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JIS C 5750-4-3:2021 規格概要
この規格 C5750-4-3は、故障モード・影響解析(FMEA)を,故障モード・影響及び致命度解析(FMECA)も含めて,どのように計画,実施,文書化及び維持するかについて規定。故障モード・影響解析(FMEA)の目的は,アイテム又はプロセスがどのように自らの機能を喪失し得るかを,必要とされる処置が特定できるように確立することである。FMEAは,アイテム又はプロセスに対するその影響とともに,故障モードを局所的及び全体的に特定する体系的な方法である。これはまた,故障モードの原因の特定をも含んでいる。故障モードは,処置に関する決定を支援するために優先順位を付けることが可能である。致命度の格付けが,少なくとも結果の厳しさを,またしばしば,重要性の他の尺度を含む場合,その解析は故障モード・影響及び致命度解析(FMECA)として知られる。ハードウェア,ソフトウェア,人の行動を含むプロセス,及びそれらのインタフェースに,任意の組合せで,例えばソフトウェアFMEA,人・環境・装置の三要素FMEAで適用可能である。FMEAは規制及びその他の目的のために安全解析に使用可能であるが,これは一般規格であって,安全用途に対して特定の手引を与えるものではない。
JISC5750-4-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C5750-4-3
- 規格名称
- ディペンダビリティマネジメント―第4-3部 : システム信頼性のための解析技法―故障モード・影響解析(FMEA及びFMECA)
- 規格名称英語訳
- Dependability management -- Part 4-3:Analysis techniques for system reliability -- Failure modes and effects analysis (FMEA and FMECA)
- 制定年月日
- 2011年1月20日
- 最新改正日
- 2021年8月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60812:2018(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 03.120.01, 03.120.30, 21.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2011-01-20 制定日, 2015-10-20 確認日, 2020-06-22 確認日, 2021-08-20 改正
- ページ
- JIS C 5750-4-3:2021 PDF [84]
C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語,定義及び略語・・・・[3]
- 3.1 用語及び定義・・・・[3]
- 3.2 略語・・・・[7]
- 4 概要・・・・[7]
- 4.1 目的及び目標・・・・[7]
- 4.2 役割,責任及び力量・・・・[8]
- 4.3 用語・・・・[9]
- 5 FMEAの方法論・・・・[9]
- 5.1 一般・・・・[9]
- 5.2 FMEAの計画・・・・[11]
- 5.3 FMEAの実施・・・・[16]
- 5.4 FMEAの文書化・・・・[24]
- 附属書A(参考)FMEAのテーラリングのための一般的考察・・・・[25]
- A.1 一般・・・・[25]
- A.2 FMEAのテーラリングに影響する要因・・・・[29]
- A.3 アイテム及びプロセスに関するFMEAテーラリングの例・・・・[30]
- 附属書B(参考)致命度解析法・・・・[34]
- B.1 一般・・・・[34]
- B.2 致命度パラメーターの測定尺度・・・・[34]
- B.3 マトリックス又はプロットを用いる致命度の割当て・・・・[36]
- B.4 リスク優先数を用いた致命度の割当て・・・・[38]
- 附属書C(参考)FMEA報告書の内容の例・・・・[42]
- C.1 一般・・・・[42]
- C.2 電源ユニットのFMEAに関するデータベース情報システムに基づいた報告書の作成例・・・・[42]
- 附属書D(参考)FMEAとその他の総合信頼性解析手法との関係・・・・[48]
- 附属書E(参考)FMEA実施上の考慮事項・・・・[49]
- E.1 一般・・・・[49]
- E.2 ソフトウェアFMEA・・・・[49]
- E.3 プロセスFMEA,工程FMEA・・・・[52]
- E.4 設計及び開発のためのFMEA・・・・[52]
- E.5 信頼性中心保全内のFMEA・・・・[53]
- E.6 安全関連制御システムのためのFMEA・・・・[53]
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――――― [JIS C 5750-4-3 pdf 1] ―――――
C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
pdf 目次
ページ
- E.7 信頼度の配分を用いる複雑なシステムのためのFMEA・・・・[55]
- 附属書F(参考)産業用途からのFMEAの事例・・・・[57]
- F.1 一般・・・・[57]
- F.2 薬の発注プロセスに関する医療プロセスへの適用・・・・[57]
- F.3 塗料噴射に関する製造工程への適用・・・・[57]
- F.4 水ポンプに関する設計への適用・・・・[58]
- F.5 複雑な非修理システムに関する致命度解析を用いたFMEAの事例・・・・[59]
- F.6 血糖値計算器に関するソフトウェア用途・・・・[60]
- F.7 自動車の電子装置・・・・[61]
- F.8 ハイファイシステムに関する保全及び支援用途・・・・[61]
- F.9 安全関連制御システム用途・・・・[62]
- F.10 ヒューマンファクター解析を含むFMEA(三要素FMEA)・・・・[62]
- F.11 電子部品のマーキング及び容器封入プロセス・・・・[67]
- 参考文献・・・・[79]
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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 5750-4-3:2011は
改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
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日本産業規格 JIS
C 5750-4-3 : 2021
(IEC 60812 : 2018)
ディペンダビリティマネジメント−第4-3部 : システム信頼性のための解析技法−故障モード·影響解析(FMEA及びFMECA)
Dependability management-Part 4-3 : Analysis techniques for system reliability-Failure modes and effects analysis (FMEA and FMECA)
序文
この規格は,2018年に第3版として発行されたIEC 60812を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
ディペンダビリティ(以下,“総合信頼性”という。)の代表的な解析技法の一つである故障モード·影
響解析(FMEA)は,アイテム又はプロセスを,それが故障し得る場合の故障の仕方を特定するために評
価する体系的な方法であり,そのアイテム又はプロセスの性能,並びに周囲の環境及び関係者に対する故
障モードの影響を評価する体系的な方法である。この規格は,FMEAをどのように実施するかについて記
述する。
FMEAを実施する目的は,故障及びその影響の起こりやすさを低減させる決定を支援し,それによって
直接,又は他の解析を通じて,成果の改善に貢献することである。こうした成果の改善は,信頼性の改善,
環境影響の低減,調達及び運用コストの低減,並びに事業の評判の向上を含むが,これらだけに限らない。
FMEAは,いかなる業界又は組織のニーズをも満たすように適応させ得る。FMEAは,ハードウェア,
ソフトウェア,プロセス,人の行動及びそれらのインタフェースに,いかなる組合せでも適用可能である。
FMEAは,同一のアイテム又はプロセスのライフサイクルにおいて何度でも実施可能である。設計及び
計画の早い段階からの予備解析が可能で,その後,より多くの情報が得られたら詳細な解析が実施可能で
ある。FMEAには,故障モードの起こりやすさ又は影響を低減させるための,既存の管理又は推奨される
処置を含めることが可能である。閉ループ解析の場合には,FMEAは任意の処置の有効性の評価を可能に
する。
FMEAは,目標に応じて様々なやり方でテーラリングして適用可能である。
注記 JIS Z 8115(192J-108-08)は“テイラーリング”としている。ここでは,より一般的な“テーラリ
ング”を用いる。
故障モードは,その重要性に従って優先順位付けしてもよい。優先順位付けは,厳しさの格付けだけに
基づくか,又はこれを重要性の他の尺度と組み合わせることが可能である。故障モードに優先順位付けが
なされた場合には,そのプロセスは故障モード·影響及び致命度解析(FMECA)と呼称される。この規格
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2
C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
は,用語FMEAを,FMECAを含めて用いる。
この規格は,次のようにFMEAの計画,実施,文書化及び維持に関する一般的な手引を示す。
a) 原則の記述
b) 解析の手順
c) 文書化の例
d) 適用例
FMEAは,認証又は保証プロセスで用いてよい。例えば,FMEAを規制目的で安全解析に用いてよいが,
この規格は一般規格であるため,特に安全だけを扱うわけではない。
FMEAは,FMEAの対象に関係するあらゆる法律と整合のとれたやり方,又はFMEAの対象に含まれる
リスクの種類と整合のとれたやり方で,実施することが望ましい。
この規格の主要な使用者は,解析を主導する又はそれに参加する人々である。
1 適用範囲
この規格は,故障モード·影響解析(FMEA)を,故障モード·影響及び致命度解析(FMECA)も含め
て,どのように計画,実施,文書化及び維持するかについて規定する。
故障モード·影響解析(FMEA)の目的は,アイテム又はプロセスがどのように自らの機能を喪失し得
るかを,必要とされる処置が特定できるように確立することである。FMEAは,アイテム又はプロセスに
対するその影響とともに,故障モードを局所的及び全体的に特定する体系的な方法である。これはまた,
故障モードの原因の特定をも含んでいる。故障モードは,処置に関する決定を支援するために優先順位を
付けることが可能である。致命度の格付けが,少なくとも結果の厳しさを,またしばしば,重要性の他の
尺度を含む場合,その解析は故障モード·影響及び致命度解析(FMECA)として知られる。
この規格は,ハードウェア,ソフトウェア,人の行動を含むプロセス,及びそれらのインタフェースに,
任意の組合せで,例えばソフトウェアFMEA,人·環境·装置の三要素FMEAで適用可能である。
FMEAは規制及びその他の目的のために安全解析に使用可能であるが,これは一般規格であって,安全
用途に対して特定の手引を与えるものではない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60812:2018,Failure modes and effects analysis (FMEA and FMECA)(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8115 ディペンダビリティ(総合信頼性)用語
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60050-192,International electrotechnical vocabulary−Part
192: Dependability
――――― [JIS C 5750-4-3 pdf 5] ―――――
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JIS C 5750-4-3:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60812:2018(IDT)
JIS C 5750-4-3:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.020 : 機械,装置、設備の特性及び設計
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.30 : 統計的方法の応用
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.01 : 品質一般
JIS C 5750-4-3:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8115:2019
- ディペンダビリティ(総合信頼性)用語