JIS C 5412:1995 高周波同軸C02形コネクタ

JIS C 5412:1995 規格概要

この規格 C5412は、JIS C 5410に基づき,公称インピーダンス50Ω,電圧500V(実効値),周波数4000MHz以下の定格で設計されたC02形コネクタについて規定。

JISC5412 規格全文情報

規格番号
JIS C5412 
規格名称
高周波同軸C02形コネクタ
規格名称英語訳
C02 type connectors for radio frequency coaxial cables
制定年月日
1970年10月1日
最新改正日
2015年10月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

33.120.10, 33.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1970-10-01 制定日, 1973-10-01 確認日, 1976-10-01 改正日, 1980-01-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1990-06-01 確認日, 1995-11-01 改正日, 2001-09-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 5412:1995 PDF [20]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 5412-1995

高周波同軸C02形コネクタ

               C 02 type connectors for radio frequency coaxial cables
1. 適用範囲 この規格は,JIS C 5410に基づき,公称インピーダンス50 電圧500V(実効値),周波
数4 000MHz以下の定格で設計されたC02形コネクタ(以下,コネクタという。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 3501 高周波同軸ケーブル(ポリエチレン絶縁編組形)
JIS C 5401 電子機器用コネクタ通則
JIS C 5410 高周波同軸コネクタ通則
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 5401及びJIS C 5410の用語の定義による。
3. 形名の構成 形名の構成は,JIS C 5410の4.1による。
4. 種類 C02形コネクタの種類は,表1のとおりとする。

――――― [JIS C 5412 pdf 1] ―――――

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C 5412-1995
表1
形名 コネクタ形状 コンタクト形状 適用ケーブル(1) 形状・寸法
(JIS C 3501)
CN C02 SPM2.5 接栓 おす 2.5D-2V 付図1
2.5C-2V*
CN C02 SPM3 3D-2V
3C-2V*
CN C02 LPM3 L形接栓 おす 3D-2V 付図2
3C-2V*
CN C02 SPF2.5 接栓 めす 2.5D-2V 付図3
2.5C-2V*
CN C02 SPF3 3D-2V
3C-2V*
CN C02CRF3 接栓座 めす 3D-2V 付図4
3C-2V*
CN C02 SRF 接栓座 めす ‐ 付図5
CN C02 SRFA 付図6
CN C02 SAFF アダプタ めす‐めす ‐ 付図7
CN C02 SAMM アダプタ おす‐おす ‐ 付図8
CN C02 PAFF アダプタ めす‐めす ‐ 付図9
CN C02 LAFM L形アダプタ めす‐おす ‐ 付図10
CN C02 TAFMF T形アダプタ めす‐おす‐めす ‐ 付図11
CN C02 DC キャップ ‐ ‐ 付図12
注(1) *印を付けたケーブルは,インピーダンスが整合しないもので,しかもケーブル接続強度を
満足しないものもある。
5. 構造
5.1 構造及び形状と寸法 結合部寸法は,図1及び図2のとおりとする。その他個別の形状と寸法は,
表1に指定された付図による。ただし,金属部分の寸法は,表面処理後のものとする。
なお,寸法指定がない箇所の構造及び形状は,一例とし,また,寸法差の指定がない寸法の許容差は,
JIS C 5410の5.1による。

――――― [JIS C 5412 pdf 2] ―――――

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C 5412-1995
図1 図2
5.2 材料 材料は,JIS C 5410の8.3.1による。
5.3 仕上げ 仕上げは,JIS C 5410の8.3.2による。

――――― [JIS C 5412 pdf 3] ―――――

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C 5412-1995
6. 性能
6.1 電気的性能
(1) 絶縁抵抗 絶縁抵抗は,JIS C 5410の7.2.1によって直流約500Vで測定し,1 000M 坎 上でなければ
ならない。
(2) 耐電圧 耐電圧は,JIS C 5410の7.2.2によって1 500V(実効値)の電圧を加えたとき,異状があっ
てはならない。
(3) 接触抵抗 接触抵抗は,JIS C 5410の7.2.3によって試験を行ったとき,3m 坎 下でなければならない。
(4) 電圧定在波比 電圧定在波比は,JIS C 5410の7.2.4によって2 000MHzまで測定したとき,1.2以下
でなければならない。
6.2 機械的性能
(1) 互換性 互換性は,図1の結合部をもつコネクタと図2の結合部をもつコネクタが異状なく結合しな
ければならない。
(2) めすコンタクトの保持力 めすコンタクトの保持力は,図3に示すピンゲージを用い,JIS C 5410の
8.3.4によって試験を行ったとき,1.0N以上でなければならない。
図3
(3) 抜け止めのあるコンタクトの固定力 抜け止めのあるコンタクトの固定力は,5.0N以上の力を加え,
JIS C 5410の7.3.5を満足しなければならない。
(4) 結合部接続強度 結合部接続強度は,250Nの引張力を加え,JIS C 5410の7.3.8を満足し,また,コ
ネクタを結合させ,軸を中心として接続スリーブに250Nのトルクを加えたとき,接続スリーブ及び
スタッドに異状があってはならない。
(5) ケーブル接続強度 ケーブル接続強度は,コネクタ及び適用ケーブルにより表2の引張力を加え,JIS
C 5410の7.3.7を満足しなければならない。
表2
形名 適用ケーブル (JIS C 3501) 引張力N
CN C02 SPM2.5 2.5D-2V 60以上
CN C02 SPF2.5
CN C02 SPM3 3D-2V 100以上
CN C02 LPM3
CN C02 SPF3
CN C02 CRF3
備考 ケーブルを通常取り付ける方法の一例を,参考図1に示す。
(6) 取付部強度 取付部強度は,200Nの引張力を加え,JIS C 5410の8.(6)を満足しなければならない。
(7) 繰り返し動作 繰り返し動作は,JIS C 5410の7.3.10によって5 000回の抜き差しをした後,接触抵
抗は10m 坎 下でなければならない。

――――― [JIS C 5412 pdf 4] ―――――

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C 5412-1995
6.3 耐食性 耐食性は,JIS C 5410の7.4.5に基づき試験を行った後,耐電圧は6.1(2)を満足し,接触抵
抗は50m 坎 下でなければならない。
7. 試験
7.1 試験場所の標準状態 試験場所の標準状態は,JIS C 5410の9.1による。
7.2 試験項目 試験項目は,付表1による。
8. 表示 表示は,JIS C 5410の11.による。

――――― [JIS C 5412 pdf 5] ―――――

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