この規格ページの目次
3
B 8850 : 2015
3.5
ベルト
合成繊維を材料とする細幅織物。
3.6
アイ
ベルトの端末を折り返して形成したループ状の部分。
3.7
縫製部
ベルトの強さを保持するための縫製部分(図1図3参照)。
3.8
本体
ベルトのうち,アイ及び縫製部以外の部分。
3.9
アイ長さ
アイ先端の内側と縫製部のアイ先端側の端末との間の長さ(図1及び図2参照)。
3.10
ベルト幅
本体の幅。
3.11
ラチェットバックル
ラチェット機構をハンドルで操作することによってベルトを巻軸に巻き取って締めたり,か(噛)んで
いる爪を解除してベルトを緩めたりする機能をもつバックル(図4参照)。
図4−ラチェットバックル
3.12
巻軸
ラチェットバックルにおいて,ベルトを挿入して回転させることでベルトを巻き取る部品(図4参照)。
3.13
オーバーセンターバックル
レバーの回転軸にベルトを通してレバーを倒すことでベルトを締める機能をもつバックル(図5参照)。
――――― [JIS B 8850 pdf 6] ―――――
4
B 8850 : 2015
レバー
図5−オーバーセンターバックル
3.14
カムバックル
レバーのカム機構がベルトを挟むことでベルトを締める機能をもつバックル(図6参照)。
図6−カムバックル
3.15
端末金具
ベルトのアイ又は荷締機と荷の固定箇所とをつなぐためにベルトラッシングの端末に固定された金具
(図7参照)。
a) ナローフック b) フラットフック c) デルタリング d) リング
e) スナップフック f) ツイストスナップフック g) オープンフック
図7−端末金具の例
――――― [JIS B 8850 pdf 7] ―――――
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B 8850 : 2015
3.16
最大使用力
1本のベルトラッシングに直線的に負荷することができる最大の張力。
4 種類・記号及び最大使用力
4.1 種類
ベルトラッシングの種類は,バックルの種類,形式及びベルト区分によって次のとおり区分する。ただ
し,端末金具付き形のうち,ワンピース付きについてはA.2による。
a) バックルの種類による区分 バックルの種類による区分は,表1による。
表1−バックルの種類による区分
バックルの種類 種類の記号
ラチェットバックル R
オーバーセンターバックル O
カムバックル C
b) 形式による区分 ベルトラッシングの形式による区分は,表2による。
表2−形式による区分
区分 形式の記号
両端アイ形 E
端末金具付き形 K
エンドレス形 N
c) ベルト区分による区分 ベルトラッシングのベルト区分による区分は,ベルト幅に応じて表3による。
なお,ベルト幅によっては強度の違いに応じてL,M及びHを添えて区分する。
表3−ベルト区分
ベルト幅
20 25 35 38 45 50 75
mm
区分記号 20 25L 25M 25H 35 38 45 50L 50M 50H 75L 75H
4.2 種類の記号
ベルトラッシングの種類の記号は,バックルの種類,形式及びベルト区分によって区分し,表4による。
ただし,端末金具付き形のうち,ワンピース付きについてはA.2による。
――――― [JIS B 8850 pdf 8] ―――――
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B 8850 : 2015
表4−種類の記号
ベルト バックルの種類及び記号
区分 ラチェットバックル オーバーセンターバックル カムバックル
R O C
形式及び記号
両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド
アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形
E K N E K N E K N
20 − − − − − − CE-20 CK-20 CN-20
25L RE-25L RK-25L RN-25L − − − CE-25L CK-25L CN-25L
25M RE-25M RK-25M RN-25M OE-25M OK-25M ON-25M CE-25M CK-25M CN-25M
25H − − − − − − CE-25H CK-25H CN-25H
35 RE-35 RK-35 RN-35 OE-35 OK-35 ON-35 CE-35 CK-35 CN-35
38 RE-38 RK-38 RN-38 − − − − − −
45 − − − OE-45 OK-45 ON-45 − − −
50L RE-50L RK-50L RN-50L OE-50L OK-50L ON-50L CE-50L CK-50L CN-50L
50M RE-50M RK-50M RN-50M − − − − − −
50H RE-50H RK-50H RN-50H − − − − − −
75L RE-75L RK-75L RN-75L − − − − − −
75H RE-75H RK-75H RN-75H − − − − − −
4.3 最大使用力
ベルトラッシングをストレート状態で使用する場合の最大使用力は,バックルの種類,形式及びベルト
区分によって表5のとおりとする。ただし,端末金具付き形のうち,ワンピース付きについてはA.3によ
る。
表5−最大使用力
単位 kN
ベルト バックルの種類及び記号
区分 ラチェットバックル オーバーセンターバックル カムバックル
R O C
形式及び記号
両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド
アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形
E K N E K N E K N
20 − − − − − − 0.25 0.25 0.5
25L 1.25 1.25 2.5 − − − 0.5 0.5 1
25M 2.5 2.5 5 1.25 1.25 2.5 0.75 0.75 1.5
25H − − − − − − 1 1 2
35 5 5 10 2.5 2.5 5 2 2 4
38 6 6 12 − − − − − −
45 − − − 3.75 3.75 7.5 − − −
50L 7.5 7.5 15 5 5 10 2.5 2.5 5
50M 10 10 20 − − − − − −
50H 12.5 12.5 25 − − − − − −
75L 20 20 40 − − − − − −
75H 25 25 50 − − − − − −
――――― [JIS B 8850 pdf 9] ―――――
7
B 8850 : 2015
5 性能
5.1 プルーフロード
プルーフロードは,表6による。ただし,端末金具ワンピース付きベルトラッシングについてはA.4に
よる。9.2によって試験を行ったとき,バックル及び端末金具に変形及び亀裂がなく,並びにベルト及び縫
糸にほつれ及び損傷がないこと。
表6−プルーフロード
単位 kN
ベルト バックルの種類及び記号
区分 ラチェットバックル オーバーセンターバックル カムバックル
R O C
形式及び記号
両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド 両端 端末金具 エンド
アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形 アイ形 付き形 レス形
E K N E K N E K N
20 − − − − − − 0.5 0.5 1
25L 2.5 2.5 5 − − − 1 1 2
25M 5 5 10 2.5 2.5 5 1.5 1.5 3
25H − − − − − − 2 2 4
35 10 10 20 5 5 10 4 4 8
38 12 12 24 − − − − − −
45 − − − 7.5 7.5 15 − − −
50L 15 15 30 10 10 20 5 5 10
50M 20 20 40 − − − − − −
50H 25 25 50 − − − − − −
75L 40 40 80 − − − − − −
75H 50 50 100 − − − − − −
5.2 破断荷重
9.3によって試験を行ったとき,破断荷重は表7の値以上でなければならない。ただし,端末金具付き形
のうち,ワンピース付きについてはA.5による。
――――― [JIS B 8850 pdf 10] ―――――
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JIS B 8850:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8850:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0148:2006
- 巻上機―用語
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISZ2320-1:2017
- 非破壊試験―磁粉探傷試験―第1部:一般通則
- JISZ2343-1:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
- JISZ2343-5:2012
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第5部:50℃を超える温度での浸透探傷試験
- JISZ2343-6:2012
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第6部:10℃より低い温度での浸透探傷試験