JIS C 7613:1985 測光標準用電球の測光方法 | ページ 2

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(3) 標準電球と被測定電球とが形状,材質及び大きさにおいて相違し,積分球内での電球自身による光束
の吸収が異なる場合には,これによって誤差が生じるため,補正を施す必要がある。そのためには,
積分球の内壁面近くに全光束が安定な補助電球を置いて点灯し,その光が測光窓及び積分球の中心に
置かれた標準電球又は被測定電球を直接照射しないように適当な方法で遮光する(2)。
補助電球を点灯し,標準電球又は被測定電球を消灯したまま1個ずつ,次々に積分球の中心に置き,
そのそれぞれの場合における測光器の読みを取り,次の式によって読みの比R を算出する。
標準電球を置いたとき の測光器の読み
R
被測定電球を置いたと きの測光器の読み
この比の値を被測定電球の測定値に乗じて補正する。
it
R s
t
is
注(2) 遮光用の器具には積分球内面塗料と同様の塗料による塗装を施す。
(4) 標準電球の分布温度Tsと被測定電球の分布温度Ttとが等しくない場合には,積分球内面塗料の分光反
射率p ( 積分球の測光窓の拡散透過板の分光透過率 受光部の相対分光応答度s ( ‰
た測光系としての相対分光応答度sc ( ‰ 標準比視感度V ( ‰溏 似の程度に応じて,誤差が測
光結果に含まれる。
したがって,次の式によって色補正係数を算出して補正を施す必要がある。
Pt () V( ) d Ps () sc () d
0 0
k
Ps () V( ) d Pt ( ) d
) sc (
0 0
ここに, k : 色補正係数
Ps ( 温度Tsにおける完全放射体の相対分光分布
Pt ( 温度Ttにおける完全放射体の相対分光分布
( )
ただし, sc () ( ) ()
1 ( )
である。
標準電球と被測定電球の全光束をそれぞれ び 測定で得られた標準電球の読みに対する被測
定電球の読みの比をrとすれば,

it
ただし, r
is
である。
参考 色補正係数を直接計算する代わりに,次のようにして,実用的に色補正係数を求めることがで
きる。
三つ以上の分布温度Tn (n=1, 2, 3,······) においてそれぞれ全光束 知の電球を用意しておき,
積分球でこれらの電球を測定したときの測光器の読みをそれぞれinとする。分布温度T1の電球によっ
て目盛定めした測光器を用いて分布温度Tnの電球の測光を行ったときの色補正係数knは,
i1
kn
in 1
で表される。

――――― [JIS C 7613 pdf 6] ―――――

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このようにしてそれぞれの分布温度について色補正係数を算出し,分布温度と色補正係数との関係
を図又は式によって表しておく。
被測定電球の全光束の測定に先立ち,分布温度Ttを測定し,上の方法によって定めた図又は式によ
り,分布温度T1の電球で目盛定めした測光器の被測定電球に対する色補正係数を求める。
5.4 分布温度測定
5.4.1 測光準備 電球及び受光部は測光軸が水平になるように測光ベンチ上に配置し,電球の測光方向を
測光軸に一致させ,受光部の受光面を測光軸に垂直にする。
5.4.2 測光 被測定電球の分布温度Txをその間に挟むような二つの分布温度T1,T2をもつ標準電球のそ
れぞれについて,測光器に赤フィルタを組み合わせたときの読みと青フィルタを組み合わせたときの読み
との比を求める。
それぞれの標準電球についての比をR1及びR2とし,これらを次の2式に代入して定数a及びbを求め
る。
1
log R1a b
T1
1
log R2 a b
T2
次に,被測定電球について同様の測定を行い,比Rxを求め,次の式により分布温度Txを算出する。
a
Tx
Rx b
備考 同一電球については,その電圧と分布温度との間に,次のような関係がある。
Va Ta
log c log
Vb Tb
(ただし,Ta及びTbは,電圧Va及びVbにおける分布温度で,Va /Vbはおよそ0.8から1.2ま
での間とする。)
したがって,被測定電球が与えられた分布温度になるような電圧値を求めたいときには,適
当な電圧Va及びVbで点灯して上の測定方法により分布温度Ta及びTbの値を求め,上式の定数
cの値を計算し,次の式によって,与えられた分布温度Tgを示すような電圧の近似値を得るこ
とができる。
Tg
logVg logVa c log
Ta
ただし,このようにして推定した電圧Vgにおいて分布温度Tgが得られるかどうかは,上の
測定法によって測定して確かめる必要がある。
5.4.3 測光における注意 測光における注意事項は,次による。
(1) 測光ベンチ上には,適当な数の遮光板を適当な位置に置き,受光面に入る光はすべて電球(ガラス球
を含む。)からの直射光で,それ以外の反射光及びその他の光が受光面に入らないようにする。
(2) 電球の測光方向の反対側には反射率の低い黒いつや消し壁面又は黒色ビロード幕などの拡散面を置く。
この壁面又は幕などと電球との距離は,測光距離の31以上(最低50cm)が望ましく,その大きさは,
受光面から,電球に最も近い遮光板の穴を通して見た角度範囲を十分満たす面積をもたなければなら
ない。
(3) 電球の測光方向は,正確に設定しなければならない。特にコイルフィラメントを用いた電球では,測

――――― [JIS C 7613 pdf 7] ―――――

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光方向から外れた方向では分布温度が異なるので注意を要する。
(4) 測定は,電球を設定し直して2回以上行い,その再現性を確認する。
付図 電気測定回路
改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 大 場 信 英 工業技術院電子技術総合研究所
三 嶋 泰 雄 工業技術院電子技術総合研究所
安 部 徹 夫 日本電気計器検定所
伊 沢 楠 雄 東京都立工業技術センター
石 塚 直 弘 社団法人照明学会
石 野 正 敏 株式会社東芝
大 塚 忠 雄 岩崎電気株式会社
太 田 健一郎 工業技術院標準部
小 林 一 之 市光工業株式会社
近 藤 英 樹 財団法人日本写真機光学機器検査協会
菅 原 淳 夫 財団法人日本規格協会
滝 波 定 平 社団法人日本電球工業会
中 川 靖 夫 埼玉大学
藤 塚 光 宏 通商産業省通商産業検査所
広 田 泰 輔 株式会社日立製作所
山 崎 敏 株式会社小糸製作所
横 山 勝 近藤シルベニア株式会社
若 林 光 雄 スタンレー電気株式会社
渡 会 吉 昭 松下電子工業株式会社
鰐 淵 実 財団法人機械電子検査検定協会
(事務局) 武 居 史 芳 社団法人照明学会

JIS C 7613:1985の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 7613:1985の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC1102:1981
指示電気計器
JISZ8103:2019
計測用語
JISZ8113:1998
照明用語
JISZ8120:2001
光学用語
JISZ8725:2015
光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法