JIS B 8442:1997 産業用マニピュレーティングロボット―エンドエフェクタ自動交換装置―用語及び特性の表し方 | ページ 2

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B 8442 : 1997 (ISO 11593 : 1996)
番号 用語 記号 単位 定義及び説明
3.2.4 開始位置にお s mm 交換装置の結合を可能にするために,開始位置の位置決めは規定
ける位置許容 f mm の精度で行わなければならない。開始位置の位置許容差は,円筒
差 の直径s及び高さfで規定する。
開始位置の指令値は,この円筒の中心点である。
軸方向結合の例 :

――――― [JIS B 8442 pdf 6] ―――――

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B 8442 : 1997 (ISO 11593 : 1996)
番号 用語 記号 単位 定義及び説明
3.2.5 開始位置にお 姿勢許容差は,明確に規定しなければならない。姿勢許容差に関
ける姿勢許容 するすべての値は,メカニカルインタフェース座標系Xm, Ym, Zm
差 によって規定する。
姿勢の指令値は,Xm, Ym, Zm軸周りのアライメント,すなわち,
A, B, Cで与える。
姿勢許容差は,二つの尺度,すなわち,傾きの限界値及びねじれ
の限界値で定義する。
3.2.6 傾きの限界値 ±0.5愀 ラジアン Xm軸及びYm軸周りに測った実現ポーズの指令ポーズからの角度
又は度 慓
誤差の限界値は,それぞれ傾きの限界値±0.5 び±0.5 戰
±0.5戀 ラジアン 慓
(3.2.5の図参照)。角度 び 戰 通常等しいと考えられる。
又は度
3.2.7 ねじれの限界 ±0.5最 ラジアン Zm軸周りに測った実現ポーズの指令ポーズからの角度誤差の限
値 又は度 界値は,ねじれの限界値±0.5 姿 3.2.5の図参照)。
3.2.8 結合経路の許 結合経路の許容差は,開始位置における位置許容差の値とする。
容差
3.2.9 結合誤差範囲 多数回の結合動作におけるロボット側部分とエンドエフェクタ
側部分の間の相対的なずれの範囲の基準点は,メカニカルインタ
フェース座標系Xm, Ym, Zmに基づくロボット側部分ロボット接合
面の中心(JIS B 8436及びJIS B 8441に基づく),及び座標系Xt, Yt,
Ztに基づくエンドエフェクタ側部分のエンドエフェクタ接合面の
中心とする。指令ポーズは,メカニカルインタフェース座標系Xm,
Ym, ZmのZm軸上の,+Zmの方向にLtotalだけ変位した位置に与え
る。
誤差は,以下の成分に分解される。
st mm 位置誤差
ft mm [側方向 (st) 及び軸方向 (ft)]
愀 ラジアン姿勢誤差
又は度 [傾き(愀 戀 及びねじれ (rt)]
戀 ラジアン
又は度

――――― [JIS B 8442 pdf 7] ―――――

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B 8442 : 1997 (ISO 11593 : 1996)
番号 用語 記号 単位 定義及び説明
rt ラジアン
又は度
○結合後の交換装置のエンドエフェクタ側部分の指令ポーズ。
結合後の交換装置のエンドエフェクタ側部分の実現ポーズ。
3.3 結合力及び分離力
3.3.1 結合力 Fc N 交換装置のロボット側部分をエンドエフェクタ側部分に結合す
るためにロボットが加える力。この過程の間,エンドエフェクタ
側部分はエンドエフェクタマガジンに保持されていると想定す
る。
結合力は,機械,電気,油圧又は空気圧の継手のすべてを結合す
るのに必要な外力を含む。
3.3.2 分離力 Fe N 交換装置のロボット側部分をエンドエフェクタ側部分から分離
するためにロボットが加える力。この過程の間,エンドエフェク
タ側部分はエンドエフェクタマガジンに保持されていると想定
する。
分離力は,機械,電気,油圧又は空気圧の継手のすべてを分離す
るのに必要な外力を含む。
3.4 負荷特性
負荷特性のすべての許容最大値は,静的及び動的負荷に適用す
る。すべての負荷特性は,基準面上で表す。

――――― [JIS B 8442 pdf 8] ―――――

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B 8442 : 1997 (ISO 11593 : 1996)
番号 用語 記号 単位 定義及び説明
3.4.1 基準面 基準面は,JIS B 8436及びJIS B 8441に基づいて設計した,交換
装置のエンドエフェクタ側部分のエンドエフェクタ接合面であ
る。
3.4.2 最大曲げモー Mbmax Nm 曲げモーメント負荷だけが生じたときの許容曲げモーメント。
メント
3.4.3 最大ねじりモ Mobmax Nm ねじりモーメント負荷だけが生じたときの許容ねじりモーメン
ーメント ト。
3.4.4 最大引張力 Fnmax N 引張力負荷だけが生じたときの許容引張力。
3.4.5 最大圧縮力 Fpmax N 圧縮力負荷だけが生じたときの許容圧縮力。
3.4.6 最大せん断力 Flmax N せん断力負荷だけが生じたときの許容せん断力。
3.5 エンドエフェクタ側部分のマガジンインタフェース
以下の特性項目は,3.2と同様な方法で規定する。マガジンへの
収納方向が交換装置の結合方向と異なっていても3.2で定義した
座標系を適用する。
以下に規定するFy, Fv, My及びMvは,エンドエフェクタをマガジ
ンに収納するとき又はエンドエフェクタをマガジンから取り出
すときに,エンドエフェクタ又はエンドエフェクタ側部分とマガ
ジンとの間に働く力及びモーメントである(例 エンドエフェク
タの脱落を防ぐマガジンの安全装置を押しのける力)。それらは,
交換装置のエンドエフェクタ側部分とロボット側部分とを結合
又は分離するのに必要な力とは,大きさ,方向ともに異なる。

――――― [JIS B 8442 pdf 9] ―――――

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B 8442 : 1997 (ISO 11593 : 1996)
番号 用語 記号 単位 定義及び説明
3.5.1 マガジン内の マガジン内の交換装置の姿勢は,種々の設計があるので図で表
交換装置の姿 す。

3.5.2 収納前のポー マガジンへの収納開始点においてエンドエフェクタ中心点
ズ許容差 (TCP) で規定したエンドエフェクタ側部分のポーズ許容差。ポー
ズは,製造業者が(例えば,図面によって)指定する。
3.5.3 収納力 Fy N エンドエフェクタをマガジンに収納するために必要な力。
3.5.4 収納モーメン My Nm エンドエフェクタをマガジンに収納するために必要なモーメン
ト ト。
3.5.5 取出し力 Fv N エンドエフェクタをマガジンから取り出すために必要な力。
3.5.6 取出しモーメ Mv Nm エンドエフェクタをマガジンから取り出すために必要なモーメ
ント ント。
3.6 エンドエフェクタ交換時間
3.6.1 エンドエフェ ttotal s 交換動作を完結するのに必要な個々の動作の時間の合計。エンド
クタ交換時間 エフェクタ交換時間は,周辺機器及び交換サイクルによって変わ
る。

――――― [JIS B 8442 pdf 10] ―――――

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JIS B 8442:1997の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11593:1996(IDT)

JIS B 8442:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8442:1997の関連規格と引用規格一覧