JIS C 9335-2-14:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-14部:ちゅう房機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-14:2021 規格概要

この規格 C9335-2-14は、定格電圧が250 V以下の家庭用及びこれに類する目的の電気ちゅう房機器の安全性について規定。

JISC9335-2-14 規格全文情報

規格番号
JIS C9335-2-14 
規格名称
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-14部 : ちゅう房機器の個別要求事項
規格名称英語訳
Household and similar electrical appliances -- Safety -- Part 2-14:Particular requirements for kitchen machines
制定年月日
1999年3月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60335-2-14:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

13.120, 97.040.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-03-20 制定日, 2005-02-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 9335-2-14:2021 PDF [37]
                                                                               C 9335-2-14 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 一般要求事項・・・・[7]
  •  5 試験のための一般条件・・・・[7]
  •  6 分類・・・・[7]
  •  7 表示,及び取扱説明又は据付説明・・・・[7]
  •  8 充電部への接近に対する保護・・・・[9]
  •  9 モータ駆動機器の始動・・・・[9]
  •  10 入力及び電流・・・・[9]
  •  11 温度上昇・・・・[9]
  •  12 (規定なし)・・・・[12]
  •  13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧・・・・[12]
  •  14 過渡過電圧・・・・[12]
  •  15 耐湿性等・・・・[12]
  •  16 漏えい電流及び耐電圧・・・・[13]
  •  17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護・・・・[13]
  •  18 耐久性・・・・[13]
  •  19 異常運転・・・・[13]
  •  20 安定性及び機械的危険・・・・[15]
  •  21 機械的強度・・・・[22]
  •  22 構造・・・・[22]
  •  23 内部配線・・・・[23]
  •  24 部品・・・・[23]
  •  25 電源接続及び外部可とうコード・・・・[23]
  •  26 外部導体用端子・・・・[24]
  •  27 接地接続の手段・・・・[24]
  •  28 ねじ及び接続・・・・[24]
  •  29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[24]
  •  30 耐熱性及び耐火性・・・・[24]
  •  31 耐腐食性・・・・[25]
  •  32 放射線,毒性その他これに類する危険性・・・・[25]
  •  附属書・・・・[29]
  •  附属書C(規定)モータの劣化試験・・・・[29]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 1] ―――――

           C 9335-2-14 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  附属書R(規定)ソフトウェアの評価・・・・[29]
  •  附属書AA(規定)遠心形ジューサのこし器に対する試験・・・・[31]
  •  参考文献・・・・[33]
  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[34]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 2] ―――――

                                                                              C 9335-2-14 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電機工業会(JEMA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C
9335-2-14:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 9335規格群(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性)は,約100規格に及ぶ部で構成されて
いるが,この規格では省略した。
  なお,全ての部の構成は,JIS C 9335-1の“まえがき”に記載されている。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 9335-2-14 : 2021

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-14部 : ちゅう房機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety- Part 2-14: Particular requirements for kitchen machines

序文

 この規格は,2016年に第6版として発行されたIEC 60335-2-14,及び2019年に発行されたAmendment
1を基とし,我が国の配電事情を考慮し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。ただし,
追補(amendment)については,編集し,一体とした。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格は,JIS C 9335-1と併読する規格である。
  この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1と対応している。JIS C 9335-1に対する変更は,次の表現を
用いた。
− “置換”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す
    る。
− “追加”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。
− “修正”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に修正することを意味する。
  変更する箇所に関する情報が必要な場合には,これらの表現に続く括弧書きで示す。ただし,JIS C 9335-
1の引用項目及び箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていたJIS C 9335-1:2014を参照して
いる。このため,この規格の発効以降に発効されたJIS C 9335-1を参照する場合は,その引用項目及び箇
所が異なる場合があることに注意しなければならない。
  JIS C 9335-1に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,図
番号及び表番号は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1の全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が250 V以下の家庭用及びこれに類する目的の電気ちゅう房機器(以下,機器と
いう。)の安全性について規定する。
  注記1 この規格の適用範囲に含まれる機器の例を,次に示す。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 4] ―――――

           2
C 9335-2-14 : 2021
          − 豆用スライス機
          − ベリージュース絞り機
          − ブレンダ
          − 缶切り機
          − 遠心形ジューサ
          − かく乳機
          − かんきつ類絞り機
          − ホッパ容量500 g以下のコーヒーミル
          − クリーム泡立て機
          − 卵泡立て機
          − フードミキサ及びハンドミキサ
          − フードプロセッサ
          − ホッパ容量3 L以下の穀物ひき機
          − おろし機及びせん切り機
          − アイスクリーム製造機(冷蔵庫及び冷凍庫内で使用されるものを含む。)
          − 包丁研ぎ機
          − 電動ナイフ
          − 肉ひき機
          − 製めん機
          − 芋皮むき機
          − せん切り機
          − ふるい機
          − スライス機
          − ホッパ容量が35 kg未満の精米機
  通常,家庭で用いない機器でも,店舗,軽工業及び農場において一般人が用いる機器のような,一般大
衆への危険源となる機器も,この規格の適用範囲である。ただし,機器が商業消費用食品を処理するため
に専門的に使用することを意図している場合,その機器は,家庭用及びこれに類する機器とはみなさない。
  注記2 例えば,朝食付き簡易宿泊施設(ベット及び朝食付きホテル)タイプの環境の施設内でのちゅ
          う房機器の使用は,家庭用とみなされている。
  この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱
う。ただし,通常,次のような状態については想定していない。
− 次のような人(子供を含む。)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合
  · 肉体的,知覚的又は知的能力の低下している人
  · 経験及び知識の欠如している人
− 子供が機器で遊ぶ場合
  注記3 この規格の適用に際しては,次のことに注意する。
          − 車両搭載用機器,船舶搭載用機器又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要にな
              る場合もある。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 5] ―――――

                                                                                             3
                                                                               C 9335-2-14 : 2021
          − 厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合
              がある。
  注記4 この規格は,次の機器への適用は意図していない。
          − 刃が垂線に対して45°を超えて傾斜している円形状の切断刃をもつスライス機
          − ディスポーザ(JIS C 9335-2-16)
          − 冷却用機器,モータコンプレッサを組み込んだアイスクリーム機器及び製氷機(JIS C 9335-
              2-24)
          − 業務用ちゅう(厨)房機器(JIS C 9335-2-64)
          − 産業用専用のちゅう房機器
          − 腐食性又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊な状況にあ
              る場所で用いるちゅう房機器
          − 業務用精米機
  注記5 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60335-2-14:2016,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-14: Particular
              requirements for kitchen machines+Amendment 1:2019(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  この規格で用いる引用規格は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条2(引用規格)による。
追加
    JIS C 3660-504:2019 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第504部 : 機械試験−絶
        縁体及びシースの低温曲げ試験
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-504:2012,Electric and optical fibre cables−Test
             methods for non-metallic materials−Part 504: Mechanical tests−Bending tests at low temperature for
             insulation and sheaths
    JIS C 3660-505:2019 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第505部 : 機械試験−絶
        縁体及びシースの低温伸び試験
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-505:2012,Electric and optical fibre cables−Test
            methods for non-metallic materials−Part 505: Mechanical tests−Elongation at low temperature for
             insulations and sheaths
    JIS C 9335-1 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部 : 通則

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.1.9 置換(3.1.9全てを,次に置き換え適用する。)
通常動作(normal operation)
  3.1.9.13.1.9.19Aに規定する条件の下での機器の運転,及び取扱説明書に示す最も不利な負荷での運転。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 6] ―――――

           4
C 9335-2-14 : 2021
条件が規定されていない場合,機器は取扱説明書に示す最も不利な負荷で運転する。
3.1.9.1 ベリージュース絞り機は,1 kgのふさすぐり,西洋すぐり及びぶどうのようなしょう(漿)果を
供給する。プッシャは,しょう果に対して,5 Nの力を加える。
3.1.9.2 フードブレンダは,水に浸したにんじん2,水3の割合(質量比)からなる混合物を,容器の表
示最大量の水位まで入れて運転する。最大量の水位を指示していない場合,容器の全容量の3分の2まで
入れる。にんじんは,24時間水に浸し,各辺15 mm以下の小片に切る。容器を備えていない場合,容量が
約1 Lで内径が約110 mmの円柱状容器を用いる。
  液体用ブレンダは,混合物の代わりに水を入れて運転する。
3.1.9.3 缶切り機は,すずめっき鋼板製で,約100 mmの直径の缶を用いて運転する。
3.1.9.4 ジューサは,約24時間水に浸したにんじんを用いて運転する。水に浸した5 kgのにんじんは,
ジュースとかすとの別々の出口をもつジューサに徐々に供給する。その他のジューサは,取扱説明書に別
の方法を記載していない場合,1回分0.5 kgのにんじんを何回か供給する。プッシャを備えている場合,
プッシャは,にんじんに対して,5 Nの力を加える。
3.1.9.5 チーズのおろし機は,製造後,約16か月経った塊から採った,1面以上の平面をもつ250 gの硬
いパルメザンチーズを用いて運転する。自動的にチーズに力が加わるものを除いて,10 Nの力をチーズに
加える。
3.1.9.6 かく乳機は,ヘビークリーム8,バターミルク1の割合(質量比)の混合物で満たす。混合物の
量は,あふれることなく運転できる最大量とする。
3.1.9.7 かんきつ類絞り機は,半分に切ったオレンジをリーマに対して50 Nの力を加えて運転する。
3.1.9.8 ひいたコーヒー豆を集めるための別容器をもつコーヒーミルは,ホッパをばい(焙)煎したコー
ヒー豆で満たして運転する。
  その他のコーヒーミルは,取扱説明書に記載した最大量のばい(焙)煎したコーヒー豆をホッパに入れ
て運転する。
  注釈1 必要な場合,コーヒー豆は,温度が30 ℃±2 ℃,相対湿度が(60±2) %の環境下で24時間湿度
          を調節する。
  (粗さ)調節は,最も細かな粒を得るように設定する。
3.1.9.9 クリーム泡立て機及び卵泡立て機は,水を入れた容器の中でかくはん羽根の有効長の80 %を水
に浸して運転する。
3.1.9.10 ケーキバター混和用かくはん器をもつフードミキサは,170 μm250 μmの粒の大きさの乾燥砂
を入れたボウルの底に,可能な限りかくはん羽根を近付けて運転する。ボウルの中の砂の高さは,かくは
ん羽根の有効部の長さの約80 %とする。
  イースト菌入り生地混練用の練り器をもつフードミキサは,小麦粉と水との混和物で満たしたボウルの
中で練り器を運転する。
  注釈1 小麦粉には,たんぱく質の含有率が10 %±1 %で,小麦粉の水含有率を無視し,化学添加物を
          含んでいないものとする。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 7] ―――――

                                                                                             5
                                                                               C 9335-2-14 : 2021
  注釈2 疑義がある場合,小麦粉は,製造後2週間4か月のものを用いる。小麦粉は,可能な限り空
          気が入らないようにしてポリ袋で貯蔵する。
  ボウルには,その容量(cm3)の35 %の質量(g)の小麦粉を満たし,温度が25 ℃±1 ℃の水を,小麦
粉100 g当たり72 g加える。
  注釈3 疑義がある場合,水の量は,ファリノグラフで測定し,29 ℃±1 ℃で,500ブラベンダの固さ
          の混和物になるのに必要な量の1.2倍とする。
  手持形のフードミキサは,練り器を1分間に10回15回の割合で8の字を描くように動かす。練り器
は,ボウルの側壁の対向する点で当て,更にボウルの底と接触状態にする。ボウルをもたない場合は,ボ
ウルとして高さが約13 cm,内径が上端で約17 cm,下端で約15 cmのこう(匂)配をもつものを用いる。
その内表面は,滑らかで側壁と底とが滑らかにつながっているものとする。
3.1.9.11 フードプロセッサは,イースト菌入り生地混練用の練り器をもつフードミキサに対して,3.1.9.10
で規定するとおりに運転する。ただし,混和物の量は,取扱説明書に記載した最大量とする。高速で回転
するパン生地作り用の附属品を用いる場合は,小麦粉100 g当たり60 gの水を用いる。
  注釈1 高速で回転する附属品の使用に対して疑義がある場合,水の量は,ファリノグラフで測定し,
          29 ℃±1 ℃で,500ブラベンダの固さの混和物になるのに必要な量とする。
  注釈2 イースト菌入り生地の混練を取扱説明書に記載していない場合,フードプロセッサは,最も不
          利な状態になる調理法で運転する。
3.1.9.12 穀物ひき機は,小麦でホッパを満たし,(粗さ)調節は,最も細かな粒が得られるように設定する。
  注釈1 必要な場合,小麦は温度が30 ℃±2 ℃,相対湿度が(60±2) %の環境下で24時間湿度を調節す
          る。
  注釈2 取扱説明書にとうもろこしをひくことが可能である旨記載してある場合,小麦の代わりにとう
          もろこしを用いる。
3.1.9.13 アイスクリーム製造機は,質量比で水が60 %,砂糖が30 %,レモン汁が5 %,及びかくはんした
卵白が5 %の混合物を用いて運転する。混合物の量は,取扱説明書又は機器に記載している最大量とする。
取扱説明書又は機器に最大量の記載がない場合は,容器の最大容量まで満たす。
  着脱可能であるアイスクリームを冷却するための装置は,−20 ℃±5 ℃で24時間予備冷却する。
  氷によって冷却する機器の場合,冷却容器は,取扱説明書に従って氷を満たす。氷1 kg当たり塩200 g
を加える。
  冷蔵庫及び冷凍庫内で用いるアイスクリーム製造機は,厚さが約20 mmの断熱板の上に置く。それらは,
−4 ℃±1 ℃の周囲温度で無負荷で運転する。
3.1.9.14 電動ナイフの入力測定の場合,ナイフは,硬いソーセージを切断する。ソーセージは,直径が約
55 mmで,約10 Nの力をナイフに加えて,約5 mmの厚さに切断する。ソーセージは,切断の前に23 ℃
±2 ℃の温度下に4時間以上貯蔵しておく。
  注釈1 サラミは,硬いソーセージとして適している。
  電動ナイフのその他の試験は,約5 cm×10 cmの断面寸法の柔らかい木に,刃の切断端部を押し付けて
運転する。押付け力は,ソーセージを切って得られた入力になるまで徐々にナイフに加える。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 8] ―――――

           6
C 9335-2-14 : 2021
3.1.9.15 肉ひき機には,約2 cm×2 cm×6 cmの寸法の小片に切った,筋,骨及び脂肪がない牛肉を供給す
る。プッシャは,肉に対して,5 Nの力を加える。
  注釈1 2分間の肉ひきによって得られた負荷の平均値を,制動装置にかけてもよい。
3.1.9.16 混合機能をもたない製めん機には,小麦粉225 g,卵1個(約55 g),料理油15 mL及び水45 mL
で作った生地を供給する。プッシャは,生地に対して,5 Nの力を加える。
  混合機能をもつ製めん機には,小麦粉と水とを交互に供給する。取扱説明書に,より過酷な混合が記載
されていない限り,小麦粉100 g当たり32 gの水を用いる。混合物の量は,取扱説明書に指示されている
最大値とする。
3.1.9.17 容器付き形の芋皮むき機には,容器に水及びジャガイモを入れて運転する。12個15個で1 kg
になるほぼ球形のジャガイモを5 kg用いる。
  手持形の芋皮むき機は,ジャガイモの皮をむくことによって運転する。
3.1.9.18 野菜おろし機及びせん切り機は,約24時間水に浸し,適切な小片に切ったにんじんを用いて試
験する。水に浸したにんじん0.5 kgを1回分として,5回分用いる。プッシャを備えている機器は,プッ
シャは,にんじんに対して5 Nの力を加える。
3.1.9.19 豆用スライス機,包丁研ぎ機,ふるい機及びスライス機は,無負荷で運転する。
3.1.9.19A 精米機には,米でホッパを満杯にし,(粗さ)調節は最も細かな粒が得られるように設定する。
  注釈1 必要な場合,米は温度が23 ℃±2 ℃,相対湿度が(60±2) %の環境下で24時間調湿する。
  注釈2 機器がロックする場合は,ロックしない状態まで負荷を軽くしてもよい。
追加
3.101
フードミキサ(food mixer)
  食品材料を混合するための機器
3.102
フードプロセッサ(food processor)
  容器内で回転する切削用の刃によって,肉,チーズ,野菜,その他の食品を細かく切削するための機器
  注釈1 切削刃の代わりに,回転刃,円板,へら又は類似のもので,その他の機能が得られてもよい。
  注釈2 肉切り包丁(チョッパ)は,フードプロセッサとみなされている。
3.103
肉ひき機(mincer)
  材料供給用ねじ,ナイフ及び穴があいた遮蔽板の作用によって,肉,その他の食品を細かくするための
機器
3.104
バイアスオフスイッチ(biased-off switch)
  スイッチを作動させる部位が開放されると,自動的にOFF位置に戻るスイッチ

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 9] ―――――

                                                                                             7
                                                                               C 9335-2-14 : 2021
3.105
ブレンダ(blender)
  氷,野菜又は果物のような固形物を粉砕し,それらを混合物に混ぜ合わせるか,又は液体と固形物とを
混合物に結合する(フードブレンダ)若しくは液体だけを混ぜ合わせる(液体用ブレンダ)ように意図さ
れた機器
3.106
コードレスブレンダ(cordless blender)
  モータを内蔵したブレンダで,電源に接続し,その附属スタンド上に置かれたときだけ運転するもの
3.107
製めん機(noodle maker)
  混合機能がなく押出し又は他の手段によって製めんすることを意図した機器,又は混合機能をもち,押
出しだけによって製めんすることを意図した機器

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)による。
5.2  追加(注記3の後に,次を追加し適用する。)
  19.102の試験に対しては,更に3台のコーヒーミル及び穀物ひき機が必要である。
  25.14の追加試験は,別の試料で行う。

6 分類

  分類は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条6(分類)による。
6.1  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  手持形ちゅう房機器は,クラスII又はクラスIIIでなければならない。ただし,定格電圧が150 Vを超
えない場合,クラス0又はクラスIでもよい。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示,及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据
付説明)による。
7.1  置換(“定格入力又は定格電流”で始まる細別を,次の細別に置き換え適用する。)
− 定格入力。単位は,ワット又はキロワットとする。
  注記101A 対応国際規格では,Modification(修正)としているが,規格利用者の利便性を考慮し,この

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 10] ―――――

           8
C 9335-2-14 : 2021
            規格では,置換とした。
追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  コードレスブレンダと一緒に提供するスタンドには,次の表示をしなければならない。
− 製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別表示
− モデル名又は形式
7.12 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  取扱説明書には,附属品の運転回数を記載しなければならない。
  機器に附属している以外の別売の附属品は,安全に用いるための取扱説明を提供しなければならない。
  スライド式材料供給台の下に平面をもつ台を備えたスライス機の取扱説明書には,次の内容を記載しな
ければならない。
  “この機器は,食品の大きさ及び形によって不可能な場合を除き,スライド式材料供給台及び食品片ホ
ルダとともに用いなければならない。”
  フードプロセッサ及びブレンダの取扱説明書では,誤使用による潜在的な負傷の可能性について警告し
なければならない。取扱説明書には,鋭い切断刃を取り扱う場合,容器を空にする場合,及び洗浄する場
合には注意しなければならない旨を明記し,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
  “突然の蒸熱が原因で,熱い液体が機器の外に跳ね出す可能性があるため,熱い液体をフードプロセッ
サ又はブレンダに注ぐ場合は注意する。”
  手持形ブレンダの取扱説明書は,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
− その場を離れる場合,及び組立て,分解又は洗浄する前に,常にブレンダを電源から遮断する。
− 監視がない状態で,子供にはブレンダを使用させない。
  遠心形ジューサの取扱説明書には,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
  “回転こし器又は保護カバーが損傷している場合又は目に見える亀裂がある場合は,機器を使用しては
ならない。”
  コードレスブレンダの取扱説明書には,備えられたスタンドだけと一緒に使用しなければならない旨を
記載しなければならない。
  ブレンダ及びコードレスブレンダのスタンドを,ブレンダのハンドルを握って,一緒に持ち上げること
ができる場合,取扱説明書には,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
  “注意 ブレンダをスタンドから取り外す前に,ブレンダを電源から遮断していることを確認する。”
  取扱説明書には,食品と接触する表面の洗浄方法に関する詳細を記載しなければならない。
  22.40の要求事項に適合するために必要なスイッチを内蔵している機器の取扱説明書には,次の趣旨を
含めて記載しなければならない。
  “附属品を交換する前,又は使用中に動く部品に接近する前に,機器のスイッチをオフにして,電源を

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 11] ―――――

                                                                                             9
                                                                               C 9335-2-14 : 2021
遮断する。”
  混合機能をもつ製めん機の取扱説明書には,使用する材料の最大量を記載しなければならない。
  取扱説明書には,次の趣旨を含めて記載しなければならない。
  機器は,家庭用及びそれに類する,次のような用途での使用を意図している。
− 店舗,事務所及び他の作業環境内のスタッフ用台所区域
− 農家
− ホテル,モーテル及び他の住居タイプの環境での顧客によるもの
− 朝食付き簡易宿泊施設(ベット及び朝食付きホテル)の環境
  製造業者が機器の使用を上記の環境より更に制限することを望む場合は,取扱説明書にその旨を明確に
記載しなければならない。

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)による。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では適用しない。

10 入力及び電流

  入力及び電流は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。
10.1 追加(“一連の動作中に”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  混合機能をもつ製めん機を除き,代表的な期間とは,2分間の時間周期,又は1サイクルの運転につい
て,11.7に規定する時間のうち,いずれか短い方とする。

11 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条11(温度上昇)による。
11.7 置換(11.7全てを,次に置き換え適用する。)
  機器は,11.7.1及び11.7.2の試験,また,必要に応じ11.7.3の試験を行う。
11.7.1 機器は,規定する期間,及び該当する場合は,11.7.10111.7.118Aに規定するサイクル数で運転す
る。
11.7.2 機器は,11.7.10111.7.118Aに規定するサイクル数で運転し,取扱説明書に記載されている処理す
る必要がある負荷の最大量を使用して,次の運転時間で運転する。
− 取扱説明書に記載されている運転時間が7分間以下の場合,取扱説明書に記載された最大運転時間に

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 12] ―――――

           10
C 9335-2-14 : 2021
    1分間を加えたもの又は7分間のうち,いずれか短い時間
− 取扱説明書に記載されている運転時間が7分間を超える場合,取扱説明書に記載された最大運転時間。
  これらの時間を得るために多くの運転を必要とする場合,休止時間は,11.7.10111.7.118Aに特に規定
がない場合,妥当性があれば,容器を空にして取扱説明書に記載された材料の最大量を再充するために
かかる時間に等しいものとする。
  タイマを組み込んだ機器は,タイマによって設定できる最大時間運転する。
11.7.3 11.7.1又は11.7.2の試験に使用した電源入力のいずれもが,a)   c)に該当しない場合,次の試験を
実施する。
  定格入力は,通常の使用位置に置いた機器に,通常使用において発生するものよりも大きな不均衡力を
加えず,一定のトルクを加えて求める。機器は,11.7.10111.7.118Aに規定する時間で運転する。
a) 定格入力が300 W以下の場合で,定格入力の80 %を超える
b) 定格入力が300 Wを超え400 W以下の場合で,定格入力から60 Wを減じた値を超える
c) 定格入力が400 Wを超える場合で,定格入力の85 %を超える
  ちゅう房機器の一部の機能については,定格入力が適用される時間を,3.1.9に定義する負荷の初回の適
用によって決定する。例えば,次による。
− 3.1.9.3の負荷を用いて,11.7.104の時間を得る。
− 3.1.9.5の負荷を用いて,11.7.106の時間を得る。
− 3.1.9.8の負荷を用いて,11.7.108の時間を得る。
− 3.1.9.11の負荷を用いて,11.7.111の時間を得る(イースト菌入り生地の混練に関する取扱説明書を提
    供していないときのフードプロセッサの場合)。
− 3.1.9.12の負荷を用いて,11.7.112の時間を得る。
− 3.1.9.17の負荷を用いて,11.7.116の時間を得る(手持形芋皮むき機以外の場合)。
− 3.1.9.18の負荷を用いて,11.7.117の時間を得る。
  注記1 対応国際規格の注記1は,規定事項であるため,本文に移した。
  注記2 負荷として定格入力を使用する場合,かつ,イースト菌入り生地の混練に関する取扱説明書を
          提供している場合,11.7.111で適用するサイクル数は,3.1.9.11の負荷を用いて,1 kg以上の小
          麦粉を処理するのに必要なサイクル数の確認によって決定する。
11.7.101 豆用スライス機,かく乳機,ふるい機及びスライス機は,30分間運転する。
11.7.102 ベリージュース絞り機及び肉ひき機は,15分間運転する。
11.7.103 手によってスイッチを“オン”状態に保持する必要があるブレンダ,及び手持形ブレンダは,最
高速度で1分間運転する。混合物を取り換えるとき,1分間の休止時間を設け,5回運転する。
  その他のブレンダの場合は,運転時間を3分間とし,10回運転する。
11.7.104 缶切り機は,缶が完全に切り終わるまで運転する。運転は,15秒間の休止時間を設け,5回行う。
11.7.105 ジュース及び絞りかすの分離した排出口をもつジューサは,15分間運転する。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 13] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 9335-2-14 : 2021
  その他のジューサは,2分間運転する。運転は,2分間の休止時間を設け,10回行う。
11.7.106 チーズのおろし機は,チーズがおろしきれるまで運転する。
11.7.107 かんきつ類絞り機は,15秒間運転し,その間,果実を半分に切ったもの2個を絞る。運転は,15
秒間の休止時間を設け,10回行う。
  機器は,自動的にスイッチが切れない場合,休止時間中は空転させておく。
  必要な場合,果実のかすは,休止時間中に取り除く。
  注記 対応国際規格の注記は,規定事項であるため,本文に移した。
11.7.108 ひいたコーヒー豆を集めるための別容器をもつコーヒーミルは,ホッパが先に空にならない場合
は,容器が満杯になるまで運転する。1分間の休止時間を設け,2回繰り返す。
  その他のコーヒーミルは,コーヒー豆が完全にひき終わるまで,又は30秒間のいずれか長い方で運転す
る。1分間の休止時間を設け,3回繰り返す。
11.7.109 クリーム泡立て機及び卵泡立て機は,最高速度で10分間運転する。
11.7.110 ケーキバターの混和用かくはん器をもつフードミキサは,15分間運転する。ただし,バイアスオ
フスイッチをもつ場合は,5分間運転する。
  イースト菌入り生地混練用の練り器をもつフードミキサの運転時間は,次による。
− 手持形フードミキサは,5分間
− その他のフードミキサは,10分間
  最初の30秒間の制御速度は,最低速度に設定し,その後,制御速度は,取扱説明書に記載するイースト
菌入り生地を混練するための速度に設定する。
  生地ができあがったとき,自動的に混練動作が停止する場合,試験は終了する。
11.7.111 フードプロセッサは,イースト菌入り生地の混練に関する取扱説明書に記載した制御の設定値及
び時間で運転する。この運転は,各運転の間に2分間の休止時間を設けて5回,又は1 kg以上の小麦粉を
処理するのに必要な回数のうち,いずれか少ない回数で実施する。ただし,各運転の間に2分間の休止時
間を設けて,少なくとも2回の運転を実施する。
  イースト菌入り生地の混練に関する方法を取扱説明書に記載していない場合は,フードプロセッサを,
取扱説明書に記載した最も不利な条件の下で運転する。運転は,各運転の間に2分間の休止時間を設けて,
3回実施する。
11.7.112 穀物ひき機は,1 kgの小麦をひき終わるまで運転する。1回分ごとの小麦を供給するひき機のホ
ッパは,必要に応じて再供給するが,30秒間の休止時間を設ける。
11.7.113 冷蔵庫及び冷凍庫内で用いるアイスクリーム製造機は,5分間運転し,その後,かくはん器は25
分間動かないように拘束する。その他のアイスクリーム製造機は,30分間運転する。
11.7.114 包丁研ぎ機は,10分間運転する。
11.7.115 電動ナイフは,15分間運転する。切断動作は,1分間に10回の割合で行い,各切断の間に2秒

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 14] ―――――

           12
C 9335-2-14 : 2021
間の無負荷運転を設ける。
11.7.116 容器付き形の芋皮むき機は,皮が十分にむききれるまで運転する。芋が1回の運転で皮むきが不
十分であった場合は,再度運転するが,皮むき期間に2分間の休止時間を設ける。
  芋の皮が十分にむけたかどうか確認する場合,芋の芽は無視する。
  必要な場合,タイマはリセットする。
  手持形芋皮むき機は,10分間運転する。
11.7.117 せん切り機及び野菜おろし機は,1回分のにんじんをせん切りするまで運転する。
  運転は,2分間の休止時間を設け,5回行う。
11.7.118 混合機能がない製めん機は,15分間運転する。
  混合機能をもつ製めん機は,2回,又は1 kgの粉を加工するために十分な回数のいずれか多い方で運転
する。各運転の間には,2分間の休止時間を設ける。
11.7.118A 精米機は,1 kgの米を精米するまで運転する。ホッパの米がなくなった場合,再供給する。こ
の場合は,30秒の休止時間を設ける。
11.8 追加(“試験中,温度上昇は”で始まる文に続けて,次の文を追加し適用する。)
  ただし,冷蔵庫及び冷凍庫内で用いるアイスクリーム製造機は,測定した温度上昇値に30 K上乗せして
適用する。
  注記101A 対応国際規格では,Modification(修正)としているが,規格利用者の利便性を考慮し,この
            規格では,追加とした。

12 (規定なし)

13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)
による。

14 過渡過電圧

  過渡過電圧は,JIS C 9335-1の箇条14(過渡過電圧)による。

15 耐湿性等

  耐湿性等は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条15(耐湿性等)による。
15.2 追加(“着脱できる部分は”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  芋皮むき機の水の出口は,塞ぐ。

――――― [JIS C 9335-2-14 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS C 9335-2-14:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-14:2016(MOD)

JIS C 9335-2-14:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-14:2021の関連規格と引用規格一覧

一般・共通,試験方法,測定方法,分析方法,その他

価格 15,840円(税込)本体価格:14,400円

発売年月日:2018-06-29

JIS HB 35 ファインセラミックス 2018

Amazon詳細ページへ

※最新の情報は詳細ページでご確認ください。

JIS ハンドブックから規格の検索、規格番号や名称が調べて探すことができます。
JIS ハンドブック 一覧 規格 種類別