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B 9513-1994
図5 ヘッド
4. 種類及び呼び方
4.1 一般 製図機械の種類は,次の四つの項目によって分類する。
(1) 運動機構
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B 9513-1994
(2) 製図板の傾き
(3) 作動範囲
(4) スケール取付金具
4.2 運動機構による種類及び呼び記号 製図機械の運動機構による種類及び呼び記号は,表1のとおり
とする。
表1 運動機構による種類及び呼び記号
運動機構による種類 呼び記号
プーリ式製図機械 P
リンク式製図機械 K
トラック式製図機械 T
4.3 製図板の傾きによる種類及び呼び記号 製図機械を取り付ける製図板の傾きによる種類及び呼び記
号は,表2のとおりとする。
表2 製図板の傾きによる種類及び呼び記号
製図板の傾きによる種類 呼び記号 備考
水平面用 H 製図板の傾きは,ほぼ水平面。
バランスウェイトを付けないもの。
傾斜面用 V 製図板の傾きは,水平面から垂直面まで。
バランスウェイトを付けたもの。
4.4 作動範囲による種類及び呼び記号 製図機械の作動範囲による種類及び呼び記号は,表3のとおり
とする。
表3 作動範囲による種類及び呼び記号
単位 mm
最小作動範囲 呼び記号 用紙寸法 運動機構による呼び記号
450× 650 0406 A2 P, K, T
650× 900 0609 Al P, K, T
900×1250 0912 A0 P, K, T
1250×2600 1226 A0×3 T
参考 用紙寸法はJIS Z 8311参照
4.5 スケール取付金具による種類及び呼び記号 製図機械のスケール取付金具による呼び記号は,大形
はL,小形はSとする。
4.6 製図機械の呼び方 製図機械の呼び方は,次の内容・順序で表現する。
(1) SO 9962-1
(2) 運動機構による呼び記号
(3) 製図板の傾きによる呼び記号
(4) 作動範囲による呼び記号
(5) スケール取付金具による呼び記号
例
――――― [JIS B 9513 pdf 7] ―――――
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B 9513-1994
参考 ISO 9962-1では,規格番号の前に製品の名称を入れるように規定している。
5. 要求事項
5.1 外観及び構造 製図機械の外観及び構造は,次による。
(1) 各部はいずれも強度及び剛性上適切な材料を用い,加工・組立を入念に行う。
(2) 各部の塗装又は表面処理は良好であって,たやすく色あせ,はく離又はさびを生じるおそれがないこ
と。
(3) 分度盤及びバーニヤの目盛線は鮮明で,均一な太さをもち,曲がり,消え,墨抜けなどがないこと。
(4) 分度盤及びバーニヤの数字その他の表示は明確であって,脱落,誤記,消え,墨抜けなどがないこと。
(5) 取付金具は,製図機械の取付けを確実に行えること。
(6) スケール密着調整装置があるものは,その作動が円滑・容易であること。
(7) スケール取付板の溝の寸法は,附属書2表3による。
(8) スケール取付板へのスケールの取付けは容易で,確実に固定できること。
(9) スケール取付板の回転は円滑であること。
(10) 基線レバーの作動は円滑で,固定は確実であること。
(11) インデックスレバーの作動は円滑で,インデックス板によって確実に位置決めができること。
(12) 角度レバーの作動は円滑で,固定は確実であること。
(13) 運動機構の作動は円滑で,がたがなく,異常な音などがないこと。
(14) 垂直面用のヘッドは,製図板上のどの位置でも静止できること。
(15) 横及び縦ブレーキの作動は円滑で,固定は確実であること。
5.2 性能 製図機械の性能は,表4の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS B 9513 pdf 8] ―――――
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表4 性能
番号 性能 測定項目 測定方法 測定用具 許容値
1 分度盤及びバ 分度盤目盛と バーニヤ目盛の零点を分度盤の任意の倍率5以上の バーニヤの最小
ーニヤの分画 バーニヤ目盛 拡大鏡
目盛に合わせ,バーニヤの最大目盛(捨 読取値10分又は
の精度 との一致度 て目盛を除く)と分度盤目盛との差を測 5分以下
定する。この測定を通常の水平位置から
±90°の範囲の角度について行い,その
うちの最大値を測定値とする調整可能
な基線については同様に測定する。
2 分度盤とイン 分度盤目盛と インデックスレバーを用いインデック倍率5以上の バーニヤの最小
デックス板と インデックス 拡大鏡
ス板の各インデックスに,スケール取付 読取値10分又は
の取付精度 を用いたとき 板を位置決めしたとき,分度盤の所定目 5分以下
のバーニヤ目 盛とバーニヤ目盛の零点との差を測定
盛との一致度 し,そのうちの最大値を測定値とする。
3 分度盤目盛の 分度盤目盛と 基準製図板,
基準製図板に製図機械を取り付け,検査 バーニヤの最小
誤差及び分度 角度基準線と 用スケールを水平に取り付ける。次にイ
検査用スケー 読取値10分又は
盤の取付けの の偏差 ンデックス板を解放し角度レバーを緩ル,倍率5以 5分以下
偏心度 上の拡大鏡
め,分度盤目盛の零点にバーニヤ目盛の
零点を合わせてインデックス板を位置
決めする。基線レバーを緩め,水平スケ
ールを水平基準線に合わせて基線レバ
ーを固定する。再びインデックス板を解
放し,任意の角度基準線にスケールを一
致させて分度盤目盛の誤差を測定する。
この測定を15°おきの角度基準線につ
いて通常の水平位置から±90°の範囲
で行い,そのうちの最大値を測定値とす
る。
4 インデックス インデックス 基準製図板,
基準製図板に製図機械を取り付け,イン スケール目盛先
板の分割精度 板によって位 デックス板を分度盤目盛の零点に位置検査用スケー 端で±0.3mm
置決めされた ル,倍率5以
決めし,基線レバー又は基線調整装置を また,その測定
スケールと角 上の拡大鏡
用い,水平に取り付けた検査用スケール の後スケールを
度基準線との を水平基準線に合わせて固定する。次に 零点に戻したと
偏差 ヘッドを角度基準線中心位置に置き,通 き,正確に元の
常の水平位置から±90°の範囲で15° 位置に戻るこ
おきの任意のインデックス板にスケー と。
ル取付板を位置決めし,その角度の角度
基準線とスケールとを一致させ,そのと
きの両者の偏差をスケール目盛先端で
測定し,その最大値を測定値とする。
5 スケールの平 作動範囲内に 水平に取り付けた検査用スケールを水基準製図板, スケール目盛先
行移動精度 おける水平に 平基準線に合わせて固定し,ヘッドを移
検査用スケー 端で±0.3mm
取り付けたス ル,倍率5以
動し,基準製図板に示された各水平基準
ケールと水平 上の拡大鏡
線と一致させ,そのときの偏差をスケー
基準線との偏 ル目盛先端で測定し,そのうちの最大値
差 を測定値とする。ただし,トラック式で
は,検査用製図板の角度は60°以上90°
以下とする。
――――― [JIS B 9513 pdf 9] ―――――
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B 9513-1994
番号 性能 測定項目 測定方法 測定用具 許容値
6 トラック式製 横レールの真 横レールを水平基準線と平行にして,水
基準製図板, 最大値±0.3mm
図機械の直角 直度を考慮し 平に取り付けた検査用スケールを水平検査用スケー
精度 た横レールと ル,倍率5以
基準線と一致させる。次に,ヘッドを基
水平基準線と 上の拡大鏡
準製図板の上部に移動させ,垂直基準線
の平行偏差, の一つに,検査用スケール上の零点の目
縦レールの真 盛線を一致させて,横ブレーキを固定す
直度を考慮し る。そして,へッドを縦レールに沿って
た縦レールと 作動範囲内に移動させて垂直基準線と
縦基準線との 零点の目盛線との偏差を測定する。
偏差 また,他の垂直基準線についても繰り
返し(附属書1図1参照),そして検査用
スケールを90°垂直方向に回転させ,他
の水平基準線に対しても繰り返す。その
うちの最大値を測定値とする
7 スケールの密 スケールと製 スケール取付板に検査用スケールを水基準製図板, 0.3mm以下
着度 図板とのすき 検査用スケー
平及び垂直に固定し,ヘッドを最小作動
ま ル,すきまゲ
範囲内に移動させたときに,ヘッドの底
ージ(JIS B
面に基準製図板を密着させ,スケールと
7524参照)
基準製図板とのすきまを測定し,そのう
ちの最大値を測定値とする。
備考1. 検査用スケール及び基準製図板は,付属書1による。
2. 基準製図板は,バランスウェイトがついた製図機械では,水平面から75°で使用,バランスウェイトが
ついていない水平面専用の製図機械では,水平面で使用する。
6. 検査 製図機械は,外観,構造及び性能について検査し,5.1及び5.2の規定に適合しなければならな
い。
7. 表示 製図機械の見やすい箇所に,次の事項を表示する。
(1) 製造業者名
(2) 呼び方
(3) 製造年月又はその略号
8. スケール取付金具及びスケール取付板 スケール取付金具及びスケール取付板の溝の寸法は,附属書
2による。
――――― [JIS B 9513 pdf 10] ―――――
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JIS B 9513:1994の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9962-1:1992(NEQ)
- ISO 9962-2:1992(NEQ)
JIS B 9513:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.40 : 製図設備
JIS B 9513:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISB9512:1994
- 手動製図機械用スケール
- JISZ8311:1998
- 製図―製図用紙のサイズ及び図面の様式