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C 5533-1 : 2008
4.6.1.3.2 デジタル信号
デジタルインタフェース,パッケージメディア及びデジタル放送の群遅延特性測定用のデジタル信号発
生器は,図2の波形をもつ測定信号を発生できなければならない。
4000H
2000H
0000H
T1
注記 T1=1/fs
図2−デジタル測定信号波形
信号の繰返し周期は,通常,4 Hzとする。デジタル群遅延時間測定器へ入力する信号レベルが測定範囲
外の場合,表2のインパルスの周期を用いてもよい。
デジタル群遅延信号発生器は,デジタル信号波形と同期して同じ波形のアナログ信号を出力できること
が望ましい。
4.6.1.4 測定用パッケージメディア
デジタル正弦波発生器,混変調ひずみ率測定信号発生器又は群遅延測定信号発生器と同じ信号を発生す
るデジタルパッケージメディアを用いてもよい。
4.6.1.5 無線周波数信号発生器
デジタル正弦波発生器,混変調ひずみ率測定信号発生器又は群遅延測定信号発生器と同じ変調出力デー
タが得られる場合,無線周波数信号発生器を用いてもよい。
4.6.2 フィルタ
4.6.2.1 低域通過フィルタ(アナログ)
低域通過フィルタ(アナログ)の標準設定は,次による。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
− 出力インピーダンス : 基準信号源インピーダンス
− 伝送ひずみ : 測定結果への影響が観察されてはならない。
− 帯域通過特性
− 通過帯域 : 4 Hzから帯域上限周波数まで
− リプル : ±0.3 dB未満
− 遮断帯域 : 0.55 fs以上
− 減衰量 : 60 dBより大きくなければならない。帯域上限周波数がfs×0.46でない場合,遮断帯域
は帯域上限周波数+fs×1/10以上とする。
4.6.2.2 帯域外通過フィルタ(アナログ)
帯域外通過フィルタ(アナログ)の標準設定は,次による。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
――――― [JIS C 5533-1 pdf 11] ―――――
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− 出力インピーダンス : 基準信号源インピーダンス
− 伝送ひずみ : 測定結果への影響が観察されてはならない。
− 通過帯域
− 周波数帯域 : (帯域上限周波数+1/10×fs)500 kHz
− リプル : ±0.3 dB未満
− 低域側遮断帯域
− 周波数範囲 : 帯域上限周波数より低い周波数範囲
− 減衰量 : 60 dBより大きくなければならない。
− 500 kHzを超える高域側遮断帯域
− 減衰量 : 18 dB/オクターブより大きくなければならない。
4.6.2.3 狭帯域通過フィルタ(アナログ及びデジタル)
4.6.2.3.1 入出力特性
アナログ信号用の特性は,次による。
a) 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
b) 出力インピーダンス : 基準信号源インピーダンス
デジタル信号用の特性は,次による。
− 測定用デジタルインタフェースに適合する特性とする。
4.6.2.3.2 伝送ひずみ
測定結果への影響が観察されてはならない。
4.6.2.3.3 伝送特性
伝搬特性の標準設定は,次による。
− 通過帯域 : 測定周波数におけるリプルは,±0.3 dB未満とする。
− 遮断帯域 : 減衰量は,測定周波数の1/2倍及び2倍の周波数で−60 dBより大きくなければならない。
4.6.2.3.4 フィルタの中心周波数
狭帯域通過フィルタの中心周波数は,表1の値とする。
4.6.2.4 重み付け(聴感補正)フィルタ
重み付け(聴感補正)フィルタは,ITU-R BS 468-4又はJIS C 1509-1に規定する周波数重み付け(聴感
補正)特性Aとするが,後者の場合,許容差は帯域内周波数でJIS C 1509-1の設計目標値の±1.0 dBの範
囲内とする。
4.6.3 レベルメータ
4.6.3.1 デジタルレベルメータ
デジタルレベルメータは,信号レベルをdBで表示する。
デジタルレベルメータの標準設定は,次による。
− 周波数範囲 : 帯域内周波数
− 測定範囲 : LSBからデジタルオーディオ信号で表現できる最大の値まで。
− 許容誤差 : 表示値の1 %未満又はLSBの1/2の値のどちらか大きい値未満とする。
注記 測定結果に影響がなければ,帯域内周波数だけでなく全帯域のレベルを表示してもよい。
4.6.3.1.1 入力インタフェース形式
測定用デジタルインタフェースに適合する形式とする。
――――― [JIS C 5533-1 pdf 12] ―――――
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C 5533-1 : 2008
4.6.3.1.2 詳細
詳細は,JIS C 5533-2,IEC 61606-3及びJIS C 5533-4による。
4.6.3.2 帯域内アナログレベルメータ(電圧計)
帯域内アナログ電圧計は,実効値を示す。標準設定は,次による。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
− 測定範囲 : +30 dB−115 dB。この場合0 dBは実効値電圧1 Vを基準とする。
− 許容差 : 4 Hzから帯域上限周波数までの測定範囲において,フルスケール値の2 %未満とする。
帯域内アナログ電圧計が十分な測定範囲をもたない場合,帯域内アナログ電圧計の前にアンプを加えて
もよい。
4.6.3.3 帯域外アナログレベルメータ(電圧計)
帯域外アナログ電圧計は,実効値を示す。標準設定は,次による。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
− 許容差 : 帯域上限周波数から500 kHzまでの測定範囲において,フルスケール値の2 %未満とする。
− 測定範囲 : 0 dB−100 dB。この場合0 dBは実効値電圧1 Vを基準とする。
帯域外アナログ電圧計が十分な測定範囲をもたない場合でも,測定結果に影響がなければ,その帯域外
電圧計を用いてよい。
4.6.4 ひずみ率計
4.6.4.1 アナログひずみ率計
ひずみ率計は,基本周波数成分を除いた高調波及び雑音を測定できなければならない。測定データは,
高調波及び雑音の実効値を信号全体の実効値で除した値を百分率 (%) で表示する。
許容誤差は,測定範囲のフルスケール値の±3 %未満とする。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
4.6.4.2 デジタルひずみ率計
全信号出力に対する雑音及び高調波成分の比を計算する。結果は,百分率 (%)で表示する。全信号出力
は,4 Hzから帯域上限周波数までの信号の実効値として計算する。雑音及び高調波成分は,4 Hzから帯域
上限周波数までの信号から入力信号を除いた実効値として計算する。
4.6.4.2.1 入力インタフェース形式
測定用デジタルインタフェースに適合する形式とする。
4.6.4.2.2 測定範囲
フルスケールの1/4の値LSBとする。
4.6.4.2.3 精度
許容差は,読取値の3 %又はLSBのどちらか大きい方の値未満とする。
4.6.4.2.4 詳細
詳細は,JIS C 5533-2,IEC 61606-3,及びJIS C 5533-4による。
4.6.5 周波数計
許容差は,1 %未満とする。
4.6.6 群遅延時間測定器
4.6.6.1 デジタル群遅延時間測定
フーリエ変換によって,997 Hz信号の位相 R
を算出し,遅延時間R 次の式で計
算する。
――――― [JIS C 5533-1 pdf 13] ―――――
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R 1
R
360 997
フーリエ変換によって,対象とする周波数の位相 C
を算出し,遅延時間C 次の
式で計算する。
C 1
C
360 f
群遅延時間 次の式で計算する。
C
R
通常,1秒間当たりのサンプル数より多いデータを用いる。群遅延時間測定器への入力信号レベルが十
分に大きくない場合は,表2に示すデータ数を用いてもよい。
表2−インパルスの条件及び測定範囲
インパルスの幅 4T (T=1/fs) 1T (T=1/fs)
インパルスの条件
処理データ数 8 192 1 024
44.1 kHz又は 測定周波数範囲 5.4 Hz100 Hz 100 Hzから帯域上限周波数まで
48 kHz インパルスの周期 4 Hz 40 Hz
標本化 88.2 kHz又は 測定周波数範囲 11 Hz200 Hz 200 Hzから帯域上限周波数まで
周波数 96 kHz インパルスの周期 8 Hz 80 Hz
176.4 kHz又は 測定周波数範囲 21 Hz400 Hz 400 Hzから帯域上限周波数まで
192 kHz インパルスの周期 16 Hz 160 Hz
4.6.6.1.1 入力インタフェース形式
測定用デジタルインタフェースに適合する形式とする。
4.6.6.1.2 精度
処理精度は,フルスケールの1/8より大きいインパルス応答信号に対して0.1 s未満とする。
4.6.6.2 アナログ群遅延時間測定
入力信号は,16ビットより高い精度でデジタルデータに変換することが望ましい。
フーリエ変換によって,997 Hz信号の位相 R
を算出し,遅延時間R 次の式で計
算する。
R 1
R
360 997
フーリエ変換によって,対象とする周波数の位相 C
を算出し,遅延時間C 次の
式で計算する。
C 1
C
360 f
群遅延時間 次の式で計算する。
C R
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
4.6.6.2.1 精度
処理精度は,フルスケールレベルの1/8より大きいインパルス応答信号に対して0.1 s未満とする。
――――― [JIS C 5533-1 pdf 14] ―――――
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4.6.7 アナログスペクトラムアナライザ
スペクトラムアナライザは,50 kHzまでのアナログ信号の周波数スペクトルを十分な周波数精度とダイ
ナミックレンジで表示する能力とをもつものでなければならない。スペクトラムアナライザは,群遅延時
間測定信号の応答波形を測定して,供試装置からの出力信号の群遅延時間を測定する能力をもつものでな
ければならない。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンスの10倍
4.6.8 デジタル波形モニタ
デジタル波形モニタは,実際に伝送するデジタルオーディオデータを表示するものでなければならない。
表示は,リアルタイムでもメモリに蓄積したデータを示すものでもよい。
時間軸はX軸で表示し,オーディオデータの振幅はY軸で表示する。時間軸の最小分解能は1/fsとし,
最大フルスケールの信号レベル(表示する最大の信号レベル)はフルスケールレベルとする。デジタル波
形モニタは,アナログ信号も表示できることが望ましい。
− 入力インタフェース形式 : 測定用デジタルインタフェースに適合しなければならない。
4.6.9 測定用増幅器
測定用増幅器の特性は,次による。
− 入力インピーダンス : 基準負荷インピーダンス
− 周波数範囲 : 4 Hzから帯域上限周波数まで
− 利得 : 60 dB±0.1 dB
− 最大出力 : 実効値電圧2 Vより大きくなければならない。
− ひずみ及び雑音 : 供試装置のひずみ及び雑音よりも十分に小さくなければならない。
注記 測定用増幅器は,ひずみ率計が十分なダイナミックレンジ(感度が低い)をもたない場合に
使用することができる。また,測定用増幅器は,帯域内電圧計が十分な測定範囲(感度が低
い)をもたない場合に使用することができる。
4.6.10 標準デジタル再生装置
標準デジタル再生装置は,パッケージメディアに供試装置で記録したデジタルオーディオ信号を再生し,
その信号を変化させることなくデジタルインタフェースへ転送できなければならない。標準設定は,次に
よる。
a) 入力データ : 供試装置によって記録媒体に記録した測定信号。
b) 出力信号 : 記録データは,記録形式に従って再生し,測定用デジタルインタフェースを通して他の装
置に転送する。
c) 標準記録媒体に誤りが発生しないように,記録形式に従った誤り訂正を行わなければならない。
5 測定方法(デジタル入力-アナログ出力)
この箇条では,測定方法の基本概念を示す。具体的な測定手順は,JIS C 5533-2,IEC 61606-3又はJIS C
5533-4による。
5.1に示す測定方法は,入力信号がデジタルオーディオ信号であり,かつ,出力信号がアナログ信号の装
置に適用する。供試装置が二つ以上のチャネルをもつ場合,すべてのチャネルを同じ方法で測定すること
が望ましい。
5.1 入出力特性
5.1.1 最大出力電圧
――――― [JIS C 5533-1 pdf 15] ―――――
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JIS C 5533-1:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61606-1:2003(MOD)
JIS C 5533-1:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.01 : オーディオ,ビデオ及びAV技術一般
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.01 : 音響測定及び雑音除去一般
JIS C 5533-1:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC5533-2:2008
- オーディオ機器及びオーディオビジュアル機器―デジタルオーディオ部―音響特性の基本測定方法―第2部:一般消費者用機器
- JISC5533-4:2008
- オーディオ機器及びオーディオビジュアル機器―デジタルオーディオ部―音響特性の基本測定方法―第4部:パーソナルコンピュータ