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5.2.6 電気式圧力計の取付けに際しては,継ぎ手,ベンド部,その他の流れの障害となる箇所から管径の
2倍以上の上流部,又はその6倍以上の下流部に設け,管内壁面で接続部が平滑になるようにしなければ
ならない。
5.2.7 電気計測に際して読みが周期的に変動する場合には,十分な回数の読取りを行い,その平均値を求
めなければならない。
6. 試験装置
6.1 冷媒流量計法装置
6.1.1 指示形又は積算形冷媒液流量計及び冷媒蒸気流量計の使用に際しては,冷媒液温度,粘度,及び冷
媒と油との質量比について補正を行わなければならない。
6.1.2 水冷凝縮器による冷媒流量の測定には,凝縮器外側を防熱防湿施工し,式(9)及び式(10)による漏え
い熱量が試験するユニットクーラの総冷凍能力の5%以下になるようにしなければならない。
K1As (tk−ta) (9)
1
K1= (10)
1
a
ここに,式(10)のK1の算出に際して,
愀懿 6W/ (m2・℃) [{5kcal/ (m2・h・℃)}] を使用する。
6.1.3 水冷凝縮器によって冷媒質量流量を求めるため,6.1.2の式(9)による水冷式凝縮の漏えい熱量と,
6.1.4によって,油に対する補正を加えた式(11)を使用できる装置を用意するものとする。
qmw(tw2 tw1 ) 1
qmr= (11)
Δhk 1 842.2roΔtro
式(11)中の1 842.2J/ (kg・℃) [{0.44kcal/ (kg・℃)}] は油の比熱値を示す。
6.1.4 冷媒中の油の質量割合roは式(12)によって定義され,その計測法はJIS B 8623の附属書(油循環量
測定方法)による。
m' m
ro= (12)
mT m'
6.1.5 試験装置は,次の温度を測定できるものでなければならない。
(a) 膨張弁前の冷媒液温度
(b) 熱交換器付きの場合は,その入口での冷媒液温度
(c) 冷媒液流量計の入口及び出口冷媒液温度
(d) ユニットクーラ出口冷媒温度
(e) 熱交換器付きの場合は,その出口での冷媒温度
(f) 必要な場合は,圧縮機吸込み冷媒蒸気温度
(g) 凝縮器冷媒流量計による場合は,その出入口での冷媒温度
(h) 凝縮器冷却水出入口温度
6.1.6 試験装置は,次の圧力を測定できるものでなければならない。
(a) 膨張弁前の圧力
(b) 熱交換器付きの場合は,その液出口の圧力
(c) 冷媒液流量計又は冷媒蒸気流量計の入口出口の圧力
――――― [JIS B 8626 pdf 6] ―――――
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(d) ユニットクーラ冷媒出口,又は熱交換器付きの場合にはその冷媒蒸気出口圧力
(e) 凝縮器冷媒流量計による場合は,その出入口での冷媒圧力
(f) 圧縮機吐出し及び吸込み圧力(参考値)
6.1.7 試験に使用される膨張弁は安定した流量が得られるものでなければならない。
6.1.8 試験記録の採取中の吸込み圧力を一定にし得るものでなければならない。
6.2 熱量計式試験室法装置
6.2.1 図1は本法による冷凍能力試験室の略図を示し,試験に際して,その熱的平衡状態で式(4)によっ
て供試用ユニットクーラの総冷凍能力を定める。
6.2.2 試験室の寸法は,供試用ユニットクーラの周りの正常な空気流を阻害しないように定められなけれ
ばならない。
6.2.3 試験室への漏えい熱量は,供試用ユニットクーラの総冷凍能力の30%を超えてはならない。
6.2.4 試験室内温度を一定に保ちやすくするため,囲いによって試験室を外部から隔離しなければならな
い。囲いと試験室との間を冷却しても差し支えない。
6.2.5 囲い内面と試験室外面との間隔は,各側面,床面,天井面とも0.5m以上とするが,いずれか一面
だけについては0.15m以上とすることができる。
6.2.6 試験室外側温度計測用の温度計は,各側面,床面,天井面など中央部かつそれから0.15m離して設
置し,それら6個の温度計の読みの平均値をもって試験室外温度とする。ただし,囲い内面との間隔が0.5m
以下の面がある場合には,その面について等間隔に6個の温度計を設け,それらの読みの平均値と他の5
面についての温度との平均値をもって試験室外温度とする。
囲いと試験室との間隔が0.3m以下の場合の1面については,その面について取り付けなければならな
い6個の温度計を,その間に等間隔に想定した6個の長四角断面中央に設置しなければならない。
6.2.7 漏えい熱量の試験中又は能力試験記録値採取中,6.2.6によって設けられた各測定点の温度計の読
みは3℃を超えて異なってはならないし,また,1℃を超えて変動してはならない。
6.2.8 試験室内の加熱装置は,供試用ユニットクーラ,温度計,試験室内壁に熱放射の影響を与えないよ
うに設置するか,遮へいをしなければならない。
6.2.9 室内熱負荷用電気ヒータ入力測定は,積算式電力計による。ただし,ヒータ電圧が±1%を超えて
変動しない限り,指示形電力計を使用して差し支えない。
6.2.10 室内熱負荷として温水又は蒸気を使用してよい。この際の熱負荷計測精度は±2%とする。
6.2.11 試験室内にガラス製棒状温度計を使用する場合には,試験室側壁に複数の観測窓を設け,入室する
ことなく温度を測定できるようにする。
6.2.12 試験室漏えい熱量測定時,又は強制通風式ユニットクーラ試験時の室内温度は,試験室8隅に内壁
から50100mm離して設置した8個の温度計の読みの平均値とする。これらの温度計は,内壁面及び供
試用ユニットクーラからの熱放射の影響を避けるため,遮へいをしなければならない。
また,供試用ユニットクーラの吹出し気流中に直接設置してはならない。
6.2.13 試験室内に貫通する冷媒配管は,十分に防熱防湿施工をしなければならない。
――――― [JIS B 8626 pdf 7] ―――――
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図1 ユニットクーラ冷凍能力試験室
単位 mm
管径 l1 l2
8.0 200以上 60以上
9.52 200 60
12.70 270 80
15.88 330 100
7. 試験
7.1 一般的記録事項
(1) 試験実施日
(2) 製作者名,住所
(3) 供試用ユニットクーラの呼称,形式,サイズ,製作者の呼び冷凍能力及び製作者番号・コード
(4) 試験実施場所
(5) 試験責任者,報告書作成者
(6) 使用冷媒
(7) 能力試験方法
(8) 試験条件(表3による)
(9) 電動機の形式,定格出力,定格回転数,定格電圧電流,相数及び周波数
――――― [JIS B 8626 pdf 8] ―――――
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表3 ユニットクーラ定格試験条件
区分 相対湿度
ユニットクーラ入口乾球温度 ta1 温度差 TDR
℃ % ℃
I 10 80 5,7
II 0 5,7,10
III −20 5,7,10
7.2 熱量計式試験室の検定
(1) 熱量計式試験室の熱漏えい(洩)係数測定時,試験室に設置する温度計の設置位置は,6.2.12による。
(2) 試験中の試験室内平均温度は0.7℃以上変動してはならない。
(3) 試験中の試験室内平均温度は外気温度より15℃以上高くならないようにする。
(4) 試験室内平均温度が平衡に達して後,一時間その状態を保ち,その間一定時間ごとに総計11個の室内
平均温度を測定し,それらの平均値をもって試験室内温度ta3とする。
(5) 検定試験結果から,試験室の熱漏えい係数を式(13)によって定める。
c
Kc= (13)
ta3ta4
(6) 試験対象ユニットクーラによる最大及び最小の強制通風を行い,それぞれに対するKcを求め,これら
を直線関係としてプロットして熱量計式試験室法に使用する。
7.3 冷凍能力試験は,4.2の冷媒流量計法又は4.3の熱量計式試験室法のいずれによる場合も,試験装置
が所定の試験条件を保持して定常状態に達した後,最小30分以上の間に4組のデータを採取する。一組に
属するすべてのデータは,7.4及び7.5に定められている温度及び圧力についての許容差内でなければなら
ない。これら4組のデータの平均値を使用し,式(2)又は式(4)を使用して総冷凍能力を求める。
7.4 冷媒関係の試験条件
(1) 膨張弁入口,又は熱交換器付きの製品ではその入口の液冷媒過冷却度は57℃とする。
(2) ユニットクーラ出口の冷媒圧力又は熱交換器出口冷媒圧力は,設定蒸発温度に相当する飽和圧力とす
る。
また,熱交換器付きのユニットクーラでは,冷媒蒸気出口での冷媒の比エンタルピーをもってユニ
ットクーラを出る冷媒の比エンタルピーhr2とする。
(3) ユニットクーラ出口又は熱交換器出口での冷媒圧力が変動する際は,最小5分間又はその変動サイク
ルが完全に描かれる時間の間,10秒おきに記録しなければならない。それらの平均値をもって上記出
口の冷媒圧力とする。
(4) 前項に定められた,ユニットクーラ出口又は熱交換器出口での冷媒圧力に相当する冷媒飽和温度は,
設定された冷媒蒸発温度より±0.3℃以上,また,個々の読取り値は±1.7℃以上変動していてはならな
い。
(5) ユニットクーラ出口又は熱交換器出口で冷媒液の存在が認められたり,又はそのように判定される場
合は,その試験結果は受け入れられない。
(6) ユニットクーラ出口又は熱交換器出口での冷媒過熱度は3.55℃でなければならない。満液式ユニッ
トクーラの場合,液分離器出口管での冷媒過熱度をこの値に保つため,ヒータを出口管に挿入しても
よい。この場合は,計測算定された冷凍能力からヒータ入力相当エネルギー量を差し引かなければな
らない。
(7) ユニットクーラ入口空気と蒸発冷媒との温度差の定格値に対する公差は,±0.6℃以内とする。
――――― [JIS B 8626 pdf 9] ―――――
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7.5 空気関係の試験条件
(1) ユニットクーラ入口及び出口での乾球及び湿球温度は,最小4か所に0.2m2当たり1か所を加えた測
定点を,風路を区分する面積が均等になるように設けて測定し,それらの平均値をもってそれぞれの
値とする。温度計感温部には遮へいを施し,熱放射の影響を除去する。
(2) 試験中,入口空気平均乾球温度は0.6℃以上,湿球温度は0.3℃以上変動してはならない。
7.6 記録事項
(1) 冷媒関係
(a) 膨張弁前冷媒圧力
(b) 熱交換器付きでは液入口冷媒圧力
(c) 膨張弁前冷媒液温度
(d) 熱交換器付きでは液入口冷媒温度
(e) ユニットクーラ出口の冷媒圧力
(f) 熱交換器付きでは蒸気出口冷媒圧力
(g) ユニットクーラ出口の冷媒温度
(h) 熱交換器付きでは蒸気出口冷媒温度
(i) 圧縮機吸込み冷媒蒸気温度(必要時)
(j) 凝縮器出入口での冷媒温度(凝縮器冷媒流量計)
(k) 凝縮器出入口の冷媒圧力[(j)と同じ]
(l) 冷媒中の油の割合
(m) 冷媒質量流量
(2) 試験室関係(必要時)
(a) 試験室囲い内の平均乾球温度
(b) 試験室内平均乾球温度
(c) 熱漏えい係数
(3) 空気側熱負荷関係
(a) 試験室内圧力
(b) ユニットクーラの送風機回転数
(c) 電動機の電圧,電流,入力
(d) ユニットクーラ入口の乾球温度,湿球温度(必要時)
(e) ユニットクーラ出口の乾球温度,湿球温度(必要時)
(f) 加熱器及びその補助機器入力(必要時)
8. 定格試験条件
ユニットクーラの定格試験条件は表3によるものとし,同表の温度差10℃の場合を標
準定格試験条件とする。ただし,表3の区分Iでは7℃とする。
9. 冷凍能力の算定及び定格試験条件への換算
9.1 試験結果による冷凍能力の算出
は,式(1),(2),(3)及び(4)による。9.2 熱量計式試験室法を使用し,かつ表3の定格試験条件Iの湿度制御を必要とする試験による場合は,式(14)(18)によってユニットクーラの冷凍能力を算出する。
9.2.1 送風機用電動機がユニットクーラアセンブリと一体構造の場合
――――― [JIS B 8626 pdf 10] ―――――
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JIS B 8626:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.200 : 冷蔵技術
JIS B 8626:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8623:2019
- コンデンシングユニットの試験方法