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c) コネクタとプラグコネクタに対して,通電極のピン又はコンタクトを一括したものと本体との間
d) コネクタとプラグコネクタに対して,順次それぞれの通電極のピン又はコンタクトと本体に接続され
たその他のピン又はコンタクトとの間
e) コード交換形コネクタ及びプラグコネクタに対して,締付けねじを除く,コード止めの任意の金属部
と規定の場所に挿入された,コードの最大直径をもつ金属棒との間
注記 コードの最大直径は表2又は製造業者の指定電線による。
表2−コードの最大直径
コードのタイプ 線心の数及び公称断面積 最大直径
本・mm2 mm
2×0.75 7.2
60227 IEC 53
2×1.0 7.5
2×0.75 7.4
60245 IEC 53
2×1.0 8.0
絶縁抵抗は,5 MΩ以上でなければならない。
上記の項目a) d)で用いた用語“本体”には,すべての可触金属部,固定ねじ,外側の組立用ねじなど,
また,コネクタのかん合面[項目c)及びd)]を含む,絶縁材料製の外部部分の外表面と接触する金属はく
が含まれる。
金属はくは,絶縁材料製の外部部分の外表面の周りを包む。ただし,開口部の中には押し込まない。
15.3 15.2に示した部分間に周波数が50 Hz60 Hzの実質的に正弦波形の電圧を1分以上にわたって印加
する。
試験電圧の値は,次による。
a) 通電部分と本体との間で4 000 V±60 V
b) 他のすべての部分間で2 000 V±60 V
最初に,半分以下の規定電圧を印加し,その後で全電圧値まで急激に上げる。
試験中に,フラッシオーバ又は絶縁破壊が生じてはならない。
注記1 試験に使用する高電圧変圧器は,出力電圧をしかるべき試験電圧に調整した後で出力端子を
短絡させる場合,出力電流が200 mA以上になるように設計しなければならない。過電流継
電器は,出力電流が100 mA未満の場合,作動してはならない。
注記2 印加する試験電圧の実効値は,±3 %以内で測定するよう注意する。
注記3 電圧降下を生じさせないグロー放電は,無視する。
16 コネクタの抜差しに必要な力
コネクタの抜差しに必要な力は,JIS C 8283-1の箇条16によるほか,次による。
16.101 差し込んだときにアクセサリが偶然に外れることがないようにする止め具を設ける。止め具は正
しく機能しなければならない。コネクタの引抜きと止め具の操作が両手で容易にできなければならない。
適否は,手の操作によって,また,次の試験によって判定する。この試験中,アクセサリ間の連結は,
基本のおもりを加えている間は維持され,追加のおもりを加えたときに外れなければならない。
カプラを引き離すのに必要な最大力及び最低力は,図3に示す装置を使って決定する。この装置は,取
付板(A)と通常の使用状態のように結線した機器用カプラ(B)とからなり,カプラが下向きにプラグコネク
タ又は機器用インレットと垂直に垂れ下がるように取り付ける。
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 11] ―――――
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締付けねじでコード止めを使用するコード交換形機器用カプラの場合,これらのねじは,25.1に示すト
ルクで締め付ける。
保持装置によって生じる最大及び最低の引離し力は,コネクタをプラグコネクタ又は機器用インレット
に深さ一杯まで挿入して測定する。キャリヤ(C)を,基本のおもり(D)及び追加のおもり(E)と共に,ケーブ
ル(F)に取り付ける。これらの構成要素によって加えられる力を,次の表に示す。基本のおもりは,コネク
タを揺らさずにつるし,追加のおもりは,基本のおもりの上に50 mm±2.5 mmの高さから落下させる。
構成要素 力
N
キャリヤ(C)と基本のおもり(D) 60±1
追加のおもり(E) 30±1
17 コンタクトの動作
コンタクトの動作は,JIS C 8283-1の箇条17による。
18 高温及び超高温用機器用カプラの耐熱性
JIS C 8283-1の箇条18は,適用しない。
19 開閉性能
開閉性能は,JIS C 8283-1の箇条19によるほか,次による。
第4段落を,次の内容に置き換える。
機器用インレット又はプラグコネクタは,ピンの軸を含む平面が水平になるように,また,カバーを取
り外すか,開いた状態にして配置する。
20 通常操作
通常操作は,JIS C 8283-1の箇条20によるほか,次による。
コネクタは,カバーを取り外すか,又は開いた状態にして試験を行う。
21 導電部の温度上昇
導電部の温度上昇は,この規格による。
コンタクト及びその他の通電部は,電流が流れて生じる温度上昇が過度にならないように設計しなけれ
ばならない。
適否は,次の試験によって判定する。
コード交換形コネクタ及びプラグコネクタには,最小長さ500 mmで,かつ,次の公称断面積又は製造
業者の指定電線の断面積の熱可塑性材料で絶縁したコードを取り付ける。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
端子ねじを,JIS C 8283-1の25.1の表8の該当の列に規定したトルクの2/3で締め付ける。コード非交
換形コネクタ及びプラグコネクタには,最低長さ500 mmの出荷時のコードで試験を行う。
コネクタは,ピンが許容差+0.02
0 mmの最低寸法とすること以外は,スタンダードシートBに適合するプ
ラグコネクタに挿入する。このとき,ピンの中心間の距離はスタンダードシートに規定した値を取る。
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 12] ―――――
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注記 最低寸法とは,規定の負の許容差を適用したスタンダードシートBに示す寸法を意味する。
プラグコネクタは,この規格に適合するコネクタで試験を行う。
0
Aの1.25倍の交流を,1時間又は定常状態が得られるまでの,いずれか長い方の時間にわ
定格電流−0.5
たって通電コンタクトに流す。
温度は,測定する温度にほとんど影響を及ぼさないように選択し,配置した熱電対を使って測定する。
端子及び端末(一体成形のコネクタについては,コードとの接続部)の温度上昇は,45 Kを超えてはな
らない。
22 コード及びその接続
コード及びその接続は,JIS C 8283-1の箇条22によるほか,次による。ただし,22.1,22.3及び22.4は
この規格による。
22.1 コード非交換形アクセサリは,表4に従って,60227 IEC 53又は60245 IEC 53のいずれかに適合す
るコードを備えなければならない。
表4−カプラのタイプ及び公称断面積
カプラのタイプ 公称断面積
mm2
0.751
プラグコネクタ
機器の製造業者の説明書による
6 Aコネクタ 0.75
2 m以下の取付けコード付き10 Aコネクタ 0.75又は1
2 mを超える取付けコード付き10 Aコネクタ 1
上記以外でも,電気用品の技術上の基準を定める省令(昭和37年通商産業省令第85号)別表第一に適
合するキャブタイヤコード又はキャブタイヤケーブルは接続できる。この場合の断面積は,6 Aコネクタ
は0.75 mm2,10 Aコネクタは1.25 mm2(ただし,耐熱温度が90 ℃以上の場合は0.75 mm2)とする。
適否は,目視検査によって判定する。
22.2 JIS C 8283-1の22.2による。ただし,“コネクタ”を“コネクタ及びプラグコネクタ”に読み替える。
22.3 コード交換形アクセサリに対しては,次に適合しなければならない。
− 張力の除去及びねじれ防止をどのように達成するようになっているかを明確にする。
− コード止め,又は少なくともその一部は,アクセサリの他の構成部品の一つと一体化するか,固定す
る。
− 間に合わせの方法,例えば,コードに結び目を作ったり,先端を糸で結ぶ方法を用いない。
− コード止めは,接続される可能性のある種々の形式のコードに適合し,その有効性が本体の部品の組
立に依存しない。
− コード止めは,絶縁材料製か,金属部品に絶縁内張りを付したものとする。
− コードは,コード止めの締付けねじがJIS C 8283-1の図10に示す標準試験指で触れられるか,可触金
属部に電気的に接続される場合,これらのねじに接触しない。
22.2及び22.3の要求事項への適否は,目視検査によって,また,JIS C 8283-1の図16に示すような装置
を用いて行う引張試験によって判定し,引き続きトルク試験を行う。
コード非交換形アクセサリは,出荷時のコードで試験を行う。コード交換形アクセサリは,次の公称断
面積の60227 IEC 53又は60245 IEC 53のコード又は製造業者の指定の断面積のコードで試験を行う。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 13] ―――――
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− 10 Aアクセサリの場合 0.75 mm2及び1.0 mm2
コード交換形のアクセサリのコードの導体を端子に通し,端子ねじを,導体がその位置から容易に移動
しないように十分締め付ける。
コード止めは,通常の方法で使用し,端子ねじは,JIS C 8283-1の25.1の表8の該当の列に規定した該
当のトルクの2/3に等しいトルクで締め付ける。試料を再組立した後で,構成部品がうまく収まり,コー
ドをはっきり分かる程度でアクセサリの中に押し込むことができてはならない。
試料は,コードの軸がアクセサリに入る箇所で垂直になるように試験装置の中に固定する。
次に,コードに,150 N±3 Nの引張力を25回加える。引張力は,各回最低1秒掛けて徐々に加える。
その後すぐに,コードは,可とうコードの差込口近くに加えた最低0.15 Nmのトルクを60秒±5秒間
受ける。
試験中,コードに損傷があってはならない。
試験の後で,コードに2 mmを超える移動があってはならない。コード交換形アクセサリの場合,導体
の先端が端子の中ではっきり分かる移動があってはならない。コード非交換形アクセサリの場合は,電気
的接続が外れてはならない。
軸方向の移動を測定する場合,試験を開始する前にコード上にマークを付け,この間コードには規定値
の事前の引張力をかける。このマークは,アクセサリ又はコードガードの先端からほぼ20 mmの距離に
付ける。コード非交換形アクセサリで,アクセサリ又はコードガードの先端が明確でない場合には,本体
に追加のマークを付け,そのマークから他のマークまでの距離を測定する。
試験の後で,アクセサリ又はコードガードに対してコード上のマークの移動を測定する。この間コード
には規定値の引張力をかける。
22.4 アクセサリは,コードが,アクセサリに入る箇所で過度に曲げられないように設計しなければなら
ない。
適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。
アクセサリは,JIS C 8283-1の図17に示すものと類似の振り子部材をもつ装置による屈曲試験を行う。
コード交換形のコネクタ及びプラグコネクタには,適切な長さで次の公称断面積又は製造業者の指定電
線の断面積のコードを取り付ける。コードガードがあれば,規定の位置に置く。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
コード非交換形コネクタには,出荷時のコードで試験を行う。
試料は,装置の揺動要素がその行程の中央にきたとき,コードの軸がアクセサリに入る箇所で垂直にな
り,揺動軸を通過するように固定する。
揺動要素を,JIS C 8283-1の図17に示す距離dをいろいろ変えて,試験装置の揺動要素がその行程一杯
に動いたときにコードの横方向の動きが最小となるような位置に置く。
0
N
コードには,加える力が20 −2 Nになるようにおもりをつける。
定格電流±0.1 Aの電流を導体に流す,このとき,導体間の電圧は定格電圧に等しくなる。
揺動要素を,90°の角度(垂直線の両側に45°±3°)で前後に動かし,曲げ回数はコード交換形及び非
交換形のアクセサリの場合20 000回とし,毎分60回±1回の割合で曲げる。
注記 曲げ回数は,左方及び右方の動作をそれぞれ1回とする。
要求する曲げ回数の半分を終えた後,アクセサリを,揺動要素で90°,コードの軸の周りに回転させる。
この試験は,他のどのような試験も受けていないアクセサリに行なわなければならない。
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 14] ―――――
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試験中,試験電流が流れなくなったり,導体間に短絡を生じることがあってはならない。コードの導体
間の短絡の発生は,電流がアクセサリの定格電流の2倍に等しい値に達した場合に短絡とみなす。
試験の後で,試料がこの規格の意味する損傷があってはならない。コードガードがあれば,それが本体
から離脱したり,コードの絶縁が摩耗したり,擦り切れたりしてはならない。また,コード非交換形アク
セサリの場合は,切れた導体のより線が絶縁体を貫通して可触状態になってはならない。
23 機械的強度
機械的強度は,JIS C 8283-1の箇条23によるほか,次による。ただし,23.1はこの規格による。また,
23.4及び23.6は適用しない。
23.1 アクセサリは,十分な機械的強度をもたなければならない。
適否の判定は,次による。
− コネクタについては,23.2,23.3及び23.7の試験
− プラグコネクタについては,23.2の試験
− 機器用インレットについては,23.5の試験
注記 機器又はその他の装置に埋込み,取り付けするように設計された機器用インレットの外覆い
には,23.5の試験は行なわない。
23.2 JIS C 8283-1の23.2の一部を,次のように修正する。
落下の回数は,一緒にコネクタ及びプラグコネクタを接続して,500回とする。コード交換形アクセサ
リは,次の公称断面積の60227 IEC 53のコード又は製造業者の指定の断面積のコードを取り付けなけれ
ばならない。
− 6 Aアクセサリの場合 0.75 mm2
− 10 Aアクセサリの場合 1.0 mm2
23.5 第1段落を,次の内容に置き換える。
表面に取り付けるように設計された,エラストマ,熱可塑性又はその他の弾性材料以外の絶縁材料製の
外覆いをもつ機器用インレットは,JIS C 8283-1の図21に示すばね作動式衝撃試験装置を用いて試験を行
う。試験を始める前に,弾性又は熱可塑性材料製の外郭をもつ機器用インレットは,その支持体又はコー
ドと一緒に,−5 ℃±2 ℃の温度の冷凍庫に最低16時間置く。冷凍庫から取り出してから直ぐに,機器用
インレットに次の試験を行う。JIS C 8283-1の図21に示すばね作動式衝撃試験装置を用いて,試料に打撃
を加える。
第5段落を,次の内容に置き換える。
0
ハンマヘッドは,ロックウェル硬度HR100,半径10 mm mmのポリアミド製の半球形の表面をも
−0.01
ち,ヘッドは,衝撃部が引外し点にあるとき,その端部から円すいの先端面までの距離が28 mmになる
ようにハンマ軸に固定する。
第7段落を,次の内容に置き換える。
ハンマばねは,ミリメートル単位の圧縮とニュートン単位の加える力との積が2 000に等しくなるよう
に,圧縮がほぼ28 mmとなるよう調節する。この調節で,衝撃エネルギーは1 J±0.05 Jとなる。
第12段落を,次の内容に置き換える。
試料をしっかりと支持し,弱いと思われるあらゆる箇所に打撃を3回加える。
第13段落を,次の内容に置き換える。
試験の後,試料にこの規格の意味する損傷が認められてはならない。特に,充電部は可触となってはな
――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 15] ―――――
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JIS C 8283-2-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60320-2-3:1998(MOD)
- IEC 60320-2-3:1998/AMENDMENT 1:2004(MOD)
JIS C 8283-2-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8283-2-3:2008の関連規格と引用規格一覧
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