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C 8500 : 2017
C.3.3.3 寸法100 mm以上の非円形電池
寸法が100 mm以上の非円形電池の形式命名法は,図C.6による。
P /
素電池数又は並列配置
追加記号b)
群の直列接続数a)
電池系記号 高さ記号
(表1参照) ミリメートルで表した
最大高さの整数値c)
形状記号 “仮想円筒形の直径”記号と
(P=非円形) “高さ”記号とを分離する斜線
直径記号
ミリメートルで表した直径の整数値
端子面を取り囲む最大長さ(l)及び最大幅
(w)に外接する仮想円筒形の直径
注a) 並列に配置された素電池数は,表示しない。
b) 追加記号には,特別な端子形状,負荷特性及びその他の特性を表す記号を含む。
c) 0.1 mm単位までの高さ区分が必要な場合には,図C.7に示す記号による。
例 6P222/162 : 6個の素電池,又は並列配置群で構成し,6個の直列に接続された非円形電池で,最大長さ192 mm,
最大幅113 mm,最大高さ162 mmのマンガン乾電池。
図C.6−寸法が100 mm以上の非円形電池の形式命名法
最大高さ(整数値)
mm
高さの小数点第1位の値 記号
mm
0.0 A
0.1 B
0.2 C
0.3 D
0.4 E
0.5 G
0.6 H
0.7 J
0.8 K
0.9 L
注記 0.1 mmの単位記号は,必要な場合に用いる。
図C.7−非円形電池の高さ記号
――――― [JIS C 8500 pdf 26] ―――――
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C 8500 : 2017
C.3.4 同一寸法の場合の命名法
2種類以上の電池間で対角線で表した直径(最大長さ及び最大幅は異なっているが)及び高さが同一で
あることが極めてまれにある。この場合,第2番目以降の電池には,同じ形式記号を付し,その後に“-1”
のように番号を付して区分する。
表C.5−円形電池の形式記号及び最大寸法
単位 mm
形式記号 電池の最大寸法
(1990年10月以降の命名法) 直径 総高
R772 7.9 7.2
R1025 10.0 2.5
R1216 12.5 1.6
R1220 12.5 2.0
R1225 12.5 2.5
R1616 16.0 1.6
R1620 16.0 2.0
R2012 20.0 1.2
R2016 20.0 1.6
R2020 20.0 2.0
R2025 20.0 2.5
R2032 20.0 3.2
R2320 23.0 2.0
R2325 23.0 2.5
R2330 23.0 3.0
R2354 23.0 5.4
R2420 24.5 2.0
R2425 24.5 2.5
R2430 24.5 3.0
R2450 24.5 5.0
R3032 30.0 3.2
R11108 11.6 10.8
2R13252 13.0 25.2
R12A604 12.0 60.4
R14250 14.5 25.0
R15H270 15.6 27.0
R17335 17.0 33.5
R17345 17.0 34.5
R17450 17.0 45.0
注記 詳細な電池寸法は,JIS C 8515に規定する。
――――― [JIS C 8500 pdf 27] ―――――
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C 8500 : 2017
表C.6−非円形電池の形式記号及び最大寸法
単位 mm
形式記号 固有記号 電池の最大寸法
(1990年10月以降の命名法)(規格化される前に付けられた記号)長さ 幅 総高
2P3845 2R5 34.0 17.0 45.0
2P4036 R-P2 35.0 19.5 36.0
2R5及びR-P2は,規格化される以前から用いていた固有記号であり,形式記号の代わりに用いてもよい。
注記 詳細な電池寸法は,JIS C 8515に規定する。
――――― [JIS C 8500 pdf 28] ―――――
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C 8500 : 2017
附属書D
(参考)
代表放電電圧Usの定義及び決定方法
D.1 定義
代表放電電圧Usは,電池系ごとに規定する代表値であり,一次電池の大きさ及び内部構造に関係しない
固有の電圧である。代表放電電圧Usは,式(D.1)によって定義する。
Cs
Us Rs (D.1)
ts
ここに, Us : 代表放電電圧
Cs : 代表放電容量
ts : 代表放電時間
Rs : 代表放電負荷抵抗
D.2 代表放電電圧の求め方
D.2.1 放電容量Cの算出
ある放電負荷抵抗Rで放電したときの一般的な放電曲線を,図D.1に示す。A1領域は,放電曲線U(t) と
平均放電電圧Utとで囲む領域とし,A2領域は,平均放電電圧Utと放電曲線U(t) とで囲む領域[ただし,
U(t)≧終止電圧Uc]とする。ここで,A1領域の面積(A1)とA2領域の面積(A2)とが等しくなる放電
時間t(A1=A2) における電圧が,平均放電電圧Utであり,式(D.1A)によって算出した電流値が平均放電電
流i(avg) である。また,放電時間tUcは,放電曲線U(t)=終止電圧Ucとなる放電時間であり,放電容量Cは,
式(D.2)によって求める。
Ut
i( avg ) (D.1A)
R
C tUc (D.2)
i( avg )
D.2.2 C/R模式図による代表放電負荷抵抗の決定
一次電池を放電したとき,放電負荷抵抗Rを大きくしていくと放電容量Cは増加し,ある放電負荷抵抗
値以上になった場合,Cは一定値になる。この関係を示したものがC/R模式図である。この一定値をCp
と呼ぶ。各放電負荷抵抗における放電容量CをCpで除した値C/Cpを縦軸に,放電負荷抵抗Rを横軸にし
てプロットしたものが図D.2である。この図では,C/Cp値が0.98となるときの放電負荷抵抗を代表放電負
荷抵抗Rsとする。
D.2.3 代表放電電圧の決定
代表放電電圧Usは,D.1に示すように代表放電負荷抵抗Rsを用いて放電したときに得られる平均放電電
圧である。
なお,代表放電容量Csは,実験的に求められる代表放電時間ts及び平均放電電流i(avg) を用い,式(D.3)
によって求める。
Cs i( avg )
ts (D.3)
――――― [JIS C 8500 pdf 29] ―――――
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C 8500 : 2017
図D.1−平均放電電圧(概念図)
図D.2−規準化C/R模式図
D.3 試験条件及び結果
試験条件は,次による。
a) 実験的にC/R模式図を作成するには,放電負荷抵抗を任意に設定した10組の放電結果を用いること
が望ましい。それぞれ1組の放電容量は,9個の電池の平均値とし,個々の電池の放電容量は式(D.2)
に従い,算出する。これらのデータは,図D.2に示すようにC/Cp値が1に達するまでの分布になるよ
うにする。この図から,C/Cp値が0.98になる代表放電負荷抵抗Rsを求める。
なお,この代表放電負荷抵抗Rsから求めた代表放電電圧Usは,放電容量100 %点から求める放電電
圧と比べて,50 mVほど低くなる。また,数ミリボルトの差異が,電荷移動反応によって起こる。
b) .2.3によってCs及びtsを決定するときには,JIS C 8515との整合を配慮し,次に示す終止電圧を用
――――― [JIS C 8500 pdf 30] ―――――
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JIS C 8500:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60086-1:2015(MOD)
JIS C 8500:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8500:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISC8513:2015
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8513:2020
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8514:2018
- 水溶液系一次電池の安全性
- JISC8515:2017
- 一次電池個別製品仕様
- JISZ9015:1980
- 計数調整型抜取検査(供給者を選択できる場合の購入検査)