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C 61191-3 : 2020 (IEC 61191-3 : 2017)
らない。交互の曲げを用いてもよい。DIP(dual in-line package)上の対角線上の両対角のリードは,はん
だ付け作業中に部品を保持するために部分クリンチしてもよい。DIPリードは,本体の縦軸から外方向に
曲げることが望ましい。
5.3.5.5 ストレートリードの先端
部品のストレートリードは,レベルCでは1.5 mm,又はレベルBでは2.5 mmを超えて導体表面から突
き出してはならない。また,レベルAでは短絡の危険があってはならない。最低限,はんだ接合部にリー
ド先端が識別できなければならない。めっきなし孔のリード突出しは,レベルA及びレベルBでは,はん
だ接合部にリード先端が識別できなければならない。レベルCでは,リードのクリンチ曲げに十分な長さ
とする。リード突出しの最大長さは,全てのレベルで短絡の危険が生じない長さでなければならない。プ
リント配線板下の異なるリード長さを必要とする実装設計は,承認組立図に注記する特殊な実装要求事項
をもつとみなす。
注記 “レベルAでは短絡の危険があってはならない”が正しいが,対応国際規格ではレベルCと記
載されており明らかな誤記のため修正した。
5.3.5.6 部品被膜メニスカス間隙及びトリミング
部品は,各リード上の部品被膜メニスカス(絶縁被膜の曲面部)とはんだ接合との間に目視できる間隙
ができるように実装する。部品被膜メニスカスのトリミングは,行ってはならない。
5.3.5.7 リードの切断
リードの切断による物理的衝撃によって,部品又ははんだ接合に損傷がない場合には,はんだ付け後に
リードを切断してもよい。はんだ付け後にリード切断を行う場合には,はんだ接合が損傷(例えば,砕け)
又は変形していないことを確実にするために倍率10倍の拡大鏡を用いて目視検査又は再はんだ付けをし
なければならない。はんだ接合部を再はんだ付けする場合,はんだ付け工程の一部とみなし,手直しとは
みなさない。この要求事項は,はんだ付け後にリードの一部を除去する(例えば,タイバーを切断)よう
に設計した部品には適用しない。
注記 倍率10倍の拡大鏡の検査は,物理的な損傷又は変形の証拠となるランド寸法よりも小さい割れ
をJIS C 61191-1に従って,はんだ付けされた端子を評価する検査である。ただし,リードの切
断面において腐食性のリード材質(例えば : KoverTM)が露出していないことが条件である。
KovarTMは,商用の製品の一例としてユーザの利便性のために記載している。KoverTMは,
Carpenter Technology Corp.の登録商標である。また,その組成の例は,Fe54 Ni29 Co17である。
5.3.5.8 はんだ上がりの妨げ
部品は,はんだ付けに必要なめっきスルーホール内での上面ランド側へのはんだの流れを妨げないよう
に実装する(図2参照)。
――――― [JIS C 61191-3 pdf 6] ―――――
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図2−はんだ上がりの妨げ(不適合な例)
5.3.5.9 金属ケース部品の絶縁
金属ケース部品は,隣接する導電体から絶縁していなければならない。絶縁材料は,回路及びプリント
配線板材料と適合しなければならない。
5.3.5.10 ジャンパ線
ジャンパ線は,該当する設計仕様(例 IEC 61188-5-1IEC 61188-5-6)に適合したものを用い,組立図
に記載する。
6 受入要求事項
6.1 一般事項
JIS C 61191-1に規定する材料,工程及び手順は,この箇条の最低受入要求事項よりも優れたはんだ接合
を得られる。工程及びその管理には,レベルCの製品の受入基準を満たすか,それを超える製品を生産す
る能力があることが望ましい。
6.2 管理及び是正処置
6.2.1 一般事項
JIS C 61191-1に規定する受入,是正処置適用限界値,管理限界値の決定及び一般実装要求事項は,この
規格の必須部分である。さらに,全ての挿入実装及び接合は,6.2.26.3.3の要求事項に適合しなければな
らない。
6.2.2 ビアによる層間接続
リードを挿入しためっきなしスルーホール又はリードを挿入しないビアによる層間接続用のめっきスル
ーホールは,はんだの充は不用である。これらのスルーホールのランド上に,銅が露出していてもよい。
ソルダレジストなどによって,永久又は一時的に溶融はんだと接触しないビアによる層間接続用のめっき
スルーホールは,はんだの充は不用である。
ビアを含めたリードなしのめっきスルーホールは,リフロー,ウェーブ,ディップ又はドラッグソルダ
リング後に,JIS C 61191-1の受入要求事項を満たさなければならない。
6.3 挿入実装部品リードのはんだ付け
6.3.1 一般事項
はんだ接合部は,良好なぬれを示し,また,めっきスルーホールのはんだ充は,孔の壁まではんだで
ぬれていて,表1並びに図3及び図5の要求事項に適合しなければならない。片面プリント配線板は,表
1の基準C及び基準E並びに図4に適合しなければならない。
――――― [JIS C 61191-3 pdf 7] ―――――
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全てのレベルでの許容値は,表1参照。
リード及び線材の線すじが,はんだフィレットで見えなければならない。
図3−挿入実装部品のリードはんだ付け
a) レベルA及びレベルB b) レベルC
図4−めっきなしスルーホールでのクリンチリード及び線材のリードとランドとの間の
フィレットの要求事項
a) レベルA及びレベルB b) レベルC
図5−めっきスルーホールでのクリンチリード及び線材のリードとランドとの間の
フィレットの要求事項
――――― [JIS C 61191-3 pdf 8] ―――――
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C 61191-3 : 2020 (IEC 61191-3 : 2017)
表1−部品リードを挿入しためっきスルーホールの最低受入基準a)
基準 レベルA レベルB レベルC
A. 部品面のリード及び内壁に対するぬれ 規定しない 180° 270°
B. はんだ垂直充度合b) 規定しない 75 % c) 75 %
C. はんだ面の周辺フイレット及びぬれ 270° 270° 330°
D. 部品面のランドはんだぬれ面積比率 0% 0% 0%
E. はんだ面のランドはんだぬれ面積比率 75 % 75 % 75 %
注a) はんだぬれとは,はんだ付け工程によってはんだが付いた部分を意味する。
b) くぼみは,はんだ面及び部品面の合計で25 %まで許される。
c) スルーホールが熱伝導層に接続されている場合には,レベルBのはんだ垂直充度合は,
50 %又は高さ1.2 mmのいずれか小さい方以上とし,はんだ供給面のリードが確認でき,は
んだ接合部は内壁及びリードの周囲360°にぬれがある。
レベルA及びレベルBの接合では,ランド上のリードの270°の長さが一つ又は二つのフィレットで覆
われていればよい。
レベルCの接合では,ランド上のリードの330°が完全なはんだフィレットで覆われていなければなら
ない。リードのヒールは,はんだにぬれていなければならない。はんだは表1のとおり充していなけれ
ばならない。
6.3.2 クリンチリード
リード又は線材をクリンチする場合,リード又は線材が,はんだ付け前に導体パターンと接触してもよ
い。リード又は線材の線筋は,はんだフィレットで見えていなければならない。図4及び図5参照。
6.3.3 露出した母材金属
挿入実装部品リードの先端,プリント配線板ランド及び導体の縁及び/又は周囲の不十分なはんだのぬ
れは受け入れられる。はんだ付け後の部品リードの切断で生じた母材金属の露出は,許される(5.3.5.7参
照)。
7 不適合はんだ接合の手直し
不適合なはんだ接合の手直しは,その不適合の記録が完了するまで実施しない。このデータは,原因を
推定し,必要な是正処置を決定するために用いる(JIS C 61191-1参照)。手直しを実施する場合,手直し
又はリフローした接合部は,5.3の要求事項に基づいて検査する(不適合については,表2参照)。
表2−挿入実装はんだ接合の不適合
No. 不適合
1 JIS C 61191-1の表2に示す不適合
2 表1に示す部品リードとランドとを接合するはんだフイレットの要求事項を満た
していないはんだ接合
3 部品及び線材の不適切な応力緩和
注記 応力緩和曲げ部分のはんだは,応力緩和の妨げにならない。
――――― [JIS C 61191-3 pdf 9] ―――――
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附属書A
(規定)
挿入実装部品の取付け要求事項
A.1 一般事項
挿入実装部品に対するA.2A.9に規定する取付け要求事項は,5.2の要求事項を満足する工程管理が十
分に実施できていない場合だけに適用する。
注記 対応国際規格の誤記のため,5.1を5.2に修正した。
A.2 自立形水平実装
部品を自立実装する場合,部品の本体又は部品被覆メニスカス(存在する場合)の端とプリント配線板
の表面との間隙は,最低限,実装の洗浄要求事項又は5.3に規定する要求事項に適合しなければならない。
間隙は,2 mm以下が望ましい(図A.1参照)。傾いた場合でも,最小間隙限度に不適合となってはならな
い。
注記 対応国際規格の誤記のため,5.2を5.3に修正した。
図A.1−自立形部品の実装
A.3 アキシャルリード部品
アキシャルリード部品は,承認組立図の規定によって実装し,プリント配線板表面にほぼ平行又はA.5.2
の規定によって垂直に実装しなければならない。アキシャルリード部品の本体は,ほぼ中心に置くことが
望ましい。
注記 対応国際規格の誤記のため,A.4.1をA.5.2に修正した。
A.4 ラジアルリード部品
ラジアルリード部品は,A.2に規定する間隙の許容差内でプリント配線板の表面に平行に実装すること
が望ましい。
注記 対応国際規格では規定の引用箇条が不明確なため,該当するA.2を追加した。
――――― [JIS C 61191-3 pdf 10] ―――――
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- 31 : エレクトロニクス > 31.240 : 電子設備の機械的構造
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