JIS C 62820-1-1:2022 ビル用インターホンシステム―第1-1部:システム要求事項―一般事項 | ページ 6

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図A.2−ハンドセットユニット接続時の出力音圧Poの測定
図A.3−ハンズフリーユニット接続時の出力音圧Poの測定
A.2.3.1.2 タイプC
JIS C 6020:2012の6.6の(9)に規定された出力音圧レベルの測定方法の図12の(1)又は(2)の系統図を基準
に行う。
A.2.3.2 ハンドセットユニットのEUTの音圧レベル試験
A.2.3.2.1 タイプA
人工口を駆動する信号発生器の出力を変えずに,図A.1の標準1/2インチ音圧マイクロホンを取り外す。
ハンドセットユニットと接続する場合は図A.4,ハンズフリーユニットと接続する場合は図A.5に従っ
て設定する。
ハンドセットユニットのEUTの出力音圧Peを,A.2.1のいずれかの方法で測定し,記録する。

――――― [JIS C 62820 pdf 26] ―――――

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図A.4−ハンドセットユニット接続時の出力音圧Peの測定
図A.5−ハンズフリーユニット接続時の出力音圧Peの測定
A.2.3.2.2 タイプC
JIS C 6020:2012の6.6の(9)に規定された出力音圧レベルの測定方法の図12の(3)又は(4)の系統図を基準
に行う。
A.3 総合ラウドネス定格試験
A.3.1 MRPにおける音圧Pmの設定
設定は,図A.1によって行う。人工口で試験信号(人工音声のP.50又は録音実音声のP.501)を得るた
めに人工口のリップリングの直前25 mmの位置に,90度の入射方向で標準1/2インチ音圧マイクロホンを
取り付ける。試験信号の全スパン周波数で,MRPから収集された信号レベルを平均し,MRPにおける音
圧Pmを−4.7 dBPaになるように,人工口と接続した信号発生器を調整する。
A.3.2 ハンズフリーユニットのEUTの出力音圧Poの測定
人工口を駆動する信号発生器の出力を変えずに,図A.1の標準1/2インチ音圧マイクロホンを取り外し,
ハンドセットユニットと接続する場合は図A.2,ハンズフリーユニットと接続する場合は図A.3に従って
設定する。次に,200 Hz4 000 Hzの範囲内で1/3オクターブ間隔の全ての周波数ポイントで,ハンズフ
リーユニットのEUTの出力音圧Poを測定し,記録する。

――――― [JIS C 62820 pdf 27] ―――――

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A.3.3 ハンドセットユニットのEUTの出力音圧Peの測定
人工口を駆動する信号発生器の出力を変えずに,図A.1の標準1/2インチ音圧マイクロホンを取り外し,
ハンドセットユニットと接続する場合は図A.4,ハンズフリーユニットと接続する場合は図A.5に従って
設定する。次に,200 Hz4 000 Hzの範囲内で1/3オクターブ間隔の全ての周波数ポイントでハンドセッ
トユニットのEUTの受話器の出力音圧Peを測定し,記録する。
A.3.4 総合ラウドネス定格(OLR)の計算
A.3.4.1 ハンズフリーユニットのEUTにおける総合ラウドネス定格の計算
式(A.1)を用いて,ハンズフリーユニットのEUTの総合感度及び周波数特性Sroを求める。
Sro 20lg(PP
o/ m) (1 Pa/Paに対する) (A.1)
ここで, Sro : 単位は,デシベル(dB)で表す。
式(A.2)を用いて,ハンズフリーユニットのEUTの総合ラウドネス定格を求める。
17 mS
10lg (ro Woi )
OLR 1010 (A.2)
m i 4
ここで, Woi : OLRの全体重み係数(異なる周波数のWoについて
は表A.1参照)
m : 勾配パラメータ。0.175に等しい。
A.3.4.2 ハンドセットユニットのEUTにおける総合ラウドネス定格の計算
式(A.3)を用いて,ハンドセットユニットのEUTの総合感度及び周波数特性Sreを求める。
Sre 20lg(PP
e / m ) (1 Pa/Paに対する) (A.3)
ここで, Sre : 単位は,デシベル(dB)で表す。
式(A.4)を用いて,ハンドセットユニットのEUTの総合ラウドネス定格を求める。
17 mS
10lg (re Woi LEi )
OLR 1010 (A.4)
m i 4
ここで, Woi : OLRの全体重み係数(異なる周波数帯域のシリアル
番号iのWoについては表A.1参照)
LEi : 受話器(earpiece)漏れ補正係数(異なる周波数帯
域のシリアル番号のLEについては表A.1参照)
m : 勾配パラメータ。0.175に等しい。

――――― [JIS C 62820 pdf 28] ―――――

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表A.1−OLRの係数
周波数帯域のシリアル番号 公称中心周波数 全体重み係数 漏れ補正係数
i Hz Wo LE
4 200 66.1 8.4
5 250 60.7 4.9
6 315 68.5 1.0
7 400 55.6 −0.7
8 500 66.9 −2.2
9 630 63.3 −2.6
10 800 63.4 −3.2
11 1 000 65.3 −2.3
12 1 250 73.1 −1.2
13 1 600 70.1 −0.1
14 2 000 82.0 3.6
15 2 500 78.6 7.4
16 3 150 95.4 6.7
17 4 000 76.9 8.9
人工耳が漏れ補償をもつ場合,漏れ補正係数LEは,ゼロに設定する。
注記 対応国際規格の注記は,規定事項のため本文に移した。
A.4 総合感度試験
A.4.1 ハンズフリーユニットのEUTの総合感度試験
測定は,A.3.2による。ハンズフリーユニットのEUTの総合感度及び周波数特性Sroを式(A.1)から求め,
Pmに対するPoの音圧変動を記録する。1/12オクターブ周波数は,1/3オクターブ周波数の代替となる。
注記 対応国際規格の図1に関する許容範囲の記載は,5.1.3.2と重複するため削除し,1/12オクターブ
周波数の代替は,規定事項のため本文に移した。
A.4.2 ハンドセットユニットのEUTの総合感度試験
測定は,A.3.3による。ハンドセットユニットのEUTの総合感度及び周波数特性Sreを式(A.3)から求め,
Pmに対するPeの音圧変動を記録する。1/12オクターブ周波数は,1/3オクターブ周波数の代替となる。
注記 対応国際規格の図2に関する許容範囲の記載は,5.1.3.2と重複するため削除し,1/12オクターブ
周波数の代替は,規定事項のため本文に移した。
A.5 周波数応答試験
測定は,A.2.3による。A.2.1.1に規定する方法の一つを用いて,対象となる五つの周波数に対応する高
い音圧レベル及び低い音圧レベルを特定する。
A.6 音響ひずみ試験
EUTの種類によって,図A.2図A.5に従って設定する。人工口を駆動する音源を1 000 Hz又は1 020
Hzの正弦波信号とし,MRPにおける音圧Pmを0 dBPaに信号発生器を調整する。音響測定分析器を用い
て,周波数帯域を200 Hz8 000 Hzとした総合音圧P及び正弦波信号の基本音圧P1を測定する。

――――― [JIS C 62820 pdf 29] ―――――

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式(A.5)を用いて,EUTの音響ひずみγを求める。
PP1100
(A.5)
P
ここで, γ : 単位は,百分率(%)で表す。
この試験は,ハンズフリー又はデジタルシステムによるキャンセレーション(例えば,エコーキャンセ
ルによる)で試験信号を大幅に抑制するEUTには適用しない。
注記 対応国際規格の注記は,規定事項のため本文に移した。
A.7 通話SN比試験
試験場所の環境騒音は,30 dB(A)以下とする。
EUTの種類によって,図A.2図A.5に従って設定する。人工口を駆動する音源を1 000 Hz又は1 020
Hzの正弦波信号とし,MRPにおける音圧Pmを0 dBPaに信号発生器を調整する。音響測定分析器を用い
て,対応するEUTの信号の音圧及び200 Hz8 000 Hzの範囲内の雑音の音圧を測定する。雑音の音圧の
測定は,試験信号を入力しない状態で行う。信号の音圧と雑音の音圧との割合は,対応するEUTの通話
SN比である。
この試験は,ハンズフリー又はデジタルシステムによるキャンセレーション(例えば,エコーキャンセ
ルによる)で試験信号を大幅に抑制するEUTには適用しない。
注記 対応国際規格の注記は,規定事項のため本文に移した。
A.8 側音マスキング定格(STMR)試験
人工口を駆動する信号発生器の出力を変えずに,図A.1の標準1/2インチ音圧マイクロホンを取り外し,
図A.6に従って設定する。次に,200 Hz4 000 Hzの範囲内で1/3オクターブ間隔の全ての周波数ポイン
トで,ハンドセットユニットのEUTの受話器の出力音圧Peを測定し,記録する。ITU-T P.79:2007に規定
された箇条7の方法に従って,対応するEUTの側音マスキング定格の計算を行う。
試験中,VCUの音量調節を最小のレベルに設定するか,可能な場合には,VCUのスピーカ及びマイク
ロホンのスイッチを切った状態として,VCUのエコーリターンロス効果を減少させる場合がある。
注記 対応国際規格の注記は,規定事項のために本文に移した。

――――― [JIS C 62820 pdf 30] ―――――

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  • IEC 62820-1-1:2016(MOD)

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