JIS C 3611:2020 高圧機器内配線用電線

JIS C 3611:2020 規格概要

この規格 C3611は、公称電圧6.6 kVのキュービクル式受電設備内の高圧配線に使用するエチレンプロピレンゴム又は架橋ポリエチレンで絶縁された絶縁電線について規定。

JISC3611 規格全文情報

規格番号
JIS C3611 
規格名称
高圧機器内配線用電線
規格名称英語訳
Insulated wires for cubicle type unit substation for 6.6 kV receiving
制定年月日
1970年4月1日
最新改正日
2020年11月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1970-04-01 制定日, 1973-04-01 確認日, 1976-05-01 確認日, 1978-02-01 改正日, 1983-05-01 確認日, 1986-05-01 改正日, 1991-10-01 改正日, 1997-02-20 確認日, 2002-06-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2020-11-20 改正
ページ
JIS C 3611:2020 PDF [7]
                                                                                   C 3611 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類及び記号・・・・[1]
  •  5 特性・・・・[1]
  •  6 材料,構造及び加工方法・・・・[2]
  •  7 試験方法・・・・[2]
  •  7.1 外観・・・・[2]
  •  7.2 構造・・・・[2]
  •  7.3 導体抵抗・・・・[3]
  •  7.4 耐電圧・・・・[3]
  •  7.5 絶縁抵抗・・・・[3]
  •  7.6 沿面耐電圧・・・・[3]
  •  7.7 耐トラッキング・・・・[3]
  •  7.8 絶縁体の引張り・・・・[3]
  •  7.9 加熱・・・・[3]
  •  7.10 加熱変形・・・・[3]
  •  7.11 耐オゾン・・・・[3]
  •  8 検査・・・・[4]
  •  9 包装・・・・[4]
  •  10 製品の呼び方・・・・[4]
  •  11 表示・・・・[4]
  •  11.1 電線の表示・・・・[4]
  •  11.2 こん(梱)包の表示・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 3611 pdf 1] ―――――

           C 3611 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 3611:1991は改
正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 3611 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                              C 3611 : 2020

高圧機器内配線用電線

Insulated wires for cubicle type unit substation for 6.6 kV receiving

1 適用範囲

 この規格は,公称電圧6.6 kVのキュービクル式受電設備内の高圧配線に使用するエチレンプロピレンゴ
ム(以下,EPゴムという。)又は架橋ポリエチレンで絶縁された絶縁電線(以下,電線という。)について
規定する。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS C 3005 ゴム·プラスチック絶縁電線試験方法
    JIS C 3102 電気用軟銅線
    JIS C 3152 すずめっき軟銅線

3 用語及び定義

  この規格には,定義する用語はない。

4 種類及び記号

  種類及び記号は,表1のとおりとする。
                                       表1−種類及び記号
                                         種類           記号
                                 EPゴム電線             KIP
                                 架橋ポリエチレン電線   KIC

5 特性

  特性は,箇条7によって試験を行ったとき,表2のとおりとする。

――――― [JIS C 3611 pdf 3] ―――――

           2
C 3611 : 2020
                                           表2−特性
                      項目                                     特性                 試験方法
                                                                                      適用箇条
 外観                                         電線の表面は,有害なきずがなく,平滑でな 7.1
                                               ければならない。
 導体抵抗                                     表4及び表5の値以下                      7.3
 耐電圧                          水中        18 kVに1分間耐えなければならない。     7.4 a)
                                  空中        22 kVに1分間耐えなければならない。     7.4 b)
 絶縁抵抗                                     表4及び表5の値以上                      7.5
 沿面耐電圧                                   5 000 Vで発煙,燃焼,せん絡などを生じては7.6
                                               ならない。
 耐トラッキング                               噴霧回数101回においても0.5 A以上の電流  7.7
                                               が試料表面を流れず,かつ,燃え上がっては
                                               ならない。
 絶縁体の引張り EPゴム           引張強さ    4 MPa以上                               7.8
                                  伸び        300 %以上
                架橋ポリエチレン 引張強さ    10 MPa以上
                                  伸び        200 %以上
 加熱          EPゴム           引張強さ    加熱前の値の80 %以上                    7.9
                                  伸び        加熱前の値の80 %以上
                架橋ポリエチレン 引張強さ    加熱前の値の80 %以上
                                  伸び        加熱前の値の80 %以上
 加熱変形      架橋ポリエチレン 厚さの減少率 40 %以下                                7.10
 耐オゾン      EPゴム                        亀裂を生じてはならない。                7.11

6 材料,構造及び加工方法

  材料,構造及び加工方法は,表4,表5及び次の各項による。
a) 導体 導体は,EPゴム絶縁のものについてはJIS C 3152に規定するすずめっき軟銅線を,また,架
    橋ポリエチレン絶縁のものについてはJIS C 3102に規定する軟銅線又はJIS C 3152に規定するすず
    めっき軟銅線を素線として表4及び表5に示す構成で同心円状により合わせたもので,最外層のより
    方向はSよりとする。
b) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体の上に黒のEPゴム又は架橋ポリエチレンを表4及び表5の厚さに導体
    と同心円状に被覆する。なお,導体に接する部分には,セパレータ又は半導電層を設けてもよい。こ
    の場合,半導電層の厚さは絶縁体の厚さに含めるものとする。
      絶縁体の平均厚さは,7.2によって試験したとき,表4及び表5の値の90 %以上とし,最小厚さは
    表4及び表5の値の80 %以上でなければならない。

7 試験方法

7.1 外観

  外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。

7.2 構造

  構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。

――――― [JIS C 3611 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                                   C 3611 : 2020

7.3 導体抵抗

  導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。

7.4 耐電圧

  耐電圧は,次のa)又はb)いずれかによる。
a) 水中耐電圧 水中耐電圧は,JIS C 3005の4.6 a)(水中)による。
b) 空中耐電圧 空中耐電圧は,完成品から約1.5 mの試料をとり,その中央部に約1 mにわたって金属
    はくを巻き付け,JIS C 3005の4.6 b)(空中)による。

7.5 絶縁抵抗

  絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。ただし,架橋ポリエチレン絶縁体の場合は温
度換算は行わない。

7.6 沿面耐電圧

  沿面耐電圧は,JIS C 3005の4.12(沿面耐電圧)による。ただし,電極間隔は100 mmとする。

7.7 耐トラッキング

  耐トラッキングは,JIS C 3005の4.13(耐トラッキング)による。

7.8 絶縁体の引張り

  絶縁体の引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシースの引張り)による。ただし,引張速さは,EP
ゴムではJIS C 3005の4.16.3(試験方法)の表4(引張速さ)の種類A,架橋ポリエチレンはJIS C 3005
の4.16.3(試験方法)の表4(引張速さ)の種類Bによる。

7.9 加熱

  加熱は,JIS C 3005の4.17(加熱)による。ただし,加熱温度及び加熱時間は,EPゴムではJIS C 3005
の4.17.2(試験方法)の表5(加熱温度及び加熱時間)の種類C,架橋ポリエチレンではJIS C 3005の4.17.2
(試験方法)の表5(加熱温度及び加熱時間)の種類Eによる。

7.10 加熱変形

  加熱変形は,架橋ポリエチレンについて行い,JIS C 3005の4.23(加熱変形)による。ただし,加熱温
度は,120 ℃±3 ℃とし,荷重は,表3のとおりとする
                                           表3−荷重
                                    公称断面積      荷重
                                       mm2           N
                                       8 22          29
                                      38 60          34
                                     100250          44

7.11 耐オゾン

  耐オゾンは,EPゴムについて行い,JIS C 3005の4.24(耐オゾン)による。

――――― [JIS C 3611 pdf 5] ―――――

           4
C 3611 : 2020

8 検査

  検査は,箇条7の試験方法によって,次の項目について行い,箇条5,箇条6及び箇条11の規定に適合
しなければならない。ただし,受渡検査については,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を
省略することができる。
a) 外観
b) 構造
c) 導体抵抗
d) 耐電圧
e) 絶縁抵抗
f) 沿面耐電圧
g) 耐トラッキング
h) 絶縁体の引張り
i) 加熱
j) 加熱変形(架橋ポリエチレンの場合)
k) 耐オゾン(EPゴムの場合)

9 包装

  包装は,1条ずつドラム巻き又は束巻きとし,運搬中損傷しないように適切な方法で行う(ドラム巻き
の場合は,電線の両端を適切な方法で密封する。)。

10 製品の呼び方

  製品の呼び方は,名称,種類及び公称断面積,又は記号及び公称断面積による。
  例 高圧機器内配線用 EPゴム電線 100 mm2
        又は           KIP         100 mm2

11 表示

11.1 電線の表示

  電線には,その表面に次の事項を容易に消えない方法で連続表示する。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年又はその略号

11.2 こん(梱)包の表示

  電線のこん(梱)包には,次の事項を表示する。
a) 公称電圧
b) 名称,及び種類又は記号
c) 公称断面積

――――― [JIS C 3611 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
                                                                                   C 3611 : 2020
d) 長さ
e) 質量(ドラム巻きの場合は,総質量も併記する。)
f) ドラムの回転方向(ドラム巻きの場合だけ。)
g) 製造業者名又はその略号
h) 製造年又はその略号
                                       表4−EPゴム電線
                 導体                絶縁体 仕上外径 導体抵抗 絶縁抵抗         参考
  公称断面積  素線数/素線径 外径   厚さ  (参考) (20 ℃) (20 ℃) 概算質量 標準条長
                             (参考)
     mm2           mm        mm     mm      mm        圀一  M  攀   kg/km       m
        8          7/1.2      3.6   4.0     12.0    2.41      100       220     300
       14          7/1.6      4.8   4.0     13.0    1.35      100       295     300
       22          7/2.0      6.0   4.0     14.0    0.849     100       390     300
       38          7/2.6      7.8   4.0     16.0    0.502     100       560     300
       60         19/2.0     10.0   4.0     18.0    0.313      90       805     300
      100         19/2.6     13.0   4.0     21      0.185      70     1240      300
      150         37/2.3     16.1   4.0     25      0.121      60     1770      300
      200         37/2.6     18.2   4.5     28      0.095 1    50     2200      300
      250         61/2.3     20.7   4.5     30      0.074 4    50     2790      200
                                   表5−架橋ポリエチレン電線
             導体             絶縁体  仕上外径   導体抵抗     絶縁抵抗        参考
    公称   素線数/  外径    厚さ   (参考)   (20 ℃)              概算質量 標準条長
   断面積   素線径 (参考)                          圀一
    mm2      mm       mm      mm      mm     めっき めっき M 攀    kg/km       m
                                                   あり   なし
      8      7/1.2     3.6    4.0     12.0   2.41   2.31     900       170     300
     14      7/1.6     4.8    4.0     13.0   1.35   1.30     700       245     300
     22      7/2.0     6.0    4.0     14.0   0.849  0.824    600       330     300
     38      7/2.6     7.8    4.0     16.0   0.502  0.487    500       495     300
     60     19/2.0    10.0    4.0     18.0   0.313  0.303    400       725     300
    100     19/2.6    13.0    4.0     21     0.185  0.180    300     1140      300
    150     37/2.3    16.1    4.0     25     0.121  0.118    300     1660      300
    200     37/2.6    18.2    4.5     28     0.095 1 0.092 2  300     2120      300
    250     61/2.3    20.7    4.5     30     0.074 4 0.072 2  200     2670      200
参考文献 JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備

JIS C 3611:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3611:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3102:1984
電気用軟銅線
JISC3152:1984
すずめっき軟銅線

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