JIS C 61280-2-11:2010 光ファイバ通信サブシステム試験方法―光信号品質評価のための強度ヒストグラム評価を用いた平均化Q値測定 | ページ 3

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
計算の条件は,次による。
Tr=1/4×Tslot s
Bre=0.75×B Hz
Tres=1/64×Tslot s
Nsamp=16 384 (=214)
B=10 Gbit/s
図5−αの最適値のBopt依存性

――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 11] ―――――

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
附属書A
(規定)
測定精度,信頼性及び感度
測定精度は,測定信頼性の影響を受ける。
測定したQave及びQの変化量を,それぞれΔQave及びΔQとして定義し,Q及びQaveの線形近似傾斜を
slopeと定義する。ΔQave,ΔQ及びslopeは,それぞれ測定精度,測定信頼性及び測定感度のパラメータを
意味する。
図A.1から,ΔQは式(A.1)で表せる。
Qave
Q ................................................................................................ (A.1)
slope
ここに, ΔQ : 測定信頼性
ΔQave : 測定精度
slope : 測定感度
図A.1−ΔQave及びΔQの定義

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
計算の条件は,次による。
Tr=1/4×Tslot s
Bre=0.7×B Hz
Bopt=4×B Hz
Tres=1/256×Tslot s(0.3 s以下)
Q=16 dB
図A.2−Qaveの標準偏差のNsamp依存性
測定信頼性は,サンプリングポイント数であるNsampに依存する。図A.2は,複数回測定の変動のNsamp
に対する依存性を示す。縦軸は,一例として式(A.1)のΔQaveに関係する八つの測定ポイントの標準偏差を
表す。Nsampが増大するに従って,8ポイントの標準偏差は,縮小する。
Q評価はクロスポイントデータを含まないが,Qave評価はクロスポイントデータの一部を含むので,一
般に,slopeの値は1より小さい。図A.3に示すように,slopeの値は密接にBoptに依存する。
式(A.1),図A.2及び図A.3を用いてBopt及びNsampを決める。例えば,ΔQの要求値が0.60(BERの10−10
と10−9との間の違いに一致する。)であるとき,ΔQaveのslopeに対する比は,同様に0.60よりも小さくな
ければならない(ΔQave/slope=<0.60)。Boptが20×Bのとき,slopeは図A.3から0.56に設定され,ΔQave
は式(A.1)から0.34より小さくなければならない。ΔQaveが2×(標準偏差)とすると,許容する標準偏差
値は0.17よりも小さい。したがって,図A.2から測定信頼性を維持するためのNsampへの要求値は,13 000
ポイント以上となる。

――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 13] ―――――

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
計算の条件は,次による。
Tr=1/4×Tslot s
Bre=0.7×B Hz
Tres=1/256×Tslot s
α=0.3
図A.3−Qave及びQの線形近似slopeのBopt依存性
時間分解能(サンプリング窓)Tresの複数回測定の変動の依存性を,図A.4に示す。縦軸は,8回の測定
のQave値の標準偏差である。サンプリングポイント数と同様の解析を用いると,測定信頼性を維持するた
めには,図A.4からNRZ信号では1/8×1/B sより小さいTres値にしなければならない。
以上のように,図A.2及び図A.4で,パラメータを決めることができる。

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
計算の条件は,次による。
Tr=1/4×Tslot s
Bre=0.75×B Hz
Bopt=4×B Hz
Nsamp=16 384(=214)
α=0.3
図A.4−Qaveの8回測定の標準偏差のTres依存性

――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 15] ―――――

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JIS C 61280-2-11:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61280-2-11:2006(IDT)

JIS C 61280-2-11:2010の国際規格 ICS 分類一覧