JIS C 60068-2-6:2010 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)

JIS C 60068-2-6:2010 規格概要

この規格 C60068-2-6は、供試品が規定する厳しさの正弦波振動に耐える能力を決定するための標準的な試験手順について規定。

JISC60068-2-6 規格全文情報

規格番号
JIS C60068-2-6 
規格名称
環境試験方法―電気・電子―第2-6部 : 正弦波振動試験方法(試験記号 : Fc)
規格名称英語訳
Environmental testing -- Part 2-6:Tests -- Test Fc:Vibration (sinusoidal)
制定年月日
1987年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60068-2-6:2007(IDT)
国際規格分類

ICS

19.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1987-03-01 制定日, 1995-03-01 改正日, 1999-02-20 改正日, 2004-03-20被移行日, 2005-02-20 確認日, 2006-06-20 確認日, 2010-02-22 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 60068-2-6:2010 PDF [34]
                                                            C 60068-2-6 : 2010 (IEC 60068-2-6 : 2007)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験要求事項・・・・[4]
  •  4.1 要求特性・・・・[4]
  •  4.2 制御方法・・・・[6]
  •  4.3 取付け・・・・[7]
  •  5 厳しさ・・・・[7]
  •  5.1 振動数範囲・・・・[7]
  •  5.2 振動振幅・・・・[7]
  •  5.3 耐久試験時間・・・・[8]
  •  6 前処理・・・・[11]
  •  7 初期測定・・・・[11]
  •  8 試験・・・・[11]
  •  8.1 一般・・・・[11]
  •  8.2 振動応答検査・・・・[12]
  •  8.3 耐久試験・・・・[12]
  •  9 中間測定・・・・[13]
  •  10 後処理・・・・[13]
  •  11 最終測定・・・・[13]
  •  12 製品規格に規定する事項・・・・[13]
  •  13 試験報告書に記載する情報・・・・[14]
  •  附属書A(参考)正弦波振動試験方法(試験記号Fc)の指針・・・・[16]
  •  附属書B(参考)主として部品に適用する厳しさの例・・・・[28]
  •  附属書C(参考)主として機器に適用する厳しさの例・・・・[29]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 60068-2-6 pdf 1] ―――――

C 60068-2-6 : 2010 (IEC 60068-2-6 : 2007)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本電子
部品信頼性センター (RCJ) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)
である。これによって,JIS C 60068-2-6 : 1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS C 60068の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 60068-1 通則
JIS C 60068-2-1 第2-1部 : 低温(耐寒性)試験方法(試験記号 : A)
JIS C 60068-2-2 第2-2部 : 高温(耐熱性)試験方法(試験記号 : B)
JIS C 60068-2-6 第2-6部 : 正弦波振動試験方法(試験記号 : Fc)
JIS C 60068-2-7 加速度(定常)試験方法
JIS C 60068-2-11 塩水噴霧試験方法
JIS C 60068-2-13 減圧試験方法
JIS C 60068-2-17 封止(気密性)試験方法
JIS C 60068-2-18 第2-18部 : 耐水性試験及び指針
JIS C 60068-2-20 はんだ付け試験方法
JIS C 60068-2-21 第2-21部 : 試験−試験U : 端子強度試験方法
JIS C 60068-2-27 衝撃試験方法
JIS C 60068-2-29 バンプ試験方法
JIS C 60068-2-30 温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法
JIS C 60068-2-31 面落下,角落下及び転倒(主として機器)試験方法
JIS C 60068-2-32 自然落下試験方法
JIS C 60068-2-38 温湿度組合せ(サイクル)試験方法
JIS C 60068-2-39 第2-39部 : 低温,減圧及び高温高湿一連複合試験
JIS C 60068-2-40 低温・減圧複合試験方法
JIS C 60068-2-41 高温・減圧複合試験方法
JIS C 60068-2-42 接点及び接続部の二酸化硫黄試験方法
JIS C 60068-2-43 接点及び接続部の硫化水素試験方法
JIS C 60068-2-45 耐溶剤性(洗浄溶剤浸せき)試験方法
JIS C 60068-2-46 接点及び接続部の硫化水素試験−指針
JIS C 60068-2-47 第2-47部 : 動的試験での供試品の取付方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 60068-2-6 pdf 2] ―――――

                                                            C 60068-2-6 : 2010 (IEC 60068-2-6 : 2007)
JIS C 60068-2-48 第2-48部 : 保存の影響をシミュレートするために,環境試験方法に関するJIS規格
群の試験を適用する場合の指針
JIS C 60068-2-49 接点及び接続部の二酸化硫黄試験−指針
JIS C 60068-2-50 発熱供試品及び非発熱供試品に対する低温/振動(正弦波)複合試験
JIS C 60068-2-51 発熱供試品及び非発熱供試品に対する高温/振動(正弦波)複合試験
JIS C 60068-2-52 塩水噴霧(サイクル)試験方法(塩化ナトリウム水溶液)
JIS C 60068-2-53 発熱供試品及び非発熱供試品に対する低温・高温/振動(正弦波)複合試験の指針
JIS C 60068-2-54 はんだ付け性試験方法(平衡法)
JIS C 60068-2-57 時刻歴振動試験方法
JIS C 60068-2-58 表面実装部品 (SMD) のはんだ付け性,電極の耐はんだ食われ性及びはんだ耐熱性
試験方法
JIS C 60068-2-59 サインビート振動試験方法
JIS C 60068-2-60 混合ガス流腐食試験
JIS C 60068-2-61 一連耐候性試験
JIS C 60068-2-64 広帯域ランダム振動試験方法及び指針
JIS C 60068-2-65 第2-65部 : 音響振動
JIS C 60068-2-66 高温高湿,定常(不飽和加圧水蒸気)
JIS C 60068-2-67 基本的に構成部品を対象とした高温高湿,定常状態の促進試験
JIS C 60068-2-68 砂じん(塵)試験
JIS C 60068-2-69 第2-69部 : 試験−試験Te : 表面実装部品 (SMD) のはんだ付け性試験方法(平衡
法)
JIS C 60068-2-70 第2-70部 : 指及び手の擦れによる印字の摩滅試験
JIS C 60068-2-75 第2-75部 : ハンマ試験
JIS C 60068-2-77 表面実装部品 (SMD) の本体強度及び耐衝撃性試験方法
JIS C 60068-2-78 第2-78部 : 高温高湿(定常)試験方法
JIS C 60068-2-80 第2-80部 : 混合モード振動試験方法(試験記号 : Fi)
JIS C 60068-2-81 第2-81部 : 衝撃応答スペクトル合成による衝撃試験方法
JIS C 60068-2-82 第2-82部 : 試験−試験XW1 : 電気・電子部品のウィスカ試験方法
JIS C 60068-3-1 低温試験及び高温試験を理解するための必す(須)情報
JIS C 60068-3-2 第3-2部 : 温度/減圧複合試験を理解するための必す(須)情報
JIS C 60068-3-3 機器の耐震試験方法の指針
JIS C 60068-3-4 第3-4部 : 高温高湿試験の指針
JIS C 60068-3-5 第3-5部 : 温度試験槽の性能確認の指針
JIS C 60068-3-6 第3-6部 : 支援文書及び指針−温湿度試験槽の性能確認の指針
JIS C 60068-3-7 第3-7部 : 支援文書及び指針−負荷がある場合の低温試験(試験A)及び高温試験
(試験B)の試験槽の温度測定のための指針
JIS C 60068-3-8 第3-8部 : 振動試験方法の選択の指針

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 60068-2-6 pdf 3] ―――――

C 60068-2-6 : 2010 (IEC 60068-2-6 : 2007)
白 紙

(pdf 一覧ページ番号 4)

――――― [JIS C 60068-2-6 pdf 4] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 60068-2-6 : 2010
(IEC 60068-2-6 : 2007)

環境試験方法−電気・電子−第2-6部 : 正弦波振動試験方法(試験記号 : Fc)

Environmental testing-Part 2-6 : Tests-Test Fc : Vibration (sinusoidal)

序文

  この規格は,2007年に第7版として発行されたIEC 60068-2-6を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
この規格は,輸送中又は使用中に調和形の振動を受ける部品,機器及びその他の製品(以下,供試品と
いう。)に適用する試験方法を規定するものである。調和形の振動は,船舶,航空機,車両,ヘリコプター
及び宇宙機器で生じるような,又は機械及び地震現象に起因するような,主として回転力,脈動力又は周
期的な力によって発生する。
この規格では,基本的には,供試品に規定する振動数範囲又は振動数の正弦波振動を,規定する時間加
える。供試品の臨界振動数を決定するために,振動応答検査を規定してもよい。
製品規格では,振動中の供試品の動作を調べるのか,又は振動を加えた後で供試品の動作を調べるのか
を規定する。
振動試験は,常にある程度の技術的判断を必要とするものであること,及び供給者と購入者との双方で,
このことを十分に知っておくことが望ましいことをここで強調しておく。しかし,正弦波試験は,決定論
的であり,比較的簡単に実施できる。したがって,直ちに,診断及び使用寿命試験に適用できる。
この規格の本体では,アナログ又はデジタル技術を用いて,規定した点の振動を制御する方法及び試験
手順の詳細を規定する。振動運動の要求事項並びに振動数範囲,振幅及び耐久試験時間を含む厳しさの選
択についても規定し,厳しさは,パラメータの合理的な配列で表す。製品規格を定める場合は,供試品並
びにその使用条件に適合した試験手順及び値を選択することが望ましい。

1 適用範囲

  この規格は,供試品が規定する厳しさの正弦波振動に耐える能力を決定するための標準的な試験手順に
ついて規定する。製品を包装しないで試験する場合は,製品そのものを供試品と呼ぶ。一方,製品を包装
した場合は,製品と包装材とを合わせたものを供試品と呼ぶ。
この試験は,供試品の機械的弱点及び/又は特定の性能の劣化を判定すること,並びに製品規格ととも
にその判定情報を用いて,供試品の合否を決定することを目的とする。この試験方法は,供試品の機械的
頑丈さを実証するため及び/又は供試品の動的な挙動を調査するためにも,使用することができる。試験
に用いた厳しさに応じて選択した場合は,部品を分類することもできる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60068-2-6 : 2007,Environmental testing−Part 2-6 : Tests−Test Fc : Vibration (sinusoidal) (IDT)

――――― [JIS C 60068-2-6 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS C 60068-2-6:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60068-2-6:2007(IDT)

JIS C 60068-2-6:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60068-2-6:2010の関連規格と引用規格一覧