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C 0455 : 2005 (IEC 61666 : 1997)
けてもよい。
- 接続端が,その製品観点で識別されることを表示する。すなわち,その接続端が(電気)製品/
組立ネットワークの設計に使用されている。
= 接続端が,その機能観点で識別されることを表示する。すなわち,その接続端が機能指向ネット
ワークの設計に使用されている。
+ 接続端が,その位置観点で識別されることを表示する。
4.2 製品に関しての接続端の記号
製品に関しての接続端の指定(すなわち,接続端の製品指定)は,
次のいずれかの物理的接続端の指定から構成しなければならない。
− 製品上に表示している。
− 製造業者が指定している。
− 慣例から既知である。
後者の二つの可能性のある例は,デュアルインラインパッケージ又は電子管である。
備考 IEC 60034-8,IEC 60191-3及びIEC 60616などの製品規格には,製品の接続端(端子)マーク
に対する要求事項を含んでいるものがある。
参考 デュアルインラインパッケージは,ICパッケージの形状の一つで,長方形のICパッケージの
二つの長辺に接続ピンを並べた形状を指す。
製造業者が装置に割り当てた物理的接続端の指定がない場合には,任意の接続端指定を割り当て,文書
又は補助資料中で説明しなければならない。また,製造業者が割り当てた指定が何らかの理由で十分でな
い場合も,同様である。附属書Bも参照。
物理的接続端の指定が図式記号又は色の形式である場合,同等の標準化された文字記号を文書の中で使
用することができる。例えば,保護接地用図記号の代わりにPE(IEC 60445参照),青色に対してBUを
使用する。色に対する文字コードは,IEC 60757による。
図2は,電動機に対する接続端指定の例を示す。
-A1-M1 電動機が属するシステムに関連した電
動機の参照指定
U,V,W 電動機上にマークした接続端指定
PE 接続端(端子)記号を示す。
これに対し,図記号 を,電動機上
で用いてもよい。
接続端指定の例 : -A1-M1:U及び-A1-M1:PE
図 2 三相かご形電動機用接続端指定の例
4.3 機能に関しての接続端の記号
機能に関しての接続端の指定(すなわち,接続端の機能指定,機能
ラベル)は,“その接続端に関連した機能”又は“その接続端が関連する機能に含まれる信号名”に基づか
なければならない。
データシート又は同種の補助資料に記載されている機器の機能に対しては,接続端の機能指定は,その
データシート又は同種の補助資料に定義された接続端名から構成されていなければならない。
――――― [JIS C 0455 pdf 6] ―――――
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備考1. このような接続端指定は,JIS C0617-12の54.2,54.3及び54.4に従って定義する。
2. JIS C 0617-12にある例は,明確な接続端の機能指定であるラベルをいつも提供するわけでは
ない。接続端指定として使用する場合は,いつも,このようなラベルを明確に作成する必要
がある。
図3は,機能ラベル及び接続端の製品指定がついたデバイスの例を示す。
図 3 機能ラベル及び接続端の製品指定がついたデバイスの例
4.4 物理的場所に関しての接続端の指定
接続端の位置指定は,接続端の位置を指定する。例えば,ラ
ック内スロットの中の位置を指定する。
接続端の位置指定は,“接続端の位置に表示された指定”,“位置に関する相対的な関連を示す他の英数
字による指定”又は“位置名称”から構成されなければならない。
接続端の位置指定に使用するシステムは,文書又は補助資料で説明するのがよい。
4.5 接続端指定セット
オブジェクトは,異なる観点から見る必要がある。これによって,そのオブジ
ェクトの接続端は,異なる観点から考慮されるようになる。
接続端は,それが属するオブジェクトの異なる観点から考慮することが可能である。したがって,複数
の接続端指定をもつことができる。接続端は,考慮した異なる観点に従って識別される。
何らかの目的のためにこれらの接続端指定を表示する必要がある場合,接続端指定セットを用意する必
要がある。接続端指定セットに対して,次を適用する。
− 各接続端指定は,4.1,4.2,4.3及び4.4に定義した規則に従って構成する。
− 各接続端指定は,他の接続端指定から明確に区別できなければならない。
図4は,接続端指定セットに関連した接続端をもつデバイスの例である。
――――― [JIS C 0455 pdf 7] ―――――
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接続端(端子)指定セット :
=A1D2:1EN 接続端(端子)の機能指定
=A1D2:-3 接続端(端子)の製品指定
図 4 接続端指定セットの例
――――― [JIS C 0455 pdf 8] ―――――
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附属書A(参考)接続端の分類
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
この規格の接続端の定義に従って,大多数の製品は,異なる種類のネットワークへの接続を行う。そこ
では,電気ネットワークは,一つの種類にすぎない。さらに,製品の接続端は,物の流れのための配管シ
ステム(例えば,電磁駆動空気弁),エネルギーの流れ,電波の放射,信号などに対して,接続の手段を提
供することもできる。
同じオブジェクトに属するすべての接続端を,いつの時点で一つのシステムに組み上げるかを考慮する
必要がある。
コンピュータ支援システムによる分類ができるように,IEC 81714-3が,接続ノードの分類を提供して
いる。接続ノードは,文書内での接続端の表現方法である。したがって,その分類は,接続端に対しても
適用可能である。ただし,接続ノードに対する分類コードは,接続端の識別に使用することを目的とした
ものではない。
――――― [JIS C 0455 pdf 9] ―――――
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附属書B(参考)接続端の指定例
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
本体の4.1において,接続端指定は,その接続端がどのオブジェクトに属するかを明確に示さなければ
ならないと規定している。これを正しく解釈するためには,具体的な事例において“オブジェクトは,何
であるか”を検討する必要がある。これが明確になると,製造業者によって付与された又は付与される可
能性のある記号では,しばしばシステムにおける接続端を識別するのに不十分であることが分かる。
参照指定で指定したオブジェクトは,部品リストに掲載される。これらオブジェクトの接続端は,接続
表に記載される。回路図では,指定したオブジェクトは,その接続端とともに記載される。
同一の機能をもつ端子台の例を,次に示す。
a) 各々2接続端(端子)をもつ4個の端子台で構成された組立端子台。
b) 8接続端(端子)をもつ端子台。
c) 16接続端(端子)をもつ端子台。この内8接続端(端子)は大きな断面積の導体に接続するため,他
の8接続端(端子)は小さい断面積の導体に接続するため用いる。
図B.1は,四つの端子台で構成された組立端子台の例を示す。各端子台は,2接続端(端子)をもつ。
この場合,購入したままの端子台は,接続端(端子)記号を何も含んでいないことがしばしばあるが,接
続端(端子)に記号を付けるスペースだけは提供されている。通常,組立が完了すると端子台が指定され
るだけで,端子台の接続端(端子)が指定されるわけではない。このような場合,接続端指定について,
文書又は補助資料内で割り当て及び記述を行わなければならない。
次のような割り当てを考えることができる。
− 1を一方の側に,2をもう一方の側にする,など。
− Aを一方の側に,Bをもう一方の側にする,など。
図 B.1 一つの組立端子台を構成する四つの端子台
(各端子台は一つのオブジェクトであると考える。)
この場合,各々の端子台は一つのオブジェクトと考え,-X1.1,-X1.2,-X1.3及び-X1.4と指定する。し
たがって,接続端(端子)の識別は,-X1.1:1,-X1.1:2,など,又は-X1.1:A,-X1.1:Bなどである。また,
組立端子台が文書内での参照指定オブジェクトとみなされるならば,図B.1に示す“現場で組み立てた組
立端子台”の接続端指定を,図B.2に示すものと同様に取り扱うことも可能である。
――――― [JIS C 0455 pdf 10] ―――――
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JIS C 0455:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61666:1997(IDT)
JIS C 0455:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.30 : 機械及び建築用製図,ダイヤグラム,計画書,地図及び関連技術文書のための図記号
JIS C 0455:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0452-1:2004
- 電気及び関連分野―工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品―構造化原理及び参照指定―第1部:基本原則
- JISC1082-1:1999
- 電気技術文書―第1部:一般要求事項
- JISC1082-2:1999
- 電気技術文書―第2部:機能図
- JISC1082-3:1999
- 電気技術文書―第3部:接続図,表及びリスト