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C 8283-2-3 : 2008
8.1 カプラには,機器に附属して供給される機器用インレットを除いて,次の表示を行なわなければな
らない。
a) 製造業者,責任ある販売業者の名称又はその商標若しくは識別記号
b) (対応国際規格の規定を削除した。)
c) 定格電流
d) 定格電圧
e) 供給電源の種別の記号
f) IP等級
g) 形式名,ただし,これはカタログ番号,コード番号などであってもよい。
8.2 機器用インレットには,8.1のa)及びg)に示す情報を表示しなければならない。これらは,屋外使用
に取り付ける場合に外から見える必要はない。
注記 コネクタ及び機器用インレットへの表示は,これらが一緒に結線される場合,外から見える必
要はない。
8.4 JIS C 8283-1の8.4に,次の記号を追加する。
電圧極 L
中性極 N
防まつ(沫)保護 IPX4
注記 IPコードの場合,固形物侵入に対する保護に関する文字Xは,該当する番号で置き換える。
8.6 JIS C 8283-1の8.6を,接地極及び接地用端子の規定を除いて適用する。
8.101 JIS C 3662又はJIS C 3663に適合したコードを使用する場合,コード非交換形アクセサリのコード
の色は,黒,緑,白又は茶色であってはならない。
8.102 一般用のカプラの場合,供給業者は,それぞれのカプラ又はアクセサリとともに,販売包装の表面
又は内部に説明用の冊子を含め,その屋外使用の適正の範囲を明確に記述しなければならない。耐候性に
関する情報は,購入者にはっきりそれと分かるものでなければならない。また,JIS C 3662又はJIS C 3663
に適合したコードを使用する場合,アクセサリに取り付けられるコードの色は黒,緑,白又は茶色としな
いことが望ましい旨を勧告しなければならない。説明用のシートには,プラグコネクタは機器に接続しな
ければならないこと,また,コネクタは商用電源サイドに接続しなければならないことを明言する情報を
含めなければならない。
カプラ又はアクセサリが取り付けられるコードと非交換形である場合,各自由端には,必要に応じて,
機器又は商用電源への接続のために,間違った接続の危険又は接地連続導体の保護を必要とする機器への
接続の危険について案内をはっきり表示しなければならない。
コードを取り付けたプラグコネクタ又は機器用インレットが他の機器に組み込まれるために製造業者に
直接供給される場合を除いて,そのような組立品の自由端には,次の内容のラベルをてん(貼)付しなけ
ればならない。
“このアクセサリのコードは,機器に通電する前に機器の電源部分に正しく接続しなければならない。”
カプラ又はアクセサリがコード交換形である場合,次に関して説明を行なわなければならない。
a) 被覆及び絶縁をはがす長さ
b) 必要に応じて,機器又は電源コードに接続するアクセサリの同一性
c) と表示された端子への茶色の線の結線,また,Nと表示された端子へのライトブルーの線の結線
d) 被覆が最低3 mm締付装置から突き出る必要性を含めてコード止めの正しい組立の重要性
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 6] ―――――
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C 8283-2-3 : 2008
e) (対応国際規格の規定を削除した。)
8.101及び8.102の要求事項への適否は,目視検査によって判定する。
9 寸法及び適合性
寸法及び適合性は,JIS C 8283-1の箇条9による。ただし,9.1,9.2及び9.4はこの規格による。
9.1 カプラは,JIS C 8283-1の9.6で認められているものを除き,次の表に示す該当するスタンダードシ
ートに規定する寸法に適合しなければならない。
定格 スタンダードシート(コネクタ) スタンダードシート(インレット)
6A C D
10 A A B
適否は,測定による。また,関連性のある場合には,適切なゲージの使用によって判定する。
図1又は図1Aの適切なゲージを使用する場合,コネクタを60 N以下の力で完全に挿入することができ
なければならない。正しく,かつ,完全な挿入を確認するために,ゲージの挿入部分には開口部を設ける。
図2及び図2Aの適切な主ゲージ及び補助ゲージを使用する場合,主ゲージを60 N以下の力で機器用イ
ンレットに完全に挿入することができなければならない。補助ゲージは,バーの上に押し込まなければな
らない。
ピン及び外覆いの長さを検査するために水平面に主ゲージを取り付ける。補助ゲージの差込み状態が十
分かどうかは,機器用インレットの外側の凹部を検査する。
9.2 プラグコネクタ又は機器用インレットにコネクタを保持する装置は,スタンダードシートA及びB
に適合しなければならない。
適否は,箇条16の試験によって判定する。
9.4 次のものを,かみ合わせることができてはならない。
− クラスII機器用のコネクタを,別の機器用の機器用インレットに
− 6 Aコネクタを,10 Aインレットの中に
適否は目視検査,手動試験及び適切なゲージによって判定する。
試験は,35 ℃±2 ℃の周囲温度で実施し,アクセサリ及びゲージの両方をこの温度にする。
10 感電に対する保護
感電に対する保護は,JIS C 8283-1の箇条10による。ただし,10.1はこの規格による。
10.1 機器用カプラは,機器用インレットにコネクタを一部又は完全に差し込んだときに,インレットの
充電部に手が触れられないように設計しなければならない。
コネクタは,通常使用するように設計する。ただし,カバーを開いて,適切に組立及び結線がされたと
き,その充電部に手が触れられないように設計しなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。また,必要な場合,JIS C 8283-1の図10に示す標準試験指による
試験によって判定する。この試験指は,手が触れる可能性のあるすべての場所に当て,該当部分に接触し
たか否かを表示する電気表示器を備えている。エラストマ又は熱可塑材でできた外覆い,外郭又は本体を
もつコネクタの場合は,絶縁材の変形によってコネクタの安全性を低下させるおそれのあるすべての部分
にこの標準試験指を20 N±3 Nの力で30秒±5秒間当てる。この試験は,周囲温度を35 ℃±2 ℃にして
行う。
注記1 電気表示器を,40 V50 Vの電圧で,該当部分に接触したかどうかを示すために使用する。
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 7] ―――――
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注記2 コネクタを機器用インレットに挿入している間接触部と非接触性であるということに関して
は,スタンダードシートに合致する場合,この要求事項との適合性が確実になる。
11 接地接続の装備
JIS C 8283-1の箇条11は,適用しない。
12 端子及び端末
端子及び端末は,JIS C 8283-1の箇条12によるほか,次による。ただし,12.1及び12.1.3はこの規格に
よる。また,12.2.912.2.11は適用しない。
12.1 一般
この箇条の要求事項は,コネクタ及びプラグコネクタにだけ適用する。
電気機器若しくは装置と一体化していない又はこれらに組み込んでいない,個々のアクセサリとして供
出される機器用インレットの場合,特別の要求事項が必要になる場合がある。
電気機器若しくは装置と一体化した又はこれらに組み込んだ機器用インレットの場合,その機器に適用
される該当のIEC規格の要求事項を適用する。
12.1.1 JIS C 8283-1の12.1.1の第1段落を,次の内容に置き換える。
コード交換形アクセサリには,ねじ止めの端子を備えなければならない。
JIS C 8283-1の12.1.1の第3段落を,次の内容に置き換える。
コード非交換形アクセサリには,導体の取外しが可能であってはならず,はんだ付,溶接,圧着又はこ
れと等しい効果をもつねじなし接続を行なわなければならない。すなわち,ねじによる接続方式を用いて
はならない。
12.1.3 コード交換形コネクタは,次の公称断面積が0.75 mm2及び1.0 mm2の導体を受け入れることができ
るサイズ1の端子を備えなければならない。ただし,製造業者の指定電線の断面積が明確に表示されてい
る場合はこの限りでない。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 0.75 mm2及び1.0 mm2
注記 端子サイズ番号は,JIS C 8283-1のスタンダードシートC26及びC27の端子寸法を参照する。
適否は,目視検査及び測定によって,また,適切な公称断面積の導体を取り付けることによって判定す
る。
12.2.6 JIS C 8283-1の12.2.6の第3段落を,次の内容に置き換える。
端子には,次の公称断面積又は製造業者の指定電線の断面積の導体を取り付ける。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
12.2.8 JIS C 8283-1の12.2.8の第3段落を,次の内容に置き換える。
次の公称断面積又は製造業者の指定電線の断面積の硬い単心銅線を端子に差し込む。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
12.2.12 次を除き,JIS C 8283-1の12.2.12を適用する。
試験用導体は,次の公称断面積又は製造業者の指定電線の断面積とする。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 8] ―――――
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− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
13 構造
構造は,JIS C 8283-1の箇条13によるほか,次による。ただし,13.5はこの規格による。また,13.1,
13.9及び13.11は適用しない。
13.5 コネクタのコンタクトは,十分な接触圧が加えられるように適応力のあるものでなければならない。
コンタクトの弾性は,絶縁材の適応性に依存してはならない。
適否は,目視検査によって,また,外郭のヒンジ付カバーが試験の結果にいかなる影響も及ぼすことが
ないようにして,個々のライン及び中性コンタクトを確認するために図4に示す引抜きプルゲージを使用
することによって判定する。この試験中,コネクタのコンタクトは,コネクタを垂直に保持し,ゲージを
下向きにつるすとき,30秒間以上にわたってゲージを留めておかなければならない。
13.6 JIS C 8283-1の13.6は,すべてのコード交換形アクセサリに適用する。
コード交換形アクセサリの外郭は,2個以上の部品で作られ,端子及びコードの先端を完全に覆うもの
でなければならない。
注記 ヒンジなどによる折り曲げができる方法によって,互いにつながっている外郭の部品は,分離
した部品と考えてよい。
コード交換形アクセサリの構造は,線心の分岐点から導体を正しく接続することができるような構造ま
たアクセサリを組み立てて通常の使用状態のように結線する場合,次のような危険が存在しないような構
造でなければならない。
− 線心が互いに強く押される
− 線心が可触金属部品と接触する
− 線心が他の充電部と接触する
13.8 JIS C 8283-1の13.8を,コネクタ及びプラグコネクタに適用する。
13.10 JIS C 8283-1の13.10を,コネクタ及びプラグコネクタに適用する。
13.101 インレット,プラグコネクタ及びコネクタが相補的なアクセサリと完全な差込み状態にある場合
に,カプラは水の浸入に対する必要な保護等級を確実にするための手段を組み込まなければならない。
適否は,目視検査によって,また,14.101の試験によって判定する。
13.102 コネクタ又はプラグコネクタは,通常の使用のためにコードを取り付けてあって,相補的なアク
セサリと差込み状態にない場合,箇条10及び14.101に適合しなければならない。
13.103 コネクタは,相補的なアクセサリが規定の場所についていない場合,湿気に対する必要な保護等
級を達成するためにカバーを装備しなければならない。カバーは,自閉式とし,コネクタに確実に固定し
なければならない。
13.102及び13.103の要求事項への適否は,箇条10,箇条20,箇条23,箇条28及び14.101の試験によ
って判定する。
13.104 電気機器若しくは装置と一体化した又はこれらに組み込んだ機器用インレットは,開放式インタ
フェースから端子又は永久固定用端子まで,水の浸入に対する必要な保護等級を確実にする手段を組み込
まなければならない。
機器組込み用コード非交換形プラグコネクタには,500 mm以下(コードのプラグコネクタへの入口点
からコードの機器への入口点まで測定したとき)のコードを取り付けなければならない。
適否は,目視検査及び14.101の試験によって判定する。
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 9] ―――――
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C 8283-2-3 : 2008
13.105 通常の使用状態のように可とうコードを取り付ける場合,コネクタのカバースプリング(一つ又
は複数)は,もしあれば,相補的アクセサリが差し込まれていないときにカバーを素早く閉めるために,
また通常の操作で角度90°100°の開閉に耐えるために十分強力でなければならない。カバー及び附属
のスプリング(一つ又は複数)は,もしあれば,最大限度まで開くとき損傷に耐えなければならず,また
耐腐食材料で作られなければならない。
適否は,目視検査によって,また,13.105.1の試験によって判定する。試験が終了したとき,カバーは,
この規格で要求するとおりに閉じなければならない。
耐腐食材料に適用される要求事項への適否は,箇条28の試験によって判定する。
13.105.1 カバーを最大限度まで開け,附属のスプリングの力で閉まるようにする操作を,毎分15±2回の
割合で,連続4 000回実施する。
14 耐湿性
耐湿性は,JIS C 8283-1の箇条14によるほか,次による。
第6段落を,次の内容に置き換える。
試料は,168時間(7日間)槽内に放置する。
14.101 アクセサリは,JIS C 0920に従ってIPX1以上の保護等級を備えなければならない。
適否は,JIS C 0920の該当の試験によって,また,次に規定した処理の後すぐにアクセサリから残った
表面の水滴を拭き取り,箇条15の耐電圧試験を実施することによって判定する。
アクセサリは,耐電圧試験に耐えなければならない。さらに,検査では,水がそれと分かる程度まで試
料に入っていないこと,及び通電部分に達していないことを実証しなければならない。
コードを取り付けるアクセサリは,次のコードを使用して試験を行う。ただし,b)及びc)において,製
造業者の指定電線の断面積が明確に表示されている場合はこの限りでない。
a) コード非交換形アクセサリの場合,供給されたコード
b) 6 Aのコード交換形アクセサリの場合,0.75 mm2のコード
c) 10 Aのコード交換形アクセサリの場合,0.75 mm2及び1.0 mm2のコード
機器用インレットには,十分に防水された外郭内又は外郭上に取り付ける場合,製造業者の取付説明書
に従って試験を行う。
外郭及びカバーの取付けねじは,箇条25に示す該当のトルクの2/3に等しいトルクで締め付ける。アク
セサリは,最も不利な位置に配置する。
コネクタには,差し込んだ状態の相補的なアクセサリ,すなわち,通常の使用状態のように配置したと
きに,湿気に対する必要な保護等級を確実にするための手段(13.102に規定するとおりに)のある場合と,
ない場合とで試験を行う。
15 絶縁抵抗及び耐電圧
絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8283-1の箇条15による。ただし,15.2及び15.3はこの規格による。
15.2 絶縁抵抗は,約500 Vの直流電圧を印加して測定する。各測定は,電圧印加後60秒±5秒後に行う。
絶縁抵抗は,次の箇所で測定する。
a) コネクタを差し込んだ状態の機器用インレットに対して,通電極のピンを一括したものと本体との間
b) コネクタを差し込んだ状態の機器用インレットに対して,順次それぞれの通電極のピンと本体に接続
されたその他のピンとの間
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 10] ―――――
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JIS C 8283-2-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60320-2-3:1998(MOD)
- IEC 60320-2-3:1998/AMENDMENT 1:2004(MOD)
JIS C 8283-2-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8283-2-3:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称