JIS C 61810-1:2020 電磁式エレメンタリ リレー―第1部:一般及び安全性要求事項 | ページ 14

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C 61810-1 : 2020 (IEC 61810-1 : 2015)
C : フローティングの導電部浮遊部品
空間距離及び沿面距離は,共にd1+d2とする。
例11
空間距離 沿面距離

――――― [JIS C 61810-1 pdf 66] ―――――

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C 61810-1 : 2020 (IEC 61810-1 : 2015)
附属書G
(規定)
定格インパルス電圧,公称電圧及び過電圧カテゴリ間の関係
表G.1−IEC 60099-1に従ったサージアレスタによる過電圧保護の場合の供給システムの定格電圧と機器の定格インパルス耐電圧との対応
充電線の 電源システムの公称電圧 2 000 mにおける定格インパルス電圧の推奨値
対地電圧 (機器の定格絶縁電圧≧) (1.2/50 s)
最大値a) kV
過電圧種別
IV III II I
設置起点 配電回路 負荷(製品 特別に保
交流実効値 交流実効値 交流実効値 交流実効値 交流実効値 (引込口)のレベル 及び機器) 護したレ
又は直流 又は直流 又は直流 のレベル レベル ベル
V V V V V
50 − − 12.5,24,25,30, 60−30 1.5 0.8 0.5 0.33
42,48
100 66/115 66 60 − 2.5 1.5 0.8 0.5
150 120/208,127/220 115,120,127 110,120 220−110,240−120 4 2.5 1.5 0.8
300 220,230,240,260,277
220/380,230/400,240/415, 220 440−220 6 4 2.5 1.5
260/440,277/480
C6
600 347,380,400,415,440,
347/600,380/660,400/690, 480 960−480 8 6 4 2.5
415/720,480/830 480,500,577,600
181
1000 − 660,690,720,830,1 000 1 000 − 12 8 6 4
0-
1
次の過電圧カテゴリは参考である。実際の過電圧カテゴリは,リレーの用途で定義している製品規格から決めなければならない。
: 2
過電圧カテゴリ I 過渡過電圧を適切な低レベルに制限するための処置が講じられている固定設備に接続する機器(固定設備又は装置)。
020(
過電圧カテゴリ II固定設備から供給するエネルギーを消費する機器。
I
過電圧カテゴリIII固定設備中の機器で,信頼性及び有用性が特に求められる機器。
EC6
過電圧カテゴリIV 配電設備用主配電盤及び基幹設備のための,設備の引込口部で使用する機器。
18
注a) EC 60038に従う。
10-1 : 2015
3
)

――――― [JIS C 61810-1 pdf 67] ―――――

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C 61810-1 : 2020 (IEC 61810-1 : 2015)
附属書H
(規定)
汚損度
リレーの外部環境に関し,空間距離及び沿面距離の評価に用いる次の三つの汚損度を定義する。
汚損度1 : いかなる汚損も発生しない状態又は乾燥状態で,非導電性の汚損だけが発生する状態。この
汚損は絶縁には影響を及ぼさない。
汚損度2 : 非導電性の汚損が発生する状態で,一時的な結露による導電性の汚損の予想される場合もあ
る。
汚損度3 : 導電性の汚損が発生するか,結露によって導電性になると予想される乾燥した非導電性の汚
損が発生する状態。
リレーの外部環境による汚損のリレー内部への影響は,密封の度合いによって決まる。
RT 0 : リレー内部がリレーの外部環境の影響を受ける。
RT I及びRT II : リレーの内部が,部分的にリレーの外部環境の影響を受ける。
RT IIIRT V : リレーの内部がリレーの外部環境による影響を受けない。
リレー内部の最小空間距離及び沿面距離の評価では,イオン性ガス又は金属の付着によってリレー内部
で導電性の汚損が発生する場合でも汚損度2の値を適用する。
ただし,RT 0からRT IIに分類されるリレーに関しては,リレーの外部近傍が汚損度3に汚損されてい
る場合,内部汚損度3とみなされなければならない。同じことが,外部との通気があるリレーにも当ては
まる。
低負荷でアークが起きない(接点負荷カテゴリのCC 0及びCC 1。C.4参照)RT IV及びRT Vのリレー
では,汚損度1を適用する。
リレーが組み込まれる特定機器の関連のIEC規格及びJISで汚損度1が許されている場合には,汚損度
1を適用してもよい。
注記 上記の点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格では注記であるが,規定であるので本文
とした。

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C 61810-1 : 2020 (IEC 61810-1 : 2015)
附属書I
(規定)
保証トラッキング試験
保証トラッキング試験は,表面に汚染物を加えた水分がついた状態で,最大で600 Vの電圧を印加し,
トラッキング破壊することなく,固体電気絶縁材料の相対的な抵抗性を評価することで行う。
この規格の目的のため,次を適用する。
JIS C 2134の溶液Aを用いて,保証トラッキング試験を実施する。
トラッキング試験に供する絶縁材料は,十分なトラッキング抵抗を示さなければならない。
トラッキング破壊は,次の部分で起こることがある。
− 異なった電位の充電部間
− 充電部と接地した金属部との間
保証トラッキング指数PTI 175 Vの試験を満足することで,要求事項への適合を判断する。リレーがよ
り厳しい要求事項を求められる用途では,トラッキング抵抗は,表19を参照して,PTI 250 V,PTI 400 V
又はPTI 600 Vとする。
注記1 PTI(保証トラッキング指数)は,材料がトラッキング破壊しないで50滴下に耐える耐電圧
の値である。
試験中,液体が試料の縁から流れ出さない面積であれば,いかなる平面で試験してもよい。
15 mm×15 mm以上の平面を推奨する。試料の厚さは3 mm以上とし,試験報告書に示す必要がある。
リレーの大きさが小さいため,試験する表面が15 mm×15 mm以下となる場合には,同じ製造手順で作
った別の試料を使用してもよい。
注記2 上記の点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格では注記であるが,規定であるので本
文とした。

――――― [JIS C 61810-1 pdf 69] ―――――

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C 61810-1 : 2020 (IEC 61810-1 : 2015)
附属書J
(参考)
端子群の概要図
銅導体用端子
前処理なし導体用端子 前処理済み導体用端子 電源接続用端子及び
及び特殊な工具の使用 及び特殊な工具の使用 外部コード接続用
を必要としない端子 を必要とする端子 端子の追加要求条件
共通要求事項 共通要求事項
ねじ式端子 ねじ式端子
ねじなし端子 ねじなし端子
絶縁物貫通端子 絶縁物貫通端子
(検討中) (検討中)
平形接続子
はんだ付け端子
他のタイプ(検討中)

− 溶接
− 圧着
− 連結接続
図J.1−端子群の概要図

――――― [JIS C 61810-1 pdf 70] ―――――

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JIS C 61810-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61810-1:2015(IDT)

JIS C 61810-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61810-1:2020の関連規格と引用規格一覧