JIS C 5310:1997 規格概要
この規格 C5310は、電子機器に用いる電源変圧器の電圧,電流,電力などの定格,性能,寸法,その他の事項を定める場合及びこれらを分類する場合の基準について規定。
JISC5310 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C5310
- 規格名称
- 電子機器用電源変圧器品目別通則
- 規格名称英語訳
- Generic specification of transformers for electronic equipment
- 制定年月日
- 1972年8月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 29.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
- 改訂:履歴
- 1972-08-01 制定日, 1975-09-01 確認日, 1978-10-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1993-12-01 確認日, 1997-02-20 改正日, 2001-09-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS C 5310:1997 PDF [11]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 5310-1997
電子機器用電源変圧器品目別通則
Generic specification of transformers for electronic equipment
1. 適用範囲 この規格は,主として,電子機器に用いる電源変圧器(以下,変圧器という。)の電圧,電
流,電力などの定格,性能,寸法,その他の事項を定める場合及びこれらを分類する場合の基準について
規定する。
備考1. この規格に示す電圧及び電流は,規定がない限り実効値とする。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 5311 電子機器用電源変圧器試験方法
JIS Z 8601 標準数
IEC 742 Isolating transformers and safety isolating transformers−Requirements.
IEC 1007 Transformers and inductors for use in electronic and telecommunication equipment−Measuring
methods and test procedures.
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 定格出力容量 定格周波数,定格入力電圧で負荷側に連続して供給できる最大皮相電力。
2次巻線が2個以上ある場合は定格巻線出力の総和とする。
(2) 定格入力電圧 変圧器が適正な状態で,動作するように設計され使用できる電源電圧。
(3) 定格出力電圧 定格周波数,定格入力電圧で負荷側に連続して供給できる端子電圧。
(4) 定格出力電流 定格周囲温度で,連続して負荷できる電流の最大値。
(5) 定格周波数 変圧器が適正な状態で動作するように設計され使用できる電源の周波数。
(6) 定格巻線出力容量 定格周波数,定格入力電圧で,2次側の各巻線から負荷側に連続して供給できる
最大皮相電力。
(7) 定格負荷 変圧器の2次巻線から定格出力電圧及び定格出力電流を供給している状態のときの2次巻
線に接続されている負荷。
(8) 2次巻線端子電圧 定格周波数で,1次巻線に定格入力電圧を加え,すべての2次巻線に定格出力電流
を流したときの各2次巻線の端子電圧。
(9) 電圧偏差 1次巻線に定格周波数,定格入力電圧を印加し,定格出力電流を流すとき,2次巻線端子電
圧から定格出力電圧を引いた値と定格出力電圧との比(百分率)。
(10) 電圧変動率 無負荷電圧と2次巻線端子電圧の差の2次巻線端子電圧に対する比(百分率)。
備考 これはIEC 742と同式を採用している。
(11) 無負荷電圧 定格周波数で,1次巻線に定格入力電圧を加え,すべての2次巻線を開放したとき,各2
次巻線に誘起する電圧。
(12) 無負荷電流 定格周波数で,1次巻線に定格入力電圧を加え,すべての2次巻線を開放したとき,1
――――― [JIS C 5310 pdf 1] ―――――
2
C 5310-1997
次巻線に流れる電流。
(13) 無負荷損失 定格周波数で,1次巻線に定格入力電圧を加え,すべての2次巻線を開放したとき消費
される電力。
(14) 全損失 定格周波数で,1次巻線に定格入力電圧を加え,すべての2次巻線に定格出力電流を流した
とき,変圧器内で消費される電力。
(15) 効率 2次巻線端子電圧と定格出力電流との積と全損失の和に対する2次巻線端子電圧と定格出力電
流との積の比(百分率)。
(16) 1次巻線 電源側の回路に接続される巻線。入力巻線,又は電源側巻線ともいう。
(17) 2次巻線 負荷側の回路に接続される巻線。出力巻線,又は負荷側巻線ともいう。
(18) タップ 電圧を変える目的で巻線に設けられた口出し。
(19) 中性点端子 中性点端子は,次による。
(a) 諸定数が等しくなるように構成されている二つの巻線の極性の異なる端末を接続したとき,その点
に接続した端子。
(b) 星形結線又は千鳥形結線の巻線の共通接続点に接続した端子。
(20) タップ電圧 規定の端子とタップの端子間の電圧で,定格電圧以外のもの。
(21) 中性点電圧不平衡度( 圧器の中性点端子と両側端子間の各出力電圧をU1,U2とするとき次
式で得られる値。
U U2
(a) 懿 1 ×100 (%) IS C 5310
U1 U2
U U2
(b) 拿 1 ×100 (%) IEC 1007
U1
ここで, U1≧U2とし,特に規定がない場合は(a)による。
(22) 極性 基準の巻線に対する他の巻線の誘起電圧の方向。その方向が同一の場合は加極性,逆の場合は
減極性という。
(23) 使用温度範囲 変圧器を連続動作(定格出力で)の状態で使用できる周囲温度の範囲。
(24) 巻線の温度上昇 変圧器を連続動作(定格出力で)させたときの各巻線の測定温度と周囲温度との差。
3. 形名
3.1 形名の構成 形名の構成は,次のような配列による。
例
3.2 記号
3.2.1 変圧器 変圧器を表す記号は,TPとする。
3.2.2 相数及び周波数 相数及び周波数を表す記号は,1数字で表し表1のとおりとする。
――――― [JIS C 5310 pdf 2] ―――――
3
C 5310-1997
表1 相数及び周波数
記号 相数 周波数
Hz
1 単相 50又は60
2 400
3 三相 50又は60
4 400
――――― [JIS C 5310 pdf 3] ―――――
4
C 5310-1997
3.2.3 形状 形状を表す記号は,1数字で表し表2のとおりとする。
表2 形状
記号 形状 参考図
1 金属ケースと端子間が磁器,ガラスなどで絶縁され
た完全密閉構造になっているもの。
2 金属ケース入りであるが完全密閉構造ではないもの。
3 開放形で,取付面に対して鉄心の面が平行であるもの。
4 開放形で,取付面に対して鉄心の面が直角で,かつ,
横長形状のもの。
5 開放形で,取付面に対して鉄心の面が直角で,かつ,
縦長形状のもの。
6 合成樹脂のケースを用いたもの,合成樹脂で型成形
されたもの又は合成樹脂でコーティングされている
もの。
7 16の形状に属さないもの。
――――― [JIS C 5310 pdf 4] ―――――
5
C 5310-1997
3.2.4 取付方法 取付方法を表す記号は,1数字で表し表3のとおりとする。
表3 取付方法
記号 取付方法 参考図
1 リード,ピンなどによって取り付けるもの。主と
してプリント配線板用。
2 スタッドによって取り付けるもの。
3 ねじ穴によって取り付けるもの。
4 丸穴,長穴又はかけ穴によって取り付けるもの。
5 つめによって取り付けるもの。
――――― [JIS C 5310 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS C 5310:1997の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 5310:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5311:1994
- 電子機器用電源変圧器試験方法
- JISZ8601:1954
- 標準数