JIS C 9335-2-13:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-13部:深めのフライ鍋,フライパン及びこれに類する機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-13:2021 規格概要

この規格 C9335-2-13は、定格電圧が250 V以下で,家庭での使用及びこれに類する使用を意図し,油を料理用に使用し,推奨最大油量が5 L以下の深めの電気フライ鍋,電気フライパン,電気中華鍋,及びその他の電気機器の安全性について規定。

JISC9335-2-13 規格全文情報

規格番号
JIS C9335-2-13 
規格名称
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-13部 : 深めのフライ鍋,フライパン及びこれに類する機器の個別要求事項
規格名称英語訳
Household and similar electrical appliances -- Safety -- Part 2-13:Particular requirements for deep fat fryers, frying pans and similar appliances
制定年月日
2000年3月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60335-2-13:2009(MOD)
国際規格分類

ICS

13.120, 97.040.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-03-20 制定日, 2006-05-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2018-10-22 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 9335-2-13:2021 PDF [16]
                                                                               C 9335-2-13 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[3]
  •  5 試験のための一般条件・・・・[3]
  •  6 分類・・・・[3]
  •  7 表示,及び取扱説明又は据付説明・・・・[3]
  •  8 充電部への接近に対する保護・・・・[5]
  •  9 モータ駆動機器の始動・・・・[5]
  •  10 入力及び電流・・・・[5]
  •  11 温度上昇・・・・[5]
  •  12 (規定なし)・・・・[5]
  •  13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧・・・・[6]
  •  14 過渡過電圧・・・・[6]
  •  15 耐湿性等・・・・[6]
  •  16 漏えい電流及び耐電圧・・・・[6]
  •  17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護・・・・[7]
  •  18 耐久性・・・・[7]
  •  19 異常運転・・・・[7]
  •  20 安定性及び機械的危険・・・・[8]
  •  21 機械的強度・・・・[8]
  •  22 構造・・・・[8]
  •  23 内部配線・・・・[8]
  •  24 部品・・・・[8]
  •  25 電源接続及び外部可とうコード・・・・[9]
  •  26 外部導体用端子・・・・[9]
  •  27 接地接続の手段・・・・[9]
  •  28 ねじ及び接続・・・・[10]
  •  29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[10]
  •  30 耐熱性及び耐火性・・・・[10]
  •  31 耐腐食性・・・・[10]
  •  32 放射線,毒性その他これに類する危険性・・・・[10]
  •  附属書・・・・[11]
  •  参考文献・・・・[11]

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――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 1] ―――――

           C 9335-2-13 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]

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――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 2] ―――――

                                                                              C 9335-2-13 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電機工業会(JEMA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C
9335-2-13:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 9335規格群(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性)は,約100規格に及ぶ部で構成されて
いるが,この規格では省略した。
  なお,全ての部の構成は,JIS C 9335-1の“まえがき”に記載されている。

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――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 9335-2-13 : 2021

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-13部 : 深めのフライ鍋,フライパン及びこれに類する機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety-Part 2-13: Particular requirements for deep fat fryers, frying pansand similar appliances

序文

 この規格は,2009年に第6版として発行されたIEC 60335-2-13,及び2016年に発行されたAmendment
1を基とし,我が国の配電事情を考慮し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。ただし,
追補(amendment)については,編集し,一体とした。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格は,JIS C 9335-1と併読する規格である。
  この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1と対応している。JIS C 9335-1に対する変更は,次の表現を
用いた。
− “置換”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す
    る。
− “追加”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。
  変更する箇所に関する情報が必要な場合には,これらの表現に続く括弧書きで示す。ただし,JIS C 9335-
1の引用項目及び箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていたJIS C 9335-1:2014を参照して
いる。このため,この規格の発効以降に発効されたJIS C 9335-1を参照する場合は,その引用項目及び箇
所が異なる場合があることに注意しなければならない。
  JIS C 9335-1に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,図
番号及び表番号は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1の全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が250 V以下で,家庭での使用及びこれに類する使用を意図し,油を料理用に使
用し,推奨最大油量が5 L以下の深めの電気フライ鍋,電気フライパン,電気中華鍋,及びその他の電気

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           2
C 9335-2-13 : 2021
機器(以下,機器という。)の安全性について規定する。
  通常,家庭での使用及びこれに類する使用を意図し,店舗,軽工業及び農場において一般人が用いる機
器は,この規格の適用範囲である。ただし,その機器が商業消費用食品を処理するために専門的に使用す
ることを意図している場合,その機器は家庭用及びこれに類する機器にはみなさない。
  この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱
う。ただし,通常,次のような状態については想定していない。
− 次のような人(子供を含む。)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合
  ·    肉体的,知覚的又は知的能力が低下している人
  ·    経験及び知識の欠如している人
− 子供が機器で遊ぶ場合
  注記1 この規格の適用に際しては,次のことに注意する。
          − 車両搭載用機器,船舶搭載用機器又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要にな
              る場合もある。
          − 厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合
              がある。
  注記2 この規格は,次の機器への適用は意図していない。
          − 業務用フライヤ(JIS C 9335-2-37)
          − 業務用多目的調理鍋(JIS C 9335-2-39)
          − 腐食しやすい場所又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊
              な状況にある場所で用いる機器
  注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60335-2-13:2009,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-13: Particular
              requirements for deep fat fryers, frying pans and similar appliances+Amendment 1:2016(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  引用規格は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条2(引用規格)による。
追加
    JIS C 8283-3 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第3部 : スタンダードシート及びゲー
        ジ
    JIS C 9335-1 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部 : 通則

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.1.9 置換(3.1.9の全てを,次に置き換え適用する。)
通常動作(normal operation)

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                                                                                             3
                                                                               C 9335-2-13 : 2021
  次の条件の下で機器を運転したときの状態
a) 深めのフライ鍋は,機器の最低油量レベルまで満たされたひまわり油又はフライ油で運転する。
b) フライパンは,フライ油を加熱面の最高点から10 mmの高さまで満たし,加熱面の中心での油の温度
    が250 ℃に達するまで運転する。油の温度は,250 ℃±15 ℃に維持するか,温度がそれより低い場
    合,自動温度調節器が許す最高温度に維持する。その機器が,自動温度調節器をもたない場合,温度
    は,電源をオンオフの切換えによって維持する。
c) 中華鍋には,10 mmの深さまでフライ油を満たし,b)で規定したとおりに操作する。
  疑義が生じた場合,フライ油は,取扱説明書で指定がない限り,菜種油を用いる。

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)による。
5.2  追加(注記3の後に,次を追加し適用する。)
  注記101 15.101の試験を行う場合,3個の追加の試料が必要となる。
追加
5.101 フライパンとしても用いることができる深めのフライ鍋は,深めのフライ鍋又はフライパンの試
験のうち,いずれかより不利な方で試験する。ただし,定格油量が1.0 L以下の深めのフライ鍋は,フライ
パンとして試験する。
  油容器中に投入しない電熱素子を組み込んでおり,油の最低レベルを表示していない深めのフライ鍋は,
フライパンとして試験する。
  注記 対応国際規格の注記は,規定事項であるため,本文に移した。

6 分類

  分類は,JIS C 9335-1の箇条6(分類)による。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示,及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据
付説明)による。
7.1  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋は,油の最高レベルを表示しなければならない。深めのフライ鍋は,フライパンとして
用いることができる場合を除いて,油の最低レベルも表示しなければならない。
  清掃のために,部分的に水中への浸せき(漬)を意図する機器は,最高浸せきレベル及び次の趣旨を表

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C 9335-2-13 : 2021
示しなければならない。
  “このレベルを超えて,浸せきしてはならない。”
7.12 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  機器用インレットを組み込んでおり,清掃のために,部分的又は完全に水中への浸せきを意図する機器
の取扱説明書には,次の事項を記載しなければならない。
− コネクタは,機器を清掃する前に外さなければならない。
− 機器用インレットは,機器を再び用いる前に乾燥しなければならない。
  可搬形で深めのフライ鍋,及び清掃のために水中への浸せきを意図しないその他の機器の取扱説明書は,
“機器は浸せきしてはならない”旨を記載しなければならない。
  注記101 可搬形フライパンは,清掃のために水中への浸せきを意図する機器とみなされている。
  自動温度調節器を組み込んでいるコネクタとともに用いることを意図する機器の取扱説明書には,“適
切なコネクタだけを用いなければならない”旨を記載しなければならない。
  取扱説明書には,食品又は油と接触する表面の洗浄方法に関する詳細を記載しなければならない。
  取扱説明書には,“この機器が外部タイマ又は別の遠隔制御システムで操作することを意図したもので
はない”旨を記載しなければならない。
  取扱説明書には,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
  この機器は,家庭内及び次のような,類似用途で使用するように意図している。
− 店舗,事務所,その他の作業環境内のスタッフ用台所区域
− 農家
− ホテル,モーテル,その他の住居タイプの環境での顧客によるもの
− 朝食付き簡易宿泊施設(ベッド及び朝食付きホテル)タイプの環境
  製造業者が機器の用途を上記の環境より,更に制限する場合,その旨を取扱説明書に明確に記載しなけ
ればならない。
  注記102 対応国際規格の注記102は,規定事項であるため,本文に移した。
  箇条11で測定した油温が225 ℃を超える場合,又は自動温度調節器の第1サイクルまでの油温が243 ℃
を超える場合は,“オリーブ油の使用を禁止する”旨を取扱説明書に記載しなければならない。
  定格油量が1.0 L以下の深めのフライ鍋の場合は,“定格油量”及び“使用中は,機器から離れてはなら
ない”旨を取扱説明書に記載しなければならない。
  引火温度が240 ℃未満の油の使用を意図した機器は,その油の引火温度を記載し,“引火温度以上で用
いてはならない。”旨を取扱説明書に記載しなければならない。ただし,箇条11で測定した油温が225 ℃
以下であって,かつ,自動温度調節器の第1サイクルまでの油温が243 ℃以下のものは,この限りでない。

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                                                                               C 9335-2-13 : 2021

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)による。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10 入力及び電流

  入力及び電流は,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。

11 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条11(温度上昇)による。
11.2 置換(“その他の電熱機器”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  可搬形機器においては,試験枠の壁から離して配置する。
  注記101A 対応国際規格では,Modification(修正)としているが,規格利用者の利便性を考慮し,この
            規格では,置換とした。
11.3 追加(注記1の後に,次の段落を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋の油の温度上昇は,直径が15 mmで,厚さが1 mmの銅製又は黄銅製の円板に取り付け
た熱電対によって測定する。
11.7 置換(11.7全てを,次に置き換え適用する。)
  機器は,定常状態を確立するまで運転する。
11.8 追加(表3の前に,次を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋及びこれに類する機器の中の油の温度は,その容器の壁から10 mm以上及び底面から
10 mm以上の位置で測定する。ただし,容器内に電熱素子がある場合,電熱素子発熱部分外被の最も高い
点から10 mm上の位置で測定する。温度は,240 ℃を超えてはならない。ただし,自動温度調節器の第1
動作サイクルの間の温度は,258 ℃まで許容する。
  こぼれた油に触れる可能性がある深めのフライ鍋の部分の温度上昇は,275 Kを超えてはならない。定
格油量が1.0 L以下を表示する深めのフライ鍋も含む。
  機器用コネクタが自動温度調節器を組み込む場合,インレットのピンの温度上昇限度値は適用しない。

12 (規定なし)

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 8] ―――――

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C 9335-2-13 : 2021

13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)
による。

14 過渡過電圧

  過渡過電圧は,JIS C 9335-1の箇条14(過渡過電圧)による。

15 耐湿性等

  耐湿性等は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条15(耐湿性等)による。
追加
15.101 清掃のために水中へ一部又は全部を浸せきする機器は,浸せきの影響を受けないように保護しな
ければならない。
  適否は,追加した3個の機器で,次の試験によって判定する。
  機器は,自動温度調節器が最初に作動するまで,定格入力の1.15倍で通常動作によって運転する。自動
温度調節器をもたない機器は,定常状態が確立するまで運転する。機器は,電源を遮断し,コネクタを引
き抜く。機器は,直ちに温度が10 ℃25 ℃の塩化ナトリウムの含有率が約1 %の水溶液中に完全に浸せ
きする。ただし,最高浸せきレベルを表示している場合は,最高浸せきレベルを50 mm超える位置まで浸
せきする。
  1時間後,機器を水溶液から取り出し,乾燥し,16.2の漏えい電流試験を行う。
  注記 全ての湿気が,機器用インレットのピンの周りの絶縁物から取り除かれることを保証するように
        考慮する。
  この試験は,更に4回実施する。試験後,機器は,16.3の耐電圧試験に耐えなければならない。試験電
圧は,表4に規定する値とする。
  5回目の浸せき後,最高漏えい電流を示した機器を分解する。
  試験後,絶縁物上に,箇条29に規定する値未満に沿面距離及び空間距離を低減するおそれがある液体の
痕跡があってはならない。適否は,目視検査によって判定する。
  残りの2個の機器は,240時間,定格入力の1.15倍で通常動作で動作する。この期間経過後,機器を電
源から遮断し,再び1時間浸せきする。その後,機器を乾燥し,16.3の耐電圧試験に耐えなければならな
い。試験電圧は,表4に規定する値とする。
  試験後,絶縁物上に,箇条29に規定する値未満に沿面距離及び空間距離を低減するおそれがある液体の
痕跡があってはならない。適否は,目視検査によって判定する。

16 漏えい電流及び耐電圧

  漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条16(漏えい電流及び耐電圧)による。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 9] ―――――

                                                                                             7
                                                                               C 9335-2-13 : 2021

17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1の箇条17(変圧器及びその関連回路の過負荷保
護)による。

18 耐久性

  耐久性は,この規格では規定しない。

19 異常運転

  異常運転は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条19(異常運転)による。
19.1 追加(“特に規定がない限り,非自己復帰形”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  毛細管形の温度過昇防止装置を組み込んでいる深めのフライ鍋は,19.101の試験も行う。
  着脱可能な電熱素子をもつ深めのフライ鍋は,19.102の試験も行う。
  フライパンは,19.4及び19.5の試験は行わない。
19.2 追加(注記の後に,次を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋は,容器の底の最も高い点から10 mmの高さまで油で満たす。電熱素子が容器内にある
場合,その機器は,電熱素子発熱部分外被の最も高い点から10 mmの高さまで油で満たす。容器の底が傾
いており,回転バスケットもつ場合,油量は,その機器に表示した最低レベルまで満たすのに必要な量の
60 %とする。
  フライパンの容器には,油を入れない。
19.3 追加(注記1の前に,次を追加し適用する。)
  フライパンは,定格入力の1.15倍で試験する。自動温度調節器は,その最高設定値に調節する。
  注記101A 対応国際規格では,Modification(修正)としているが,規格利用者の利便性を考慮し,この
            規格では,追加とした。
19.13  追加(“試験後に”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋の中の油の温度及びフライパンの加熱面の中心の温度は,295 ℃を超えてはならない。
19.2及び19.3の試験中,油レベルより5 mm下で,容器の内部のいかなる表面からも5 mm以上の距離に
おいて測定した深めのフライ鍋の中の油の温度は,265 ℃を超えてはならない。ただし,自動温度調節器
の第1動作サイクルの間の温度は,280 ℃まで許容する。
  19.102の試験の最初の1分間は,試験枠の床及び壁に関して,200 Kの温度上昇を許容する。
追加
19.101 毛細管形の温度過昇防止装置を組み込んでいる深めのフライ鍋は,19.4に規定するとおり試験す
るが,毛細管を破っておく。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 10] ―――――

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C 9335-2-13 : 2021
19.102 着脱可能な電熱素子を深めのフライ鍋から取り外したとき,電源から自動的に遮断しないもの,
試験枠の床の最も不利な位置に置いて,定格入力で運転する。

20 安定性及び機械的危険

  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1の箇条20(安定性及び機械的危険)による。

21 機械的強度

  機械的強度は,JIS C 9335-1の箇条21(機械的強度)による。

22 構造

  構造は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条22(構造)による。
22.12  追加(“力は1分間”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  深めのフライ鍋のハンドルに関する試験は,箇条11の試験中に測定した温度で機器を運転して行う。機
器の各ハンドルの把持面に対して,垂直力を30秒間加える。
  各ハンドルに加える力は,次による。
− ハンドルが一つの機器の場合は,1.5×W
− ハンドルが複数の機器の場合は,0.75×W
  ここで,Wは,油を最高レベルまで満たしたときの機器の質量とする。
  試験中,ハンドルが緩んではならず,また,機器から外れてはならない。
22.35  追加(“据置形機器の場合”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  注記101 電気構成部品を組み込んでいない附属品のハンドル及びこれと類似の部品は,絶縁不良の場
            合でも,充電するおそれがあるとはみなされていない。

23 内部配線

  内部配線は,JIS C 9335-1の箇条23(内部配線)による。

24 部品

  部品は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条24(部品)による。
24.1.5 追加(“相互接続カプラ”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  自動温度調節器,温度過昇防止装置又はヒューズをコネクタの中に組み込んでいる機器用カプラは,次
を除いてJIS C 8283-1を適用する。
− コネクタの接地接点には接触してもよい。ただし,この接点がコネクタを挿入する又は引き抜くとき

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 11] ―――――

                                                                                             9
                                                                               C 9335-2-13 : 2021
    に,握るおそれがない場合に限る。
− JIS C 8283-1の箇条18(高温用及び超高温用機器用カプラの耐熱性)の試験のために必要な温度は,
    この規格の箇条11の温度上昇試験中に機器用インレットのピンについて測定した温度とする。
− JIS C 8283-1の箇条19(開閉性能)の遮断容量試験は,機器のインレットを用いて実施する。
− JIS C 8283-1の箇条21(温度上昇)の中で規定する通電部分の温度上昇は,測定しない。
  注記101 温度制御装置は,JIS C 8283-3のスタンダードシートに適合するコネクタでは認められてい
            ない。
追加
24.101 19.4に適合するために機器に組み込んでいる温度過昇防止装置は,自己復帰形であってはならな
い。
  適否は,目視検査によって判定する。

25 電源接続及び外部可とうコード

  電源接続及び外部可とうコードは,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条25(電源接続及び外部可とうコ
ード)による。
25.1 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  JIS C 8283-3のスタンダードシートに適合しない機器用インレットを組み込んでいる機器は,コードセ
ットとともに供給しなければならない。
25.7 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  JIS C 3663(規格群)によるコードを用いる場合,ゴムシース付きコードは,オーディナリークロロプレ
ンシース付きコード(コード分類60245 IEC 57)と同等以上の特性でなければならない。
25.14  この規格では規定しない
25.22  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  電源コードに過度の張力が加わった場合,やけどなどの傷害につながるおそれがある機器は,マグネッ
トプラグを用いてもよい。

26 外部導体用端子

  外部導体用端子は,JIS C 9335-1の箇条26(外部導体用端子)による。

27 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 9335-1の箇条27(接地接続の手段)による。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 12] ―――――

           10
C 9335-2-13 : 2021

28 ねじ及び接続

  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1の箇条28(ねじ及び接続)による。

29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条29(空間距離,沿面距離及び
固体絶縁)による。
29.2 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  絶縁が,機器の通常使用中に,汚損にさらされることがないように密閉又は設置していない場合,ミク
ロ環境は汚損度3とする。

30 耐熱性及び耐火性

  耐熱性及び耐火性は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条30(耐熱性及び耐火性)による。
30.2 追加(“適否は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  フライパンは,30.2.2を適用する。深めのフライ鍋は,30.2.3を適用する。

31 耐腐食性

  耐腐食性は,JIS C 9335-1の箇条31(耐腐食性)による。

32 放射線,毒性その他これに類する危険性

  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1の箇条32(放射線,毒性その他これに類する
危険性)による。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 13] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 9335-2-13 : 2021
                                           附属書
  附属書は,JIS C 9335-1の附属書による。
                                          参考文献
  参考文献は,次によるほか,JIS C 9335-1の参考文献による。
追加
  JIS C 9335-2-37 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-37部 : 業務用フライヤの個別要求事
      項
    注記 対応国際規格では,IEC 60335-2-37:2002,Household and similar electrical appliances−Safety−Part
          2-37: Particular requirements for commercial electric deep fat fryersを記載している。
  JIS C 9335-2-39 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-39部 : 業務用多目的調理鍋の個別要
      求事項
    注記 対応国際規格では,IEC 60335-2-39,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-39:
          Particular requirements for commercial electric multi-purpose cooking pansを記載している。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 14] ―――――

           12
C 9335-2-13 : 2021
                                        附属書JAA
                                          (参考)
                            JISと対応国際規格との対比表
 JIS C 9335-2-13              IEC 60335-2-13:2009+AMD1:2016,(MOD)
 a)   ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d)   ISと対応国際規格との技術的差異のe)   ISと対応国際規格
    条番号     規格の対    との評    内容及び理由                       との技術的差異に対
                応する箇    価                                            する今後の対策
                条番号
 3 用語及び 3.1.9       追加                                          我が国独自の規定を引用
                                     対応国際規格では,オリーブ油の使用を想
 定義                                                                   したため,IECへの提案
                                     定しているが,我が国の天ぷらなどの料理
                                                                         はしない。
                                     では性能的に更に高い温度が要求される。
                                     通常動作の結果に疑義が生じた場合のフ
                                     ライ油は,取扱説明書で指定がない限り,
                                     菜種油を用いるとした。
                          追加                                          我が国独自の規定を引用
                                     対応国際規格では,ひまわり油を用いるこ
                                                                         したため,IECへの提案
                                     ととなっているが,我が国では,フライヤ
                                     とフライパンとで油を使い分けているケはしない。
                                     ースが少ないため,フライ油でも可能とし
                                     た。
 5 試験のた 5.101       追加                                          我が国独自の規定を引用
                                     欧州における深めのフライ鍋は,人が離れ
 めの一般条                                                             したため,IECへの提案
                                     て使用する機器であるが,我が国では,人
 件                                 が離れて使用することを許容していないはしない。
                                     ため,フライパンの試験を適用することと
                                     した。なお,そのフライ鍋の区分は,最大
                                     容量1.0 L以上のものと以下のもので区分
                                     することとした。
 7 表示,及び7.12        追加                                          我が国独自の規定を引用
                                     この規格では,オリーブ油の引火点温度を
 取扱説明又                                                             したため,IECへの提案
                                     超える機器については,オリーブ油の使用
 は据付説明                         を禁止する旨を取扱説明書に記載するこはしない。
                                     とにしている。また,1.0 L以下の深めのフ
                                     ライ鍋については,使用中に機器から離れ
                                     てはならない旨の表示を追加した。
                          追加      引火温度が240 ℃未満の油の使用を意図我が国独自の規定を引用
                                     した機器の場合の取扱説明書への記載をしたため,IECへの提案
                                     追加した。                         はしない。

11 温度上昇

 11.8        追加                                          我が国独自の規定を引用
                                     対応国際規格では,オリーブ油使用が原則
                                                                         したため,IECへの提案
                                     であるが,我が国の天ぷらなどの料理では
                                     性能的に更に高い温度が要求される。まはしない。
                                     た,我が国の深めのフライ鍋では,人が離
                                     れて使用することを許可していないため,
                                     温度制限を追加した。

――――― [JIS C 9335-2-13 pdf 15] ―――――

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JIS C 9335-2-13:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-13:2009(MOD)

JIS C 9335-2-13:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-13:2021の関連規格と引用規格一覧

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