JIS C 1911:2013 交流電力システムから発生する電界及び磁界の強さ―公衆の人体ばく露を考慮した測定手順 | ページ 4

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C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
A.3.2 電界に影響を及ぼす要因
A.3.2.1 最低位置の導体と地表との間隔
図A.5は,2回線垂直配列の77 kV架空送電線が発生する電界の強さの空間分布を計算した二つの例で
ある。一方の例では,最低位置にある導体と地表との間隔を11.0 mと想定し,他方の例ではそれを6.0 m
と想定した。順相及び逆相の両方を考慮している。電界の強さは,地表上0.5 m,1.0 m及び1.5 mの高さ
において,送電線の中心からの距離の関数として計算している。各導体の半径は12.65 mmである。
図A.5は,不均一性の計算結果も示しており,不均一性は式(A.16)の最大値として定義している。
Eh Eavg
N 100 (A.16)
Eavg
ここに, N : 不均一性(%)
Eh : 地上0.5 m,1.0 m及び1.5 mの高さにおける電界の強さ
Eavg : 三つの高さにおける電界の強さの算術平均値
この方法は,電界の不均一性を評価し定義する近似的な方法と考えることができる。
図A.6は,1回線水平配列の500 kV架空送電線が発生する電界の強さの空間分布を計算した二つの例で
ある。図A.6には不均一性の計算結果も示した。一方の例では,最低位置にある導体と地表との間隔を11.0
mと想定し,他方の例ではそれを6.0 mと想定した。電界の強さは,地上0.5 m,1.0 m及び1.5 mの高さ
において,送電線の中心からの距離の関数として計算している。各相は,それぞれ半径14.25 mmの導体4
本で構成されており,隣接する導体の間隔は400 mmである。したがって,式(A.12)によって得られる等価
な幾何学的半径189.5 mmを計算に用いる。

――――― [JIS C 1911 pdf 16] ―――――

                                                                                             15
C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
電界(V/m) 不均一性[%]
100
500
逆相配列 1.5
1,5 m
90
450 m
80
400 1.0 m
A C 1,0 m 70
350 B AB 0.5 m
CC A 0,5 m 60
3.2 m 3.2 m
300 不均一性
50
250
200
40 3.0 m
30
3.5 m 3.5 m
150
20
100
10
50 3.0 m
0 0 3.8 m 3.8 m
- 30 - 20 - 10 0
10 20 30 導体
距離(m)
電界(V/m) 不均一性[%]
1000 100
900 m
1.5 100
順相配列
untransposed m
1,5 90
800 AA m
1.0 90
AA m
1,0 80
700
A
BB A
m
0.5 80 11.0 m
BB m
0,5 70
600 B
B 不均一性70
Non- 60
CC CC
500 60
50
400 50
40
Non
1.0 m
300 40-
30 地表
30
200 20
100 20 距離(m)
10
0 10
0
0 - 30 - 20 - 10 30 0
0 10 20
距離(m)
a) 最低位置にある導体と地表との間隔が11.0 mの場合
電界(V/m) 不均一性[%]
100
1 500
逆相配列 1.5 m
transposed phase
1 350 1,5 m 90
1.0 m
sequence
1 200
C 1,0 m 80
AA 0.5 m
B
C 0,5 m
1 050B 70
900
B
B 不均一性 3.2 m 3.2 m
C A 60
750
50
600
40 3.0 m
450
30
3.5 m 3.5 m
300
20
150
10 3.0 m
0 0 3.8 m 3.8 m
- 30 - 20 0
-10 10 20 30
導体
距離(m)
電界(V/m)
2 000 不均一性[%]
100
1 800 1.5 m
順相配列
untransposed m
1,5 m 90
1 600 1.0
A A 1,0 m 80 6.0 m
0.5 m
1 400 0,5 m
BA BA 不均一性 70
1 200 B B
C C 60
1 000
50
1.0 m
800 40
地表
600 30
400 20 距離(m)
200 10
0
0
- 30 - 20 - 10
0 10 20 30
距離(m)
b) 最低位置にある導体と地表との間隔が6.0 mの場合
図A.5−架空送電線下における電界の強さ及び不均一性の空間分布−導体の高さの影響
(77 kV,2回線垂直配列)

――――― [JIS C 1911 pdf 17] ―――――

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C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
電10 000
界 不均一性[%]
位相配列
100 10.0m 10.0m
9 000 90
B A
C
8 000 80 導体
7 000 70
6 000 60
5 000 50
1.5m 11.0m
4 000 40
1.0m
3 000 30
0.5m
2 000 20
不均一性
1 000 10 1.0m
0
0 地表
-30 -20
-10 0 10 20 30 0 距離(m)
距離(m)
a) 最低位置にある導体と地表との間隔が11.0 mの場合
電界(V/m) 不均一性[%]
100
25000 10.0m 10.0m
位相配列
90
B
20000 C A 80
70 導体
15000 60
50
10000
1,5m
40
6.0m
1,0m
30
0,5m 1.0m
5000 20
不均一性
10 地表
0
0 0
-30 -20 -10
距離(m)
0 10 20 30
距離(m)
b) 最低位置にある導体と地表との間隔が6.0 mの場合
図A.6−架空送電線下における電界の強さ及び不均一性の空間分布−導体の高さの影響
(500 kV,1回線水平配列)
A.3.2.2 各導体間の距離
図A.7は,2回線垂直配列の77 kV架空送電線が発生する電界の強さの空間分布を計算した二つの例で
ある。図A.7には,不均一性の計算結果も示した。二つの架空送電線はいずれも同じ電圧であると想定し,
一方は導体間の距離が短く,他方はそれが長い。相配列は逆相であり,各導体の半径は12.65 mmである。
電界の強さは,地上1.0 mの高さにおいて送電線の中心からの距離の関数として計算している。

――――― [JIS C 1911 pdf 18] ―――――

                                                                                             17
C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
2.0 m2.0 m
電界(V/m) 不均一性[%]
100
500 3.0 m
phase
transposed
逆相配列 1.5 2.0 m 2.0 m
450 sequence 1,5 m
m 90
A C 1.0 m
400
A C
1,0 m 80 3.0 m
B B 0.5 m 2.0 m2.0 m
350 B B
0,5 m 70
不均一性
C A
300 60 導体
250 50
200 40
30
11.0 m
150
100 20
50 10
0 0
地表
-30 -20 -10 0 10 20 30 距離(m)
距離(m)
a) 導体間の距離が短い場合
3.2 m 3.2 m
電界(V/m) 不均一性[%]
100
500 5.0 m
500 100 3.5 m 3.5 m
450 逆相配列
untransposed 1.5 m 90
450 90
400
phase sequence 80
400
A C 1.0 m 80
5.0 m
A C 70
3.8 m 3.8 m
350 B B
350 0.5 m 70
B B 0,5 m 60
300 CC AA 導体
300 不均一性 60
250 -uniformity
50
250 50
200 40
200 40-
Non 11.0 m
150 30
150 30
100 20
100 20
50 10
50 10
0 0 地表
0 0
-30 10 30 距離(m)
- -
-20 -
-10 0 20 30
距離(m)
b) 導体間の距離が長い場合
図A.7−77 kV架空送電線下における電界の強さの空間分布−導体間の距離の影響
(77 kV,2回線垂直配列)
図A.8は,2回線垂直配列の500 kV架空送電線が発生する電界の強さの空間分布を計算した例である。
図A.8には不均一性の計算結果も示した。相配列は逆相である。電界の強さは,地上1.0 mの高さにおい
て,送電線の中心からの距離の関数として計算している。各相は,半径14.25 mmの導体4本で構成され
ており,隣接する導体の間隔は400 mmである。したがって,式(A.12)によって得られる等価な幾何学的半
径189.5 mmを計算に用いる。

――――― [JIS C 1911 pdf 19] ―――――

18
C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
電界(V/m) 不均一性 [%]
10 000 100 10.25 m10.25 m
1.5 m
9 000 逆相配列
1,5 m 90
1.0 m 13.50 m
A C 1,0 m 80 10.50 m 10.50 m
8 000 A
B
B
C 0.5 m
B 0,5 m
7 000
B
C A 不均一性 70
11.00 m 11.00 m13.50 m
6 000 60
5 000 50 導体
4 000 40
3 000 30 11.00 m
2 000 20
1 000 10
0 0 地表
-
-30 -20
- -10
- 0 10 20 30
距離(m) 距離(m)
図A.8−架空送電線下における電界の強さ及び不均一性の空間分布−導体間の距離の影響
(500 kV,2回線垂直配列)
A.3.3 垂直成分及び水平成分
図A.9は,2回線垂直配列の77 kV架空送電線が発生する電界の強さの垂直成分及び水平成分の空間分
布を計算した例である。各導体の半径は12.65 mmである。順相及び逆相の両方の相配列を考慮している。
電界の強さは,地上1.0 mの高さにおいて,送電線の中心からの距離の関数として計算している。最低位
置にある導体と地表との間隔は11.0 mである。
電界(V/m)
400
400 逆相配列 合成
350 transposed resultant
水平成分
350 sequence
phase
AA C horizontal
300 C 垂直成分
300 B B vertical
B
B
250 C A
250 C A
3.2 m 3.2 m
200
200
150 3.0 m
150 3.5 m 3.5 m
100
100
50 3.0 m
50
0 3.8 m 3.8 m
-30 -20 -10 0 10 20 30
0
距離(m) 導体
電界(V/m)
900
900 untransposed
順相配列 合成
800 resultant
水平成分
800 phase sequence
A
horizontal
700 A 垂直成分 11.0 m
700 A
A
B
vertical
600 B
B
600 C
B
C
500 C C
500
400 1.0 m
400
300 地表
300
200
200 距離(m)
100
100
0
0 --30 --20 -- 10 00 10 20 30
距離(m)
図A.9−77 kV架空送電線下における電界の強さの垂直成分及び水平成分

――――― [JIS C 1911 pdf 20] ―――――

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