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C 8286 : 2021
5 要求事項
5.1 構成部品に関する要求事項
電源コードセットのプラグは,JIS C 8282-1又はJIS C 8300の要求事項に適合しなければならない。
電源コードセット又は相互接続コードセットのコネクタは,JIS C 8283-1の要求事項に適合しなければ
ならない。
相互接続コードセットのプラグコネクタは,JIS C 8283-1の要求事項に適合しなければならない。
電源コードセット又は相互接続コードセットのIPX1以上の保護等級をもつコネクタは,JIS C 8283-2-3
の要求事項に適合しなければならない。
相互接続コードセットのIPX1以上の保護等級をもつプラグコネクタは,JIS C 8283-2-3の要求事項に適
合しなければならない。
電源コードセット又は相互接続コードセットのコードは,関連JISの要求事項に適合しなければならな
い。ただし,電源コードセットについては,JIS C 3010に適合するシース付きコードを使用してもよい。
プラグ,コネクタ,プラグコネクタ及びコードに関する要求事項に対する適否は,上記の対応する規格·
基準に規定する試験によって判定するが,一つの部品の試験中は,組立品のその他の部品に対する影響を
無視する。
5.2 組立に関する要求事項
5.2.1 定格電圧
コネクタ及びコードの定格電圧は,プラグの定格電圧以上でなければならない。相互接続コードセット
については,コネクタ及びプラグコネクタの定格電圧が同一でなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.2 定格電流
プラグ又はプラグコネクタの定格電流は,コネクタの定格電流以上でなければならない。ただし,定格
電流16 Aのコネクタを使用する電源コードセットについては,定格電流15 Aのプラグを使用しなければ
ならない。この場合,電源コードセットの定格電流は15 Aとなる。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.3 機器のクラス
機器のクラスに対する組合せは,電源コードセットの場合は附属書JAによる。相互接続コードセット
の場合は,JIS C 0365に示す同一クラスの機器の接続を意図したタイプでなければならない。
クラスII機器用の電源コードセットに取り付けるプラグは,刃と外郭側面との距離が2 mm以上のもの
でなければならない。
適否は,目視検査又は測定によって判定する。
5.2.4 表示
――――― [JIS C 8286 pdf 6] ―――――
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C 8286 : 2021
プラグ,コネクタ及びプラグコネクタには,関連規格に規定する事項を表示しなければならない。
機器と同こん(梱)せず,かつ,プラグ又はプラグコネクタとコネクタとが同一の製造業者による製造
ではない電源コードセット及び相互接続コードセットには,さらに,完成品の電源コードセット又は相互
接続コードセットの製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別表示を表示しなければならない。
この表示を包装だけに付けてはならない。
注記 製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別表示の表示は,例えば,コードセットに取
り付けたスリーブに付けることができる。
クラスII機器用のプラグ,コネクタ,電源コードセット又は相互接続コードセットには,クラスII構造
の記号(二重正方形)を表示してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
5.2.5 コードのタイプ
電源コードセットのコードは,電源コードセットに組み込んだコネクタのタイプに応じて,JIS C 8283-
3の表1[機器用カプラ(スタンダードシートC1C24)]に規定するグレード以上であって,かつ,JIS C
8282-1の表20[アクセサリの定格,試験導体の公称断面積及び温度上昇試験の試験電流(箇条19)と通常
動作(箇条21)との関係]又はJIS C 8300の13.1.1に規定する断面積以上でなければならない。
電源コードセットの構成部品の定格,及びその組合せによる電源コードセットの定格は,附属書JAに
よる。相互接続コードセットについては,表1による。
注記 IECコード名称の数字が低いコード(例えば,60227 IEC 52)は,コード名称の数字が高いもの
(例えば,60227 IEC 53)よりも軽量である(グレードが低いとみなす)。
表1−相互接続コードセット用のコードのタイプ
コネクタの種類e) コードの種類a) 公称断面積
mm2
0.2 A 60227 IEC 41 b) 0.75 c)
2.5 A,クラスI機器 60227 IEC 52 0.75
2.5 A,クラスII機器 60227 IEC 52 0.75
6A 60227 IEC 52 0.75
60227 IEC 53又は
10 A,低温用 0.75 d)
60245 IEC 53
60245 IEC 53又は
10 A,高温用 0.75 d)
60245 IEC 89
60245 IEC 53又は
10 A,超高温用 0.75 d)
60245 IEC 89
60227 IEC 53又は
16 A,低温用 1.0 d)
60245 IEC 53
60245 IEC 53又は
16 A,高温用 1.0 d)
60245 IEC 89
――――― [JIS C 8286 pdf 7] ―――――
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C 8286 : 2021
表1−相互接続コードセット用のコードのタイプ(続き)
注記 アメリカンワイヤゲージ(AWG)を用いた断面積については,JIS C 8283-1の附属書D参照。
注a) 同等の特性をもつ他のケーブル又はコードもまた,使用してもよい。
注b) コードの長さは2 m以下とする。
注c) 公称断面積が0.5 mm2以下の金糸コードの長さは2 m以下とする。
注d) コードの長さが2 mを超える場合,公称断面積の最小値は次のとおりでなければならない。
− 10 Aのコネクタの場合,1 mm2
− 16 Aのコネクタの場合,1.5 mm2
注e) 相互接続コードセットの定格電圧は,プラグコネクタ,コネクタ共に250 Vであり,全体と
して250 Vである。したがって,125 V定格(15 A又は20 A)のプラグコネクタ及びコネク
タは,相互接続コードセットには使用できない。
適否は,目視検査によって判定する。
6 導通及び極性
極性システム用の電源コードセット及び相互接続コードセットでは,各極において対応するプラグ及び
/又はプラグコネクタのピンとコネクタコンタクトとの間の導通があり,極性が一致していなければなら
ない。
適否は,測定によって判定する。
注記 極性システム用の電源コードセット及び相互接続コードセットとは,組み合わせるプラグとコネ
クタとが両方とも極性がある電源コードセット,及び組み合わせるプラグコネクタとコネクタと
が両方とも極性がある相互接続コードセットをいう。
7 EMC要求事項
注記 まだ必要性が明確になっていないため,電子部品を組み込んだアクセサリに関する要求事項につ
いては規定していない。
7.1 電子部品を組み込んでいない電源コードセット及び相互接続コードセットのイミュニティ
これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは,通常の電磁妨害に対して影響を受けやすくは
ないため,イミュニティ試験は要求しない。
7.2 電子部品を組み込んでいない電源コードセット及び相互接続コードセットの放射
これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは電磁妨害を生じないため,放射試験の要求はな
い。
注記 これらの電源コードセット及び相互接続コードセットは,ときどき行われるアクセサリの抜き差
し操作時に電磁妨害を生じることがあるにすぎない。それらの放射の頻度,水準及び結果は,通
常の電磁環境の一部とみなしている。
――――― [JIS C 8286 pdf 8] ―――――
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C 8286 : 2021
JIS C 8286 JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
相互接続コードセット コネクタ
JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
機器用インレット
JIS C 8286 JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
電源コードセット プラグコネクタ
: 機器の外面とほぼ同一の面
JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
機器用アウトレット
JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
機器用インレット
JIS C 8282-1 又は JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3 JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3JIS C 8283-1及びJIS C 8283-3
JIS C 8300プラグ コネクタ 機器用カプラ 相互接続カプラ
図0A−電源コードセット及び相互接続コードセットの例
C8 286 : 2021
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――――― [JIS C 8286 pdf 9] ―――――
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C 8286 : 2021
附属書A
(参考)
安全性(感電保護及び適正極性)に関する工場配線済みの
電源コードセット及び相互接続コードセットのルーチン試験
A.1 一般事項
全ての工場配線済みの電源コードセット及び相互接続コードセットに,表A.1に示す試験を適用するこ
とが望ましい。
表A.1−試験の概観
アクセサリのタイプ 試験方法の箇条
2極のアクセサリ A.2,A.4.1
3極のアクセサリ A.2,A.3,A.4
不合格サンプルは,販売用に出荷できないように完全に機能しないようにするか,又は合格製品から分
離するかの処理をしなければならない。
販売用に出荷するアクセサリにルーチン試験を適用したことを,確認することが可能でなければならな
い。
製造業者は,次の事項を明記した実施済みの試験の記録を保持しなければならない。
− 製品のタイプ
− 試験日
− 製造場所(複数の場所で製造する場合)
− 試験した数量
− 不合格の数及び講じた措置,つまり破壊/修理
試験装置は,各使用期間の前後に,連続使用期間の場合には少なくとも24時間ごとに検査する。それら
の検査中,試験装置は,既知の不良製品を差し込んだとき又は模擬故障を適用したときに,不良を表示し
なければならない。
検査前に製造した製品は,検査結果が合格であることが判明した場合にだけ,販売用に出荷する。
試験装置及び/又は器具は,年に1回以上確認及び/又は校正しなければならない。
全ての検査及び必要なことが判明したあらゆる調整の記録を保存しなければならない。
A.2 極性システム : 相線(L)及び中性線(N)−正しい接続
極性システムについては,電源コードセット又は相互接続コードセットの各端のL及びNピン又はコン
タクトとアクセサリ(コネクタ,プラグコネクタ又はプラグ)の対応するL及びNピン又はコンタクトと
の間に2秒間以上通電して,試験を行う。
自動タイミングをもつ試験装置では,通電時間を2秒間から1秒間まで短縮してもよい。
――――― [JIS C 8286 pdf 10] ―――――
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JIS C 8286:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60799:2018(MOD)
JIS C 8286:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8286:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0365:2007
- 感電保護―設備及び機器の共通事項
- JISC3010:2019
- 電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
- JISC8282-1:2019
- 家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント―第1部:一般要求事項
- JISC8283-1:2019
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
- JISC8283-2-3:2008
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
- JISC8283-2-3:2021
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
- JISC8283-3:2019
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第3部:スタンダードシート及びゲージ
- JISC8300:2019
- 配線器具の安全性