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B 8811 : 2015
本体 縫製部 芯体 表面布
連結部
長さ(L)
図2−エンドレス形ラウンドスリングの例
4 種類及び記号
種類は,ラウンドスリングの芯体に主として使用する単糸,形式及び最大使用荷重によって表1のとお
り区分する。
なお,ラウンドスリングの芯体は,表1のとおりナイロン,ポリエステル,ポリプロピレンと芳香族ナ
イロン,ポリアリレート系とに区分し,ラウンドスリングの形式は両端アイ形とエンドレス形とに区分す
る。
表1−種類及び記号
最大使用荷重 芯体に主として使用する単糸の種類の記号
(t) ナイロン,ポリエステル, 芳香族ナイロン,
ポリプロピレン ポリアリレート系
H S
ラウンドスリングの形式及び記号
両端アイ形 エンドレス形 エンドレス形
E N N
0.5 HE-W005 HN-W005 −
1 HE-W010 HN-W010 −
1.6 HE-W016 HN-W016 −
2 HE-W020 HN-W020 SN-W020
3.2 HE-W032 HN-W032 SN-W032
5 HE-W050 HN-W050 SN-W050
8 HE-W080 HN-W080 SN-W080
10 HE-W100 HN-W100 SN-W100
16 HE-W160 HN-W160 SN-W160
20 HE-W200 HN-W200 SN-W200
25 HE-W250 HN-W250 SN-W250
32 HE-W320 HN-W320 SN-W320
40 HE-W400 HN-W400 SN-W400
50 HE-W500 HN-W500 SN-W500
75 − − SN-W750
100 − − SN-W1000
・ 最大使用荷重は,英字“W”に表1による最大使用荷重の数値を10倍した数字を付加して示す。
ただし,最大使用荷重が1 t未満の場合は“W”に代わって“W00”(0はアラビア数字)を,最
大使用荷重が1 t以上10 t未満の場合は“W0”を用いる。
・ 最大使用荷重が5 t以上については,受渡当事者間の協定によって任意の荷重値を定めてもよい。
・ 芳香族ナイロン,ポリアリレート系の芯体をもつラウンドスリングに両端アイ形はない。
――――― [JIS B 8811 pdf 6] ―――――
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5 性能
5.1 プルーフロード
10.3によって試験を行ったとき,芯体,表面布,縫製部及びアイに損傷,縫糸切れなどの異常があって
はならない。ただし,最大使用荷重が5 tを超えるものは,10.7による試験に代えてもよい。
5.2 破断荷重
10.4によって試験を行ったとき,破断荷重は最大使用荷重に相当する力の6倍以上でなければならない。
ただし,最大使用荷重が16 t以上のものを試験するときは,破断せずに最大使用荷重に相当する力の6倍
が掛かることを確認すればよい。
なお,最大使用荷重が5 tを超えるものは,10.7による試験に代えてもよい。
5.3 伸び率
10.5によって試験を行ったとき,伸び率は3 %以下でなければならない。ただし,最大使用荷重が5 t
を超えるものは,10.7による試験に代えてもよい。
5.4 芯体の永久伸び率
芯体のより糸又はたばね糸の巻数が20回以下のラウンドスリングについて,10.6によって試験を行った
とき,芯体の永久伸び率は2 %以下でなければならない。ただし,最大使用荷重が5 tを超えるものは,10.7
による試験に代えてもよい。
5.5 表面布の摩耗強さ
10.8によって試験を行ったとき,表面布に破れがあってはならない。
5.6 芯体の強さ
10.9によって試験を行ったとき,より糸の切断及び芯体の著しい損傷が生じてはならない。
6 構造及び寸法
6.1 構造
ラウンドスリングの構造は,次による。
a) 両端アイ形は,芯体と表面布とによって縫製し,アイ,縫製部及び本体によって構成する。
b) 両端アイ形は,アイと本体とが同一の芯体で構成しなければならない。
c) エンドレス形は,芯体と表面布とによって縫製し,縫製部及び本体によって構成する。
d) エンドレス形は,同一の芯体で構成しなければならない。
6.2 寸法
ラウンドスリングの長さL及び長さの許容範囲,並びにアイ長さleは,表2による。ただし,長さは受
渡当事者間の協定によってもよい。
――――― [JIS B 8811 pdf 7] ―――――
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表2−寸法
最大使用荷重 ラウンドスリングの長さ アイ長さ
(t) L le
形式 長さの許容範囲 (mm)
両端アイ形 エンドレス形
0.5 0.5 m10 m 0.5 m10 m 0.5 m以上3 m以下は 150以上
1 の間で の間で ±2 %以下。 200以上
1.6 0.5 m刻み 0.5 m刻み 200以上
2 3 mを超え5 m以下は 300以上
3.2 ±1.5 %以下。 300以上
5 350以上
5 mを超え15 m以下は
8 受渡当事者間の 400以上
±1 %以下。
10 協定による。 1 m15 m 10 t以上は
16 の間で 500以上
20 0.5 m刻み
25
32
40
50
75
100
7 外観
外観は,加工むら,有害なきず,汚れ,その他の欠陥がなく,各部の仕上げは良好でなければならない。
8 材料
8.1 芯体
芯体に主として使用する材料は,表3による。
表3−芯体に使用する単糸
性能 芯体に主として使用する単糸の種類及び材料(マルチフィラメント糸)
芳香族ナイロン,ポリアリレート系
ナイロン,ポリエステル,ポリプロピレン
H S
破断荷重 (cN/dtex) 7以上 22 以上
破断伸び率 (%) 10以上 2.5 以上
8.2 表面布及び縫糸
表面布及び縫糸に使用する材料は,ナイロン,ポリエステル又はポリプロピレンのマルチフィラメント
糸とする。
9 製造方法
9.1 芯体
芯体は,次による。
a) 芯体は,つなぎ目のないより糸又はたばね糸を,回旋したものとする。
――――― [JIS B 8811 pdf 8] ―――――
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b) 芯体は,つなぎ目のないより糸又はたばね糸を回旋したものを一束とし,数束束ねて構成してもよい。
c) より糸又はたばね糸の端末は,よりが戻らないように,その両端末をテープなどで止めなければなら
ない[図3 c) 参照]。
d) より糸を構成する単糸にはつなぎ目があってもよい。
図3−芯体の構造
9.2 アイ
アイは,かせに成形した芯体の両端部で形成する。また,アイを布,皮などの適切な材料で保護しても
よい。
9.3 縫製部
縫製部は,表面布がずれないように,両端アイ形においてはアイ及び本体の表面布を,エンドレス形に
おいては本体の表面布の両端を重ね合わせて縫製しなければならない。
9.4 表面布
表面布は,次による。
a) 表面布は,芯体を全て被覆する。
b) 表面布の色は,表4による。ただし,受渡当事者間の協定によって変更することができる。
表4−表面布の色
最大使用荷重
0.5 1 1.6 2 3.2 5 8 10 16 20 25 32 40 50 75 100
t
表面布の色 灰色 紫 青 緑 黄色 赤 紺色 受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS B 8811 pdf 9] ―――――
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c) 表面布の端部は,表面布が解けないような処理をする。
10 試験方法
10.1 試験場所の標準状態
試験場所の温度及び湿度は,JIS L 0105に規定する温度20±2 ℃,相対湿度(65±4)%とする。ただし,
試験場所がこの状態に保てない場合は,できるだけ標準状態に近い状態で試験を行い,試験時の温度及び
相対湿度を試験成績表に記載する。
10.2 長さが長いラウンドスリングの引張試験
長さが長いラウンドスリングについて,製品による引張試験ができない場合は,構造,材料及び製造方
法が同一の試料による試験でもよい。ただし,試料の長さは表2に示す長さの最小のものより短くしては
ならない。
10.3 プルーフロード試験
プルーフロード試験は,次による。
a) ラウンドスリングを図4又は図5に示す方法で引張試験機に真っすぐに取り付け,エンドレス形の本
体又は両端アイ形のアイを引張ジグに取り付ける。このとき,アイ及び本体の厚みが引張ジグに均等
に配分され,接触部にはできるだけ表面布のしわがないようにする。
b) 最大使用荷重の2倍に相当する引張力を加え,引張力をゼロに戻した後,本体,縫製部及びアイの破
断,縫糸切れなどの異常の有無を目視によって調べる。
c) 引張ジグの直径は,両端アイ形のアイ又はエンドレス形の本体の厚みを引張ジグに均等に配分したと
きの厚さの68倍とする。
図4−両端アイ形の引張試験の例
図5−エンドレス形の引張試験の例
10.4 引張試験
引張試験は,次による。
――――― [JIS B 8811 pdf 10] ―――――
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JIS B 8811:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8811:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0148:2006
- 巻上機―用語
- JISG3123:2004
- みがき棒鋼
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門