JIS C 2569:1998 リング形フェライト磁心

JIS C 2569:1998 規格概要

この規格 C2569は、電磁気障害防止用チョークコイル及びパルストランスに使用するリング形フェライト磁心について規定。

JISC2569 規格全文情報

規格番号
JIS C2569 
規格名称
リング形フェライト磁心
規格名称英語訳
Ring cores made of ferromagnetic oxide
制定年月日
1990年10月1日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60205:1966(MOD), IEC 60525:1976(MOD), IEC 60205:1966(MOD)
国際規格分類

ICS

29.030, 29.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1990-10-01 制定日, 1996-07-01 確認日, 1998-11-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 2569:1998 PDF [13]
C 2569 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS C 2569-1990は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格には,次の附属書がある。
附属書1(規定) 磁心の実効定数の計算式
附属書2(参考) 磁心のケースの寸法
附属書3(参考) 絶縁処理したリング形磁心用の絶縁破壊電圧測定技術
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 2569 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2569 : 1998

リング形フェライト磁心

Ring cores made of ferromagnetic oxide

序文 この規格は,1976年に第1版として発行されたIEC 60525, Dimensions of toroids made of magnetic
oxides or iron powder及びAmendment 1 (1980) を元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応する部分(寸法)
については規定内容を変更したほか,対応国際規格には規定されていない寸法以外の規定項目を追加した。
また,この規格に記載のIEC規格番号は,1997年1月1日から実施のIEC規格新番号体系によるもので
ある。これより前に発行された規格については,規格票に記載された規格番号に60000を加えた番号に切
り替える。これは番号だけの切り替えであり,内容は同一である。
1. 適用範囲 この規格は,主に電磁気障害防止用チョークコイル及びパルストランスに使用するリング
形フェライト磁心について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 60525 : 1976, Dimensions of toroids made of magnetic oxides or iron powder
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2560 フェライト磁心通則
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 2560の規定による。
4. 形名
4.1 形名の構成 形名の構成は,次に示す配列による。

4.2 記号
4.2.1 フェライト磁心 フェライト磁心を表す記号は,Fの1英大文字とする。
4.2.2 形状 形状を表す記号は,ORの2英大文字とする。
4.2.3 寸法 寸法を表す記号は,表1に規定の寸法d1,h及びd2の公称値の小数点以下を四捨五入した整
数で表す。ただし,h及びd2は省略してもよい。

――――― [JIS C 2569 pdf 2] ―――――

2
C 2569 : 1998
4.2.4 材質 材質を表す記号は,受渡当事者間の協定による。
5. 品質
5.1 電気的特性及び磁気的特性 電気的特性及び磁気的特性は,6.16.3によって試験をしたとき,次を
満足しなければならない。
a) インダクタンス係数 インダクタンス係数は,受渡当事者間の協定による。
b) 初透磁率 初透磁率は,受渡当事者間の協定による。
c) 実効パルス透磁率 実効パルス透磁率は,受渡当事者間の協定による。
5.2 外観 外観は,目視によって試験を行ったとき,欠け,ひび及び表面荒れはa) c)を満足しなけれ
ばならない。
a) 欠け 磁心の欠けは,欠けが1か所の場合,欠けの面積が片方の断面積(1)の1.5%以下とし,複数箇所
の場合,欠けの合計面積が片方の断面積の2%以下とする。
注(1) 片方の断面積とは,π(d12
d2 ) をいう。
2
4
ここに, 円周率
備考 欠けが二つの面にまたがっている場合は,それぞれ別に判定する。
(d1
d2 )
b) ひび 磁路と直角方向のひびが1か所の場合,ひびの長さが 2 の10%以下とし,複数箇所の場合,
(d1
d2 )
ひびの長さの合計が 2 の15%以下とする。
磁路に沿った方向のひびは,ひびの長さの合計が実効磁路長の10%以下とする。
c) 表面荒れ 表面荒れ(2)は,表面荒れの発生箇所の面の表面積の20%以下,深さは0.2mm以下とする。
注(2) この項で規定する表面荒れは,磁心製造工程でフェライトの材料粉が成形金型に一部付着した
ため,発生する成形体表面の荒れだけに限定する。
5.3 構造及び寸法 磁心の構造及び寸法は,表1による。

――――― [JIS C 2569 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
C 2569 : 1998
表1 磁心の構造及び寸法
備考 面取りを行う。
単位mm
形名(3) 略称 d1 h d2
FOR- 4- 1- 2 FOR 4 4.0 ±0.2 1.0±0.15 2.0±0.2
FOR- 6- 2- 3 FOR 6 6.0 ±0.2 1.5±0.15 3.0±0.2
FOR- 8- 2- 4 FOR 8 8.0 ±0.2 2.0±0.15 4.0±0.2
FOR- 10- 5- 5 FOR 10 10 ±0.2 5.0±0.15 5.0±0.2
FOR- 12- 4- 6 FOR 12 12 ±0.3 4.0±0.15 6.0±0.2
FOR- 14- 4- 7 FOR 14 14 ±0.3 4.0±0.15 7.0±0.2
FOR- 16- 8-10 FOR 16 16 ±0.3 8.0±0.3 10 ±0.3
FOR- 18-10-10 FOR 18 18 ±0.4 10 ±0.3 10 ±0.3
FOR- 19-10-10 FOR 19 18.5 ±0.4 10.3±0.3 9.8±0.3
FOR- 20-10-12 FOR 20 20.2 ±0.4 10±0.3 12±0.3
FOR- 22-10-14 FOR 22 22 ±0.4 10±0.3 14±0.4
FOR- 25-12-15 FOR 25 25 ±0.5 12±0.4 15±0.4
FOR- 28-13-16 FOR 28 28 ±0.6 13±0.4 16±0.4
FOR- 31-13-19 FOR 31 31 ±0.6 13±0.4 19±0.5
FOR- 38-13-19 FOR 38 38 ±0.7 13±0.4 19±0.5
FOR- 45-13-30 FOR 45 44.5 ±0.9 13±0.4 30±0.6
FOR- 47-15-27 FOR 47 47 ±1 15±0.6 27±0.6
FOR- 60-18-40 FOR 60 60 ±1.2 18 ±0.6 40 ±0.8
FOR-100-15-64 FOR100 100 ±2 15 ±0.6 64 ±1.2
注(3) 形名の材質を表す記号は省略した。
5.4 実効定数 磁心の実効定数は,磁心定数(C1及びC2),実効断面積Ae,実効磁路長le及び実効体積
Veで表し,表2による。
なお,その計算式は,附属書1による。

――――― [JIS C 2569 pdf 4] ―――――

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C 2569 : 1998
表2 磁心の実効定数
形名(3) 略称 磁心定数 実効 実効磁 実効体
断面積 路長 積
C1 C2 Ae le Ve
mm-1 mm-3 mm2 mm mm3
FOR- 4- 1- 2 FOR 4 9.064 7 9.433 5 0.961 8.71 8.37
FOR- 6- 2- 3 FOR 6 6.043 1 2.795 1 2.16 13.1 28.2
FOR- 8- 2- 4 FOR 8 4.532 4 1.179 2 3.84 17.4 67.0
FOR- 10- 5- 5 FOR 10 1.812 9 0.150 94 12.0 21.8 262
FOR- 12- 4- 6 FOR 12 2.266 2 0.196 53 11.5 26.1 301
FOR- 14- 4- 7 FOR 14 2.266 2 0.168 46 13.5 30.5 410
FOR- 16- 8-10 FOR 16 1.671 0 0.070 918 23.6 39.4 928
FOR- 18-10-10 FOR 18 1.069 0 0.027 502 38.9 41.5 1610
FOR- 19-10-10 FOR 19 0.960 070.022 158 43.3 41.6 1800
FOR- 20-10-12 FOR 20 1.230 0 0.031 425 39.1 48.1 1880
FOR- 22-10-14 FOR 22 1.390 1 0.035 349 39.3 54.7 2150
FOR- 25-12-15 FOR 25 1.025 0 0.017 458 58.7 60.2 3530
FOR- 28-13-16 FOR 28 0.863 670.011 365 76.0 65.6 4990
FOR- 31-13-19 FOR 31 0.987 280.012 912 76.5 75.5 5770
FOR- 38-13-19 FOR 38 0.697 290.005 875 7119 82.7 9820
FOR- 45-13-30 FOR 45 1.225 8 0.013 175 93.0 114 10 600
FOR- 47-15-27 FOR 47 0.755 680.005 168 2146 110 16 200
FOR- 60-18-40 FOR 60 0.860 900.004 848 7178 153 27 100
FOR-100-15-64 FOR100 0.938 590.003 534 3266 249 66 200
6. 試験方法
6.1 インダクタンス係数
6.1.1 測定条件 インダクタンス係数の測定条件は,次による。
a) 測定温度は,23±2℃とする。
b) 測定周波数は,受渡当事者間の協定による。
c) 巻線回数は,受渡当事者間の協定による。
d) 交流磁界の強さは,0.4A/m以下とする。
6.1.2 測定方法 インダクタンス測定器によって供試コイルの自己インダクタンスLを求め,次の式によ
ってインダクタンス係数ALを算出する。

AL( nH) 2
109
ここに, L : 供試コイルの自己インダクタンス (H)
N : 全巻回数(回)
6.2 初透磁率 6.1で求めた自己インダクタンスLを用い,次の式によって初透磁率 侮
L
1 2
C1
0N
ここに, 真空の透磁率 4 10−7 (H/m)
円周率
L : 供試コイルの自己インダクタンス (H)
N : 全巻回数(回)
C1 : 磁心定数 (m−1)

――――― [JIS C 2569 pdf 5] ―――――

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JIS C 2569:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60205:1966(MOD)
  • IEC 60525:1976(MOD)
  • IEC 60205:1966(MOD)

JIS C 2569:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2569:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC2560:1992
フェライト磁心通則