JIS C 4306:2013 配電用6kVモールド変圧器 | ページ 6

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C 4306 : 2013
単相変圧器の場合 PR 0
qr = 100 (7)
E1I1
三相変圧器の場合 PR0
qr = 100 (8)
3E1I1
EX
qx : リアクタンスによる電圧降下(%) = 100
E1
PRθ0 : 基準巻線温度に補正した定格容量に対する負荷損(W)
E1 : 定格一次電圧(V)
I1 : 定格一次電流(A)
単相変圧器の場合 P
I=
1 1 000 (9)
E1
三相変圧器の場合 P 1 000
I=
1 (10)
E1 3
P : 定格容量(kVA)
EX : リアクタンス電圧(V)
2
2 PR I
単相変圧器の場合 EX = EZ − (11)
1
2
2 P3R
三相変圧器の場合 EX = EZ − (12)
I1
EZ : 短絡インピーダンス,すなわち,PRθを測定したときの一次
端子間における電圧(V)
PRθ : θ ℃における定格容量に対する負荷損(W)

9.7 効率

  任意の出力における効率は,9.3に規定する無負荷損試験によって測定した無負荷損及び9.5に規定する
負荷損試験によって測定した負荷損から,式(13)によって算出する。
Po
= 100 (13)
Po+Pi+P 0
ここに, η : 効率(%)
Po : 有効出力(W)
Pi : 無負荷損(W)
Pθ0 : 基準巻線温度に補正した負荷損(W)

9.8 エネルギー消費効率

  エネルギー消費効率は,9.3に規定する無負荷損試験によって測定した無負荷損及び9.5に規定する負荷
損試験によって測定した負荷損から,式(14)によって算出する。
2
100 m
Pm=Pi+ ×PRθ0 (14)
ここに, Pm : エネルギー消費効率[全損失(W)]
Pi : 無負荷損(W)
m : 基準負荷率(%)
定格容量500 kVA以下の場合,40 %
定格容量500 kVA超過の場合,50 %
PRθ0 : 基準巻線温度に補正した定格容量に対する負荷損(W)
注記 基準負荷率の値は,使用実態に即し,実際に使用される負荷が変動した際にも十分な省エネ効
果を発揮することに配慮し,省エネ法における判断の基準に定められた値である。

――――― [JIS C 4306 pdf 26] ―――――

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C 4306 : 2013

9.9 耐電圧試験

  耐電圧試験は,次によって行う。
9.9.1 加圧耐電圧試験
加圧耐電圧試験は,供試巻線以外の巻線は全て接地し,巻線ごとにできるだけ正弦波に近い波形で基本
周波数が定格周波数の80 %以上の周波数の単相交流電圧を1分間印加し,絶縁破壊による急激な試験電圧
の低下がないことを確認する。
試験においては,印加電圧の波高値を測定し,その1/2を試験電圧に等しくする。
試験は,試験電圧の1/3以下の電圧で開始し,測定値が表示される範囲で,できるだけ急速に試験電圧
まで電圧を上げていく。試験終了時には,試験電圧の1/3未満まで急速に電圧を下げた後,スイッチを切
る。
9.9.2 誘導耐電圧試験
誘導耐電圧試験は,無負荷電流が過大となるのを防ぐため,定格周波数よりも高い周波数で巻線に常規
誘起電圧の2倍の電圧を誘起させ,絶縁破壊による急激な試験電圧の低下がないことを確認する。
なお,試験時間は式(15)によるが,最長60 s,最短15 sとする。
120 fn
t= (15)
ft
ここに, t : 試験時間(s)
fn : 定格周波数(Hz)
ft : 試験周波数(Hz)
試験は,規定試験値の1/3以下の電圧で開始し,測定値が表示される範囲で,できるだけ急速に試験電
圧まで電圧を上げていく。試験終了時には,規定試験値の1/3未満まで急速に電圧を下げた後,スイッチ
を切る。
9.9.3 雷インパルス耐電圧試験
雷インパルス耐電圧試験は,次による。
a) 試験電圧波形 試験電圧波形には,全波及びさい断波がある。全波試験電圧波形には,1.2/50 μsを用
い,さい断波試験電圧波形には,さい断までの時間が26 μsのさい断電圧波形を用いる。
電圧の極性は負極性とし,波形の裕度は,波頭長±30 %で,波尾長±20 %とする。
なお,波高値付近に高調波振動が重なり合った場合には,その振動はできるだけ波高値の5 %以内
とするが,困難な場合は10 %まで許容する。
b) 試験方法 試験方法は,次による。
1) 接地雷インパルス耐電圧試験
1.1) 試験 試験の順序及び回数を,一つの線路端子について次のように規定し,線路端子の全てにつ
いて行う。
1.1.1) 表12に規定する全波試験電圧の5075 %の電圧を,1回印加する。
1.1.2) 供試端子と大地との間に設けたさい断ギャップによって,波尾がさい断された表12に規定する
さい断波試験電圧を,1回印加する。
1.1.3) さい断波試験電圧を印加後できる限り速やかに,表12に規定する全波試験電圧を,1回印加す
る。
1.2) 供試巻線の結線 供試巻線は,単相の場合は図9,三相の場合は図10に示すように結線する。
1.3) タップの位置 タップの位置は,最小巻数となる位置とする。

――――― [JIS C 4306 pdf 27] ―――――

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C 4306 : 2013
2) 非接地雷インパルス耐電圧試験
2.1) 試験 試験の順序及び回数は,次による。
2.1.1) 表12に規定する全波試験電圧の5075 %の低減電圧を,1回印加する。
2.1.2) 表12に規定する全波試験電圧を,1回印加する。
2.2) 供試巻線の結線 供試巻線は,単相の場合は図11,三相の場合は図12に示すように結線する。
2.3) タップの位置 タップの位置は,最小巻数となる位置とする。
c) 合否判定基準 表12に規定する全波試験電圧での試験と,全波試験電圧の5070 %の電圧での試験
との電圧波形及び電流波形の比較を行い,いずれも有意差が認められない場合,適合とする。ただし,
空気中の容量性部分放電による波形変化は無視する。
図9−単相変圧器の接地試験回路
注記 記号は,図9と同じ。
図10−三相変圧器の接地試験回路

――――― [JIS C 4306 pdf 28] ―――――

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C 4306 : 2013
注記 記号は,図9と同じ。
図11−単相変圧器の非接地試験回路
注記 記号は,図9と同じ。
図12−三相変圧器の非接地試験回路
9.9.4 繰返し耐電圧試験
既に運転中及び修理又は点検した変圧器において繰返し耐電圧試験を行う場合の試験電圧値は,表12
に規定する試験電圧値の80 %を超えてはならない。また,この規格による一連の耐電圧試験に適合した新
しい変圧器に対し,受渡当事者間でこの規格の要求事項を継続的に満足していることを検証する必要が生
じ,受渡試験又は形式試験を再度実施する場合,加圧耐電圧試験,誘導耐電圧試験又は雷インパルス耐電
圧試験を行う場合の試験電圧値は,表12に規定する値とする。
なお,受渡し後に使用者が繰返し耐電圧試験を行う場合の回数及び試験電圧値については,受渡当事者
間の協定による。

9.10 構造試験

  変圧器の外観について,箇条8及び箇条10に適合しているかどうか調べる。

9.11 部分放電試験

  部分放電試験は,変圧器の一次巻線について,誘導法及び加圧法によって行う。この試験における部分
放電試験回路及び最高印加電圧は,表22による。
試験は,印加電圧を上昇させ,部分放電が開始する電圧を測定した後,印加電圧を低減させて,部分放
電が消滅する電圧を測定する。
なお,試験中のノイズはできるだけ小さくすることが望ましく,10 pCを超えてはならない。

――――― [JIS C 4306 pdf 29] ―――――

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C 4306 : 2013
表22−部分放電最高印加電圧
方法 試験回路 最高印加電圧
誘導法 最高タップ電圧×1.8
加圧法 最高タップ電圧/3×1.8
注記 記号は,次による。
C : カップリングコンデンサ,Z : 検出インピーダンス,M : 測定装置

9.12 単三平衡度試験

  単相変圧器の二次巻線の単三平衡度は,図13に示す試験回路によって測定する。定格周波数の正弦波に
近い電圧を一次側に印加し,二次側のu,o又はv,o端子間のいずれかを短絡して定格電流に相当する電
流を生じさせ,ほかの開放端子間の電圧を測定する。
図13−単三平衡度の試験回路

9.13 温度上昇試験

  温度上昇試験は,次によって行う。

――――― [JIS C 4306 pdf 30] ―――――

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JIS C 4306:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60076-10:2001(MOD)
  • IEC 60076-11:2004(MOD)
  • IEC 60076-1:2000(MOD)
  • IEC 60076-2:1993(MOD)
  • IEC 60076-3:2000(MOD)
  • IEC 60076-4:2002(MOD)
  • IEC 60076-5:2000(MOD)
  • IEC/TR 60616:1978(MOD)

JIS C 4306:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4306:2013の関連規格と引用規格一覧