この規格ページの目次
- 740.462 断路
- 740.47 安全保護手段の適用
- 740.471 感電保護手段
- 740.48 外的影響に対応した保護手段の選択
- 740.481 外的影響に関連する感電保護のための手段の選定
- 740.482 火災に対する保護
- 740.5 電気機器の選定及び施工
- 740.51 共通規定
- 740.52 配線設備
- 740.521 配線設備の種類
- 740.526 電気的接続
- 740.53 スイッチギヤ及びコントロールギヤ
- 740.537 断路用装置
- 740.55 その他の機器
- 740.551 低圧発電装置
- 740.6 検証
- JIS C 0364-7-740:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS C 0364-7-740:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 0364-7-740:2005の関連規格と引用規格一覧
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C 0364-7-740 : 2005
740.413.1 電源の自動遮断による保護
備考 大形交流電動機に対する電気の供給にあっては,時延形漏電遮断器を推奨する。
740.413.1.3 TN系統 電源がTN系統である場合は,TN-S系統を使用しなければならない。
740.413.1.5 IT系統 IT以外の系統が使用できる場合は,IT系統を使用してはならない。ただし, IEC
62020に準じる直流用の地絡監視装置を利用する場合は,IT系統を使用することができる。
IT系統を使用する場合は,常に地絡故障監視を行わなければならない。
740.413.1.6 補助等電位ボンディング
740.413.1.6.1 動物用に使用する場所においては,設備の保護導体と同時に触れるおそれがある系統外導電
性部分はすべての露出導電性部分と,補助等電位ボンディングで接続しなければならない。
740.462 断路
740.462.1 娯楽装置用の個別の仮設電気設備すべてに,及び屋外設備に電気を供給する配電回路ごとに,
接近しやすく,かつ,正確にそれと分かる断路手段をそれ自体に設けなければならない。
740.47 安全保護手段の適用
740.471 感電保護手段
740.471.1 正常供給時における感電保護 直接接触に対する保護手段として,オブスタクル(JIS C
0364-4-41の412.3を参照)及びアームズリーチ外に置くこと(JIS C 0364-4-41の412.4を参照)による方
法を用いてはならない。
740.471.2 故障時における感電保護 間接接触に対する保護手段として,非導電性場所(JIS C 0364-4-41
の413.3を参照)及び非接地等電位ボンディング(JIS C 0364-4-41の413.4を参照)による方法を用いて
はならない。
740.48 外的影響に対応した保護手段の選択
740.481 外的影響に関連する感電保護のための手段の選定
740.481.1.4 電源の自動遮断による間接接触に対する保護手段の適用に当たっては,動物がいる可能性の
ある場所においては規約接触電圧限度 (UL) を交流25 V(実効値)若しくは直流60 V(リップルフリー)
以下とするか,又は最大遮断時間がJIS C 0364-4-481の表48Aに示すものとする。また,これらの条件は,
動物がいる可能性のある場所と導電性部分によって接続される場所に対しても適用する。
740.481.3 間接接触に対する保護手段の選択
740.481.3.1.3 仮設建造物に対する電源の自動遮断は,定格感度電流が300 mA以下の漏電遮断器によって
設備の源点において行わなければならない。これらの漏電遮断器は分岐回路を保護する漏電遮断器と区別
するために,JIS C 8201-2-2に適合する時延形のもの又はJIS C 8221若しくはJIS C 8222に適合するS形
のものでなければならない。
備考 上記の追加保護に関する勧告は,仮設場所ではケーブルが損傷する危険性が大きいことに関係
がある。
740.481.3.1.4 すべての電気の供給が遮断され,そして,それによって危険(動力又は照明の喪失による非
電気的危険を含む。)が引き起こされるのを防止するために,複数の回路を利用することが必要となること
がある。
740.482 火災に対する保護
740.482.2.8 自動制御又は遠隔制御し,かつ,常時監視しない電動機は,過熱保護のために,手動でリセ
ットする保護装置を設置しなければならない。
――――― [JIS C 0364-7-740 pdf 6] ―――――
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C 0364-7-740 : 2005
740.5 電気機器の選定及び施工
740.51 共通規定
スイッチギヤ及びコントロールギヤは,かぎ又は工具を使用しなければ開けることが
できないキャビネット内に設けなければならない。ただし,JIS C 0364-3の322.1に定義する一般人(コー
ドBA1)が操作することを目的とし,そのように設計した部分については,この限りでない。
740.52 配線設備
740.521 配線設備の種類
740.521.6 ケーブル 可とう性が要求される場合は,ケーブルは可とう構造のものでなければならない。
機械的損傷の危険がある場合は,外装ケーブル又は機械的損傷に対する保護を施したケーブルを使用し
なければならない。
仮設の配電ケーブルは,すべて多心ケーブルでなければならない。ただし,単心ケーブルを使用するこ
とができる125 A以上の回路にあってはこの限りでない。
ケーブルはすべてJIS C 3665-1の要求事項に適合しなければならない。
備考 さらに,高い性能を要する場合は,ケーブルはIEC 60332-3の要求事項に適合することが望ま
しい。また,低発煙ケーブルが必要な場合,最低推奨性能は,IEC 61034-2を参照。
ケーブルは,定格電圧が450/750 V以上のものでなければならない。ただし,娯楽装置内は,定格電圧
が300/500 V以上のケーブル又はコードを使用することができる。
地中に埋設したケーブルの経路は,適切な間隔で表示しなければならない。埋設ケーブルは,機械的損
傷に対して保護しなければならない。
740.526 電気的接続
ケーブル及びコードに接続箇所を設けてはならない。ただし,回路への接続のよう
な特に必要とする場合を除く。
どの接続もIP4X又はIPXXD以上の保護等級をもつエンクロージャ内で行わなければならない。
端子に張力が伝わるおそれがある場合は,ケーブル留めを設けなければならない。
740.53 スイッチギヤ及びコントロールギヤ
740.537 断路用装置
断路用装置は,すべての相又は極及び中性線又は中間線を断路するものでなければ
ならない。
740.537.1 一般事項 ブース,スタンド又は娯楽装置の電気設備はすべて,それ自体に断路及び過電流保
護の手段をもち,それらは接近しやすいようになっていなければならない。
740.55 その他の機器
740.55.01 照明設備
740.55.01.01 照明器具 照明器具及び鎖状装飾照明器具はすべて,それらを支持するための建造物又は支
持物に堅固に取り付けなければならない。照明器具の質量を電源ケーブルで支持してはならない。ただし,
この目的のために選定及び施工したものはこの限りでない。
床面から2.5 m(アームズリーチ)以下の高さ,又は過失による接触が起こるような接近可能なところ
に取り付けた照明器具及び鎖状装飾照明器具は,堅固に,かつ,人に対する傷害若しくは物質の発火の危
険性を防止するように位置決め又は防護しなければならない。
そのように取り付けられた固定の光源への接近は,バリア又はエンクロージャを取り外した後でなけれ
ばできないように,また,その取外しには工具の使用を必要としなければならない。
740.55.01.02 電球ソケット 絶縁貫通形ソケットは使用してはならない。ただし,ケーブルとソケットと
が適合し,かつ,ソケットを一度ケーブルに取り付けた後は,取り外せないものである場合はこの限りで
ない。
――――― [JIS C 0364-7-740 pdf 7] ―――――
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C 0364-7-740 : 2005
740.55.01.03 射的場のランプ 射的場及び投射物を使用するその他の余興場のランプは,すべて,偶発的
損傷に対して適切に保護しなければならない。
740.55.01.04 投光照明 運搬可能な投光照明を使用する場合は,その照明器具は接近できないように設置
しなければならない。
電源ケーブルは,可とう性で,かつ,機械的損傷に対して十分に保護したものでなければならない。
740.55.01.05 照明器具及び投光照明に関する火災の危険性 照明器具及び投光照明は,熱の焦集又は集中
があらゆる物質の発火の原因とならないように固定し,かつ,保護しなければならない。
740.55.03 放電灯設備 ブース,スタンド又は娯楽装置における点灯電圧が交流230/400 Vを超えるあら
ゆる放電管,照光式表示板又は電球形放電ランプの設備は,次に適合しなければならない。
740.55.03.01 施設位置 照光式表示板若しくは電球形放電ランプは,アームズリーチの外に施設するか又
は人に対する傷害の危険性を減らすように適切に保護しなければならない。
740.55.03.02 設備 放電管,照光式表示板又は電球形放電ランプの背後の看板又は材料は,非発火性で,
国家法令の要求に従って保護しなければならない。
出力電圧が交流230/400 Vを超える点灯装置等を装備した盤は,非発火性材料の上に設置しなければな
らない。
740.55.03.03 非常開閉装置 非常用開閉器によって制御する照光式表示板,電球形放電ランプなどに電気
を供給する回路は,分離回路を用いなければならない。
その開閉器は,容易に目視及び接近可能で,かつ,公的機関の要求事項による表示を行わなければなら
ない。
740.55.05 安全絶縁変圧器及び電子コンバータ 多重接続安全絶縁変圧器は,IEC 61558-2-6に適合するか
又はそれと同等の安全等級を備えなければならない。
各変圧器又は電子コンバータの二次側回路は,手動でリセットする保護装置で保護しなければならない
(JIS B 9960-1参照)。
安全絶縁変圧器は,公衆のアームズリーチの外に設置しなければならない。また,十分な換気を行わな
ければならない。
試験及び保護装置保全のために熟練者又は技能者が接近できるようになってなければならない。
電子コンバータは,IEC 61046に適合しなければならない。
整流器及び変圧器を収納するエンクロージャは,十分に換気され,また,使用中に換気を遮らないもの
でなければならない。
740.55.07 差込接続器 安全で,使用者の要求を満たすように考慮して,十分な数のコンセントを設備し
なければならない。
プラグには,複数の可とうケーブル又はコードを接続してはならない。ただし,プラグが複数のケーブ
ル又はコードを接続できるように特別に設計されている場合は,この限りでない。
差込式マルチアダプタは,使用してはならない。
740.55.08 電気の供給 各娯楽装置の電源接続箇所は,容易に接近でき,かつ,消えないように,次の主
要な特性を表示しなければならない。
− 定格電圧
− 定格電流
− 定格周波数
740.551 低圧発電装置
――――― [JIS C 0364-7-740 pdf 8] ―――――
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C 0364-7-740 : 2005
740.551.8 発電機 すべての発電機は,人が発熱する表面及び危険な部分に不注意に接触することによる
危険及び傷害を防止するように設置又は保護しなければならない。
この箇条において傷害及び危険に対して規定していることは,非電気的危険及び傷害をも含んでいる。
発電機に関連する電気機器は堅固に,また,必要があれば,防振装置を取り付けなければならない。
発電機の周波数及び/又は電圧の著しい変動を防止しなければならない。
発電機がTN,TT又はIT系統を使用する仮設設備に電気を供給する場合は,接地設備がJIS C 0364-5-54
の542.1に適合し,また接地極を使用する場合はJIS C 0364-5-54の542.2に適合していることを確実にす
るための注意をしなければならない。
TN系統にあっては,すべての露出導電性部分をJIS C 0364-5-54の第543節に適合する断面積をもつ保
護導体を使用して発電機と接続しなければならない。
発電機の中性点の中性線は,IT系統を除き,発電機の露出導電性部分と接続しなければならない。
740.6 検証
電気設備全体は,現地でそれぞれ組み立てた後に検査及び試験をしなければならない。
――――― [JIS C 0364-7-740 pdf 9] ―――――
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C 0364-7-740 : 2005
C0
2
3
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
64-
7-740
IEC 60364-7-740 : 2000,建築電気設備−第7-740部 : 特殊設備又は特殊場所
JIS C 0364-7-740 : 2004 建築電気設備−第7-740部 : 特殊設備又は特殊場所に関する要
: 2
求事項−催し物会場,遊園地及び広場の建造物,娯楽装置及びブースの仮設電気設備
に関する要求事項−催し物会場,遊園地及び広場の建造物,娯楽装置及びブ
00
ースの仮設電気設備
5
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体,附属書
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
740.1 適 適用範囲は,交流1 000 V,
IEC 740.1 適用範囲に機械の電 MOD/削除 JISでは,ISOの適用 非電気的事項とは,まさに電気設備以
用範囲, 直流1 500 V以下のタイト 60364-7-7 気装置は含まないが, 範囲に含まれてい 外であり,適用しないこととした。今
目的及び ルに関する電気設備。ただ40 非電気的事項は他規 る,非電気的事項は 後IEC規格改正などの際に,JISの内
基本事項 し,非電気的事項及び機械 格を引用した形で適 適用しない。 容を提案していく。
の電気装置には適用しな 用範囲としている。
い。
740.2 定 この規格の適用範囲に特 740.2 JISに同じ。 IDT − −
義 別に使用する用語を定義
している。
740.3 一 この規格の適用範囲にお 740.3 使用電圧は,IEC MOD/削除 IEC 60038には,日 使用電圧に関する差異は,固有の事情
般特性の ける使用電圧を限定。 60038に規定する電圧 本の使用電圧が標準 によるものである。
評価 で,かつ,230/400 V 電圧として含まれて なお,使用電圧に関しては,単独規格
以下と規定している。 いないため“IEC の範囲での議論は限界。
60038に規定する”旨
は削除した。
740.4 安 安全保護に関し,この規格 740.4 JISに同じ。 IDT − −
全保護 の適用範囲における特別
な事項について規定。
――――― [JIS C 0364-7-740 pdf 10] ―――――
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JIS C 0364-7-740:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60364-7-740:2000(MOD)
JIS C 0364-7-740:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 0364-7-740:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0364-3:1999
- 建築電気設備 第3部:一般特性の評価
- JISC0364-4-41:1997
- 建築電気設備 第4部:安全保護 第41章:感電保護
- JISC0364-4-481:1999
- 建築電気設備 第4部:安全保護 第48章:外的影響に対応した保護手段の選択 第481節:外的影響に関連する感電保護に対する保護手段
- JISC0364-5-54:1997
- 建築電気設備 第5部:電気機器の選定と施工 第54章:接地設備及び保護導体
- JISC3665-1:1998
- 電気ケーブルの難燃試験 ― 第1部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直試験
- JISC8201-2-2:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8221:2020
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置なし(RCCBs)
- JISC8222:2004
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8222:2021
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)