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6.3 実効パルス透磁率 図1に示す測定回路で,単極性パルス発生器による供試コイル端子間のパルス
電圧,パルス幅及び繰り返し周期(図2参照)を指定の値に調整した後,パルス幅tでの励磁電流(図3
参照)をオシロスコープによって測定し,次の式によって実効パルス透磁率を算出する。
Lp
p 2
C1
0N
ただし,
U t
Lp
I
ここに, LP : パルス電圧を印加したときの供試コイルの自己インダクタン
ス (H)
U : 供試コイル端子間のパルス電圧 (V)
t : パルス幅 (s)
I : パルス幅tでの励磁電流 (A)
N : 試料のコイル巻数(回)
C1 : 磁心定数 (m-1)
真空の透磁率4 10-7 (H/m)
図1 測定回路
備考 抵抗器の値は,これにかかる最大電圧が供試コイルヘの印加電圧の1%以下になるように選ぶ。
図2 印加電圧の波形 図3 励磁電流の波形
7. 包装 磁心は,受渡当事者間の取決めによって輸送中及び保管中に損傷が生じないように包装する。
8. 表示 包装及び磁心の見えやすい所に,次の事項を表示する。ただし,受渡当事者間の取決めによっ
て一部又は全部を省略することができる。
a) 形名
――――― [JIS C 2569 pdf 6] ―――――
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b) 製造ロット番号
c) 製造業者名又はその略号
d) 数量
関連規格 IEC 60205 : 1996, Calculation of the effective parameters of magnetic piece parts
IEC 60367-1 : 1982, Cores for inductors and transformers for telecommunications. Part 1 : Measuring
methods
――――― [JIS C 2569 pdf 7] ―――――
7
C 2569 : 1998
附属書1(規定) 磁心の実効定数の計算式
この附属書は,磁心の実効定数の計算式を規定したもので,原国際規格には,規定がない事項である。
磁心の実効定数の計算式は,次による。
備考 この計算では,面取りの影響は無視した。
――――― [JIS C 2569 pdf 8] ―――――
8
C 2569 : 1998
附属書2(参考) 磁心のケースの寸法
この附属書(参考)は,磁心のケースの寸法を記述したもので,原国際規格には規定がなく,規定の一
部ではない。
磁心のケースの寸法は,次による。
単位mm
形名 略称 D1 H D2 t
FOR- 10- 5- 5 FOR 10 10.3 5.25 4.7 0.8以上
FOR- 12- 4- 6 FOR 12 12.4 4.25 5.7
FOR- 14- 4- 7 FOR 14 14.4 6.7
FOR- 16- 8-10 FOR 16 16.4 8.4 9.6
FOR- 18-10-10 FOR18 18.5 10.4
FOR- 19-10-10 FOR 19 19.0 10.7 9.4
FOR- 20-10-12 FOR 20 20.5 10.4 11.6
FOR- 22-10-14 FOR 22 22.5 13.5
FOR- 25-12-15 FOR 25 25.6 12.5 14.5
FOR- 28-13-16 FOR 28 28.7 13.5 15.5
FOR- 31-13-19 FOR 31 31.7 18.4
FOR- 38-13-19 FOR 38 38.8
FOR- 45-13-30 FOR 45 45.5 29.3
FOR- 47-15-27 FOR 47 48.1 15.7 26.3
FOR- 60-18-40 FOR 60 61.3 18.7 39.1
FOR-100-15-64 FOR100 102.1 15.7 62.7
――――― [JIS C 2569 pdf 9] ―――――
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附属書3(参考) 絶縁処理したリング形磁心用の絶縁破壊電圧測定技術
この附属書(参考)は,絶縁処理したリング形磁心用の絶縁破壊電圧測定技術を記述したもので,原国
際規格には規定がなく,規定の一部ではない。
1. 方法1 この方法は,内径が6mm以上あるリング形磁心の破壊電圧を試験するときに使用できる。
附属書3図1に標準的な測定装置の原理を示す。
まず試料の準備として,試験を行うリング形磁心に,より導線を磁心の断面に密着させながら少なくと
も1回以上巻いて片側のリード線を作る。そして,前記の位置と対角(180度)に同様の巻き線を施し,
もう一方のリード線を作る。より導線は被覆がない銅線とする(例 0.06mm 100本)。
次に,測定は,このリード線の両端を電源の出力に接続して,所定の試験電圧を印加する(DC又はAC)。
この試験方法は,絶縁被覆の均一性が確認されている場合に推奨される。
附属書3図1 方法1 : 測定原理
2. 方法2 この方法は,次の3種類がある。二つの電極の間隔は,電極間で放電しないよう注意する必
要がある。
2.1 方法2A 測定装置は,二つのリング形状の電極と試料の中央に位置する二つのシリンダ形状の電極
からなっており,電極は,リング形磁心の縁に沿って接触させる。
この装置での破壊電圧試験は,垂直又は水平方向のどちらでも行うことができる。したがって,電源の
電圧極性は,附属書3図2に示すように切り換える。電極は,リング形磁心の縁と連続して接触するよう
に,電気伝導率の高い柔軟性がある材料とする。また,正確に接触するため及び絶縁を破壊しないように
するため,適切な圧力を加える必要がある。
――――― [JIS C 2569 pdf 10] ―――――
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JIS C 2569:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60205:1966(MOD)
- IEC 60525:1976(MOD)
- IEC 60205:1966(MOD)
JIS C 2569:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2569:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2560:1992
- フェライト磁心通則