JIS C 3312:2000 600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル

JIS C 3312:2000 規格概要

この規格 C3312は、600 V以下の移動用電気機器の電源回路などに用いる塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンドを絶縁体及びシースとするビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブルについて規定。

JISC3312 規格全文情報

規格番号
JIS C3312 
規格名称
600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル
規格名称英語訳
600 V Grade polyvinyl chloride insulated and sheathed portable power cables
制定年月日
1956年2月18日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
改訂:履歴
1956-02-18 制定日, 1959-01-01 確認日, 1961-05-01 改正日, 1964-06-01 確認日, 1967-04-01 確認日, 1970-01-01 改正日, 1973-01-01 確認日, 1973-06-01 改正日, 1976-05-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-04-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1987-05-01 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2000-12-20 改正日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS C 3312:2000 PDF [9]
C 3312 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電線
工業会 (JCMA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS C 3312 : 1993は改正
され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願などの知的財産権にかかわる確認については,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 3312 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3312 : 2000

600 Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル600 V Grade polyvinyl chloride insulated andsheathed portable power cables

1. 適用範囲 この規格は,600V以下の移動用電気機器の電源回路などに用いる塩化ビニル樹脂を主体と
したコンパウンド(以下,ビニルという。)を絶縁体及びシースとするビニル絶縁ビニルキャブタイヤケー
ブル(以下,ケーブルという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS C 3152 すずめっき軟銅線
3. 記号 記号は,VCTとする。
4. 特性 特性は6.によって試験を行ったとき,表1による。ただし,単心ケーブルのシースを兼ねてい
る絶縁体の特性については表中の絶縁体の欄による。
表1 特性
項目 特性 試験方法
適用箇条
導体抵抗 付表14の値以下 6.3
耐電圧 3 000V1分間に耐えなければならない。 6.4
絶縁抵抗 付表14の値以上 6.5
絶縁体及絶縁体 引張強さ 10 MPa以上 6.6
びシース 伸び 100 %以上
の引張りシース 引張強さ 10 MPa以上
伸び 120 %以上
加熱 絶縁体 引張強さ 加熱前の値の85%以上 6.7
伸び 加熱前の値の80%以上
シース 引張強さ 加熱前の値の85%以上
伸び 加熱前の値の80%以上

――――― [JIS C 3312 pdf 2] ―――――

2
C 3312 : 2000
項目 特性 試験方法
適用箇条
耐油 絶縁体 管状 引張強さ 浸油前の値の85%以上 6.8
ダンベル状 浸油前の値の80%以上
管状 伸び 浸油前の値の85%以上
ダンベル状 浸油前の値の60%以上
シース 引張強さ 浸油前の値の80%以上
伸び 浸油前の値の60%以上
巻付加熱 表面にひび及び割れを生じてはならない。6.9
低温巻付け 6.10
加熱変形 厚さの減少率50%以下 6.11
曲げ 破損又はひび及び割れを生じず,各線心の6.12
導体素線の断線は30%を超えてはならな
い。
難燃 30秒以内で自然に消えなければならない。6.13
5. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表14及び次による。
a) 導体 導体は,JIS C 3102に規定する軟銅線又はJIS C 3152に規定されたすずめっき軟銅線をより合
わせたものとする。
b) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体上に付表14に示す厚さのビニルを導体と同心円状に被覆する。
絶縁体の平均厚さは,付表14の値の90%以上とし,最小厚さは,付表14の値の80%以上とす
る。単心ケーブルは,この絶縁加工を終わったものを完成品とする。
この場合,ケーブルの表面には,有害なきず及び気ほうがあってはならない。
c) 線心の識別 線心の識別は,絶縁体の色によるものとし,通常次による。
単心 黒
2心 黒,白
3心 黒,白,赤又は黒,白,緑
4心 黒,白,赤,緑
d) 線心より合わせ 多心ケーブルは,線心所要条数を層心径の20倍以下のピッチでSよりにより合わ
せる。
e) シース シースは,次の式によって算出した厚さとし,d)の線心より合わせ上に被覆する。
t=D/15+1.3
ここに, t : シース厚さ (mm)
D : シース内径 (mm)
(小数点以下2位を四捨五入)
シースの平均厚さは付表24の値の90%以上とし,最小厚さは,付表24の値の85%以上とする。
シースの色は通常黒とする。
なお,ケーブルの表面には,有害なきずがあってはならない。

――――― [JIS C 3312 pdf 3] ―――――

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C 3312 : 2000
6. 試験方法
6.1 外観 外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。
6.2 構造 構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。
6.3 導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。
6.4 耐電圧 耐電圧は,JIS C 3005の4.6 a)(水中)による。
6.5 絶縁抵抗 絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。
6.6 絶縁体及びシースの引張り 絶縁体及びシースの引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシース
の引張り)による。
6.7 加熱 加熱は,JIS C 3006の4.17(加熱)による。加熱温度及び加熱時間は,JIS C 3005の4.17.2
(試験方法)の表5のBによる。
6.8 耐油 耐油は,JIS C 3005の4.18(耐油)による。浸油温度及び浸油時間は,JIS C 3005の4.18の
表6のAによる。
6.9 巻付加熱 巻付加熱は,JIS C 3005の4.19.1(A法)による。加熱温度は,120℃±3℃とし,巻付回
数及び円筒の径は,表2による。
表2 巻付回数及び円筒の径
導体公称断面積 仕上外径 巻付回数 円筒の径
mm2 mm 回
絶縁体 8以下 − 6 絶縁体外径の1倍
14,22 絶縁体外径の2倍
38 1
60, 100 約21
シース − 15未満 6 仕上外径の 5倍
15以上20未満 約21 仕上外径の 8倍
20以上 仕上外径の10倍
6.10 低温巻付け 低温巻付けは,JIS C 3005の4.20.1(A法)による。冷却温度は,−10℃±1℃とし,
巻付回数及び円筒の径は,表3による。
表3 巻付回数及び円筒の径
導体公称断面積 仕上外径 巻付回数 円筒の径
mm2 mm 回
絶縁体 8以下 − 6 絶縁体外径の3倍
14,22 3 絶縁体外径の4倍
38,60 約21 絶縁体外径の5倍
100 絶縁体外径の6倍
シース − 15未満 6 仕上外径の 5倍
15以上20未満 約21 仕上外径の 8倍
20以上 仕上外径の10倍
6.11 加熱変形 加熱変形は,JIS C 3005の4.23(加熱変形)による。加熱温度は,120℃±3℃とし,荷
重は表4による。ただし,板状試験片を用いる場合の荷重は,10Nとする。

――――― [JIS C 3312 pdf 4] ―――――

4
C 3312 : 2000
表4 荷重
導体公称断面積 仕上外径 荷重
mm2 mm N
絶縁体 0.75 − 3
1.25 4
28 5
1438 7
60 10
100 15
シース − 8未満 5
8以上12未満 7
12以上 10
6.12 曲げ 曲げは,公称断面積38mm2以下のケーブルについてJIS C 3005の4.27(曲げ)による。r及
びlは,5.5mm2以上の場合には,JIS C 3005の4.27の表10のAによって,3.5mm2以下の場合には,JIS C
3005の4.27の表10のBによる。
6.13 難燃 難燃は,JIS C 3005の4.26(難燃)による。試験方法は,JIS C 3005の4.26の2 b)(傾斜試
験)による。
7. 検査 検査は,6.の試験方法によって次の項目について行い,4.,5.及び9.1の規定に適合しなければ
ならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部の項目を省略してもよい。
a) 外観
b) 構造
c) 導体抵抗
d) 耐電圧
e) 絶縁抵抗
f) 絶縁体及びシースの引張り
g) 加熱
h) 耐油
i) 巻付加熱
j) 低温巻付け
k) 加熱変形
l) 曲げ
m) 難燃
8. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称,導体の種類を表す記号(1)及び線心数×公称断面積又は記号,
導体の種類を表す記号(1)及び線心数×公称断面積による。
例1. 600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル TA1×5.5mm2又はVCT・TA1×5.5mm2
例2. 600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル 3×14mm2又はVCT3×14mm2
注(1) すずめっき軟銅線の場合は,TAとし,軟銅線の場合は,Aとする。ただし,軟銅線の場合はこ
れを省略してもよい。
9. 表示及び包装

――――― [JIS C 3312 pdf 5] ―――――

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JIS C 3312:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3312:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3102:1984
電気用軟銅線
JISC3152:1984
すずめっき軟銅線