JIS C 3327:2000 600Vゴムキャブタイヤケーブル

JIS C 3327:2000 規格概要

この規格 C3327は、600 V以下の移動用電気機器の電源回路その他可とう性,耐屈曲性が要求される場合に用いるゴムキャブタイヤケーブルについて規定。

JISC3327 規格全文情報

規格番号
JIS C3327 
規格名称
600Vゴムキャブタイヤケーブル
規格名称英語訳
600 V Rubber insulated flexible cables
制定年月日
1977年5月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60245-4:1994(NEQ)
国際規格分類

ICS

29.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021, ゴム・エラストマー II 2020
改訂:履歴
1977-05-01 制定日, 1980-04-01 確認日, 1982-02-01 改正日, 1987-05-01 改正日, 1993-10-01 改正日, 2000-12-20 改正日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS C 3327:2000 PDF [20]
C 3327 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電線
工業会 (JCMA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS C 3327 : 1993は改正
され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願などの知的財産権にかかわる確認については,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 3327 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3327 : 2000

600Vゴムキャブタイヤケーブル

600V Rubber insulated flexible cables

序文 この規格は,1994年に第2版として発行されたIEC 60245-4 : Rubber insulated cables−Rated voltages
up to and including 450/750V−Part4 : Cords and flexible cablesに対応する日本工業規格(日本産業規格)であるが,国内事情の
ため技術的内容を変更して作成している。
なお,IEC 60245-4 : 1994を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)としてJIS C
3663-4 : 1998(定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル−第4部 : コード及び可とうケーブル)がある。
1. 適用範囲 この規格は,600V以下の主として移動用電気機器の電源回路その他可とう性,耐屈曲性が
要求される場合に用いるゴムキャブタイヤケーブル(以下,ケーブルという。)について規定する。
備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している)及びNEQ(同等でない)とする。
IEC 60245-4 : 1994, Rubber insulated cables−Rated voltages up to and including 450/750V−Part4 :
Cords and flexible cables (NEQ)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2320 電気絶縁油
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS C 3152 すずめっき軟銅線
3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1によるものとし,構造及び断面図の例を図1に示す。
表1 種類及び記号
種類 記号(1)
1種天然ゴム絶縁天然ゴムキャブタイヤケーブル 1CT
2種天然ゴム絶縁天然ゴムキャブタイヤケーブル 2CT
3種天然ゴム絶縁天然ゴムキャブタイヤケーブル 3CT
4種天然ゴム絶縁天然ゴムキャブタイヤケーブル 4CT
2種天然ゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 2RNCT
3種天然ゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 3RNCT
4種天然ゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 4RNCT
2種EPゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 2PNCT

――――― [JIS C 3327 pdf 2] ―――――

2
C 3327 : 2000
種類 記号(1)
3種EPゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 3PNCT
4種EPゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル 4PNCT
2種EPゴム絶縁クロロスルホン化ポリエチレンゴムキャブタイヤケーブル 2PHCT
3種EPゴム絶縁クロロスルホン化ポリエチレンゴムキャブタイヤケーブル 3PHCT
4種EPゴム絶縁クロロスルホン化ポリエチレンゴムキャブタイヤケーブル 4PHCT
けい素ゴム絶縁けい素ゴムキャブタイヤケーブル KKCT
注(1) 記号の意味は,次による。
CT : キャブタイヤ R : 天然ゴム P : EPゴム(エチレンプロピレンゴム)
N : クロロプレンゴム H : クロロスルホン化ポリエチレンゴム
K : けい素ゴム
図1 構造及び断面図(例)
4. 特性 特性は,6.によって試験を行ったとき表2による。
表2 特性
項目 特性 試験方法
適用箇条
導体抵抗 付表111の値以下 6.3
耐電圧 3 000Vに1分間耐えなければならない。 6.4
絶縁抵抗 付表111の値以上 6.5
絶縁体及び 絶縁体 天然ゴム 引張強さ 6MPa以上 6.6
シースの引張り 伸び 250%以上
EPゴム 引張強さ 4MPa以上
伸び 300%以上
けい素ゴム 引張強さ 7MPa以上
伸び 200%以上
シース 天然ゴム 引張強さ 10MPa以上
(1種) 伸び 300%以上
天然ゴム 引張強さ 14MPa以上
(1種以外) 伸び 430%以上
クロロプレンゴム 引張強さ 13MPa以上
伸び 300%以上
クロロスルホン化 引張強さ 13MPa以上
ポリエチレンゴム 伸び 300%以上
けい素ゴム 引張強さ 7MPa以上
伸び 200%以上

――――― [JIS C 3327 pdf 3] ―――――

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C 3327 : 2000
項目 特性 試験方法
適用箇条
加熱 絶縁体 天然ゴム 引張強さ 加熱前の値の60%以上 6.7
伸び
EPゴム 引張強さ 加熱前の値の80%以上
伸び
けい素ゴム 引張強さ 加熱前の値の70%以上
伸び 加熱前の値の60%以上
シース 天然ゴム 引張強さ 加熱前の値の50%以上
伸び
クロロプレンゴム 引張強さ 加熱前の値の65%以上
伸び
クロロスルホン化 引張強さ 加熱前の値の80%以上
ポリエチレンゴム 伸び 加熱前の値の70%以上
けい素ゴム 引張強さ 加熱前の値の70%以上
伸び 加熱前の値の60%以上
耐油 シース 天然ゴム 外径の 6.8
外径の増加は,3mm以下とする。ただし,多心ケー
増加 ブルで公称断面積が22mm2以上の場合は,外径の増
加率は10%以下とする。
引張強さ
クロロプレンゴム及 浸油前の値の60%以上とする。ただし,試験片の厚
びクロロスルホン化
伸び さが1mm未満の場合は50%以上とする。
ポリエチレンゴム
難燃 60秒以内で自然に消えなければならない。 6.9
衝撃(3種,4種) 6.10
破損又はひび及び割れが生じず,各線心の導体素線
曲げ の断線率が30%を超えてはならない。 6.11
摩耗 6.12
シースが摩耗し,絶縁体が現れてはならない。
引裂き(けい素ゴム) 250N/cm以上 6.13
5. 材料及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表111及び次による。
a) 導体 導体は,JIS C 3152に規定するすずめっき軟銅線をより合わせたものとする。導体上に適切な
セパレータを施してもよい。
なお,導体上にセパレータを施す場合はすずめっきを施さなくてもよい。この場合の導体は,JIS C
3102に規定する軟銅線をより合わせたもの又は硬銅線をより合わせた後に焼なまして,軟銅にしたも
のとする。
b) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体上に天然ゴム,EPゴム又はけい素ゴムを付表の厚さに被覆する。絶縁体
の平均厚さは付表111の値の90%以上とし,最小厚さは付表の値の80%以上とする。
なお,絶縁体上には適切なテープを施してもよい。
c) 線心の識別 線心の識別は,絶縁体又は絶縁体表面の色,その他適切な方法によって行い,次による。
2心 黒,白
3心 黒,白,赤
4心 黒,白,赤,緑
5心 黒,白,赤,緑,黒
d) 線心のより合わせ 多心ケーブルは,線心必要条数を層心径の20倍以下のピッチでSよりにより合
わせる。ただし,4種ケーブルは,線心間にゴム座床を介在させてより合わせる。
なお,より合わせの際,適切な介在物とともにより合わせてもよい。この場合,適切なバインダを

――――― [JIS C 3327 pdf 4] ―――――

4
C 3327 : 2000
施してもよい。
e) 座床 4種ケーブルに設ける座床の平均厚さは,付表4,付表7及び付表10の90%以上とし,最小厚
さは付表4,付表7及び付表10の値の70%以上とする。
f) シース 単心ケーブルはb)の絶縁体上に,多心ケーブルではd)の線心のより合わせ上に,天然ゴム,
クロロプレンゴム,クロロスルホン化ポリエチレンゴム又はけい素ゴムを表3の計算式で算出した厚
さに被覆する。シースの平均厚さは,表3の計算式で求めた値の90%以上とし,最小厚さは表3の計
算式で求めた値の85%以上とする。
ただし,シース厚さには補強層の厚さは含まないものとする。
なお,3RNCT及び4RNCTについては補強層下のシースを天然ゴムとしてもよい。ケーブルの表面
には,有害なきずがあってはならない。
表3 シース厚さの計算式
単位mm
種類 シースの厚さ 備考
1種,2種及びけい素ゴム =D t : シース厚さ
t 15+1.3
キャブタイヤケーブル D : シース内径
3種キャブタイヤケーブル =D (小数点以下2位を四捨五入)
t 15+2.2
4種キャブタイヤケーブル =D
t 15+2.6
g) 補強層 3種及び4種ケーブルには,絶縁体上,線心より合わせ上又はシースの中間に,綿帆布テー
プの突合せ巻き又は綿糸,麻糸,合成繊維のより糸による編組若しくはこれらと同等以上の強さの補
強層を施す。この場合,補強層はシースと粘着させる。
h) 仕上外径の最大値 仕上外径の最大値は,3種及び4種について付表3,付表4,付表6,付表7,付
表9及び付表10の値の105%とする。ただし,仕上外径が20mm未満の場合は付表3,付表4,付表6,
付表7,付表9及び付表10の値に1.0mmを加えた値とする。
6. 試験方法
6.1 外観 外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。
6.2 構造 構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。
6.3 導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。
6.4 耐電圧 耐電圧は,JIS C 3005の4.6のa)(水中)による。
6.5 絶縁抵抗 絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。
6.6 絶縁体及びシースの引張り 絶縁体及びシースの引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシース
の引張り)による。
6.7 加熱 加熱は,絶縁体及びシースについて行い,JIS C 3005の4.17(加熱)による。加熱温度及び
加熱時間は,表4による。

――――― [JIS C 3327 pdf 5] ―――――

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JIS C 3327:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60245-4:1994(NEQ)

JIS C 3327:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3327:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC2320:1999
電気絶縁油
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3102:1984
電気用軟銅線
JISC3152:1984
すずめっき軟銅線