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B 9620-1 : 2000 (ISO 12647-1: 1996)
附属書A(規定) 表示方法
A.1 スクリーン角度 色分解フィルムのスクリーン角度は各色版ともに“度”で表示する。整数でない場
合は,小数点以下2けたまで表すか,又は度及び分で表す。
例 C15°,M45°,K75°,Y0°。
A.2 色分解フィルム又はコントロールストリップのトーンバリュー パーセントで表示する。
例 コントロールストリップのシャドー部のトーンバリューは75%。
A.3 印刷物のトーンバリュー パーセントで表示するとともに,フィルター条件,サンプリングアパーチ
ャーの大きさ,偏光フィルター使用の有無を併記する。
例1. 濃度計による場合 “75%シアンコントロールストリップに対応するトーンバリューは87%
(status T, 3mm 替 偏光フィルターなし)”,“75%シアンコントローストリップに対応するトーン
バリューは87%(DIN narrow band, 9mm 替 偏光フィルターなし)”又は“75%シアンコントロー
ルストリップに対応するトーンバリューは87%(ISO visual, 9mm 替 偏光フィルター)”。
2. 測色計による場合 “40%シアンコントロールストリップに対応するトーンバリューは56%(三
刺激値Xから計算,D50, 4mm 替 ”。
A.4 印刷物のトーンバリューインクリース 3.の印刷物のトーンバリューと同じ要領で表示する。
A.5 光沢 光沢値と測定条件を表示する。
例 被印刷物の光沢は,45% (75°/75°, TAPPI T480 om-85) 。
A.6 測色値及び色差 ISO 13655の測定に従って,L*,a*,b*値及び ab値を表示する。更に測定器のメ
ーカー名及び型式を,また,ISO 13655の規定以外の条件,例えば,D65又はホワイトバッキングを使用し
た場合はその旨を付記する。
備考 測色値は,いわゆる無次元値であるから,単位1である。
A.7 反射濃度及び相対濃度 濃度値は,小数点第2位まで表示し,次の事項を付記する。
− フィルター条件(ISO 5-3,statusE,I又はTが望ましい)。
− 被印刷物の濃度。
− サンプリングアパーチャーの大きさ。
− ISO 5-4によらない場合は,バッキングの種類。
− 偏光フィルター使用の有無。
例1. シアンのべた濃度値1.45(ISO 5-4, Status T, 10 mm 替 白紙濃度 0.15,偏光フィルターなし)。
2. ブラックのべた相対濃度1.85(白紙濃度 0.07 XYZ型ZYX社製,ブラックバッキング,3 mm 替
偏光フィルターあり)。
備考 光学濃度は,いわゆる無次元値であるから,単位1である。
――――― [JIS B 9620-1 pdf 11] ―――――
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B 9620-1 : 2000 (ISO 12647-1: 1996)
附属書B(参考) 網点品質の評価方法
B.1 フィルムベースのカブリ濃度が0.1以下のフィルムの場合 マイクロラインのついたコントロールス
トリップの膜面を上にしてライトテーブルに置く。試料フィルムの膜面を下に向けて重ねる。60倍から100
倍のルーペで見て,網点と重なった部分のマイクロラインが透けて見えるようであれば,コア濃度が低す
ぎると評価する。フリンジ幅も同じようにして,マイクロラインの表示された線幅と比べることによって
評価することができる。この場合,下からやや斜めに光を照射する,いわゆる,暗視野状態にすると見や
すくなる。慣れるとかなり精度よく評価ができるようになる。
B.2 マイクロデンシトメーターで定量的に測定する場合 走査型マイクロデンシトメーターを使用する
と定量的な測定ができる。これは,例えば,光束を3 下に調整できる照射ステージのついた透過型顕
微鏡とその光束位置に対してx, y方向にフィルム位置を自在に制御できる機構とを備えた装置である。フ
ィルムを動かしながら,フィルムを透過した光束を透過濃度として測定できるように調整した光電素子で
測定する。光源の波長域は,フィルムの使用上の条件を考慮して選択することが望ましい。測定データか
ら,網点の透過濃度値の断面図(図B.1)や等価濃度曲線(図B.2)を図示することができる。
図B.1 ハーフトーンドットに切れ目がある場合の透過濃度特性(左),同じ点の顕微鏡画像(右)
図B.2 色分解フィルム上の軟調ドットの透過濃度計による濃度等高線(左),同じ点の顕微鏡画像(右)
――――― [JIS B 9620-1 pdf 12] ―――――
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B 9620-1 : 2000 (ISO 12647-1: 1996)
附属書C(参考) 参考文献
[1] ISO 5-1 : 1984 Photography−Density measurements−Part 1 : Terms, symbols and notations
[2] ISO 12642 : 1996 Graphic technology−Prepress digital data exchange−Input data for characterization of
4-colour process printing
――――― [JIS B 9620-1 pdf 13] ―――――
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B 9620-1 : 2000 (ISO 12647-1: 1996)
JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 高 橋 恭 介 東海大学工学部
(幹事) 山 崎 雅 彦 ISO/TC130国内委員会
(委員) 蔵 本 敬 凸版印刷株式会社
倉 田 道 夫 大日本印刷株式会社
滝 沢 正 純 共同印刷株式会社
橋 本 進 財団法人日本規格協会
深 田 一 弘 読売新聞社
坂 本 卓 大日本スクリーン製造株式会社
加 瀬 元 禮 富士写真フィルム株式会社
竹 田 克 之 コニカ株式会社
吉 森 洋 治 リョービ株式会社
角 田 勝 彦 住友スリーエム株式会社
中 嶋 誠 通商産業省機械情報産業局産業機械課
本 間 清 工業技術院標準部材料機械規格課
(事務局) 白 井 宏 社団法人日本印刷産業機械工業会
竹 内 時 男 社団法人日本印刷産業機械工業会
JIS B 9620-1:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 12647-1:1996(IDT)
JIS B 9620-1:2000の国際規格 ICS 分類一覧
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