JIS B 8659-2:2017 油圧―電気操作形油圧制御弁―第2部:3方向流量制御弁試験方法 | ページ 6

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供試弁への入力信号と帰還信号との応答性が測定できるように機器を接続する(図14参照)。
Y1
Y2
記号
X 入力信号の周波数
Y1 振幅比
Y2 位相遅れ
図14−周波数応答
9.2.5.3 試験手順
試験は,次の手順に従って実施する。
a) 外部パイロット仕様の多段弁の場合,パイロット圧力を最大定格値の20 %で動特性試験を実施する。
パイロット圧力を最大定格値の50 %及び100 %で動特性試験を繰り返す。
b) 定格流量の50 %で定格弁圧力降下になるように入力圧力及び直流のオフセットを調整する。
c) 直流のオフセットに正弦波信号を重畳する。流量振幅を静的条件での定格流量の±5 %となるように
入力信号を調整する。これは9.1.4に規定するメータリング試験で設定する。最低周波数は90°位相
遅れ点周波数の5 %以下とし,最高周波数は,180°位相遅れでの周波数又は帰還信号振幅が測定でき
なくなる点とする。
d) 同一周波数帯での,帰還信号振幅の減少分が10 dB以上となることを確認する。
e) 正弦波入力信号を最低から最高試験周波数まで20秒30秒の間で10倍ごとに掃引する。各試験で信
号を完全に1掃引する間は,正弦波入力信号の振幅を一定に保つ。

――――― [JIS B 8659-2 pdf 26] ―――――

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f) 表4に示す他の条件で手順a) e) を繰り返す。
表4−周波数応答試験
供試弁の種類 流量バイアス 流量振幅
定格流量に対する百分率(%)定格流量に対する百分率(%)
ゼロラップ弁 0 ±5
±10
±25
±100
+50 ±5
±10
±25
−50 ±5
±10
±25
オーバラップ弁 +50 ±5
±10
±25
−50 ±5
±10
±25

10 耐久試験

10.1   一般事項
耐久試験は,供給圧力を試験時の供試弁への最大供給圧力に設定し,制御ポートAを閉じた状態で実施
する。
10.2 試験準備
電気入力信号を,片方の極性の最大値から反対の極性の最大値まで正弦波的に繰り返し印加する。閉じ
ている制御ポートの圧力ピーク値が,各サイクルで供給圧力値の90 %以上になるように電気入力信号の周
波数を設定する。
10.3 試験手順
試験は,10.2で設定した周波数で1×107サイクル以上供試弁を作動させる。
10.4 耐久試験が完了した後,供試弁は製品出荷試験を実施して,機能低下の程度を確認する。
10.5 作動総サイクル数及び機能低下の程度を確認する。

11 圧力インパルス試験

11.1   一般事項
弁本体の全ての部分の堅ろうさを確認することを目的として実施する。次に示す波形の圧力インパルス
をTポート(戻りポート)を除く各ポートに加え,各ポートへの試験は同時又は順番に実施する。
11.2 試験圧力波形
試験圧力波形の上限及び下限に達する時間は,次の手順によって設定する(図15参照)。
a) 上限試験圧力(PU) 最大圧力以上の試験圧力PUを保持する時間T1は,各サイクルTの30 %以上と
する。

――――― [JIS B 8659-2 pdf 27] ―――――

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b) 昇圧時間(TR) 各サイクルの最大圧力まで昇圧する時間TRは,次の式(3)によって求める。
4.0T ≦TR T1 ≦ 6.0T (3)
c) 下限試験圧力(PL) 各サイクルの下限試験圧力PLは上限試験圧力の5 %以下とし,保持時間T2は次
の式(4)によって求める。

(pdf 一覧ページ番号 )

                         9.0T1 ≦T2 ≦ 1.1T1
注a) 試験圧力波形
b) 試験サイクルT=1/試験周波数=1/f=TR+T1+TF+T2
図15−試験圧力波形
11.3 試験サイクル数
試験サイクル数は,1×1061×107回の範囲で設定する。
11.4 圧力インパルス試験完了後,静特性試験を実施し(9.1参照),機能低下の程度を確認する。
11.5 作動総サイクル数と機能低下との程度を記録する。

12 試験結果の表示

12.1   一般事項
供試弁の試験結果は,次のいずれかの方法で表示しなければならない。
a) 表形式
b) 図形式
12.2 試験報告書
12.2.1 一般
12.2.2及び12.2.3に規定する試験報告書には,次の項目を含めなければならない。
a) 製造業者名
b) 供試弁の形式及び製造番号
c) 増幅器の形式及び製造番号(必要に応じて,外部増幅器を使用する場合)

――――― [JIS B 8659-2 pdf 28] ―――――

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d) 定格弁圧力降下での定格流量
e) 弁圧力降下
f) 供給圧力
g) 戻り圧力
h) 試験油圧回路の作動油種類
i) 試験油圧回路の作動油温度
j) 試験油圧回路のJIS K 2001に従った動粘度
k) 定格入力信号
l) コイル接続方法(例えば,直列,並列など)
m) ディザ信号波形,振幅及び周波数(使用した場合)
n) 各試験項目に対する許容範囲
o) 試験日
p) 試験作業者氏名
12.2.2 製品受渡試験に関する試験報告書
この試験報告書には,次の項目を含めなければならない。
a) 絶縁抵抗(8.4参照)
b) 最大内部漏れ量(9.1.3参照)
c) 入力信号に対する出力流量(9.1.4参照)
d) 入力信号に対する出力流量曲線から得られた極性(9.1.4.4参照)
e) 入力信号に対する出力流量曲線から得られたヒステリシス(9.1.4.4参照)
f) 流量ゲインKV及びゲインを求めたときの圧力(9.1.4.4参照)
g) 流量の直線性(9.1.4.4参照)
h) 入力信号の不感帯(9.1.4.4参照)
i) 圧力ゲインKP(9.1.9参照)
j) しきい値(9.1.5参照)
k) フェイルセーフ機能(必要に応じて)(9.1.11参照)
試験結果を追加してもよい。例えば,供給圧力中立点シフト(二つ又はそれ以上の測定点)(9.1.10参照),
対称性など。
12.2.3 形式認定試験に関する試験報告書
この試験報告書には,次の項目を含めなければならない。
a) 製品受渡試験結果(12.2.2参照)
b) コイル抵抗(8.2参照)
c) コイルインダクタンス(8.3参照)
d) 作動油温度に対する出力流量(9.1.8参照)
e) 限界出力試験結果(9.1.7参照)
f) 弁圧力降下に対する出力流量(9.1.6参照)
g) 圧力中立点シフト(9.1.10参照)
h) 動特性(9.2参照)
i) 圧力インパルス試験結果(箇条11参照)
j) 分解及び部品の目視検査による物理的劣化の状況

――――― [JIS B 8659-2 pdf 29] ―――――

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13 規格準拠表示

  この規格に従っていることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記載する場合には,次の文言を用
いる。
“試験は,JIS B 8659-2(油圧−電気操作形油圧制御弁−第2部 : 3方向流量制御弁試験方法)に準拠す
る。”

――――― [JIS B 8659-2 pdf 30] ―――――

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JIS B 8659-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10770-2:2012(MOD)

JIS B 8659-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧

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