JIS C 0922:2002 電気機械器具の外郭による人体及び内部機器の保護―検査プローブ | ページ 4

14
C 0922 : 2002 (IEC 61032 : 1997)
a)
このプローブは,赤熱する加熱要素への接近に対する保護を検証するために用いる。
図16 検査プローブ41
b)
このバー(金属板)は,固定及び可搬式の赤熱する放射ヒ
ータの保護を検証するために用いる。
図17 検査プローブ43

7. 検査プローブの設計上考慮すべき特性

7.1   加えるべき力を測定するために適切な手段(例えば,スプリング)を,規定しなければならない。
7.2 検査プローブの金属部分の表面粗さRaは,JIS B 0601に基づいて測定し,初期状態で1.6
てはならない。
試料に接触し得るプローブのすべての部分は,50HCR(ロックウェル硬度,Cスケール)の最小硬度を
もつ。
備考1. 電気的手段によって検査することが必要な場合,特別低電圧に接続するための端子を備える
ことが望ましい。

――――― [JIS C 0922 pdf 16] ―――――

                                                                                             15
C 0922 : 2002 (IEC 61032 : 1997)
製品規格で別に規定がない場合は,指示計回路の電圧は40V以上,50V以下であることを
推奨する。
2. 検査プローブは,腐食対策をするべきである。プローブが腐食しやすい材料で作られている
場合は,特に,使用していないときに何らかの保護をすることが望ましい。油又は同様の保
護の採用を推奨する。
3. ハンドルは,手で安全に持つことができるように,設計することが望ましい。

――――― [JIS C 0922 pdf 17] ―――――

16
C 0922 : 2002 (IEC 61032 : 1997)

附属書A(参考) 機器及び試験結果に対する検査プローブの公差の影響

A.1 一般 検査プローブは,危険な箇所への接近に対する電気機器の保護を検証するため,従来から使用
され,かつ,規定されてきた手段である。
試験結果の整合性及び再現性を確実にするために,小さい公差が望まれる。しかし,プローブの経済的
な製造又は頻繁な使用による摩耗を考慮して,大きな公差が要求される。
危険な箇所をもつ電気機器の設計者及び検査プローブの使用者は,検査プローブの適用の際,これらの
事実及び制約を知っていることが重要である。
通常,電気機器の関連寸法(例えば,開口又は空間距離)は,プローブに適用できる最大の公差を考慮
して,危険な箇所と検査プローブとの間に,大きな安全率が得られるように設計することが望ましい。
このことをより詳しく説明するために,次に例を示す。
A.2 長さの規定がない検査プローブ
例 プローブコード17,32,43
この試験の目的は,外郭内の危険な箇所への接近に対する人体の保護を,関連の製品規格に規
定する試験条件に従って,検証することである。
これらのプローブは,外郭内への接近が不可能であることを示すように設計する(図A.1参照)。
A : 試験中の外郭の最大の開口
B : プローブの最大径
C : プローブの最小径
B−C : プローブの公差範囲
機器の設計への指示 : A 検査プローブの使用者への指示 :
A>B : 試験不合格
A C 図A.1 円筒形検査プローブの直径に関する公差範囲
A.3 長さの規定がある検査プローブ
例 プローブコードC,D,14及びプローブコードB,11,31,41の円筒形部分。
これらのプローブは,人体の部分又は人が手に持つ工具を模擬する。

――――― [JIS C 0922 pdf 18] ―――――

                                                                                             17
C 0922 : 2002 (IEC 61032 : 1997)
この試験の目的は,外郭内の危険な箇所への接近に対する人体の保護を,関連の製品規格に規定する試
験条件に従って,検証することである。
プローブは開口部を通って停止面まで侵入することができるが,プローブと危険な箇所との間に適正な
空間距離を確保する(図A.2参照)。
A : 試験中の危険な箇所の最短距離
B : プローブの最大長さ
C : プローブの最小長さ
B−C : プローブの公差範囲
設計者に対する指示 :
A>B(Bは,高電圧機器の場合,規定空間距離を含む。)
検査プローブの使用者に対する指示 :
A≦C : 試験不合格
A>B : 試験合格
CBと規定することによって,この範囲の不確かさは避けられる。
図A.2 検査プローブの長さに関する公差範囲
A.4 テーパ付き断面をもつ検査プローブ
例 プローブコードB,11,13,31,41
基本的にA.3に示すルールが当てはまる。
テーパ付き断面の侵入深さは,プローブの直径によって制限される。ただし,特にテーパ角が小さい場
合には,図A.3に示すように不確かさの広い範囲がある。
テーパ付き断面をもつ検査プローブを適用する必要がある場合,規格作成者は,この附属書の冒頭の一
般的な記述について注意深く留意することが望ましい。

――――― [JIS C 0922 pdf 19] ―――――

18
C 0922 : 2002 (IEC 61032 : 1997)
図A.3 テーパ付き検査プローブの侵入深さbの変化
次のグラフは,この規格のテーパ付き断面をもつ検査プローブにおいて,開口幅aに対してプローブ幅
の公差によって,侵入深さbがどのような公差範囲となるかを示している。

――――― [JIS C 0922 pdf 20] ―――――

次のページ PDF 21

JIS C 0922:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61032:1997(IDT)

JIS C 0922:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0922:2002の関連規格と引用規格一覧