JIS C 8283-2-3:2021 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ

JIS C 8283-2-3:2021 規格概要

この規格 C8283-2-3は、 この規格は、家庭用及びこれに類する用途で使用する主電源用の電気機器への接続を目的とした、接地極(コンタクト又はピン)付又は接地極なしの、2極の機器用カプラ(水の浸入に対してIPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ)の一般要求事項について規定したものである

JISC8283-2-3 規格全文情報

規格番号
JIS C8283-2-3 
規格名称
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部 : IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
規格名称英語訳
Appliance couplers for household and similar general purposes -- Part 2-3:Appliance couplers with a degree of protection higher than IPX0
制定年月日
2008年4月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60320-2-3:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

29.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-04-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 8283-2-3:2021 PDF [15]
                                                                                C 8283-2-3 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[2]
  •  5 試験に関する一般注意事項・・・・[2]
  •  6 定格・・・・[2]
  •  7 機器用カプラの分類・・・・[2]
  •  8 表示・・・・[3]
  •  9 寸法及び適合性・・・・[4]
  •  10 感電に対する保護・・・・[4]
  •  11 接地の装備・・・・[4]
  •  12 端子及び終端・・・・[4]
  •  13 構造・・・・[4]
  •  14 耐湿性・・・・[5]
  •  15 絶縁抵抗及び耐電圧・・・・[6]
  •  16 コネクタ及び機器用アウトレットの挿入及び引抜きに必要な力・・・・[6]
  •  17 コンタクトの動作・・・・[8]
  •  18 高温用及び超高温用機器用カプラの耐熱性・・・・[8]
  •  19 開閉性能・・・・[8]
  •  20 通常操作・・・・[8]
  •  21 温度上昇・・・・[8]
  •  22 コード及びその接続・・・・[8]
  •  23 機械的強度・・・・[9]
  •  24 耐熱性及び耐劣化性・・・・[10]
  •  25 ねじ,通電部及び接続部・・・・[10]
  •  26 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[10]
  •  27 絶縁材料の耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性・・・・[10]
  •  28 耐腐食性・・・・[10]
  •  29 電磁両立性(EMC)要求事項・・・・[10]
  •  附属書・・・・[11]
  •  附属書C(規定)試験計画・・・・[11]
  •  附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 1] ―――――

           C 8283-2-3 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS C 8283-2-3:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 8283規格群(家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ)は,次に示す部で編成する。
    JIS C 8283-1 第1部 : 一般要求事項
    JIS C 8283-2-1 第2-1部 : ミシン用カプラ
    JIS C 8283-2-3 第2-3部 : IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
    JIS C 8283-2-4 第2-4部 : 機器の質量によってかん(嵌)合するカプラ
    JIS C 8283-2-101 第2-101部 : 電熱機器用カプラ
    JIS C 8283-3 第3部 : スタンダードシート及びゲージ

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――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                        C 8283-2-3 : 2021

家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第2-3部 : IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ

Appliance couplers for household and similar general purposes- Part 2-3: Appliance couplers with a degree of protection higher than IPX0

序文

 この規格は,2018年に第2版として発行されたIEC 60320-2-3を基とし,我が国の配電事情などを考慮
し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  この規格は,JIS C 8283-1(家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第1部 : 一般要求事項)と併
読する規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。

1 適用範囲

  適用範囲は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条1(適用範囲)による。
追加(注記1の前に,次を追加する。)
  この規格は,水の浸入に対してIPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラに適用する。
置換(注記2を,次に置き換える。)
  注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60320-2-3:2018,Appliance couplers for household and similar general purposes−Part 2-3:
              Appliance couplers with a degree of protection higher than IPX0(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  引用規格は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条2(引用規格)による。
    JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60529,Degrees of protection provided by enclosures (IP

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           2
C 8283-2-3 : 2021
             Code)
    JIS C 8283-1 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第1部 : 一般要求事項
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60320-1,Appliance couplers for household and similar
            general purposes−Part 1: General requirements
    JIS C 8283-3 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第3部 : スタンダードシート及びゲー
        ジ
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60320-3,Appliance couplers for household and similar
             general purposes−Part 3: Standard sheets and gauges

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.101
可触表面(accessible surface)
  アクセサリが通常の使用に従って,また,次の条件に従って組み立てられる場合に,JIS C 0922の検査
プローブB(関節付きテストフィンガ)を接触させることができるアクセサリの表面
a) コネクタ及び機器用アウトレットの場合,対応するアクセサリを差し込まずに,カバーを開位置にす
    る。
b) プラグコネクタ及び機器用インレットの場合,対応するアクセサリを極(ピン及びコンタクト)間の
    電気的接続があるが,好ましくないように緩く差し込む。
3.102
カバー(cover)
  アクセサリが通常の使用状態にあるときに触れることができ,工具を使ってしか取り外すことができな
いが,開けるには工具の使用を必要としない部分

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 8283-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験に関する一般注意事項

  試験に関する一般注意事項は,JIS C 8283-1の箇条5(試験に関する一般注意事項)による。

6 定格

  定格は,JIS C 8283-1の箇条6(定格)による。

7 機器用カプラの分類

  機器用カプラの分類は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条7(機器用カプラの分類)による。
7.101 保持装置の有無によって,次のとおり分類する。

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
a) 保持装置あり
b) 保持装置なし
      注記 保持装置なしの機器用カプラは,最終製品規格で許される場合にだけ用いられる。

8 表示

  表示は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条(表示)8による。
8.2  追加(細別の最後に,次を追加する。)
− IP等級
8.4  追加(細別の最後に,次を追加する。)
− IP等級        例えば,IPX4
  注記 IPコードの場合,文字Xは該当する番号で置き換える。
追加
8.101 屋外用電線の色
  JIS C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格群)に規定するコードを使用する場合,屋外用のコード非交
換形アクセサリのコードの色は,黒,緑,白又は茶色であってはならない。
  適否は,目視検査によって判定する。
8.102 小売販売の説明書
  小売販売のカプラの場合,供給業者は,屋外使用に適しているかどうかの説明を,それぞれのカプラ又
はアクセサリの販売包装の表面又は内部に,明確に表示しなければならない。耐候性に関する情報は,購
入者にはっきりそれと分かるものでなければならない。また,JIS C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格
群)に規定するコードを用いる場合,アクセサリに取り付けるコードの色は黒,緑,白又は茶色としない
ことが望ましい旨を勧告しなければならない。説明用のシートには,プラグコネクタは機器に接続しなけ
ればならないこと,また,コネクタは商用電源側に接続しなければならないことを明言する情報を含めな
ければならない。
  カプラ又はアクセサリがコード付きのコード非交換形である場合,各自由端には,必要に応じて,機器
又は商用電源への接続のために,間違った接続の危険又は接地連続導体の保護を必要とする機器への接続
の危険について案内をはっきり表示しなければならない。
  コードを取り付けたプラグコネクタ又は機器用インレットが他の機器への組込み用に製造業者に直接供
給される場合を除いて,そのような組立品の未使用の端には,次の内容のラベルを取り付けなければなら
ない。
  “このアクセサリのコードは,機器に通電する前に機器の電源部分に正しく接続しなければならない。”
  カプラ又はアクセサリがコード交換形である場合,次に関して説明を記載しなければならない。
a) シース及び絶縁体を取り除く長さ
b) 必要に応じて,機器又は電源コードに接続するアクセサリの同一性

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 5] ―――――

           4
C 8283-2-3 : 2021
c)   IS C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格群)に規定するコードを用いる場合,Lと表示された端子
    への茶色の線の結線,及び,Nと表示された端子へのライトブルーの線の結線
d) シースが3 mm以上締付装置から突き出る必要がある旨を含む,コード止めの正しい組立の重要性
e) (対応国際規格の規定を削除した。)
  適否は,目視検査によって判定する。

9 寸法及び適合性

  寸法及び適合性は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条9(寸法及び適合性)による。
9.101 保持装置
  標準化された機器用カプラの場合,プラグコネクタ又は機器用インレットにコネクタを保持する装置は,
関連スタンダードシートに適合しなければならない。
  注記 関連スタンダードシートはJIS C 8283-3にある。
  適否は,16.101の試験によって判定する。
  標準化されていない機器用カプラの場合,プラグコネクタ又は機器用インレットにコネクタを保持する
装置は,製造業者の仕様に適合しなければならない。

10 感電に対する保護

  感電に対する保護は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条10(感電に対する保護)による。
10.1  追加(“適否は”で始まる段落の後に,次を追加する。)
  試験は,カバーを開けて実施する。

11 接地の装備

  接地の装備は,JIS C 8283-1の箇条11(接地の装備)による。

12 端子及び終端

  端子及び終端は,JIS C 8283-1の箇条12(端子及び終端)による。

13 構造

  構造は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条13(構造)による。
13.101 差込み状態における水の浸入に対する保護
  機器用カプラの互いの部分が完全な差込み状態にある場合に,機器用カプラは水の浸入に対する必要な
保護等級を確実にするための手段を組み込まなければならない。

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                                                                                             5
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
  適否は,目視検査及び14.101の試験によって判定する。
13.102 差込み状態にないときの水の浸入に対する保護
  コネクタ又はプラグコネクタは,通常の使用のためにコードを取り付けてあって,対応するアクセサリ
と差込み状態にない場合,箇条10及び14.101に適合しなければならない。
  適否は,箇条10,箇条20,箇条23,箇条28及び14.101の試験によって判定する。
13.103 差込み状態にないときの水の浸入に対する保護用のカバー
  コネクタ及び機器用アウトレットは,対応するアクセサリと差込み状態にないときに,湿気に対する必
要な保護等級を達成するためにカバーを装備しなければならない。標準化された機器用カプラのカバーは,
自閉式とし,コネクタ又は機器用アウトレットに確実に固定しなければならない。
  適否は,箇条10,箇条20,箇条23,箇条28及び14.101の試験によって判定する。
13.104 一体形機器用カプラの水の浸入に対する保護
  機器と一体化した又は機器に組み込んだ機器用インレット及び機器用アウトレットは,機器の表面から
端子又は終端まで,水の浸入に対する必要な保護等級を確実にする手段を組み込まなければならない。
  適否は,目視検査及び14.101の試験によって判定する。
13.105 カバースプリングの要求事項
  コネクタ及び機器用アウトレットのカバースプリング(一つ又は複数)は,対応するアクセサリが差し
込まれていないときにカバーを素早く閉めるために,及び通常の操作で角度90°100°の開閉に耐える
ために十分強力でなければならない。カバー及び附属のスプリング(一つ又は複数)は,最大限度まで開
くとき損傷に耐えなければならず,また,耐腐食材料でなければならない。
  この試験は,7.101 b)で分類する保持装置なしのカプラには適用しない。
  耐腐食材料に適用する要求事項への適否は,箇条28の試験によって判定する。
  適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。試験が終了したとき,カバーは,この細分箇条で規
定するとおりに閉じなければならない。
  カバーを最大限度まで開け,附属のスプリングの力で閉まるようにする操作を,毎分15回±2回の割合
で,連続4 000回実施する。

14 耐湿性

  耐湿性は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条14(耐湿性)による。
置換(“恒温槽に入れた”で始まる段落及び二つの細別を,次の内容に置き換える。)
  恒湿槽に入れた試料は,168時間(7日間)放置する。
追加

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 7] ―――――

           6
C 8283-2-3 : 2021
14.101 アクセサリは,JIS C 0920によるIPX1以上の保護等級を備えなければならない。
  適否は,JIS C 0920の該当の試験,及び次に規定する処理の後,直ちにアクセサリから表面に残った水
滴を拭き取り,箇条15の耐電圧試験を実施することによって判定する。
  アクセサリは,この耐電圧試験に耐えなければならない。さらに,目視検査では,水がアクセサリに入
っていないこと,及び通電部分に達していないことを確認しなければならない。
  JIS C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格群)に規定するコードを取り付けるアクセサリは,次のコー
ドを使用して試験を行う。ただし,その他のコードを取り付けるアクセサリは,製造業者の指定による。
a) コード非交換形アクセサリの場合,供給されたコード
b) 6 Aのコード交換形アクセサリの場合,0.75 mm2のコード
c) 10 Aのコード交換形アクセサリの場合,0.75 mm2及び1.0 mm2のコード
d) 16 Aのコード交換形アクセサリの場合,1.0 mm2及び1.5 mm2のコード
  機器用インレット及び機器用アウトレットは,十分に防水された外郭内又は外郭上に取り付ける場合,
製造業者の取付説明書に従って試験を行う。
  外郭及びカバーの取付けねじは,箇条25に示す該当のトルクの2/3に等しいトルクで締め付ける。アク
セサリは,最も不利な位置に配置する。
  コネクタ及び機器用アウトレットは,対応するアクセサリを差し込んだ状態及び差し込んでいない状態
で,湿気に対する必要な保護等級を確実にするための手段(13.102に規定するとおりに)を通常の使用状
態のように配置して試験を行う。

15 絶縁抵抗及び耐電圧

  絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8283-1の箇条15(絶縁抵抗及び耐電圧)による。

16 コネクタ及び機器用アウトレットの挿入及び引抜きに必要な力

  コネクタ及び機器用アウトレットの挿入及び引抜きに必要な力は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条
16(コネクタ及び機器用アウトレットの挿入及び引抜きに必要な力)による。
追加
16.101 保持装置の検証
  差し込んだときにアクセサリが偶然に外れることがないようにする保持装置を設けなければならない。
保持装置は正しく機能しなければならない。コネクタの差込み及び引抜きと保持装置の操作とが両手で容
易にできなければならない。
  この試験は,7.101 b)で分類する保持装置なしのカプラには適用しない。適否は,手の操作によって,ま
た,次の試験によって判定する。この試験中,アクセサリ間の連結は,主おもりを加えている間は維持さ
れ,副おもりを加えたときに外れなければならない。
  カプラを引き離すのに必要な最大力及び最小力は,図101に示す装置を使って決定する。この装置は,

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 8] ―――――

                                                                                             7
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
取付板(A)と通常の使用状態のように結線した機器用カプラ(B)とからなり,プラグコネクタ又は機器
用インレットを下向きにして,カプラが垂直に垂れ下がるように取り付ける。
                                                                           単位 mm
                        図101−偶然の外れに対する装置の例(16.101参照)
  ねじで締め付けるコード止めを使用するコード交換形機器用カプラの場合,これらのねじは,25.1に示
すトルクで締め付ける。
  保持装置によって生じる最大及び最小の引離し力は,コネクタをプラグコネクタ又は機器用インレット
に深さ一杯まで挿入して測定する。おもり台(C)を,主おもり(D)及び副おもり(E)と共に,ケーブ
ル(F)に取り付ける。これらの構成要素によって加える力を,表101に示す。主おもりは,コネクタを揺
らさずにつるし,副おもりは,主おもりの上に高さ50 mm±2.5 mmから落下させる。

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 9] ―――――

           8
C 8283-2-3 : 2021
                                    表101−保持装置の引張力
                                    構成要素                     力
                                                                  N
                      おもり台(C)及び主おもり(D)           60±1
                      副おもり(E)                            30±1

17 コンタクトの動作

  コンタクトの動作は,JIS C 8283-1の箇条17(コンタクトの動作)による。

18 高温用及び超高温用機器用カプラの耐熱性

  高温用及び超高温用機器用カプラの耐熱性は,JIS C 8283-1の箇条18(高温用及び超高温用機器用カプ
ラの耐熱性)による。

19 開閉性能

  開閉性能は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条19(開閉性能)による。
置換(“− 機器用インレット及びプラグコネクタは,”で始まる細別を,次に置き換える。)
− 機器用インレット又はプラグコネクタは,ピンの軸を含む平面が水平になるように,また,カバーを
    取り外すか,又は開いた状態にして配置する。

20 通常操作

  通常操作は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条20(通常操作)による。
追加(“接地回路及び”で始まる段落の後に,次を追加する。)
  コネクタは,カバーを取り外すか,又は開いた状態にして試験を行う。

21 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条21(温度上昇)による。
置換(表8の“コード交換形コネクタ”の欄を,次に置き換える。)
                           0.2を超え  6以下            0.75
   コード交換形コネクタ   6を超え   10以下            1.0            定格電流の1.25倍
                           10を超える                   1.5

22 コード及びその接続

  コード及びその接続は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条22(コード及びその接続)による。
22.1  置換(表9の6 Aの欄を,次に置き換える。)

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 10] ―――――

                                                                                             9
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
            6A                       60227 IEC 53又は60245 IEC 53        0.75
22.2.3 置換(表10を次に置き換える。)
             表10−コード交換形のコネクタ及びプラグコネクタの試験用コードのタイプ
                                  (定格が125 Vのものを除く)
                                                                             単位 mm2
          コネクタ及びプラグ コードのタイプa)               公称断面積
           コネクタのタイプ                      22.2.3の引張試験   22.3の屈曲試験
          6 A(低温用)        60227 IEC 53
                                                       0.75               0.75
                                60245 IEC 53
          10 A(低温用)       60227 IEC 53          0.75
                                                                           1.0
                                60245 IEC 53          1.0
          10 A(高温用)       60245 IEC 53          0.75
                                                                           1.0
                                60245 IEC 53          1.0
          10 A(超高温用)     60245 IEC 53          0.75
                                                                           1.0
                                60245 IEC 53          1.0
          16 A(低温用)       60227 IEC 53          1.0
                                                                           1.5
                                60245 IEC 53          1.5
          16 A(超高温用)     60245 IEC 53          1.0
                                                                           1.5
                                60245 IEC 53          1.5
           注a) 同等の特性をもつその他のケーブル又はコードを用いてもよい。
置換(“次に,定格が2.5 A以下の”で始まる段落を,次に置き換える。)
  次に,150 N±3 Nの引張力を,コードに100回加える。引張力は,1回ごとに徐々に加え,1秒±0.5秒
保持する。
22.3  置換(“コードには,次に規定する”で始まる段落から三つの段落を,次に置き換える。)
  コードには,20 N±1 Nの力が加わるようにおもりを付ける。
  コネクタ及びプラグコネクタの定格電流に等しい電流を導体に流し,電線間の電圧は定格電圧と等しく
する。接地用導体がある場合は,それには電流は流さない。
  振り子部材を左右に90°±3°(垂直に対し片側に45°)動かし,屈曲回数は,20 000回とし,1分間
に60回±5回の割合で動かす。円形断面のコードをもつ試料は,要求する屈曲回数の半分を終えた後,振
り子部材において90°回転して行う。平形コードをもつ試料は,線芯の軸を含む面に対し,直角の方向に
だけ屈曲させる。

23 機械的強度

  機械的強度は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条23(機械的強度)による。
23.4 置換(“衝撃エネルギーは”で始まる段落を,次に置き換える。)
  衝撃エネルギーは,1 J±0.05 Jとする。
追加(“試料を確実に支持し”で始まる段落の前に,次を追加する。)

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 11] ―――――

           10
C 8283-2-3 : 2021
  試験を始める前に,機器用インレット及び/又はプラグコネクタは,その支持体又はコードと一緒に,
−5 ℃±2 ℃の温度の冷凍庫に16時間以上置く。冷凍庫から取り出してから直ちに,機器用カプラに試験
を行う。

24 耐熱性及び耐劣化性

  耐熱性及び耐劣化性は,JIS C 8283-1の箇条24(耐熱性及び耐劣化性)による。

25 ねじ,通電部及び接続部

  ねじ,通電部及び接続部は,JIS C 8283-1の箇条25(ねじ,通電部及び接続部)による。

26 空間距離,沿面距離及び固体絶縁

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 8283-1の箇条26(空間距離,沿面距離及び固体絶縁)によ
る。

27 絶縁材料の耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性

  絶縁材料の耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,次によるほか,JIS C 8283-1の箇条27(絶縁材料
の耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性)による。
27.2  置換(27.2全てを,次に置き換える。)
  機器用カプラの充電部を保持する又はそれに接触する絶縁部は,保証トラッキング指数(PTI)が,175
以上の耐トラッキング性材料のものでなければならない。セラミックの場合,この要求事項を満たしてい
るとみなす。
  セラミック以外の材料の場合,適否は,附属書Aの試験によって判定する。

28 耐腐食性

  耐腐食性は,JIS C 8283-1の箇条28(耐腐食性)による。

29 電磁両立性(EMC)要求事項

  電磁両立性(EMC)要求事項は,JIS C 8283-1の箇条29[電磁両立性(EMC)要求事項]による。

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
                                           附属書
  附属書は,次によるほか,JIS C 8283-1の附属書による。
                                          附属書C
                                          (規定)
                                          試験計画
追加(表C.1に,次の二つの項目を追加する。)
 グループ9      14.101  IP試験                                              X   X  X  X
  3個の試料
 グループ10     16.101  保持装置の試験                                      X   X  X  X
  3個の試料

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 13] ―――――

           12
C 8283-2-3 : 2021
                                         附属書JC
                                          (参考)
                            JISと対応国際規格との対比表
 JIS C 8283-2-3                IEC 60320-2-3:2018,(MOD)
 a)   ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d)   ISと対応国際規格との技術的差異の e)   ISと対応国際規格
    条番号     規格の対    との評    内容及び理由                        との技術的差異に対
                応する箇    価                                             する今後の対策
                条番号
 −         7.102       削除                                           IEC規格の誤記であり,
                                     対応国際規格の7.102は,7.101 b)と重複し
                                     ており,JISでは削除した。           IECへの提案を検討す
                                                                          る。
 8.101      8.101       変更                                           我が国の法規及び慣習に
                                     対応国際規格で使用を禁止しているコード
                                                                          よっているため,IECへ
                                     の色(黒,緑,白又は茶)を,JISでは,JIS
                                                                          の提案はしない。
                                     C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格群)
                                     に限定して適用した。
                                     コードの色については,慣習及び設備基準
                                     などと整合させる必要があるため,JIS C
                                     3662(規格群)又はJIS C 3663(規格群)以
                                     外のコードについては,適用を除外した。
 8.102      8.102       変更                                           我が国の法規及び慣習に
                                     対応国際規格では,使用を禁止しているコ
                                                                          よっているため,IECへ
                                     ードの色(黒,緑,白又は茶)を使用しない
                                                                          の提案はしない。
                                     ことが望ましい旨を包装容器又は取扱説明
                                     書に記載することになっているが,JISで
                                     は,JIS C 3662又はJIS C 3663だけ限定し
                                     て適用した。また,IEC規格では,コード交
                                     換形については,L端子へ茶及びN端子へ
                                     ライトブルーを結線する説明を義務付けて
                                     いるが,JISでは,JIS C 3662(規格群)又
                                     はJIS C 3663(規格群)だけ限定して適用し
                                     た。
                                     コードの色については,慣習及び設備基準
                                     などと整合させる必要があるためである。
                                     対応国際規格では,カプラ又はアクセサリ
                                     がコード交換形である場合は,細別e)で丸
                                     形コードだけを認める説明の記載を要求し
                                     ている。防水形コードであるため,水の浸入
                                     に対する安全性の観点から丸形コードに制
                                     限していると考えられが,防水性が保てる
                                     のであれば平形コードを除外しなくてもよ
                                     いと考えられるため,この細別を削除し,平
                                     形コードも許容することとした。

――――― [JIS C 8283-2-3 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
                                                                                C 8283-2-3 : 2021
 a)   ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d)   ISと対応国際規格との技術的差異の e)   ISと対応国際規格
    条番号     規格の対    との評    内容及び理由                        との技術的差異に対
                応する箇    価                                             する今後の対策
                条番号
 14.101     14.101      選択      JISでは,JIS C 3662(規格群)又はJIS C
                                                                          我が国の法規及び慣習に
                                                                          よっているため,IECへ
                                     3663(規格群)に適合するコード以外のコー
                                                                          の提案はしない。
                                     ドは,製造業者の指定のコードを使用して
                                     試験することにした。
                                     JIS C 3662(規格群)又はJIS C 3663(規格
                                     群)以外の電安法に対応するコードには,
                                     IEC規格が指定している断面積1.0 mm2の
                                     コードがないことによる。
   注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
          − 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
          − 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
          − 選択 : 対応国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしてい
             る。
   注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
          − MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS C 8283-2-3:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60320-2-3:2018(MOD)

JIS C 8283-2-3:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8283-2-3:2021の関連規格と引用規格一覧

用語,一般,荷役運搬機械・器具(産業車両,小型運搬車,クレーン,チェーンブロック・ホイスト・スリング,コンベヤ,パレット,その他),保管設備,輸送(トラック,コンテナ・タンク),包装,情報

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