JIS C 6122-10-5:2022 光増幅器―測定方法―第10-5部:マルチチャネルパラメータ―分布ラマン増幅器の利得及び雑音指数

JIS C 6122-10-5:2022 規格概要

この規格 C6122-10-5は、マルチチャネルを増幅する分布ラマン増幅器(DRA)の利得及び雑音指数の測定方法について規定。

JISC6122-10-5 規格全文情報

規格番号
JIS C6122-10-5 
規格名称
光増幅器―測定方法―第10-5部 : マルチチャネルパラメータ―分布ラマン増幅器の利得及び雑音指数
規格名称英語訳
Optical amplifiers -- Test methods -- Part 10-5:Multichannel parameters -- Distributed Raman amplifier gain and noise figure
制定年月日
2016年5月20日
最新改正日
2022年2月21日
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対応国際規格

ISO

IEC 61290-10-5:2014(IDT)
国際規格分類

ICS

33.180.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2016-05-20 制定日, 2021-06-21 確認日, 2022-02-21 改正
ページ
JIS C 6122-10-5:2022 PDF [39]
                                                           C 6122-10-5 : 2022 (IEC 61290-10-5 : 2014)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語,定義及び略語・・・・[2]
  •  3.1 用語及び定義・・・・[2]
  •  3.2 略語・・・・[3]
  •  4 DRA利得及び雑音指数パラメータ-概要・・・・[4]
  •  5 装置・・・・[6]
  •  5.1 装置構成・・・・[6]
  •  5.2 マルチチャネル信号光源・・・・[7]
  •  5.3 偏波制御器・・・・[8]
  •  5.4 光スペクトラムアナライザ・・・・[8]
  •  5.5 光パワーメータ・・・・[8]
  •  5.6 狭線幅波長可変光源・・・・[8]
  •  5.7 広帯域光源・・・・[9]
  •  5.8 光コネクタ及び光ファイバコード・・・・[9]
  •  6 試料・・・・[9]
  •  7 手順・・・・[9]
  •  7.1 概要・・・・[9]
  •  7.2 校正・・・・[10]
  •  7.3 測定・・・・[12]
  •  7.4 計算・・・・[13]
  •  8 試験報告書・・・・[14]
  •  附属書A(参考)フィールド測定と研究室測定との相違・・・・[16]
  •  附属書B(参考)励起光減衰及びチャネル間ラマン散乱・・・・[17]
  •  附属書JA(参考)分布ラマン増幅の概要及びその応用・・・・[18]
  •  参考文献・・・・[36]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 6122 pdf 1] ―――――

           C 6122-10-5 : 2022 (IEC 61290-10-5 : 2014)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 6122-10-5:2016
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
JIS C 6122規格群(光増幅器−測定方法)は,次に示す部で構成する。
JIS C 6122-1-0 第1-0部 : パワーパラメータ及び利得パラメータ
JIS C 6122-1-1 第1-1部 : パワーパラメータ及び利得パラメータ−光スペクトラムアナライザ法
JIS C 6122-1-2 第1-2部 : パワーパラメータ及び利得パラメータ−電気スペクトラムアナライザ法
JIS C 6122-1-3 第1-3部 : パワーパラメータ及び利得パラメータ−光パワーメータ法
JIS C 6122-3 第3部 : 雑音指数パラメータ
JIS C 6122-3-1 第3-1部 : 雑音指数パラメータ−光スペクトラムアナライザ法
JIS C 6122-3-2 第3-2部 : 雑音指数パラメータ−電気スペクトラムアナライザ試験方法
JIS C 6122-3-3 第3-3部 : 雑音指数パラメータ−信号対総ASEパワー比
JIS C 6122-4-1 第4-1部 : 過渡パラメータ−二波長法を用いた利得パラメータ測定
JIS C 6122-4-2 第4-2部 : 過渡パラメータ−広帯域光源法を用いた利得パラメータ測定
JIS C 6122-4-3 第4-3部 : 過渡パラメータ−パワー制御単一チャネル光増幅器のパワーパラメータ
測定
JIS C 6122-5-1 第5-1部 : 光反射率パラメータ測定方法−光スペクトラムアナライザを用いた測定
方法
JIS C 6122-6 第6部 : 漏れ励起光パラメータ測定方法
JIS C 6122-7 第7部 : 波長帯域外挿入損失測定方法
JIS C 6122-10-1 第10-1部 : マルチチャネルパラメータ−光スイッチ及び光スペクトラムアナライ
ザを用いたパルス法
JIS C 6122-10-2 第10-2部 : マルチチャネルパラメータ−ゲート付き光スペクトラムアナライザを
用いたパルス法
JIS C 6122-10-3 第10-3部 : マルチチャネルパラメータ−プローブ法
JIS C 6122-10-4 第10-4部 : マルチチャネルパラメータ−光スペクトラムアナライザを用いた補間

JIS C 6122-10-5 第10-5部 : マルチチャネルパラメータ−分布ラマン増幅器の利得及び雑音指数
JIS C 6122-11-1 第11-1部 : 偏波モード分散パラメータ−ジョーンズマトリクス固有値解析(JME)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 6122 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 6122-10-5 : 2022
(IEC 61290-10-5 : 2014)

光増幅器−測定方法−第10-5部 : マルチチャネルパラメータ−分布ラマン増幅器の利得及び雑音指数

Optical amplifiers-Test methods-Part 10-5: Multichannel parameters- Distributed Raman amplifier gain and noise figure

序文

  この規格は,2014年に第1版として発行されたIEC 61290-10-5を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JA及び点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項で
ある。

1 適用範囲

  この規格は,マルチチャネルを増幅する分布ラマン増幅器(DRA)の利得及び雑音指数の測定方法につ
いて規定する。DRAは,ラマン励起パワーが伝送光ファイバに入射され,伝送光ファイバ中での誘導ラマ
ン散乱によって信号が増幅される過程に基づく。
これらの増幅器とエルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)のような集中増幅器との基本的な相違は,
集中増幅器が一般的に入出力端を定義するブラックボックスの手法を用いることによって規定することで
ある。一方でDRAは,基本的に励起モジュールであって,実際の増幅過程は伝送光ファイバに沿って行
う。このような相違があるため,JIS C 6122規格群の他の文書に規定した利得,雑音指数などの増幅器パ
ラメータの標準的な測定方法は,そのままでは適用が不可能である。
この規格の目的は,光スペクトラムアナライザ(OSA)を用いて,次のDRAに関する性能パラメータの
正確かつ信頼性のある測定を行うための一定の要求事項を確立することである。
a) チャネルオンオフ利得
b) 励起モジュール挿入損失
c) チャネルネット利得
d) チャネル信号光−ASE間雑音指数
測定方法の大部分は,JIS C 6122-10-4に詳細な記載があるOSAを用いた光源減算補間(ISS)法に基づ
くが,DRAに関わる修正を加えている。

――――― [JIS C 6122 pdf 3] ―――――

           2
C 6122-10-5 : 2022 (IEC 61290-10-5 : 2014)
“*”が付帯する全ての数値は,測定を十分小さな不確かさで行うための推奨値である。他の数値でも許
容できる場合があるが,確認が必要である。
注記1 雑音指数の一般的な測定方法は,JIS C 6122-3に規定している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61290-10-5:2014,Optical amplifiers−Test methods−Part 10-5: Multichannel parameters−
Distributed Raman amplifier gain and noise figure(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部又は全部がこの規
格の要求事項を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6121-1 光増幅器−第1部 : 通則
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 61291-1,Optical amplifiers−Part 1: Generic specification
JIS C 6123-4 光増幅器−性能仕様テンプレート−第4部 : マルチチャネル用光増幅器
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 61291-4,Optical amplifiers−Part 4: Multichannel
applications−Performance specification template
JIS C 6802 レーザ製品の安全基準
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60825-1,Safety of laser products−Part 1: Equipment
classification and requirements

3 用語,定義及び略語

3.1 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1.1
ラマン励起パワー(Raman pump power)
チャネル信号光のラマン増幅を可能にするために励起モジュールによって生成される光パワー
注釈1 ラマン励起光には,チャネル信号光より短い波長のものを用いる。
3.1.2
光ファイバ中継区間(fiber span)
信号チャネル及びラマン励起パワーを入力し,誘導ラマン散乱によって信号チャネルがラマン増幅され
る光ファイバの長さ
3.1.3
前方励起構成(co-propagating configuration)
信号チャネルとラマン励起パワーとが同じ順方向に伝搬するように,ラマン励起パワーを光ファイバ中
継区間の入力と結合する構成
3.1.4
後方励起構成(counter-propagating configuration)

――――― [JIS C 6122 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
C 6122-10-5 : 2022 (IEC 61290-10-5 : 2014)
信号チャネルとラマン励起パワーとが逆方向に伝搬するように,ラマン励起パワーを光ファイバ中継区
間の出力と結合する構成
3.1.5
励起モジュール(pump module)
ラマン励起パワーを発生し,光ファイバ中継区間と結合するモジュール
注釈1 励起モジュールが光ファイバ中継区間の入力を接続する場合,入力する信号チャネル及びラマ
ン励起パワーの両方とも光ファイバ中継区間に結合する。
注釈2 励起モジュールが光ファイバ中継区間の出力を接続する場合,励起パワーは,光ファイバ中継
区間に結合し,光ファイバ中継区間から出力する信号チャネルは,励起モジュールの入力端か
ら出力端へ通過する。
注釈3 この規格では,信号チャネルを入力する側を励起モジュールの入力と定義し,信号チャネルが
出力する側を励起モジュールの出力と定義する。したがって,前方励起構成ではラマン励起パ
ワーは,励起モジュールの出力端から出射し,後方励起構成ではラマン励起パワーは,励起モ
ジュールの入力端から出射する。
3.1.6
チャネルオンオフ利得,Gon-off(channel on-off gain)
励起モジュールが稼働するときの光ファイバ中継区間の出力端でのチャネル信号光パワーの,励起モジ
ュールが稼働していないときの同一点でのチャネル信号光パワーに対する比
3.1.7
励起モジュールチャネル挿入損失,IL(pump module channel insertion loss)
励起モジュールの入力端でのチャネルパワーの,励起モジュールの出力端でのチャネルパワーに対する

3.1.8
チャネルネット利得,Gnet(channel net gain)
チャネルオンオフ利得から励起モジュールチャネル挿入損失を減算した量
注釈1 単位 : デシベル(dB)
3.1.9
チャネル等価雑音指数,NFsig-ASE,eq(channel equivalent noise figure)
DRAのチャネルオンオフ利得と同量のチャネル利得をもち,光ファイバ中継区間の出力でDRAによっ
て発生するのと同じ量のASE出力パワーを発生する集中増幅器が光ファイバ中継区間の出力に配置され
たとした場合の信号光−ASE間雑音(JIS C 6122-3参照)によるチャネルNF

3.2 略語

  この規格で用いる主な略語は,次による。
ASE 増幅された自然放出光 (amplified spontaneous emission)
APR 自動パワー減衰 (automatic power reduction)
DCF 分散補償光ファイバ (dispersion compensating fiber)
DOP 偏光度 (degree of polarization)
DRA 分布ラマン増幅器 (distributed Raman amplifier)

――――― [JIS C 6122 pdf 5] ―――――

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JIS C 6122-10-5:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61290-10-5:2014(IDT)

JIS C 6122-10-5:2022の国際規格 ICS 分類一覧

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