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C 0364-7-711 : 2000 (IEC 60364-7-711 : 1998)
ディングに接続しなければならない。
711.413.1.6.2 車,ワゴン,キャラバン又はコンテナの系統外導電性部分が,その構造上連続性を確保する
ことができない場合は,それを複数箇所で設備の保護導体と接続しなければならない。
この目的で使用する導体の公称断面積は,4mm2以上(銅線)とする。
車両,ワゴン,キャラバン又はコンテナが実質的に絶縁物製の場合は,これらの要求事項は,故障時に
充電状態となるおそれがないような金属部分には適用しない。
711.42 熱的影響に対する保護
711.42.01
備考 これらの場所では,火災及びやけどの危険性が高くなること,また,JIS C 0364-4-42 (IEC
60364-4-42) の要求事項に適合する必要があることに注意する。
711.42.02 SELV又はPELVを使用する場合は,導体は交流500Vの試験電圧に1分間耐え得る絶縁か,IP4X
以上又はIPXXD以上の保護等級をもつバリヤ又はエンクロージャによって保護しなければならない。
711.462 断路
711.462.5 ある特定の者が使用することを目的とする車両,スタンド又はユニットのようなそれぞれが分散
した仮設建造物及び屋外設備に電気を供給する各配電回路には,明確に識別できる断路装置を接近しやす
い状態に設けなければならない。断路装置は,JIS C 0364-5-537 (IEC 60364-5-537) の537.2によって選定
及び施工しなければならない。当該IEC規格によって断路に適するとみなされる開閉器,遮断器,漏電遮
断器などを使用してもよい。
711.47 安全のための保護手段の適用
711.471 感電保護の手段
711.471.1 正常供給時における感電保護
直接接触に対する保護手段として,オブスタクル[JIS C 0364-4-41 (IEC 60364-4-41) の412.3参照]及
びアームズリーチの外に置くこと[JIS C 0364-4-41 (IEC 60364-4-41) の412.4参照]による方法を用いて
はならない。
711.471.2 故障時における感電保護
間接接触に対する保護手段として,非導電性場所[JIS C 0364-4-41 (IEC 60364-4-41) の413.3参照]及
び非接地等電位ボンディング[JIS C 0364-4-41 (IEC 60364-4-41) の413.4参照]による方法を用いてはな
らない。
711.48 外的影響に対応した保護手段の選択
711.481.3.1.3 仮設建造物に電気を供給するケーブルの自動遮断は,定格感度電流が500mA以下の漏電遮断
器によって,電力供給点で行わなければならない。
これらの装置は,分岐回路を保護する漏電遮断器 (RCD) と協調を図るために,JIS C 8201-2 (IEC
60947-2) によるものを使用して時延特性をもたせるか,又はJIS C 8221 (IEC 61008-1) 若しくはJIS C
8222 (IEC 61009-1) によるS形のものでなければならない。
備考 追加保護に関する勧告は,仮設場所においてケーブルの損傷の危険性が増大することに関係す
るものである。
711.481.3.14 非常照明を除く照明用分岐回路及び定格32A以下のコンセント用の分岐回路は,定格感度電
流30mA以下の漏電遮断器 (RCD) で追加保護をしなければならない。
711.482 火災に対する保護
備考 火災に対する保護は,JIS C 0364-3 (IEC 60364-3) の322.5によって外的影響条件を評価すると
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C 0364-7-711 : 2000 (IEC 60364-7-711 : 1998)
きに検討することが望ましい。
711.482.2.8 自動制御又は遠隔制御し,かつ,常時監視しない電動機は,過熱保護のために,手動でリセッ
トできる保護装置を取り付けなければならない。
711.482.3.2 熱の発生
白熱電球,スポットライト,小形投光器などの照明器具及び表面が高温となるその他の電気機器又は家
庭用電気機器は,適切に防護し,かつ,当該規格によって位置決めし,取り付けなければならない。
このような電気機器は,可燃性のものに接触しないよう十分離して配置しなければならない。
ショーケース及び電光サインは,十分な耐熱性,機械的強度,電気的絶縁性をもつ材料で作り,また,
発熱による出展品の可燃性を考慮した換気をするものでなければならない。
過度の熱を発生しやすい電気器具,照明器具又はランプを密集状態で収容するスタンド設備は,不燃性
材料で作られた換気のよい天井など適切な換気設備を取り付けない限り,施設してはならない。
711.5 電気機器の選定及び施工
711.51 共通規定
制御用及び保護用のスイッチギヤは,かぎ又は工具を使用しなければ開けられない閉鎖形キャビネット
内に設けなければならない。ただし,JIS C 0364-3 (IEC 60364-3) の322.1で定義する一般人 (BAl) が操作
することを目的とし,設計した部分についてはこの限りでない。
711.514 識別
ELV変圧器及びコンバータは,次の事項を記したラベルで明りょうに表示しなければならない。
− 組み込まれている二次側回路保護装置の正確な詳細
− それらが手動リセットであること
− 定格出力(VA表示)
711.52 配線設備
機械的損傷の危険がある場合は,がい装ケーブル又は機械的損傷に対する保護を施したケーブルを使用
しなければならない。
配線用ケーブルは,銅導体で最小断面積が1.5mm2とし,当該JIS C 3662-1 (IEC 60227-1) 又はJIS C
3663-1 (IEC 60245-1) に適合しなければならない。
移動可能なコードの長さは,2m以下でなければならない。
711.521 配線設備の種類
展示会などに使用する建築物に火災警報設備が施設されていない場合は,ケーブル設備は次のいずれか
でなければならない。
− JIS C 3665-1 (IEC 60332-1) 又はIEC 60332-3による難燃性ケーブル,及びIEC 61034による低発煙
ケーブル
− IEC 60614又はIEC 61084による火災保護を備え,かつ,IP4X以上の保護等級をもつ金属製又は非
金属製の電線管又はダクトに収めた単心又は多心の非がい装ケーブル
711.526 電気的接続
711.526.01 回路中に接続が特に必要な場合を除き,ケーブルに接続箇所を設けてはならない。接続を行う
場合は,当該IEC規格による接続器を使用するか,又はIP4X若しくはIPXXD以上の保護等級をもつエン
クロージャ内で接続を行わなければならない。
端子に張力が伝わるおそれがある場合には,ケーブルを固定して接続する。
備考 保護等級の指定は,展示会,ショー及びスタンドにおいて出展者(一般人)が使用するワイヤ
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コートハンガ及びその他の仮設ワイヤハンガの個々の危険性と関連する。
711.55 その他の電気機器
711.55.01 照明設備
711.55.01.01 照明器具
床面から2.5m以下の高さ(アームズリーチ)に,又は過失による接触が起こるような接近可能なとこ
ろに施設する照明器具は,堅固に適切な方法で固定し,かつ,人への傷害若しくは物質の発火の危険を防
止するように位置決めするか,又は防護しなければならない。
711.55.01.02 電球ソケット
ケーブルの絶縁貫通形ソケットは使用してはならない。ただし,ケーブルとソケットが適合し,かつ,
ソケットを一度ケーブルに取り付けた後は取り外せないものである場合はこの限りでない。
711.55.03 放電灯設備
公称電圧が交流230/400Vのスタンド上の照明ユニットとして,又は,展示品としてのネオン放電灯又は
ランプの設備は,次の条件に適合しなければならない。
711.55.03.01 施設箇所
ネオン放電灯又はランプは,アームズリーチの外に施設するか,又は人への傷害の危険を減らすよう適
切に保護しなければならない。
711.55.03.02 設備
ネオン放電灯又はランプの裏面となる看板又はスタンドの取付材料は,非発火性とし,各国の規格要求
事項に従って保護しなければならない。
出力電圧が交流230/400Vを超えるコントロールギヤは,非発火性材料に取り付けなければならない。
711.55.03.03 非常開閉装置
ネオン放電灯,ランプ,出展品などに電気を供給する回路は,分離回路を用い,かつ,非常用開閉器に
よって制御しなければならない。
その開閉器は容易に目視及び接近可能で,かつ,公的機関の要求事項による表示を行わなければならな
い。
711.55.04 電動機
711.55.04.01 断路
電動機が危険を発生させるおそれがある場合は,電動機はすべての極に効果的な断路装置を設け,また,
その装置は制御する電動機の近傍になければならない(IEC 60204-1参照)。
711.55.06 ELV変圧器及び電子式コンバータ
多重接続の特別低電圧 (ELV) 変圧器は,IEC 60742に適合するもの又はこれと同等の安全等級をもつも
のでなければならない。
各変圧器又は電子式コンバータの二次回路は,手動でリセットする保護装置で保護しなければならない。
ELV変圧器を施設するときは,変圧器は公衆の人のアームズリーチの外に設置し,十分な換気を行うこ
とに特に注意しなければならない。試験及び保守のために熟練者又は技能者が接近可能になっていなけれ
ばならない。
711.55.07 差込接続器
十分な数のコンセントを安全で,使用者の要求を満たすように設備しなければならない。
フロアコンセントを施設する場合は,コンセントを偶発的な水の浸入から適切に防護しなければならな
い。
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プラグには複数の可とうケーブル又はコードを接続してはならない。
差込式マルチアダプタは,使用してはならない。
移動形マルチタップの使用は,次のとおり制限しなければならない。
− 固定コンセント1個につき1個
− プラグからマルチタップまでの可とうケーブル又はコードの最大長さは2m
711.551 低圧発電装置
TN,TT又はIT系統を使用する仮設設備に電気を供給するために発電機を施設する場合は,接地設備が
JIS C 0364-5-54 (IEC 60364-5-54) の542.1に適合し,かつ,接地極を使用する場合は542.2に適合するよう
注意しなければならない。
TN系統では,すべての露出導電性部分をJIS C 0364-5-54 (IEC 60364-5-54) の543.による断面積をもつ
保護導体を使用して,発電機に接続しなければならない。
中性線又は発電機の中性点は,発電機の露出導電性部分に接続しなければならない。
備考 この要求事項は,IT系統には適用しない。
711.56 安全供給
検討中
711.6 検証
展示会,ショー及びスタンドの仮設電気設備は,現地でそれぞれ組み立てた後にJIS C 0364-6-61 (IEC
60364-6-61) によって現地で試験しなければならない。
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原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 高 橋 健 彦 関東学院大学工学部建築設備工学科
(委員) 橋 爪 邦 隆 工業技術院標準部情報電気規格課
薦 田 康 久 資源エネルギー庁公益事業部電力技術課
黒 木 勝 也 財団法人日本規格協会技術部
浅 井 功 社団法人日本電気協会技術部
穴 吹 隆 清水建設株式会社設備設計部
石 山 壮 爾 社団法人電気設備学会
岩 崎 訓 尚 東光電気工事株式会社技術本部
江 島 信 毅 鹿島建設株式会社設計・エンジニアリング総事業本部
大 滝 正 道 鹿島建設株式会社設計・エンジニアリング総事業本部
大 貫 悟 株式会社日本設計環境・設備設計部
工 藤 繁 雄 日本電設工業株式会社技術開発本部
村 田 光 一 電気事業連合会(東京電力株式会社営業部)
中 丸 修 社団法人電気学会
柴 田 則 彰 株式会社ユアテック東京本部
杉 中 輝 明 三菱電機株式会社本社機器計画部
角 耀 三機工業株式会社業務統括室
竹 谷 是 幸 中立電機株式会社
田 尻 陸 夫
中 安 郁 夫 ダイダン株式会社東京本社
中山 武右ェ門 株式会社きんでん技術本部
藤 原 勲 住友電設株式会社技術本部
古 田 雅 久 株式会社関電工営業本部
堀 井 格
本 藤 幸次郎 株式会社東芝施設システム技術部
松 本 隆 次 株式会社九電工技術研究所
三 谷 政 義 富士電機株式会社技術統括部
山 本 東 平 栗原工業株式会社営業本部
三 辻 重 賢 株式会社トーエネック技術開発室
森 雅 夫 日昭電気株式会社
(事務局) 下 川 英 男 社団法人電気設備学会技術部
枝 野 良 恵 社団法人電気設備学会技術部
原案作成幹事会
高 橋 健 彦 関東学院大学工学部建築設備工学科
竹 谷 是 幸 中立電機株式会社
本 藤 幸次郎 株式会社東芝施設システム技術第一部
藤 原 勲 住友電設株式会社技術本部
堀 井 格
下 川 英 男 社団法人電気設備学会技術部
JIS C 0364-7-711:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60364-7-711:1998(IDT)
JIS C 0364-7-711:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 0364-7-711:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0364-3:1999
- 建築電気設備 第3部:一般特性の評価
- JISC0364-4-41:1997
- 建築電気設備 第4部:安全保護 第41章:感電保護
- JISC0364-4-42:1999
- 建築電気設備 第4部:安全保護 第42章:熱の影響に対する保護
- JISC0364-4-481:1999
- 建築電気設備 第4部:安全保護 第48章:外的影響に対応した保護手段の選択 第481節:外的影響に関連する感電保護に対する保護手段
- JISC0364-5-537:1999
- 建築電気設備 第5部:電気機器の選定と施工 第53章:スイッチギヤ及びコントロールギヤ 第537節:断路及び開閉用装置
- JISC0364-5-54:1997
- 建築電気設備 第5部:電気機器の選定と施工 第54章:接地設備及び保護導体
- JISC0364-6-61:1999
- 建築電気設備 第6部:検証 第61章:最初の検証
- JISC3662-1:2009
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第1部:通則
- JISC3663-1:2010
- 定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第1部:通則
- JISC3665-1:1998
- 電気ケーブルの難燃試験 ― 第1部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直試験
- JISC8201-2:1999
- 低圧開閉装置及び制御装置 ― 第2部:回路遮断器(配線用遮断器,漏電遮断器,低圧遮断器,その他の遮断器)
- JISC8221:2020
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置なし(RCCBs)
- JISC8222:2004
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8222:2021
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC9742:2000
- 絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器 ― 要求事項