JIS C 5910-1:2019 波長選択性のない光ブランチングデバイス―第1部:通則

JIS C 5910-1:2019 規格概要

この規格 C5910-1は、光ファイバを用いた光伝送に使用する波長選択性のない光ブランチングデバイスの通則であり,用語,分類などの一般的な共通事項について規定。

JISC5910-1 規格全文情報

規格番号
JIS C5910-1 
規格名称
波長選択性のない光ブランチングデバイス―第1部 : 通則
規格名称英語訳
Non-wavelength-selective fiber optic branching devices -- Part 1:Generic specification
制定年月日
2014年3月20日
最新改正日
2019年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60875-1:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2014-03-20 制定日, 2019-02-20 改正
ページ
JIS C 5910-1:2019 PDF [15]
                                                                                 C 5910-1 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.1 部品・・・・[2]
  •  3.2 性能パラメータ・・・・[2]
  •  4 分類・・・・[3]
  •  5 外観及び構造・・・・[3]
  •  6 性能・・・・[3]
  •  7 試験方法・・・・[3]
  •  8 表示・・・・[3]
  •  9 包装・・・・[4]
  •  10 安全・・・・[4]
  •  附属書A(参考)溶融延伸形光ブランチングデバイスの技術例・・・・[5]
  •  附属書B(参考)平面光導波路形光ブランチングデバイスの技術例・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)1×N光ブランチングデバイスの個別仕様書の様式例・・・・[9]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 5910-1 pdf 1] ―――――

C 5910-1 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産
業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。これによって,JIS C 5910-1:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 5910の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 5910-1 第1部 : 通則
JIS C 5910-3 第3部 : シングルモード光ファイバピッグテール形1×N及び2×N光ブランチングデ
バイス

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 5910-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 5910-1 : 2019

波長選択性のない光ブランチングデバイス−第1部 : 通則

Non-wavelength-selective fiber optic branching devices- Part 1: Generic specification

序文

  この規格は,2015年に第6版として発行されたIEC 60875-1を基とし,我が国の実情に合わせるため,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項であ
る。

1 適用範囲

  この規格は,光ファイバを用いた光伝送に使用する波長選択性のない光ブランチングデバイスの通則で
あり,用語,分類などの一般的な共通事項について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60875-1:2015,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Non-wavelength-
selective fibre optic branching devices−Part 1: Generic specification(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5900 光伝送用受動部品通則
JIS C 5970 F01形単心光ファイバコネクタ(FCコネクタ)
JIS C 5973 F04形光ファイバコネクタ(SCコネクタ)
JIS C 61300(規格群) 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順
注記 対応国際規格 : IEC 61300 (all parts),Fibre optic interconnecting devices and passive components
−Basic test and measurement procedures

3 用語及び定義

  この規格及び波長選択性のない光ブランチングデバイスの規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C
5900の箇条3によるほか,次による。

――――― [JIS C 5910-1 pdf 3] ―――――

2
C 5910-1 : 2019

3.1 部品

3.1.1
波長選択性のない光ブランチングデバイス,光カプラ,光スプリッタ(non-wavelength-selective branching
device, optical coupler, optical splitter)
特定の波長域において波長選択性のない,三つ以上の端子をもつ両方向受動部品であって,一つ又は二
つ以上の入力端子からの入力を一つ以上の出力端子に,増幅,切替え,又は変調することなしに,分岐又
は結合させる機能を提供するもの。
3.1.2
等分岐光ブランチングデバイス,等分岐光カプラ(balanced branching device, balanced coupler)
端子群Mと端子群Nとの間の全ての伝達係数を等しく設計した波長選択性のない光ブランチングデバ
イス。
3.1.3
不等分岐光ブランチングデバイス,不等分岐光カプラ(unbalanced branching device, unbalanced coupler)
端子群Mと端子群Nとの間の伝達係数のうち,一つ以上が異なるように設計した波長選択性のない光
ブランチングデバイス。
3.1.4
タップカプラ(tap-coupler)
結合率が典型的には1 %20 %である,不等分岐光ブランチングデバイス。
注記 典型的には端子数1×2又は2×2に適用される。

3.2 性能パラメータ

3.2.1
過剰損失(excess loss)
全出力端子から出力する光パワーの和に対する,ある入力端子iに入力する光パワーの比。デシベル(dB)
で表し,正の値とする。伝達係数tijを用いて,次のようにその量を表す。
n
ijt
el 10 log10
j 1
ここに, el : 過剰損失(dB)
tij : 伝達係数
3.2.2
均一性(uniformity)
公称値として同一の分岐比をもつデバイスにおける,各出力端子の挿入損失のばらつき。共通入力端子
からのそれぞれの挿入損失の,最大値と最小値との差で,その量を表す。
3.2.3
結合率(coupling ratio)
全出力端子の出力光パワーの合計に対する,ある出力端子の出力光パワーの比。百分率で表す。
3.2.4
分岐比(splitting ratio)
それぞれの出力端子における出力光パワーの比。複数の出力端子における出力光パワーがそれぞれP1,
P2,···,Piのとき,分岐比はP1 : P2 : ··· : Piと表す。

――――― [JIS C 5910-1 pdf 4] ―――――

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C 5910-1 : 2019

4 分類

  波長選択性のない光ブランチングデバイスの分類例を,表1に示す。
表1−波長選択性のない光ブランチングデバイスの分類例
項目 分類例
端子構成 1×N,2×N(N≧2)など
方式 透過方式,反射方式など
適用技術 溶融延伸形a),平面光導波路形b)
使用波長帯 Oバンド,Cバンド,Lバンドなど
使用光ファイバ SSMA-9/125,SGI-50/125など
接続形態 プラグ形,レセプタクル形,ピッグテール形など
適用光コネクタ FC(F01形 : JIS C 5970),SC(F04形 : JIS C 5973)など
使用光ファイバコード シース直径2.8 mm,心線直径0.9 mmなど
注a) 附属書Aに記載している。
b) 附属書Bに記載している。

5 外観及び構造

  外観及び構造は,次による。
a) 外観 外観は,目視で検査したとき,著しいきず,汚れなどの異常があってはならない。
b) 構造 波長選択性のない光ブランチングデバイスの構造は,個別仕様書による。難燃性材料を用いる
必要がある場合は,個別仕様書で定めなければならない。

6 性能

  性能は,次による。
a) 光学的特性 光学的特性は,個別仕様書で定める。個別仕様書の様式例を,附属書JAに示す。
b) 耐環境性及び耐久性に対する性能 耐環境性及び耐久性に対する性能に関する試験条件は,性能項目
ごとに個別仕様書で定める。試料数及び合格判定数,又は検査水準は,必要に応じ,性能項目ごとに
個別仕様書によってもよい。個別仕様書の様式例を附属書JAに示す。

7 試験方法

  波長選択性のない光ブランチングデバイスの試験方法は,JIS C 61300規格群による。その他の試験方法
は,受渡当事者間の協議による。

8 表示

  波長選択性のない光ブランチングデバイスには,次を表示する。ただし,個々の波長選択性のない光ブ
ランチングデバイスに表示することが困難な場合には,包装に表示してもよい。
a) 形名(製造業者の指定による。)
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造年月若しくは製造ロット番号,又はそれらの略号
d) 端子番号

――――― [JIS C 5910-1 pdf 5] ―――――

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