JIS C 62610-5:2021 電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第5部:屋内キャビネットの冷却性能

JIS C 62610-5:2021 規格概要

この規格 C62610-5は、JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリーズに適合する,主に屋内に設置される空冷キャビネットにおいて,冷却性能を概算する方法について規定。

JISC62610-5 規格全文情報

規格番号
JIS C62610-5 
規格名称
電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第5部 : 屋内キャビネットの冷却性能
規格名称英語訳
Mechanical structures for electrical and electronic equipment -- Thermal management for cabinets -- Part 5:Cooling performance evaluation for indoor cabinets
制定年月日
2021年9月21日
最新改正日
2021年9月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 62610-5:2016(IDT)
国際規格分類

ICS

31.240
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-09-21 制定
ページ
JIS C 62610-5:2021 PDF [16]
                                                               C 62610-5 : 2021 (IEC 62610-5 : 2016)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 キャビネット冷却方式の分類・・・・[4]
  •  5 キャビネット冷却性能・・・・[6]
  •  5.1 概要・・・・[6]
  •  5.2 屋内キャビネットの冷却方法・・・・[6]
  •  5.3 自然空冷・・・・[7]
  •  5.4 自然換気冷却・・・・[7]
  •  5.5 強制空冷(強制換気)・・・・[8]
  •  5.6 冷却性能の計算例・・・・[8]
  •  附属書A(参考)技術的背景・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 62610-5 pdf 1] ―――――

           C 62610-5 : 2021 (IEC 62610-5 : 2016)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準作成機関である一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,経済産業
大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
JIS C 62610規格群(電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理)は,次に示す部
で構成する。
JIS C 62610-2 第2部 : 強制空冷構造の決定方法
JIS C 62610-5 第5部 : 屋内キャビネットの冷却性能
JIS C 62610-6 第6部 : 屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 62610-5 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 62610-5 : 2021
(IEC 62610-5 : 2016)

電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理−第5部 : 屋内キャビネットの冷却性能

Mechanical structures for electrical and electronic equipment-Thermal management for cabinets-Part 5: Cooling performance evaluation for indoor cabinets

序文

  この規格は,2016年に第1版として発行されたIEC 62610-5を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリ
ーズに適合する,主に屋内に設置される空冷キャビネットにおいて,冷却性能を概算する方法について規
定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62610-5:2016,Mechanical structures for electrical and electronic equipment−Thermal management
for cabinets in accordance with IEC 60297 and IEC 60917 series−Part 5: Cooling performance
evaluation for indoor cabinets(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

2 引用規格

  この規格には,引用規格はない。

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 ISO及びIECは,次のアドレスで示す場所に,規格化において使用する用語のデータベースを保
持している。

――――― [JIS C 62610-5 pdf 3] ―――――

           2
C 62610-5 : 2021 (IEC 62610-5 : 2016)
· IEC Electropedia: https://www.electropedia.org/
· ISO Online browsing platform: https://www.iso.org/obp/ui
3.1
換気(ventilation)
キャビネット内部と外部雰囲気との空気の入換えを引き起こす空気の移動
3.2
浮力(buoyancy)
キャビネット内部と外部との空気の温度差に起因する密度差によって生じる,重力と反対方向の空気の

3.3
自然換気(natural ventilation)
浮力によって生成される空気の移動
3.4
強制空冷,強制換気(forced air cooling,forced ventilation)
送風機によって換気を行う冷却方式
注釈1 この規格では,送風機によってキャビネットの換気を行う場合を,特に強制換気と呼んでいる。
3.5
自然空冷(natural convection cooling)
自然対流及び放射による冷却方式
3.6
送風機(air moving device)
空気の動きを発生させる機器
注釈1 例えば,ファン,ブロアなどの送風用機器。
3.7
密閉キャビネット−送風機なし(sealed cabinet, without air moving devices)
換気口をもたず,送風機をもたないキャビネットであって,外面からの自然対流及び放射によって放熱
されるもの
注釈1 内部温度は,キャビネットの底部から上部にかけて徐々に上昇する。
3.8
密閉キャビネット−送風機あり(sealed cabinet, with air moving devices)
換気口をもたず,内部かくはん用の送風機をもつキャビネットであって,キャビネット内面は強制対
流,外面は自然対流と,内外面の放射によって放熱されるもの
注釈1 送風機をもつサブラック装置又はシャシー装置が実装された密閉キャビネットは,密閉キャビ
ネット−送風機ありに該当する。
注釈2 このタイプのキャビネットの冷却性能は,外部への熱伝達方法は同じであるため,密閉キャビ
ネット−送風機なしの冷却性能と同等であるが,内部温度分布は均等化される。
3.9
換気キャビネット−送風機なし(non-sealed cabinet, without air moving devices)

――――― [JIS C 62610-5 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
C 62610-5 : 2021 (IEC 62610-5 : 2016)
換気口から自然対流によって放熱され,加えてキャビネット表面から自然対流及び放射によって外部に
放熱されるキャビネット
注釈1 送風機をもつサブラック装置が実装されている場合でも,この送風機のエアフローがキャビネ
ット外部に直接排出される場合を除き,キャビネットの自然換気エアフローの源泉は,キャビ
ネット内部空気の浮力によるものである。
3.10
換気キャビネット−送風機あり(non-sealed cabinet, with air moving devices)
送風機及び換気口を備えたキャビネット
注釈1 このタイプのキャビネットは,送風機の位置によって再循環と強制換気の二つのモードが発生
し得る。
3.11
換気キャビネット−送風機付きサブラック<再循環>(air moving devices on the subrack <re-circulation>)
送風機をもつサブラック及び/又はシャシーが実装されたキャビネット
注釈1 サブラック又はシャシーに実装されたファンによってキャビネット内部空気は再循環されるが,
ファンによる換気は行われない。
3.12
換気キャビネット−送風機付きキャビネット<強制換気>(air moving devices on a cabinet <forced
ventilation>)
トップカバー,ボトムカバー又はリアカバーに送風機が実装されたキャビネット
注釈1 送風機の実装位置は,キャビネットの内部外部のいずれでもよい。
注釈2 送風機はキャビネット換気口から排気する。キャビネット送風機の流量が,キャビネット内部
のサブラック装置及び/又はシャシー装置の合計流量より大きい場合,キャビネット内部温度
上昇はゼロになる可能性がある。
注釈3 キャビネット送風機の流量が,キャビネット内部のサブラック装置及び/又はシャシー装置の
合計流量より小さい場合,キャビネット内部空気の再循環が発生する。キャビネット内部の最
大温度は,キャビネット内部のサブラック又はシャシーの最大排気温度と等しくなる。
3.13
冷却性能概算(simplified cooling performance evaluation)
キャビネット冷却方法の種類,内部許容温度及びキャビネットサイズに基づく,常温常湿環境における
放熱可能な熱量の推定
注釈1 冷却性能概算のための条件定義は,箇条5に示している。
注釈2 キャビネットは,スタンドアローンで設置されているものとする。隣接設置,壁面設置,背面
(背中合わせ)設置のキャビネットは,放熱面積が低減することによる冷却性能低下の可能性
がある。
3.14
通常温度レベル(typical temperature rise)
外気温度に対する温度上昇が10 Kであるキャビネット
注釈1 このレベルは,耐熱性の高くない部品をもつサブラック装置及び/又はシャシー装置が実装さ
れたキャビネットに適用される。キャビネットは,比較的高い周囲温度環境に設置される。

――――― [JIS C 62610-5 pdf 5] ―――――

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