出力される情報(一つ以上の出力機能又は
操作端によって使用される。)との間の変換を行う機能。
注記1 論理機能は,プロテクティブシステムの論理処理部(3.6)によって実行される。
注記2 JIS C 0511-1の3.2.35の定義を一部修正し,“入力機能”は“入力機能又はセンサ”に,“出
力機能”は“出力機能又は操作端”に読み替えた。
3.6
論理処理部(logic solver)
一つ以上の論理機能を実行するプロテクティブシステムの一部。
注記1 例えば,電気システム,電子システム,プログラマブル電子システム,空気圧システム,油
圧システムなどがある。センサ及び操作端は,論理処理部の一部ではない。
注記2 JIS C 0511-1の3.2.36の注記1を削除し,定義において“BPCS又はSIS”を“プロテクティ
ブシステム”に読み替えた。
3.7
手動リセット(manual reset)
安全機器(例えば,自動バーナ制御)のロックアウト後,監視している操炉作業者が手動で行うリセッ
ト操作。
注記 ISO 13574の2.107を参照。

――――― [JIS B 8415-3 pdf 5] ―――――

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JIS B 8415-3:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13577-4:2014(MOD)

JIS B 8415-3:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8415-3:2020の関連規格と引用規格一覧