この規格ページの目次
JIS B 9932:2015 規格概要
この規格 B9932は、手順a)ボトルサンプル分析のできるAPCの一次粒径区分校正,センサ分解能の判定及び計数性能の確認;b)一次校正したAPCで検証した懸濁液による二次粒径区分校正;c)操作方法及び性能限界の確立;d)試験ダストを用いた粒子センサ性能の実証;e)同時通過及び流量限界の決定;を含む液体用自動粒子計数器(APC)の校正方法について規定。
JISB9932 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9932
- 規格名称
- 油圧―液体用自動粒子計数器の校正方法
- 規格名称英語訳
- Hydraulic fluid power -- Calibration of automatic particle counters for liquids
- 制定年月日
- 2000年8月20日
- 最新改正日
- 2015年12月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 11171:2010(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 23.100.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 2000-08-20 制定日, 2003-03-20 改正日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2015-12-21 改正
- ページ
- JIS B 9932:2015 PDF [53]
B 9932 : 2015 (ISO 11171 : 2010)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 材料及び装置・・・・[3]
- 5 APCの校正手順・・・・[4]
- 6 粒径校正手順・・・・[7]
- 7 データの提示・・・・[14]
- 8 規格準拠表示・・・・[14]
- 附属書A(規定)液体用自動粒子計数器の予備点検・・・・[15]
- 附属書B(規定)同時通過損失の判定・・・・[18]
- 附属書C(規定)流量限界の判定・・・・[23]
- 附属書D(規定)分解能の判定・・・・[28]
- 附属書E(規定)粒子計数精度の確認・・・・[33]
- 附属書F(規定)二次校正用懸濁液の調製及び確認・・・・[36]
- 附属書G(参考)APCの校正 ラウンドロビン・・・・[39]
- 附属書H(参考)サンプルの計算・・・・[43]
- 附属書I(参考)校正用サンプルの粒径分布の確認方法・・・・[49]
- 参考文献・・・・[51]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9932 pdf 1] ―――――
B 9932 : 2015 (ISO 11171 : 2010)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
フルードパワー工業会(JFPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本
工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS B 9932:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9932 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9932 : 2015
(ISO 11171 : 2010)
油圧−液体用自動粒子計数器の校正方法
Hydraulic fluid power-Calibration of automatic particle counters for liquids
序文
この規格は,2010年に第2版として発行されたISO 11171を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,次の手順を含む液体用自動粒子計数器(以下,APCという。)の校正方法について規定す
る。
a) ボトルサンプル分析のできるAPCの一次粒径区分校正,センサ分解能の判定及び計数性能の確認
b) 一次校正したAPCで検証した懸濁液による二次粒径区分校正
c) 操作方法及び性能限界の確立
d) 試験ダストを用いた粒子センサ性能の実証
e) 同時通過及び流量限界の決定
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11171:2010,Hydraulic fluid power−Calibration of automatic particle counters for liquids(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格 : ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary(MOD)
JIS B 8356-8 油圧用フィルタ性能評価方法−第8部 : フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパ
ステスト法)
注記 対応国際規格 : ISO 16889,Hydraulic fluid power−Filters−Multi-pass method for evaluating
filtration performance of a filter element(IDT)
JIS B 9916 光遮へい式液中粒子計数器−校正方法及び検証方法
注記 対応国際規格 : ISO 21501-3,Determination of particle size distribution−Single particle light
interaction methods−Part 3: Light extinction liquid-borne particle counter(MOD)
JIS B 9937 油圧−作動油試料容器−清浄度の品質及び管理方法
――――― [JIS B 9932 pdf 3] ―――――
2
B 9932 : 2015 (ISO 11171 : 2010)
注記 対応国際規格 : ISO 3722,Hydraulic fluid power−Fluid sample containers−Qualifying and
controlling cleaning methods(IDT)
ISO 12103-1,Road vehicles−Test dust for filter evaluation−Part 1: Arizona test dust
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
3.1
液体用自動粒子計数器(automatic particle counter for liquids, APC)
液体中に浮遊する個々の粒子の粒径及び数を自動的に測定する装置。一般的に,粒径の特定に光散乱又
は光遮蔽の原理を用いる。
注記 APCは,少なくとも,粒子センサ,センサにサンプルを一定流量で送り込む装置,信号処理部,
センサ出力を粒径分布に変換する分析部及びサンプルの粒径分布結果を出力する装置で構成さ
れる。
3.2
ノイズレベル(threshold noise level)
検出領域での流れがない状態で,電気ノイズによる計数頻度が,毎分60カウントを超えないAPCの最
小電圧設定値。
3.3
検出領域(sensing volume)
センサ内の流体が流れている部分に光学系によって集光された光が照射されている領域。
3.4
分解能(resolution)
異なった大きさの粒子を区別するAPCの測定能力。
3.5
同時通過損失限界(coincidence error limit)
APCにおいて,検出領域に同時に2個以上の粒子が存在することによって生じる同時通過損失が5 %未
満であるNIST RM 8632(4.7に規定するNIST参照物質8632ダスト)の最大濃度。
3.6
定格流量(working flow rate)
粒径校正時及びサンプル分析時における流量。
3.7
粒径(particle size)
粒子の投影面積と等価な円の直径で,走査型電子顕微鏡によって定めた粒径,又は校正したAPCによっ
て測定した粒径。
注記1 特に指定のない限り,粒径を特定するために使用するAPCは,この規格に従って校正する。
注記2 NIST(National Institute of Standards and Technology)は,走査型電子顕微鏡を使用して,参照
物質の粒子の投影面積と等価な直径を定めている。
3.8
粒径分布(particle size distribution)
粒径の関数として表した粒子の個数濃度。
――――― [JIS B 9932 pdf 4] ―――――
3
B 9932 : 2015 (ISO 11171 : 2010)
3.9
一次校正(primary calibration)
NIST標準参照物質2806を用いて行う粒径校正。
注記1 手順は,箇条6で規定している。
注記2 NIST標準参照物質2806の詳細は,4.4参照。
3.10
二次校正(secondary calibration)
校正用懸濁液を用いて行う粒径校正。
注記 手順は,箇条6で規定している。校正用懸濁液は,附属書Fに従って準備する。
4 材料及び装置
4.1 ポリスチレンラテックス球 ポリスチレンラテックス球は,ほぼ単分散で水に懸濁したものを使用
する。公称粒径10 μmのポリスチレンラテックス球は,附属書Dに規定する分解能の判定に必要である。
また,公称粒径50 μm以上のポリスチレンラテックス球は,箇条6に規定する50 μm以上の粒径校正を行
う場合に必要である。場合によっては,別の粒径を追加してもよい。いずれもそれぞれのポリスチレンラ
テックス球の変動係数は,5 %未満でなければならない。ポリスチレンラテックス球の供給者は,球の粒
径が国家規格又は国際規格に規定した方法で測定したことを示す証明書を,それぞれのロットごとに添付
しなければならない。
ポリスチレンラテックス球の懸濁液は,一度開栓した後は,懸濁液の粒径分布及び清浄度が確認されて
いる場合を除き,3か月以内に使用しなければならない。
注記1 ポリスチレンラテックス球の粒径分布及び清浄度は,D.13の方法を用いて確認することがで
きる。
注記2 水に懸濁したポリスチレンラテックス球には,有効期限がある。有効期限は,懸濁液の温度
及び微生物汚染を含む様々な要素で決まる。
4.2 清浄な希釈溶媒 清浄な希釈溶媒として,室温において導電率が2 500±1 000 pS/mになるように帯
電防止添加剤を添加したJIS B 8356-8で用いる清浄な試験流体を使用する。清浄な希釈溶媒中の粒子数は,
校正用サンプル中の測定対象とする粒径の粒子数に対して0.5 %未満でなければならない。
4.3 清浄なエアロゾルOT希釈液 附属書Dでセンサ分解能を決定する際に使用する(4.2に規定する清
浄な希釈溶媒は,この規格の他の全ての操作で用いる。)。エアロゾルOTを清浄な希釈溶媒(4.2参照)に
1 L当たり120 g加えた濃縮液を準備する。濃縮液は約60 ℃に温め,その後エアロゾルOTが完全に溶け
るまでかき混ぜる。エアロゾルOT希釈液は,濃縮液を清浄な希釈溶媒(4.2参照)で希釈し,最終的に1
L当たり12 gのエアロゾルOTの濃度にする。清浄なエアロゾルOT希釈液は,4.2に規定する清浄な希釈
溶媒と同じ清浄度を満たさなければならない。
警告 使用上の安全のために安全データシートの内容に注意する(エアロゾルOTの供給先から入手
可能)。
エアロゾルOT(ジオクチルスルフォこはく酸ナトリウム)は,ろう状の水溶性の固体である。湿って
いるか,又は水を吸収している場合は,使用する前に約150 ℃において,18時間以上乾燥することが必要
である。
4.4 NIST標準参照物質2806x(SRM 2806x)一次校正液 xは,一次校正液として認証されたバッチ番
号に対してNISTが指定する文字を示す。この校正液は,NISTから入手可能である。一次校正には,SRM
――――― [JIS B 9932 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 9932:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11171:2010(IDT)
JIS B 9932:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.100 : 流体動力システム > 23.100.60 : ろ過器,シール及び流体の汚れ
JIS B 9932:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0142:2011
- 油圧・空気圧システム及び機器―用語
- JISB8356-8:2002
- 油圧用フィルタ性能評価方法―第8部:フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパステスト法)
- JISB9916:2010
- 光遮へい式液中粒子計数器―校正方法及び検証方法
- JISB9937:2001
- 油圧―作動油試料容器―清浄度の品質及び管理方法