JIS C 62610-2:2021 電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第2部:強制空冷構造の決定方法

JIS C 62610-2:2021 規格概要

この規格 C62610-2は、JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリーズに適合するサブラック若しくはシャシー又はその両方を搭載したキャビネットについて,共通的に適用することのできる強制空冷構造の決定方法について規定。

JISC62610-2 規格全文情報

規格番号
JIS C62610-2 
規格名称
電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第2部 : 強制空冷構造の決定方法
規格名称英語訳
Mechanical structures for electrical and electronic equipment -- Thermal management for cabinets -- Part 2:Method for the determination of forced air cooling
制定年月日
2021年9月21日
最新改正日
2021年9月21日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

IEC 62610-2:2018(IDT)
国際規格分類

ICS

31.240
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-09-21 制定
ページ
JIS C 62610-2:2021 PDF [15]
                                                               C 62610-2 : 2021 (IEC 62610-2 : 2018)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 熱的条件・・・・[3]
  •  4.1 熱的条件の基準・・・・[3]
  •  4.2 規定点温度・・・・[3]
  •  4.3 基本的なサブラック,シャシー及びキャビネットの外面記号・・・・[3]
  •  4.4 推奨するエアフローの状態・・・・[4]
  •  4.5 キャビネットのエアフロー流量及び温度上昇の管理・・・・[5]
  •  5 強制空冷キャビネット装置の熱管理フロー図・・・・[7]
  •  5.1 一般事項・・・・[7]
  •  5.2 サブラック又はシャシーの実際の熱性能評価・・・・[7]
  •  5.3 キャビネットエアフローの検討・・・・[7]
  •  5.4 サブラック装置及び/又はシャシー装置のキャビネット内での搭載配置の検討・・・・[8]
  •  5.5 キャビネットに装備する強制空冷デバイスの選定・・・・[8]
  •  5.6 熱動作環境・・・・[8]
  •  5.7 キャビネットのサーバールームへの配置及び推奨エアフロー・・・・[10]
  •  附属書A(参考)電子機器の熱設計の一般的方法・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 62610-2 pdf 1] ―――――

           C 62610-2 : 2021 (IEC 62610-2 : 2018)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準作成機関である一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,経済産業
大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
JIS C 62610規格群(電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理)は,次に示す部
で構成する。
JIS C 62610-2 第2部 : 強制空冷構造の決定方法
JIS C 62610-5 第5部 : 屋内キャビネットの冷却性能
JIS C 62610-6 第6部 : 屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 62610-2 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 62610-2 : 2021
(IEC 62610-2 : 2018)

電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理−第2部 : 強制空冷構造の決定方法

Mechanical structures for electrical and electronic equipment-Thermal management for cabinets-Part 2: Method for the determination of forced air cooling

序文

  この規格は,2018年に第1版として発行されたIEC 62610-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリ
ーズに適合するサブラック若しくはシャシー又はその両方を搭載したキャビネットについて,共通的に適
用することのできる強制空冷構造の決定方法について規定する。
この規格には,次の事項が含まれている。
a) キャビネット内でのサブラック,又はシャシーの構造を採用した装置の熱的インターフェイス。
· 規定点温度
· 推奨するエアフロー
· 流量条件
· 標準大気
b) 一般的な熱的インターフェイス条件を採用したキャビネット内部において,共通的に適用できる強制
空冷構造の決定手順。
この規格で示す図は,製品の設計を示すものではなく,強制空冷構造の決定方法を説明するために用い
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62610-2:2018,Mechanical structures for electrical and electronic equipment−Thermal management
for cabinets in accordance with IEC 60297 and IEC 60917 series−Part 2: Method for the determination
of forced air cooling(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

――――― [JIS C 62610-2 pdf 3] ―――――

           2
C 62610-2 : 2021 (IEC 62610-2 : 2018)

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6010-1 電気及び電子機器実装の機械的構造 開発のためのモジュラーオーダー−第1部 : 基
準規格
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60917-1,Modular order for the development of mechanical
structures for electrical and electronic equipment practices−Part 1: Generic standard

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 6010-1による。
注記 ISO及びIECは,次のアドレスで示す場所に,規格化において使用する用語のデータベースを保
持している。
· IEC Electropedia: https://www.electropedia.org/
· ISO Online browsing platform: https://www.iso.org/obp/ui
3.1
強制空冷(forced air cooling)
外部動力によって空気を移動することによる冷却方式
3.2
規定点温度(reference temperature)
装置の内部温度の起点
注釈1 サブラック装置及び/又はシャシー装置の“規定点温度”は,吸気温度と同等と見なすことが
可能である。
3.3
強制空冷デバイス(forced air cooling device)
通常ファンと称する空気を動かすデバイス
3.4
標準大気(standard air)
密度1.2 kg/m3,相対湿度50 %,温度20 ℃,気圧101.3 kPa及び定圧比熱1 005 J/(kg·K)である空気
注釈1 これらの値は,ファン業界規格,一般的試験方法及び電子機器業界の認識と一致している。
3.5
装置のエアフロー流量の合計(total airflow volume of equipment)
F -
3n
キャビネット内のサブラック及びシャシーの強制空冷デバイスによって生成される空気の体積流量総量
注釈1 F3は,サブラック又はシャシーの流量を示す。添字“n”は,キャビネット内のサブラック又は
シャシーの識別子を意味している。
3.6
キャビネットのエアフロー流量,F4(airflow volume of the cabinet)

――――― [JIS C 62610-2 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
C 62610-2 : 2021 (IEC 62610-2 : 2018)
強制空冷デバイスを実装したキャビネットによって発生する流量
3.7
周囲温度(ambient temperature)
装置付近の空気又は他の物質の平均温度
注釈1 この規格においては,装置とはサブラック装置及び/又はシャシー装置を指す。

4 熱的条件

4.1 熱的条件の基準

  製品の熱的性能及び要求パラメーターの決定においては,再現性及び比較を可能とするため,吸気口に
標準大気を定義する。

4.2 規定点温度

  規定点温度は,キャビネットに収容するサブラック装置及びシャシー装置の動作温度の起点が,冷却空
気の吸気口であると規定し,この箇所の温度とする。
規定点温度は,キャビネット内のサブラック装置又はシャシー装置の内部温度上昇の起点として定義さ
れ,強制空冷装置の吸気温度と同等であり,装置の内部温度に影響する。
サブラック及び強制空冷デバイスで構成する装置を例にとった場合,装置内部の空気温度及び部品温度
は,規定点温度を起点として決定する。強制空冷の放熱経路は換気による放熱が支配的になることから,
装置の規定点温度は,吸気温度と同等になる(附属書A参照)。
吸気温度は,装置の冷却のためにサブラック内部に取り込む空気の,最も上流の箇所の温度である。装
置単体で一定温度環境に設置するとき,適切なエアフローをもつ装置の吸気温度(T3-nr)は,キャビネット
の周囲温度(T4)と等しくなる(図6参照)。一般に,吸気温度は,装置からの熱放射の影響を避けるため,
装置の吸気口から30 mm50 mm離れた位置で測定する。吸気口が広範囲にわたり吸気温度が均一でない
場合は,3か所5か所を規定点温度の位置とし,測定値の平均値を吸気温度とする。

4.3 基本的なサブラック,シャシー及びキャビネットの外面記号

  エアフローの状態を定義するため,キャビネットに収容するサブラック又はシャシーの構造を採用した
装置の外面を示す記号を図1に,強制空冷を採用した基本的なキャビネットの外面を示す記号を図2に示
す。

――――― [JIS C 62610-2 pdf 5] ―――――

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JIS C 62610-2:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62610-2:2018(IDT)

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