JIS B 8744:2022 ファインバブル技術―ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送

JIS B 8744:2022 規格概要

この規格 B8744は、ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送のための手順及び器具,並びにサイズ及び個数濃度のようなバブル特性を維持するための要求事項について規定。

JISB8744 規格全文情報

規格番号
JIS B8744 
規格名称
ファインバブル技術―ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送
規格名称英語訳
Fine bubble technology -- Storage and transportation of ultrafine bubble dispersion in water
制定年月日
2022年3月22日
最新改正日
2022年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 21255:2018(IDT)
国際規格分類

ICS

07.030
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2022-03-22 制定
ページ
JIS B 8744:2022 PDF [7]
                                                                   B 8744 : 2022 (ISO 21255 : 2018)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 保存又は輸送物質・・・・[2]
  •  5 容器及び充 26 保存・・・・[3]
  •  7 輸送・・・・[3]
  •  8 記録・・・・[4]
  •  参考文献・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8744 pdf 1] ―――――

           B 8744 : 2022 (ISO 21255 : 2018)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人ファインバブル産業会
(FBIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべき
との申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8744 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 8744 : 2022
(ISO 21255 : 2018)

ファインバブル技術−ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送

Fine bubble technology- Storage and transportation of ultrafine bubble dispersion in water

序文

  この規格は,2018年に第1版として発行されたISO 21255を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送のための手順及び器具,並びにサイズ及び
個数濃度のようなバブル特性を維持するための要求事項について規定する。
注記1 “ファインバブル”及び“ウルトラファインバブル”は,商標登録されている。以下,登録商
標の記号は,省略する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 21255:2018,Fine bubble technology−Storage and transportation of ultrafine bubble dispersion in
water(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8741-1 ファインバブル技術−ファインバブルの使用及び測定に関する一般原則−第1部 : 用

注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 20480-1,Fine bubble technology−General principles for
usage and measurement of fine bubbles−Part 1: Terminology

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS B 8741-1による。

――――― [JIS B 8744 pdf 3] ―――――

           2
B 8744 : 2022 (ISO 21255 : 2018)
3.1
希釈用の水(water diluent)
有害な影響を引き起こさずに希釈に使用する均質な水であって,そのウルトラファインバブルの個数濃
度が既知であるもの
注釈1 希釈用の水は,分散媒体中のウルトラファインバブルの個数濃度を,それらの総数,粒子との
凝集状態,サイズ又は表面化学的性質を変化させることなく減少させるために使用する。
注釈2 希釈用の水は,ウルトラファインバブルの個数濃度がゼロであることが既知で,ウルトラファ
インバブルの評価に用いられる場合,ブランク水とも呼ばれる。
3.2
ウルトラファインバブル分散水,UFB分散水(ultrafine bubble dispersion, UFBD)
ウルトラファインバブルを含む水

4 保存又は輸送物質

  保存又は輸送する液体は,保存及び輸送の間,十分に長い個数濃度安定性をもつUFB分散水でなければ
ならない。希釈用の水は,特定の条件下で容器を損傷するおそれのある化学的に活性な化合物,UFB分散
水の化学的又は物理的特性を変化させるおそれのある細菌性物質などを含有してはならない。また,水は,
ISO 3696で規定するグレード1,グレード2又はグレード3であることが望ましい。気体は,特定の条件
下で容器を損傷するおそれのある化学的及び物理的に活性な媒体であってはならない。
5 容器及び充
UFB分散水の保存又は輸送には,硬質容器を使用する。
目で見える範囲でのUFB分散水と空気との接触は,長期にわたる場合又は強い振動のような機械的に
極端な条件下では,UFB分散水の特性を変化させるので,目に見える範囲での空気との接触は可能な限り
減少させるのがよい(図1参照)。
UFB分散水と容器との接液面の大部分は,ガラス製品の表面とし,その材料はISO 3585で規定するほ
うけい酸ガラスであることが望ましい。
注記1 上記の材料の使用は,UFB分散水の特性における長期安定性を維持することを意図している。
接液面の他の部分は,可とう(撓)性であり,気体透過性の低い材料の表面でなければならない。可と
う(撓)性材料とガラス製品との接触面は気密に保たれなければならない。材料の可とう(撓)性は,UFB
分散水の圧力が,保存及び輸送のための周囲雰囲気に適応することを可能にする。望ましい材料は,低気
体透過性をもつポリ(イソブチレン−イソプレン)(IIR)(ISO 4796-1参照)又はこれと同等の低気体透過
性をもつ材料である。
注記2 接触面全体がガラス製品で覆われている場合,環境中の10 ℃の温度変化は,5 MPaの圧力変化
を引き起こし,ガラスは破損する。
保存及び輸送に使用する容器を決定する前に,保存又は輸送の試験を行い,容器材料の溶出によるUFB
分散水の特性変化を定量的に評価することが望ましい。

――――― [JIS B 8744 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
B 8744 : 2022 (ISO 21255 : 2018)
a) 適切 b) 不適切
記号説明
1 : UFB分散水
2 : セパレータ
3 : 空気
4 : UFB分散水と上部気体との接液面
図1−容器へのUFB分散水の充
容器は,細菌の増殖などの生物学的汚染を防ぐために,UFB分散水を充する前に熱又は紫外線照射に
よって滅菌することが望ましい。また,保存·輸送作業中のUFB分散水及び希釈用の水の生物学的汚染を
避けるよう注意することが望ましい。
容器にUFB分散水を充する前に汚染物質を除去するために,容器は希釈用の水又は別に採取したUFB
水で適切に洗浄しなければならない。
6 保存
UFB分散水の発生及び箇条5に規定する手順に基づく容器への充が完了した後,特性の変化を防ぎ,
安定性を維持するために,保存の間,温度,圧力などの環境条件は変化しないように保つことが望ましい。
バブルの消滅を防ぐため,UFB分散水は,0 ℃以下の温度になることを必ず避けて,5 ℃35 ℃の範囲
に保つことが望ましい。UFB分散水は,直射日光及び振動にさらされないように保存することが望ましい。
特定の条件下でUFB分散水を保存する場合の長期安定性は,保存手順を計画する前に,優良試験所基準
(GLP)を満たすように,定期的な試験を行うことによって,定量的に評価することが望ましい。
規定されたUFB分散水の有効期間を確定する前に,特性の安定性を評価することが望ましい。UFB分
散水の長期安定性は,気体及び発生技術だけでなく,サイズ,個数濃度などの固有の特性に依存する可能
性がある。

7 輸送

  輸送に先立ち,容器の選択及び充工程は,箇条5に基づいて実施する。バブル消滅を防ぐため,UFB
分散水は0 ℃以下の温度になることを必ず避けて,5 ℃35 ℃の範囲に保つことが望ましい。大気圧は750
hPa1 050 hPaとすることが望ましい。UFB分散水は,直射日光にさらされないように輸送することが望
ましい。

――――― [JIS B 8744 pdf 5] ―――――

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JIS B 8744:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 21255:2018(IDT)

JIS B 8744:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8744:2022の関連規格と引用規格一覧