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C 4603 : 2019
附属書D
(規定)
商用周波回復電圧の決定方法
D.1 一般
商用周波回復電圧は,全ての極が消弧した瞬時から1/2f秒1/f秒(ただし,fは商用周波回復電圧の周
波数)の間で,図D.1又は図D.2に示す方法で求める。
D.2 三相試験の場合
三相試験の場合,商用周波回復電圧は,次による。
00' : 消弧瞬時 G1G1' : 00'から1/2f秒の瞬時 G2G2' : 00'から1/f秒の瞬時
ただし,f : 商用周波回復電圧の周波数
V : a相の相電圧,
1 V2 V3
: b相の相電圧, : c相の相電圧
2 2 2 2 2 2
1 V1 V2 V3
a相,b相及びc相の平均が の場合,商用周波回復電圧は,次の式によって求める。
3 2 2 2 2 2 2
1 V1 V2 V3
商用周波回復電圧= 3 .0204 V1V2 V3
3 2 2 2 2 2 2
V1L V2 L V3L
また, , , を線間電圧値とする場合,商用周波回復電圧は,次の式によって求める。
2 2 2 2 2 2
1 V1L V2 L V3L
商用周波回復電圧= =0.118 V1L+V2L+V3L
3 2 2 2 2 2 2
――――― [JIS C 4603 pdf 36] ―――――
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C 4603 : 2019
図D.1−商用周波回復電圧のオシログラム(三相試験の場合)
D.3 単相試験の場合
単相試験の場合,商用周波回復電圧は,次による。
1 VL
=.0354VL
2 2
ここに,VL/2は,消弧瞬時から1/2f秒及び1/f秒(ただし,fは商用周波回復電圧の周波数)の間におけ
る商用周波回復電圧(線間電圧値)の振幅である。
記号の説明
V : 商用周波回復電圧(線間値)
QQ' : 消弧瞬時
図D.2−商用周波回復電圧のオシログラム(単相試験の場合)
――――― [JIS C 4603 pdf 37] ―――――
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C 4603 : 2019
附属書E
(規定)
短絡力率の決定方法
短絡力率は,次の式によって求める。
1X
短絡力率= costan
R
ここに,X及びRは,遮断点から見た試験回路の試験周波数に対する1相のリアクタンス及び抵抗であ
る。
Xは,次の近似式によって定める。
X Z2 R2
ここに,Rは直流で測定した試験回路の抵抗である。その回路に変圧器を含む場合は,その変圧器の一
次及び二次回路の抵抗をそれぞれR1及びR2,また,変圧比をaとすると,次の式で求める。
R=R2+a2R1
また,Zは給与電圧,商用周波回復電圧及び遮断電流を記録したオシログラムから,次の式によって定
められたインピーダンスである。
U
Z= (給与電圧及び商用周波回復電圧が線間電圧値の場合)
3W
U
Z= (給与電圧及び商用周波回復電圧が相電圧値の場合)
W
ここに,W及びUは,図E.1に示す値である。
図E.1においてV1,V及びiは,それぞれ任意の1相における給与電圧,商用周波回復電圧及び遮断電
流である。給与電圧及び商用周波回復電圧波の包絡線と,投入瞬時及び消弧瞬時における縦軸との交点を
それぞれE,F及びE',F'とし,直線EE'及びFF'が発弧瞬時において縦軸を切り取る長さをUとする。
また,短絡電流波形の包絡線AA'及びBB'が同じ発弧瞬時において縦軸を切り取る長さをWとする。
上記の方法によって求められない場合には,次の方法によって求めてもよい。
図E.1に示す遮断電流を記録したオシログラムにおいて,遮断電流の直流分idが次の式の時間的変化を
取るものとみなし,その減衰時定数Tを定める。
t
id Id exp −
T
ここに,Idは,直流分idの投入瞬時における値である。
――――― [JIS C 4603 pdf 38] ―――――
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C 4603 : 2019
V1
0'
記号の説明
AA'
BB' : 電流波の包絡線
CC' : AA'及びBB'間の縦軸に平行な距離の二等分線
MM' : 投入瞬時
PP' : 発弧瞬時
QQ' : 消弧瞬時
V1 : 給与電圧
i : 遮断電流
id : 遮断電流の直流分
V : 商用周波回復電圧
Id : 遮断電流の直流分の初期値
図E.1−遮断電流のオシログラム
そのとき,Tは次による。
L
T=
R
したがって,試験周波数をfとする場合,短絡力率は次による。
2πfL
短絡力率= costan−1
R
図E.1において,短絡電流波形の包絡線AA'及びBB'間の縦軸に平行な距離の二等分線をCC'とする場合,
CC'は直流分idを示し,その投入瞬時において縦軸との交点をCとする場合,0'Cは直流分の投入瞬時の値
Idである。
――――― [JIS C 4603 pdf 39] ―――――
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C 4603 : 2019
附属書F
(規定)
試験周波数決定方法
図F.1は,遮断電流を記録したオシログラムである。電流波形の包絡線AA'とBB'との間の縦軸に平行な
距離の二等分線CC'を定める。発弧前において電流波形と曲線CC'との交点D',発弧後第2番目の交点を
E'とし,D'及びE'から時間軸に下ろした垂線の足をそれぞれD及びEとする場合,発弧前後の遮断電流の
周期(s)はDEによって与えられるため,試験周波数は,次の式によって求められる。
1
試験周波数(Hz)=DE
記号の説明
PP' : 発弧瞬時
SS' : 短絡瞬時
i : 遮断電流
図F.1−遮断電流のオシログラム
――――― [JIS C 4603 pdf 40] ―――――
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JIS C 4603:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 4603:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3315:2000
- 口出用ゴム絶縁電線
- JISC3316:2000
- 電気機器用ビニル絶縁電線
- JISC3317:2000
- 600V二種ビニル絶縁電線(HIV)
- JISC3612:2002
- 600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線