この規格ページの目次
- 5.2 サンプル
- 5.3 装置
- 5.4 手順
- 5.5 要求事項
- 5.6 規定する詳細事項
- 5.7 テープ形光ファイバ心線の幾何学的寸法及び整列寸法
- 6 G3 : テープ形光ファイバ心線の寸法-ゲージによる方法
- 6.1 目的
- 6.2 サンプル
- 6.3 装置
- 6.4 手順
- 6.5 要求事項
- 6.6 規定する詳細事項
- 7 G5 : テープ形光ファイバ心線の引裂き(分離性)試験
- 7.1 目的
- 7.2 サンプル
- 7.3 装置
- 7.4 手順
- 7.5 要求事項
- 7.6 規定する詳細事項
- 8 G6 : テープ形光ファイバ心線のねじり試験
- 8.1 目的
- 8.2 サンプル
- 8.3 装置
- 8.4 手順
- JIS C 6870-1-23:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS C 6870-1-23:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 6870-1-23:2019の関連規格と引用規格一覧
3
C 6870-1-23 : 2019
5.2 サンプル
試験の対象とする供試品の数は,個別仕様書に規定する。選択する供試品は,統計的に独立しており,
被試験テープ形光ファイバ心線母集団を代表するものでなければならない。
5.3 装置
装置は,拡大倍率が適切な顕微鏡又は投影器を用いる。
5.4 手順
5.4.1 一般
次の2種類の手順のうち一つで試験を行う。指定されたサンプル数に対して,全ての寸法について,平
均値,最大値及び最小値を測定しなければならない。
5.4.2 手順1
サンプルは,テープ形光ファイバ心線を光ファイバ軸に垂直に切断し,硬化性樹脂中又は光ファイバ心
線を固定するジグ中に入れる。サンプルは,必要があれば,端面を研磨して滑らかで垂直な面にする。サ
ンプルは,光軸に対して垂直に端面を固定し,顕微鏡又は投影器で測定する。
注記 サンプルの準備の際にテープ形光ファイバ心線の構造が変わらないよう,また,光ファイバの
クラッド及びテープ形光ファイバ心線の断面の画像に乱れがなく形取るよう注意する。
5.4.3 手順2
光ファイバ心線を,テープ形光ファイバ心線ホルダ(以下,ホルダという。)に把持し,テープ形光ファ
イバ用加熱被覆除去工具を用いて,1次被覆及び2次被覆を2025 mmむき,アルコールで湿らせたパッ
ドでむいた部分をきれいに拭く。ホルダのテープ形光ファイバ心線の位置を調整して,被覆をむいた先端
から250500 村 ァイバを切断する。テープ形光ファイバ心線の反対端を切断し,研磨して,
平行な光源で照明する。整列させて,顕微鏡で被覆をむいた端末を測定する。
注記 サンプルの準備の際にテープ形光ファイバ心線の構造が変わらないよう,また,光ファイバの
クラッド及びテープ形光ファイバ心線の断面の画像に乱れがなく形取るよう注意する。
5.5 要求事項
個別仕様書に規定されていない場合,IEC 60794-1-31に従う。
5.6 規定する詳細事項
個別仕様書には,次の事項を規定する。
a) 許容される上限値及び下限値
b) 平均値の限度
c) サンプルの数
5.7 テープ形光ファイバ心線の幾何学的寸法及び整列寸法
5.7.1 定義
図1は,次に定義する各種の幾何学的寸法及び整列寸法が記載されているテープ形光ファイバ心線を示
した横断面図である。この図は,4心テープ形光ファイバ心線の例を示し,aは着色した光ファイバ心線の
外径である。
注記 石英系光ファイバ素線の場合は,5.7.3又は5.7.4で,光ファイバ断面の中心位置の代わりにエ
ッジを使って定義してもよい。
――――― [JIS C 6870-1-23 pdf 6] ―――――
4
C 6870-1-23 : 2019
a
p
h
d
b
w
図1−テープ形光ファイバ心線の断面図
5.7.2 幅及び高さ
テープ形光ファイバ心線の幅w及び高さhは,テープ形光ファイバ心線の断面積が最小となる寸法であ
る。
5.7.3 基準線
基準線は,テープ形光ファイバ心線の横断面に,テープ形光ファイバ心線の最初の光ファイバ素線(光
ファイバ1)と最後の光ファイバ素線(光ファイバn)との光ファイバ中心を横断する直線として示す。こ
の直線は,光ファイバ配列測定の基準面として用いられる。
5.7.4 光ファイバ配列
5.7.4.1 水平光ファイバ分離
光ファイバ素線の水平分離は,テープ形光ファイバ心線横断面における基準線上にある二つの光ファイ
バ中心の正投影距離である。
二つの水平分離パラメータは,次のように区別する。
a) 隣接光ファイバの中心から中心までの距離d
b) 両端光ファイバの中心から中心までの距離b
5.7.4.2 厚さ方向不ぞろい量
テープ形光ファイバ心線の厚さ方向不ぞろい量pは,光ファイバの最大垂直分離の絶対値の合計である。
光ファイバの垂直分離は,光ファイバ中心から基準線までの直交距離である。垂直分離は,基準線から
上の光ファイバについては正,基準線から下の光ファイバについては負とする。
6 G3 : テープ形光ファイバ心線の寸法-ゲージによる方法
6.1 目的
この試験の目的は,テープ形光ファイバ心線の機能上の出来栄えを検証することにある。機能上の出来
栄えを保証するために,ゲージによる測定によって,エッジボンド形の場合の寸法の制御及び検証を行う。
検証の目的は,テープ形光ファイバ心線の端部を商用の被覆除去工具の溝に整列して挿入できることであ
る。
――――― [JIS C 6870-1-23 pdf 7] ―――――
5
C 6870-1-23 : 2019
6.2 サンプル
個別仕様書に規定されていない場合には,サンプル数は5,長さは50 mm以上のサンプルを被測定心線
から採取する。
6.3 装置
テープ形光ファイバ心線の外形寸法の評価には,図2に示す開口部を備えたゲージを用いる。図2のテ
ープ幅w及びテープ高さhの値は,適切な品質評価計画で方法G2を用いて確立された公称寸法である。
6.4 手順
テープ形光ファイバ心線のサンプルの中間部を把持し,端末10 mmをゲージに挿入する。
6.5 要求事項
テープ形光ファイバ心線の端末10 mmが,機械的損傷を受けることなく自由にゲージを通らなければな
らない。
6.6 規定する詳細事項
個別仕様書には,次の項目を含まなければならない。
a) ゲージの寸法
b) サンプルの数
図2−開口部を備えたゲージ
7 G5 : テープ形光ファイバ心線の引裂き(分離性)試験
7.1 目的
この試験の目的は,次のとおりである。
a) 光ファイバ素線が分離できることを意図していない場合( 懿 ,テープ形光ファイバ心線の引裂き耐性
を測定することによってテープ形構造の十分な安定性を保証することである。
b) 光ファイバ素線を分離しなければならない場合( 拿 ,光ファイバの十分な分離性を保証することであ
る。このことによって,光ファイバ心線を損傷することなく手で引き裂くことが可能となる。
7.2 サンプル
テープ形光ファイバ心線のサンプルの数は,個別仕様書で規定するが,一般的には試験用に提供された
テープ形光ファイバ心線から35本を選別する。それぞれのサンプルは,次に示すサンプルの数を提供す
るために十分な長さとする。
n心テープ形光ファイバ心線の場合,それぞれ長さが100 mm以上であるn/2本のサンプルをテープ形光
――――― [JIS C 6870-1-23 pdf 8] ―――――
6
C 6870-1-23 : 2019
ファイバ心線から切り取る。
テープ形光ファイバ心線のサンプルは,クランプに固定するため,ナイフ又は適切な方法で適切な長さ
に分離する(図3参照)。
試験は,分離する光ファイバ心線数をサンプル単位で1本ずつ増やしながら行う。最初のサンプルは,
テープ形光ファイバ心線のうち端にある1本の光ファイバ心線を他の光ファイバ心線から分離する。次の
サンプルでは,2本の光ファイバ心線を組として分離する。以下,残りのサンプルを用いて,3本組,4本
組と,光ファイバ心線を組として分離し,最後のサンプルでは,n/2本の光ファイバ心線を組として分離
する。
同じ手順を他の全てのサンプルについても行う。
注記 nが奇数の場合,上記の説明では,n/2を(n−1)/2に置き換える。
7.3 装置
装置は,次のもので構成する。
a) 適切なクランプ装置付きの引張強さ測定装置
b) 拡大倍率が最低100倍である顕微鏡
7.4 手順
各供試品を図4に示す状態で引張強さ測定装置に挿入する。被試験光ファイバを約100 mm/分から500
mm/分の速度で引き裂く。光ファイバが長さ50 mm以上引き裂かれる力を継続的に記録する。
( 戀 湘 ,被試験光ファイバの1次被覆を顕徴鏡によって目視検査する。
この手順を光ファイバ心線1本から始め,2本組,3本組と続け,n/2本の組まで繰り返す。
7.5 要求事項
最初の要求事項は,光ファイバ心線に損傷(被覆の損傷又は光ファイバ心線の破断)がなく引き裂ける
ことである。分離された光ファイバ心線は,着色された1次被覆にテープ形光ファイバ心線の被覆樹脂が
実効的に残留しない。
それぞれの光ファイバ心線の着色は,それぞれの光ファイバ心線が識別できるよう,任意の25 mmの範
囲で損傷することなく十分に残っている。
最小又は最大,及び平均の引裂き力は,個別仕様書で規定する。
7.6 規定する詳細事項
個別仕様書には,次の事項を規定する。
a) 最小及び平均の引裂き力(N)[光ファイバ素線が分離できることを意図していない場合(α)]
b) 最大及び平均の引裂き力(N)[光ファイバ素線を分離しなければならない場合(β)]
c) サンプルの数
d) テープ形光ファイバ心線のタイプ(分離可能又は分離不可能)
――――― [JIS C 6870-1-23 pdf 9] ―――――
7
C 6870-1-23 : 2019
単位 mm
図3−サンプル形状
図4−引裂き方法
8 G6 : テープ形光ファイバ心線のねじり試験
8.1 目的
この試験の目的は,テープ形光ファイバ心線構造の機械的及び機能的保全性を検証することである。こ
の試験は,必要があれば,光ファイバの分離性を維持しながらテープ形光ファイバ心線の被覆の離を生
じないねじり耐性を決定する。
8.2 サンプル
個別仕様書に規定されていない場合には,それぞれ最短の長さが120 mmである五つの代表的な供試品
を被試験テープ形光ファイバ心線から作成する。
8.3 装置
図5に例を示すが,試験装置は,1 Nの最小張力下でねじられている供試品を保持する二つの垂直配置
クランプからなる。被試験最短の長さは,100 mmである。
8.4 手順
供試品は,装置に確実に固定し,2秒以内に180°±5°の増分でねじる。各ねじり増分後の最短保持時
間は,5秒である。増分ねじりを,個別仕様書に規定する値まで,又は被覆の離が発生するまで継続す
る。
――――― [JIS C 6870-1-23 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS C 6870-1-23:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60794-1-23:2012(MOD)
JIS C 6870-1-23:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.10 : 光ファイバ及び光ケーブル
JIS C 6870-1-23:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC6820:2018
- 光ファイバ通則
- JISC6823:2010
- 光ファイバ損失試験方法
- JISC6870-1-2:2019
- 光ファイバケーブル―第1-2部:光ファイバケーブル特性試験方法―総則及び定義
- JISC6870-1-21:2018
- 光ファイバケーブル―第1-21部:光ファイバケーブル特性試験方法―機械特性試験方法