JIS C 2502:2019 永久磁石材料

JIS C 2502:2019 規格概要

この規格 C2502は、工業的に重要な硬質磁性材料(永久磁石)の基本的磁気特性の最小値及び公称値並びに寸法公差について規定。

JISC2502 規格全文情報

規格番号
JIS C2502 
規格名称
永久磁石材料
規格名称英語訳
Materials for permanent magnet
制定年月日
1954年3月29日
最新改正日
2019年3月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60404-8-1:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

17.220.20, 29.030
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1954-03-29 制定日, 1957-03-29 確認日, 1960-03-15 確認日, 1963-03-01 確認日, 1966-12-01 改正日, 1969-10-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-01-01 確認日, 1983-02-01 確認日, 1989-05-01 改正日, 1995-06-01 確認日, 1998-07-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2019-03-20 改正
ページ
JIS C 2502:2019 PDF [37]
                                                                                   C 2502 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 材料の種類及び応用範囲・・・・[2]
  •  5 分類・・・・[2]
  •  5.1 概要・・・・[2]
  •  5.2 主要な磁気特性・・・・[2]
  •  5.3 補足の磁気特性・・・・[3]
  •  6 化学組成・・・・[3]
  •  7 密度・・・・[3]
  •  8 名称・・・・[3]
  •  9 出荷時の磁化状態及び寸法・・・・[4]
  •  10 検査・・・・[4]
  •  10.1 検査範囲・・・・[4]
  •  10.2 検査方法・・・・[4]
  •  11 不採用の根拠・・・・[4]
  •  12 標準特性表の説明・・・・[4]
  •  12.1 硬質磁性合金・・・・[4]
  •  12.2 硬質磁性セラミックス(ハードフェライト)・・・・[8]
  •  12.3 ボンド磁石・・・・[8]
  •  13 不可逆減磁挙動・・・・[10]
  •  13.1 概要・・・・[10]
  •  13.2 減磁界強度HDの一般的定義・・・・[11]
  •  13.3 減磁界強度HDの簡易的定義・・・・[11]
14 各種磁石の磁気特性,密度,寸法公差など(表10表23) 13
附属書A(参考)AlNiCo,FeCrCo,FeCoVCr,SmCo,NdFeB,ハードフェライト及びSmFeNボンド磁
石の物理的及び機械的特性参考値 29
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[32]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 2502 pdf 1] ―――――

C 2502 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電気
学会(IEEJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 2502:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 2502 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2502 : 2019

永久磁石材料

Materials for permanent magnet

序文

  この規格は,2015年に第3版として発行されたIEC 60404-8-1を基とし,技術的内容を変更して作成し
た日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,工業的に重要な硬質磁性材料(永久磁石)の基本的磁気特性の最小値及び公称値並びに寸
法公差について規定する。
材料の密度及びその化学組成範囲は,参考として示し,磁性材料に関する幾つかの物理的及び機械的デ
ータは,比較の目的で参考として示す。
注記1 情報及び比較のために,磁性材料に関する追加の物理的データ及び機械的特性参考値を,表
A.1に示す。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60404-8-1:2015,Magnetic materials−Part 8-1: Specifications for individual materials−
Magnetically hard materials(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2501 永久磁石試験方法
注記 IEC 60404-5:2015,magnetic materials−Part 5: Permanent magnet (magnetically hard) aterials−
Methods of measurement of magnetic properties
IEC 60050-121,International Electrotechnical Vocabulary−Part 121: Electromagnetism
IEC 60050-151,International Electrotechnical Vocabulary−Part 151: Electrical and magnetic devices
IEC 60050-221,International Electrotechnical Vocabulary−Part 221: Magnetic materials and components

――――― [JIS C 2502 pdf 3] ―――――

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C 2502 : 2019

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 2501,IEC 60050-121,IEC 60050-151及びIEC 60050-221
による。

4 材料の種類及び応用範囲

  (対応国際規格では,材料の種類及び応用範囲を規定しているが,この規格では,不要であるため,不
採用とした。)

5 分類

5.1 概要

  希土類−鉄−窒素(RE-Fe-N)ボンド磁石をコード番号の最初の部分をU5として,新たに加える。硬質
磁性材料の分類を表1に示す。材料は,冶金学的関連によってグループ化する。
表1−硬質磁性材料の分類
グループ 主要成分 コード番号の (参考)旧規格におけ
最初の部分 るコード番号
(この規格)
硬質磁性合金(R) アルミニウム−ニッケル−コバルト−鉄−チタン R1 R1
合金
鉄−クロム−コバルト合金 R6 R2
鉄−コバルト−バナジウム−クロム合金 R3 R3
希土類−コバルト合金 R5 R4
希土類−鉄−ボロン合金 R7 R5
硬質磁性セラミッ ハードフェライト S1 S1
クス(S) (MO・nFe2O3):M=Ba,Sr及びCa,並びに
n=4.56.5
硬質磁性ボンド材 アルミニウム−ニッケル−コバルト−鉄−チタン U1 U1
料(U) ボンド磁石
希土類−コバルトボンド磁石 U2 U2
希土類−鉄−ボロンボンド磁石 U3 U3
ハードフェライトボンド磁石 U4 U4
希土類−鉄−窒素ボンド磁石 U5 −
永久磁石材料は,5.2に示す主要な磁気特性によって識別する。

5.2 主要な磁気特性

  硬質磁性材料の磁気特性の記号及び単位を,表2に示す。
表2−磁気特性の記号及び単位
磁気特性 記号 単位
最大エネルギー積 (BH) max kJ/m3
残留磁束密度 Br mT
保磁力 HcB kA/m
固有保磁力 HcJ kA/m

――――― [JIS C 2502 pdf 4] ―――――

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C 2502 : 2019
表10表19に示す磁気特性値は,室温での最小値及び公称値で,飽和状態まで着磁した後に測定した
値とする。
磁気特性値は,磁化軸に沿って不変な断面積をもち,体積は0.125 cm3200 cm3かつ座標軸の3方向に
5 mm以上の長さをもつ寸法の磁石に対してだけ有効とする。
異方性材料の場合は,磁気特性は一つの指定された方向に沿ってだけ有効である。
測定時の試料寸法の制限の詳細については,JIS C 2501の箇条5(試料片)による。
なお,製造方法に関する理由で,上記の寸法の条件を満たさない場合には,得られる磁気特性値は小さ
くなる可能性がある。

5.3 補足の磁気特性

  硬質磁性材料の補足の磁気特性の記号及び単位を,表3に示す。
表3−補足の磁気特性の記号及び単位
磁気特性 記号 単位
リコイル比透磁率 μrec −
残留磁束密度の温度係数 α(Br) %/℃
[飽和磁気分極の温度係数α(Js) に対応]
固有保磁力の温度係数 α(HcJ) %/℃
キュリー温度又はキュリー点 Tc ℃
表10表19に示す値は,規定された最小値及び公称値である。補足の磁気特性はある程度代表値でも
あり,公表された文献に記載されている平均的な値で,目安であって保証されるものではない。表に示す
温度係数の定義する温度範囲は,一般的に20 ℃100 ℃であるが,この温度範囲外でこれら材料を使用し
てもよい。
硬質磁性材料を飽和状態まで着磁するのに必要な磁界強度は,JIS C 2501の箇条4(電磁石及び磁化条
件)及びIEC TR 62517[1]に定義されている。

6 化学組成

  12.1.1.1,12.1.2.1,12.1.3.1,12.1.4.1,12.1.5.1,12.2.1及び12.3.2に示す種々の材料グループの成分範囲
は,参考とする。

7 密度

  表10表19に示す密度の値は,参考とする。密度の値は,質量及び体積の計算に使用することができ
る。

8 名称

  硬質磁性材料は,簡易名称及び英数字記号(コード番号については,表10表19参照)で識別する。
簡易名称に使用される化学記号は,主成分を示している。簡易名称の斜線の前の数字は,最大エネルギー
積 (BH) max(単位はkJ/m3)を示し,斜線の後の数字は,固有保磁力HcJ(単位はkA/m)の10分の1を示
す。バインダ(主として有機物で,12.3.1参照)を含む硬質磁性材料は,簡易名称の後にpを接尾辞とし
て付ける。
例 表10のAlNiCo 12/6グレードにおける整数12は,(BH) maxの最小値11.6 kJ/m3から得られ,整数6

――――― [JIS C 2502 pdf 5] ―――――

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JIS C 2502:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60404-8-1:2015(MOD)

JIS C 2502:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2502:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC2501:1955
ケイ素鋼板
JISC2501:2019
永久磁石試験方法