この規格ページの目次
- 5.8 引きひも操作部の強度
- 5.9 外郭強度
- 5.10 アンモニアガス耐久
- 6 構造・寸法・材料
- 6.1 構造一般
- 6.2 主要部の寸法
- 6.3 主要部の材料
- 6.4 引きひも取付部
- 7 試験方法
- 7.1 構造試験
- 7.2 保持力試験
- 7.3 温度上昇試験
- 7.4 開閉試験
- 7.5 絶縁抵抗試験
- 7.6 耐電圧試験
- 7.7 耐熱試験
- 7.8 口金・受金取付部の強度試験
- 7.9 引きひも操作部の強度試験
- 7.10 外郭の強度試験
- 7.11 アンモニアガス耐久試験
- 7.12 感電保護試験
- 8 検査
- 8.1 形式試験
- 8.2 受渡検査
- 9 製品の呼び方
- 10 表示
- JIS C 8302:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 8302:2015の関連規格と引用規格一覧
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C 8302 : 2015
変形することなく,かつ,その取付部が破損してはならない。
5.8 引きひも操作部の強度
引きひも操作部の強度は,7.9によって試験する。試験後,引きひも取付部又は引きひもの破損及びその
後の使用を妨げるほど有害な異常を生じてはならない。
5.9 外郭強度
合成樹脂成形品の外郭の強度は,7.10によって試験する。試験後,外郭が破損してはならない。
5.10 アンモニアガス耐久
黄銅部品のアンモニアガス耐久は,7.11によって試験する。試験後,黄銅部材に破損及びひび割れが生
じてはならない。
6 構造・寸法・材料
6.1 構造一般
構造一般は,次に適合しなければならない。
a) 7.1によって試験したとき,構造は,形状が正しく丈夫である。
b) 7.12によって試験したとき,充電金属部に手が容易に触れない。
なお,点滅機構を組み込んだものでは,開閉操作の際,鎖が充電金属部に触れるおそれがない構造
である。
c) 7.1によって試験したとき,導電金具などの固定部は,容易に緩みを生じないよう堅固に取り付ける。
d) 導電体相互の接続部分は,合成樹脂成形品などのように収縮するおそれがある絶縁物を導電体の間に
挟んで同時に締め付けない。ただし,絶縁物が収縮しても接触不良を生じるおそれがないものは,こ
の限りでない。
e) 点滅用の引きひもの貫通孔は,滑らかである。
f) 点滅装置は,中心接触子の側で点滅が行われる。
g) 極性の異なる充電金属部相互間,及び充電金属部と接地される非充電金属部との間の空間距離及び沿
面距離(以下,絶縁距離という。)は,表2による。ただし,受金と中心接触子との間の絶縁距離は,
表3による。
なお,接地される非充電金属部には,人が触れる金属部及び地絡するおそれがある非充電金属部を
含む。
表2−絶縁距離
単位 mm
受金 最小絶縁距離
定格電圧
125 V 250 V 300 V
E12 1.5 − 3.0
E17 1.5 − 3.0
E26 3.0 3.0 3.0
――――― [JIS C 8302 pdf 6] ―――――
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表3−受金と中心接触子との間の絶縁距離
単位 mm
受金 最小絶縁距離
定格電圧
125 V 250 V 300 V
E12 1.2 − 1.5
E17 1.2 − 1.5
E26 1.5 2.0 2.0
この表の値は,金属粉が付着するおそれがなく,かつ,
堅固に取り付けられたものに適用する。
h) 通常の使用状態において,人が触れる外面の充電金属部は,人が触れる外面から3 mm以上沈め,そ
の上に硫黄を除く絶縁性耐水混和物の適量を容易に脱落しないように詰める。
i) 導電部分は,外郭の受口面から3 mm以上。ただし,公称直径が17 mm以下の受金をもつものは1.2 mm
以上の深さにある。
j) 口金と受金との組み合わせは,表1による。
k) 差込口付きは,定格電圧125 Vとし,E26の分岐ソケット及びE26口金・E26受金のアダプタに限る。
6.2 主要部の寸法
主要部の寸法は,図1及び図2並びに次に適合しなければならない。
a) 口金ねじの形状・寸法は,JIS C 7709-1に規定するE形により,受金ねじの形状・寸法は,JIS C 7709-2
に規定するE形による。
b) 導電金具の寸法は,表4による。
表4−導電金具
単位 mm
部品名 寸法
E12,E17 E26 E39
受金の厚さ 0.20 0.24 −
導電ねじの最小径a) 2.6 3 4
口金の厚さb) 0.20 0.22 0.38
注a) ねじの呼び径で示す。
b) 受金及び口金の厚さは,平面部の仕上がり寸法の最小値を示す。
c) 点滅装置のつまみ類の絶縁物の厚さは,1 mm以上とする。
d) 口金に替えて引掛刃をもつものの刃の寸法は,JIS C 8310の付図1に適合する。
6.3 主要部の材料
主要部の材料は,次に適合しなければならない。
a) 外郭及び器体の材料は,磁器又は耐熱性をもつ吸湿性の少ない合成樹脂である。ただし,外郭が鋼の
場合は,さび止めを施す。さらに,外郭が金属の場合は,硬質ファイバなどで裏打ちする。
b) 導電金具の材料は,次による。
1) 導電金具の材料は,銅又は銅合金である。
2) ばね作用をもつ導電金具の材料は,JIS H 3110に規定するりん青銅又はこれと同等以上の特性をも
つ材料である。
――――― [JIS C 8302 pdf 7] ―――――
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C 8302 : 2015
6.4 引きひも取付部
引きひも操作の点滅機構を組み込んだものは,引きひも取付部が70 N以上の引張力に耐えるものでなけ
ればならない。また,引きひもは,50 N以上の引張力に耐える金属製の鎖,綿のひも,ナイロンのひもな
どを用いなければならない。
7 試験方法
7.1 構造試験
構造試験は,JIS C 8306の3.(構造試験)によって,この規格の箇条6及び箇条10に規定する事項につ
いて調べる。6.1 d),e),f)及び箇条10の適否は目視で判定する。
7.2 保持力試験
保持力試験は,JIS C 8306の6.(保持力試験)によって行う。
7.3 温度上昇試験
温度上昇試験は,JIS C 8306の4.(温度上昇試験)によって行う。
7.4 開閉試験
開閉試験は,JIS C 8306の10.7(定格負荷試験)の表5(定格負荷試験条件)の定格負荷試験(a)によ
って連続5 000回の開閉を開操作,閉操作とも通電状態で行い,さらに,JIS C 8306の10.6(過負荷試験)
の表3(過負荷試験条件)の過負荷試験(a)及び(d)によって行う。ただし,差込口については,過負
荷試験(d)は行わない。
7.5 絶縁抵抗試験
絶縁抵抗試験は,JIS C 8306の7.(絶縁抵抗試験)によって行う。
7.6 耐電圧試験
耐電圧試験は,JIS C 8306の8.(耐電圧試験)によって行う。
なお,試験電圧は定格電圧に従い,次のとおりとする。
a) 定格電圧125 Vのもの : 1 000 V
b) 定格電圧250 V又は300 Vのもの : 1 500 V
7.7 耐熱試験
耐熱試験は,次によって行う。
a) 合成樹脂製の外郭をもつものの耐熱試験は,JIS C 8306の14.(耐熱試験)(5)によって,受金がE12
及びE17のものは試験温度100 ℃で,受金がE26のものは試験温度150 ℃で,試験時間は168時間
で実施する。
b) 点滅機構部を除く接触部の耐熱は,図3に規定する試験用のステンレス鋼製口金ジグを装着した状態
で,受金がE12及びE17のものは試験温度100 ℃で,受金がE26のものは試験温度150 ℃で,試験
時間は24時間で実施する。試験後の接触抵抗の測定は,試験用の黄銅製口金ジグを10回着脱し,そ
の後試験用の口金ジグを装着して行う。
この場合,試験用のステンレス鋼製口金ジグ及び黄銅製口金ジグを装着する締付トルクは,次によ
る。
受金がE12のものは,締付トルクが0.38 N・m
受金がE17のものは,締付トルクが0.45 N・m
受金がE26のものは,締付トルクが1.5 N・m
c) つまみ又はボタンの耐熱は,試験温度100±3 ℃で,試験時間は1時間で実施する。
――――― [JIS C 8302 pdf 8] ―――――
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C 8302 : 2015
7.8 口金・受金取付部の強度試験
口金,受金取付部の強度試験は,JIS C 8306の13.3(口金,受金取付部の強度試験)による。
7.9 引きひも操作部の強度試験
引きひも操作部の強度試験は,JIS C 8306の13.4.1(引きひも操作)による。ただし,器体の外部で引
きひもの取替えができないものは,引張力を70 Nとして試験する。
7.10 外郭の強度試験
外郭の強度試験は,合成樹脂成形品のものについて行い,JIS C 8306の13.5.3 (2)(単体自重落下強度試
験)によって,落下の高さ60 cm,落下回数を3回として行う。
7.11 アンモニアガス耐久試験
アンモニアガス耐久試験は,JIS C 8306の18.(アンモニアガス耐久試験)によって行う。
なお,試験時間は24時間とする。
7.12 感電保護試験
感電保護試験は,JIS C 8306の3.(構造試験)(4)によって行う。
8 検査
8.1 形式試験
形式試験は,次の項目の順序で同一試験品について箇条7の試験方法によって行い,箇条5,箇条6及
び箇条10の規定に適合しなければならない。ただし,a)及びj) l)は,それぞれ別の試験品で行ってもよ
い。
a) 構造,寸法,材料及び表示
b) 保持力。ただし,差込口付きのものに限る。
c) 絶縁抵抗。ただし,点滅装置付きのもの及び差込口付きのものに限る。
d) 開閉。ただし,点滅装置付きのもの及び差込口付きのものに限る。
e) 保持力。ただし,差込口付きのものに限る。
f) 温度上昇。ただし,点滅装置付きのもの及び差込口付きのものに限る。
g) 絶縁抵抗
h) 耐電圧
i) 耐熱
j) 強度。ただし,口金・受金取付部の強度,引きひも操作部の強度及び外郭の強度に限る。
k) アンモニアガス耐久
8.2 受渡検査
受渡検査は,次の検査項目の順序で同一試験品について箇条7の試験方法によって行い,5.1,5.45.5,
6.1及び箇条10の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部を省
略してもよい。
a) 構造一般及び表示
b) 絶縁抵抗
c) 耐電圧
d) 保持力。ただし,差込口付きのものに限る。
――――― [JIS C 8302 pdf 9] ―――――
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C 8302 : 2015
9 製品の呼び方
製品の呼び方は,名称,口金の大きさ,受金の大きさ,定格電流及び定格電圧による。
例1 アダプタ E26 E26 6 A 125 V
例2 分岐ソケット E26 E26 E12 6 A 125 V
10 表示
製品の表面の見やすい所に容易に消えない方法で,次の事項を明瞭に表示しなければならない。
a) 定格電流
b) 定格電圧
c) 製造業者名又はその略号
a) 口金ねじを構成する b) 口金ねじを構成する
金属部が短い口金 金属部が長い口金
形状は,一例を示す。
単位 mm
口金 a b d l h1 h2 h3 h4
E26 28未満 28以上 710 7 20以上 26以下 26以上 2526
E39 44未満 44以上 814 7 33以上 43以下 43以上 4243
許容差のない値は,基準寸法とする。
ねじ部寸法は,JIS C 7709-1による。
口金E17の寸法は,検討中。
図1−口金部の寸法
――――― [JIS C 8302 pdf 10] ―――――
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JIS C 8302:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8302:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7709-1:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
- JISC7709-2:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第2部 受金
- JISC8306:1996
- 配線器具の試験方法
- JISC8310:2000
- シーリングローゼット
- JISH3110:2018
- りん青銅及び洋白の板及び条