JIS C 61340-4-5:2007 静電気―特定応用のための標準的試験方法―人体と組み合わせた履物及び床システムの静電気防止性能の評価方法 | ページ 2

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C 61340-4-5 : 2007 (IEC 61340-4-5 : 2004)
抵抗測定装置は,1.0×106 Ω未満の抵抗値を測定する場合には,開放回路状態で10 V±0.5 Vの出力電
圧を,1.0×106 Ω以上の抵抗値を測定する場合には,開放回路状態で100 V±5 Vの出力電圧をもたなけれ
ばならない。この装置の測定範囲は,測定しようとする抵抗値の予測範囲より両側に少なくとも一けた広
い範囲とする。抵抗測定装置は,意図しない接地経路が測定に影響しないような方法で使用しなければな
らない。
6.3.1.1.1で規定した実験室試験用抵抗測定装置を,受入試験にも用いてもよい。試験結果に疑問がある
場合には,実験室試験用抵抗測定装置だけを用いる。
6.3.1.2 手持ち電極(人体電位測定用電極)
手持ち電極は,直径約25 mm,長さ約75 mmのステンレス製の丸棒又はチューブで,一方の端にバナナ
プラグ用ジャック又はねじ止め端子が付いているものを用いる。
6.3.2 試験手順
試験開始に先立って,少なくとも10分間は,両足に試験用履物を履く。
抵抗測定装置(6.3.1.1)の負極性側のリード線を,試験する床仕上げ材の接地接続点に接続する(実験
室試験の場合)か,又は,接地する(施工された床仕上げ材の試験の場合)。他のリード線を手持ち電極
(6.3.1.2)に接続する。試験する床仕上げ材の上に両足で立ち,手持ち電極をしっかりとつかむ(図1参
照)。
最初に試験電圧を10 Vに設定し,試験電圧を印加して15秒±2秒経過後の抵抗値を読み取る。値が1.0
×106 Ωを超える場合には,試験電圧を100 Vに設定して再測定する。読取値が,6.3.1.1に規定した電圧
及び抵抗範囲に入っていれば,その値を記録する。100 Vで測定した抵抗値が1.0×106 Ωより小さければ,
その読取値を記録する。
試験する床仕上げ材に左足だけを接触させ,右足は床仕上げ材より約150 mm上に停止して測定手順を
繰り返す。
試験する床仕上げ材に右足だけを接触させ,左足は床仕上げ材より約150 mm上に停止して測定手順を
繰り返す。
実験室試験では,試験片全体に均等に割り当てた5か所の異なる位置で測定する。
施工された床仕上げ材の試験では,床仕上げ材の材料ごとに少なくとも5回測定する。大きな床面積の
場合には,床仕上げ材の材料ごとに500 m2当たり,少なくとも5回測定する。摩耗,化学薬品若しくは水
のこぼれ,又は目に見える汚れのこん(痕)跡がある場合には,その影響を受けた領域について少なくと
も3回測定する。

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C 61340-4-5 : 2007 (IEC 61340-4-5 : 2004)
記号
1 : 手持ち電極(6.3.1.2)
2 : 抵抗測定装置(6.3.1.1)
3 : 接地接続点(6.1)
4 : 試験用床仕上げ材
5 : 支持材(6.1)
6 : 施工された床
7 : 接地
図1−人体と組み合わせた履物及び床システムの電気抵抗を測定するセットアップ

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C 61340-4-5 : 2007 (IEC 61340-4-5 : 2004)

6.4 帯電性の測定

6.4.1  装置
6.4.1.1 人体電位測定システム
人体電位測定システムは,静電電位計,手持ち電極(6.3.1.2)及び記録計で構成され,次の要求事項を
満たさなければならない。
なお,附属書Aに人体電位測定システムの校正方法を規定する。
a) 静電電位計の入力抵抗 : 1.0×1014 Ω以上。
b) (静電電位計,手持ち電極,及び接続線を含む)測定システムの入力容量 : 30 pF以下。
c) 測定システムの応答時間(記録計の最大振れに達するまでの時間) : 0.25秒以内。
d) 測定システムの分解能 : 少なくとも測定電圧レベルの1/10。例えば,人の快適さ(不快な電撃防止)
のためには,数キロボルトの人体電位を考慮し,測定システムの分解能は,0.1 kVでなければならな
い。エレクトロニクス産業の製造現場では,100 Vの人体電位を考慮し,測定システムの分解能は,
10 Vでなければならない。
e) 測定システムの精度 : ±10 %以内。
6.4.1.2 イオナイザ
イオナイザは,履物及び床仕上げ材の試験片の表面から静電気電荷を除去することができるものでなけ
ればならない。
注記 関連する安全対策及び規制を遵守する。
6.4.2 試験手順
特定の接地接続をして据え付ける床仕上げ材の実験室試験では,測定は,適切な接地接続点(6.1参照。)
を備え,接地に接続した試験片について行う。特定の接地接続なしで据え付ける床仕上げ材の実験室試験
を行うときは,接地接続点は試験片に取り付けてはならず,試験片は測定中,接地から絶縁された状態と
する。
実験室試験では,6.4.2.16.4.2.4に規定する手順を,試験する履物と床仕上げ材との組合せごとに3回
行う。
施工された床の試験では,6.4.2.16.4.2.4に規定する手順を,試験する履物と床仕上げ材との組合せご
とに少なくとも5回行う。大きな床領域では,6.4.2.16.4.2.4に規定する手順を,床仕上げ材の材料ごと
に500 m2当たり少なくとも5回行う。摩耗,化学物質若しくは水のこぼれ,又は目に見える汚れのこん(痕)
跡がある場合には,その影響を受けた領域について少なくとも3回測定する。
6.4.2.1 試験品の放電
履物及び床仕上げ材上の残留静電気電荷は,イオナイザ(6.4.1.2)を用いて除去する。実験室試験のた
めの置敷き試験片は,両面を除電し,支持材(6.1)の上を滑らせないように注意して,再度置敷きする。
6.4.2.2 履物の着用
被試験者は,近くのい(椅)子に座って履物を着用する。被試験者を接地し,履物の底はイオナイザ
(6.4.1.2)を用いて除電する。次に,被試験者は滑らないように注意して床仕上げ材の上に立つ。
履物は,通常使用と同じように,しっかりと足に固定する。
6.4.2.3 システムのゼロ調整
被試験者は,人体電位測定システム(6.4.1.1)に接続した手持ち電極を持ち,接地接続点に少しの間触
れてシステムのゼロ調整をする。
6.4.2.4 歩行

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被試験者は,試験の間,体が同じ方向を向くように保って,1秒間に2歩の速さで床仕上げ材の上を歩
行する。被試験者は,す(擦)り足又は旋回することなく,前進及び後進することによって試験領域をで
きるだけ多く歩行する。試験領域は,実験室試験では,床仕上げ材の試験片の全領域とし,施工された床
の場合はそれと同等な大きさの領域とする。歩行動作は,履物を5080 mmの間に持ち上げる間は,常に
履物の底が床仕上げ材の試験片と平行になるように維持する。実験室試験では,被試験者は,壁又は室内
の物体に対して0.5 m以内に近づいてはならない。また,ピーク電圧の上昇が止まるか,又は試験時間が
60秒経過するまで,歩行を続ける。
歩行後は,被試験者は履物を脱ぎ,必要に応じて底をクリーニング(6.2)する。
6.4.3 計算及び結果の表記
歩行測定ごとに,絶対値が大きい順に読み取った5個の谷の算術平均,及び同様に読み取った5個のピ
ークの算術平均をそれぞれ計算する(図2参照)。結果の表記は,関係する電圧及び測定システムの分解能
によって変える。例えば,人の快適さ(不快な電撃防止)では,結果は0.1 kV単位のkV表示,エレクト
ロニクス産業では,10 V単位のV表示とする。
記号
P1からP5 : 絶対値が大きい順の5個のピーク
T1からT5 : 絶対値が大きい順の5個の谷
図2−平均値の計算に使用する点を示す代表的な人体電位の記録

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7 試験報告書

  試験報告書は,少なくとも次の情報を含める。
a) 規格番号
b) 試験試料の完全な識別に必要なすべての情報
c) 使用装置の識別
d) 試験実施日
e) 次の予備的前処理,前処理及び試験の環境
− 実験室試験の場合 : 予備的前処理(適用した場合),前処理及び試験の温度並びに相対湿度,更に
予備的前処理及び前処理の時間
− 施工された床の試験の場合 : 試験の温度及び相対湿度
f) 履物及び床仕上げ材の両方に関する,クリーニング又は表面処理手順の詳細
g) 試験片を支持材へ固定するのに用いた手順及び材料の詳細
h) 試験片に接地接続点を固定するのに用いた手順及び材料の詳細
i) 測定の種類 : 電気抵抗又は帯電性
j) 各試験片における測定の種類ごとの,すべての個別の測定結果
k) 各試料の測定の,種類ごとの,すべての測定結果の平均値
l) 結果に影響を与えた可能性がある,この規格若しくは引用規格の規定外の操作,又は任意の操作

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JIS C 61340-4-5:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61340-4-5:2004(IDT)

JIS C 61340-4-5:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61340-4-5:2007の関連規格と引用規格一覧