JIS C 6870-2-20:2021 光ファイバケーブル―第2-20部:屋内ケーブル―多心光ファイバケーブル品種別通則

JIS C 6870-2-20:2021 規格概要

この規格 C6870-2-20は、屋内用多心光ファイバケーブルについて規定。

JISC6870-2-20 規格全文情報

規格番号
JIS C6870-2-20 
規格名称
光ファイバケーブル―第2-20部 : 屋内ケーブル―多心光ファイバケーブル品種別通則
規格名称英語訳
Optical fiber cables -- Part 2-20:Indoor cables -- Family specification for multi-fiber indoor optical distribution cables
制定年月日
2008年1月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60794-2-20:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-01-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 6870-2-20:2021 PDF [16]
                                                                               C 6870-2-20 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 光ファイバケーブルの構造・・・・[3]
  •  4.1 一般事項・・・・[3]
  •  4.2 光ファイバ・・・・[3]
  •  4.3 バッファ・・・・[3]
  •  4.4 補強光ファイバ・・・・[4]
  •  4.5 溝付きコア・・・・[4]
  •  4.6 チューブ・・・・[4]
  •  4.7 チューブよ(撚)り合わせ・・・・[4]
  •  4.8 テープ形光ファイバ心線構造・・・・[4]
  •  4.9 抗張力体及び抗座屈体・・・・[4]
  •  4.10 引裂きひも(紐)・・・・[4]
  •  4.11 シース・・・・[4]
  •  4.12 シースマーキング・・・・[4]
  •  4.13 識別・・・・[5]
  •  4.14 ケーブル構造事例・・・・[5]
  •  5 光ファイバケーブルの試験・・・・[5]
  •  5.1 一般事項・・・・[5]
  •  5.2 寸法・・・・[5]
  •  5.3 機械特性要求事項・・・・[5]
  •  5.4 耐環境特性要求事項・・・・[7]
  •  5.5 伝送特性要求事項・・・・[8]
  •  5.6 燃焼特性・・・・[8]
  •  附属書A(参考)ケーブル構造の例・・・・[9]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 1] ―――――

           C 6870-2-20 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 6870-2-20:2008
は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 6870-2-20 : 2021

光ファイバケーブル−第2-20部 : 屋内ケーブル−多心光ファイバケーブル品種別通則

Optical fiber cables-Part 2-20: Indoor cables-Family specification for multi-fiber indoor optical distribution cables

序文

 この規格は,2013年に第3版として発行されたIEC 60794-2-20を基に,シース色,溝識別マーキングの
説明を追加するなど,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,屋内用多心光ファイバケーブル(以下,ケーブルという。)について規定する。この規格の
対象とするケーブルは,この規格で規定する要求事項のほか,JIS C 6870-2に規定する要求事項も適用す
る。
  注記1 この規格は,ケーブルの特性について規定するものであるが,その特性に関わる規定は,一般
          的な特性を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは意図していない。
  注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60794-2-20:2013,Optical fibre cables−Part 2-20: Indoor cables−Family specification for multi-
              fibre optical cables(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS C 3005 ゴム·プラスチック絶縁電線試験方法
    JIS C 3521 通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法
    JIS C 3660-504 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第504部 : 機械試験−絶縁体及
        びシースの低温曲げ試験
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-504,Electric and optical fibre cables−Test methods
             for non-metallic materials−Part 504: Mechanical tests−Bending tests at low temperature for
             insulation and sheaths

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 3] ―――――

           2
C 6870-2-20 : 2021
    JIS C 3665-1-1 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-1部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−装置
    JIS C 3665-1-2 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-2部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−1 kW混合ガス炎による方法
    JIS C 3665-1-3 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-3部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−燃焼落下物(粒子)の測定方法
    JIS C 3666-2 電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法−第2部 : 電気ケーブル材料の燃焼時に
        おけるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
    JIS C 6820 光ファイバ通則
    JIS C 6822 光ファイバ構造パラメータ試験方法−寸法特性
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-1-20,Optical fibres−Part 1-20: Measurement
             methods and test procedures−Fibre geometry及びIEC 60793-1-21,Optical fibres−Part 1-21:
             Measurement methods and test procedures−Coating geometry
    JIS C 6825 光ファイバ構造パラメータ試験方法−光学的特性
    JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2-10,Optical fibres−Part 2-10: Product
             specifications−Sectional specification for category A1 multimode fibres
    JIS C 6833 多成分系マルチモード光ファイバ素線
    JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2-50,Optical fibres−Part 2-50: Product
            specifications−Sectional specification for class B single-mode fibres
    JIS C 6838 テープ形光ファイバ心線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60794-3:2001,Optical fibre cables−Part 3: Sectional
            specification−Outdoor cables
    JIS C 6870-1-21 光ファイバケーブル−第1-21部 : 光ファイバケーブル特性試験方法−機械特性試験
        方法
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60794-1-21,Optical fibre cables−Part 1-21: Generic
             specification−Basic optical cable test procedures−Mechanical tests methods
    JIS C 6870-1-22 光ファイバケーブル−第1-22部 : 光ファイバケーブル特性試験方法−環境特性試験
        方法
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60794-1-22,Optical fibre cables−Part 1-22: Generic
             specification−Basic optical cable test procedures−Environmental test methods
    JIS C 6870-2 光ファイバケーブル−第2部 : 屋内ケーブル−品種別通則
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60794-2:2002,Optical fibre cables−Part 2: Indoor cables
             −Sectional specification
    JIS C 60695-6-31 環境試験方法−電気·電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静
        的試験方法−材料
    IEC 60189-1,Low-frequency cables and wires with PVC insulation and PVC sheath−Part 1: General test and
        measuring methods
    IEC 60304,Standard colours for insulation for low-frequency cables and wires
    IEC 60332-3-24,Tests on electric and optical fibre cables under fire conditions−Part 3-24: Test for vertical
        flame spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category C

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                               C 6870-2-20 : 2021
    IEC 60754-1,Test on gases evolved during combustion of materials from cables−Part 1: Determination of the
        halogen acid gas content
    IEC 61034-1,Measurement of smoke density of cables burning under defined conditions−Part 1: Test apparatus
    IEC 61034-2,Measurement of smoke density of cables burning under defined conditions−Part 2: Test procedure
        and requirements

3 用語及び定義

  この規格には,定義する用語はない。

4 光ファイバケーブルの構造

4.1 一般事項

  JIS C 6870-2に規定する光ファイバケーブルの構造要求事項に加え,屋内用多心光ファイバケーブルに
対して,次の要求事項を満足しなければならない。
  ケーブルは,通常,最低15年の使用年数を想定して設計及び製造しなければならない。このため,布設
されたケーブルの使用波長における伝送損失は,受渡当事者間で合意した値を超えてはならない。ケーブ
ルの材料は,通常の使用中に健康上又は環境上の被害を発生させてはならない。
  受渡当事者間の合意がない限り,出荷単長のケーブルの中に光ファイバのスプライスがあってはならな
い。
  ケーブルの全長にわたって,個々の光ファイバは識別できなければならない。

4.2 光ファイバ

  光ファイバは,JIS C 6820,JIS C 6832,JIS C 6833又はJIS C 6835の要求事項を満足しなければならな
い。

4.3 バッファ

  タイト形又はルース(セミタイト)形のバッファが要求される場合には,一層又は多層の不活性材料の
ものでなければならない。バッファは,容易に除去可能でなければならない。タイト形の場合には,バッ
ファ及び一次被覆は,購入者の要求によって15 mm25 mmの長さにわたって一度の動作で除去できなけ
ればならない。ルース(セミタイト)形の場合には,同様に0.3 m2.0 mの長さにわたって容易に除去で
きなければならない。
  バッファの種類による寸法は,表1による。
                                 表1−バッファの種類による寸法
                                                                  単位 mm
                          バッファの種類         外径公称値      許容差
                     ルース(セミタイト)形       0.31.4         ±0.05
                     タイト形                     0.31.0         ±0.05

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 5] ―――――

           4
C 6870-2-20 : 2021

4.4 補強光ファイバ

  タイト形又はルース(セミタイト)形にバッファされた光ファイバに対し,非金属抗張力体を埋め込ん
だ適切な材料のシースで覆うことによって,更に保護を施してもよい。

4.5 溝付きコア

  溝付きコアは,決められた数のら旋又はSZ(反転)形状の溝をコアの長手方向に付けながら,適切な材
料を押し出したものである。1心の一次被覆光ファイバ,又は多心のテープ形光ファイバ心線若しくは光
ファイババンドルなどの光学素子を,それぞれの溝の中に配置する。

4.6 チューブ

  1心の一次被覆若しくは二次被覆された光ファイバ,又は多心のテープ形光ファイバ心線を,チューブ
構造の中に(ルース形に又は他の形態で)収納する。チューブは,充材で満たされていてもよい。チュ
ーブは,複合的な外装で補強してもよい。

4.7 チューブよ(撚)り合わせ

  1心の一次被覆若しくは二次被覆された光ファイバ,又は多心のテープ形光ファイバ心線を収納した複
数のチューブを中心部材の周囲によ(撚)り合わせる。ケーブルの幾何学的形状を維持するために,幾つ
かのチューブは,光ファイバを含まない“充”又は“空”要素であってもよい。

4.8 テープ形光ファイバ心線構造

  テープ形光ファイバ心線の構造は,JIS C 6838の箇条6(構造,寸法及び機械的特性)による。テープ形
光ファイバ心線の中の光ファイバは,全長にわたって平行であり,交差してはならない。他に規定のない
限りテープ形光ファイバ心線は,印刷された文字,トレース用光ファイバの色及び/又はテープ化樹脂の
色によって識別できなければならない。

4.9 抗張力体及び抗座屈体

  ケーブルは,光ファイバが受渡当事者間で合意した限界値を超えるひずみを受けることがないように,
布設及び運用条件を満足するのに十分な抗張力体及び/又は抗座屈体を使用して設計しなければならない。
  抗張力体及び/又は抗座屈体は,金属又は非金属材料で,ケーブルコアの内部,シースの内側,シース
内部のいずれか又は複数に配置していてもよい。

4.10 引裂きひも(紐)

  要求がある場合には,シースの内側に引裂きひも(紐)を入れてもよい。

4.11 シース

  ケーブルは,保護シースによって一様に覆われていなければならない。ケーブルの外径寸法は,個別の
規定による。シースの色は,個別の規定による色又は受渡当事者間で合意した色とする。

4.12 シースマーキング

  要求がある場合には,ケーブルは,受渡当事者間で合意した方法でマーキングを施さなければならない。

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
                                                                               C 6870-2-20 : 2021

4.13 識別

  光ファイバ,バッファ,及びサブユニットシースは,適切なカラーコード,すなわち,IEC 60304及び
/又は受渡当事者間で合意した簡単かつ視覚的な番号付けの手法を使用することによって,容易かつ一意
に識別できなければならない。

4.14 ケーブル構造事例

  幾つかの主なケーブル構造の例を,附属書Aに示す。この規格に示す機械特性要求事項,耐環境特性要
求事項及び伝送特性要求事項を満足すれば,他の構造(例えば,多層構造など)のものでもよい。

5 光ファイバケーブルの試験

5.1 一般事項

  5.25.5に規定する項目から選択した試験を実施することによって,ケーブルが関連する要求事項を満
足することを確認しなければならない。全ての試験を実施することは意図されておらず,適用する試験項
目,試験条件及び試験頻度は,関連する個別規定又は受渡当事者間の合意による。
  他に規定のない限り,全ての試験は,室温で実施する。
  伝送損失の測定は,規定された最も長い波長で実施する。

5.2 寸法

  光ファイバの寸法及び公差の試験方法は,JIS C 6822又はJIS C 6825による。バッファ及びケーブルの
外径及びシースの厚さは,IEC 60189-1に従って測定する。

5.3 機械特性要求事項

5.3.0 一般事項
  5.3.15.3.10に示す試験のうちの幾つかは,一連長のケーブルの短い一部分をサンプルとして実施する
ことが可能である。伝送損失の測定波長及び損失変動の許容値は,受渡当事者間の合意による。
5.3.1 引張り
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE1
− ケーブル引留リール及び可動装置の直径 : 負荷ケーブルの最低許容曲げ直径以上
− 引張速度 : 100 mm/min又は荷重の変化が100 N/minに相当する速度
− 引張荷重 : 400 N又はケーブル1 km自重のいずれか大きい方,5分間以上
− サンプル長 : 要求された精度で損失変動を測定するのに十分な長さとし,受渡当事者間の協定による。
− 要求事項 : 試験後に損失変動がなく,ケーブルに損傷がない。
  注記 試験負荷下での全光ファイバのプルーフ試験の60 %を超えるファイバひずみは推奨されていな
        い。
5.3.2 圧壊
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE3

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 7] ―――――

           6
C 6870-2-20 : 2021
− 設置時の圧壊荷重 : 500 N/100 mm
− 設置時の印加時間 : 1分間
− 運転中の圧壊荷重 : 300 N/100 mm
− 運転中の印加時間 : 15分間
− 圧壊箇所の間隔 : 500 mm
− 要求事項 : 運転試験中及び設置試験後に損失変動がなく,ケーブルに目に見える損傷がない。
5.3.3 衝撃
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE4
− 打球面の半径 : 12.5 mm
− 衝撃エネルギー : 1.0 J
− 衝撃回数 : 最低500 mm間隔で3回以上
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
5.3.4 曲げ
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE11A
− マンドレル直径 : ケーブル外径の20倍
− 巻付け回転数 : 6
− サイクル数 : 10
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
5.3.5 繰返し曲げ
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE6
− 曲げ半径 : ケーブル外径の20倍
− サイクル数 : 10
− おもりの質量 : 4 kg
− 要求事項 : 肉眼による検査で,ケーブル及びシースに損傷がない。
5.3.6 張力下での曲げ(しごき試験)
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE18A
− 曲げ半径 : ケーブル外径の20倍
− サイクル数 : 10
− おもりの質量 : 4 kg
− 要求事項 : 肉眼による検査で,ケーブル及びシースに損傷がない。
5.3.7 低温下での曲げ
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE11
− 曲げ半径 : ケーブル外径の10倍
− 試験荷重 : 用途及び購入者の要求によって,0 ℃,−10 ℃又は−15 ℃
− 巻付け回転数 : JIS C 3660-504による。
− サイクル数 : 2

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 8] ―――――

                                                                                             7
                                                                               C 6870-2-20 : 2021
− 要求事項 : ケーブルに損傷がなく,試験中に光ファイバの断線がない。
5.3.8 フレキシング
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE8
− サイクル数 : 100
− プーリの直径 : ケーブル外径の20倍
− おもりの質量 : 2 kg
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
5.3.9 ねじり
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE7
− サイクル数 : 10
− クランプ間距離 : ケーブル外径の125倍,ただし,最長2 m
− 引張荷重 : 20 N(又はおもりの質量 : 2 kg)
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
5.3.10 キンク
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE10
− 最小ループ直径 : ケーブル外径の20倍
− 要求事項 : キンクが発生しない。

5.4 耐環境特性要求事項

5.4.1 温度サイクル
− 試験方法 : JIS C 6870-1-22のF1
− 温度条件 : 表2による。
− 温度保持時間t1 : ケーブルが規定された温度に到達し,安定するのに十分な時間とする。
− サイクル数 : 2
− サンプル長 : 伝送損失変動を要求される精度で測定するのに十分な長さとする。
− 要求事項 : 伝送損失の測定波長及び損失変動の許容値は,受渡当事者間の合意による。
                                表2−温度サイクル試験の温度条件
                                                                       単位 ℃
                   試験項目            低温TA                 高温TB
                      a)                 0                     +50
                      b)                −5                    +50
                      c)                −20                   +60
                      d)                −45                   +60
                  注記 温度条件は,ケーブルの用途及び購入者の要求によってa)   d)の中か
                       ら選択される。例えば,c)は,JIS X 5150への適用に適している。

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 9] ―――――

           8
C 6870-2-20 : 2021

5.5 伝送特性要求事項

  伝送特性要求事項は,受渡当事者間で合意し,JIS C 6832,JIS C 6833又はJIS C 6835に従って確認し
なければならない。ケーブル伝送損失の最大値は,関連する詳細仕様書に記載されている値に適合しなけ
ればならない。

5.6 燃焼特性

  ケーブルの燃焼特性は,受渡当事者間の協議によって,次に示す試験の中から選択し,確認する。他の
燃焼特性及び試験方法については,検討中である。
a) 燃焼性 JIS C 3005,JIS C 3521,JIS C 3665-1-1,JIS C 3665-1-2,JIS C 3665-1-3又はIEC 60332-3-24
    による。
b) 発煙性 JIS C 60695-6-31,IEC 61034-1及びIEC 61034-2による。
c) 腐食性ガスの発生 JIS C 3666-2及びIEC 60754-1による。

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 10] ―――――

                                                                                             9
                                                                               C 6870-2-20 : 2021
                                          附属書A
                                          (参考)
                                    ケーブル構造の例
  ケーブル構造の例は,図A.1図A.9を参照。
                          図A.1−12心光ファイバケーブル断面構造事例
                          図A.2−36心光ファイバケーブル断面構造事例

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 11] ―――――

           10
C 6870-2-20 : 2021
               図A.3−6心ファンアウト(break-out)光ファイバケーブル断面構造事例
              図A.4−24心ファンアウト(break-out)光ファイバケーブル断面構造事例

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 6870-2-20 : 2021
                     図A.5−4心テープ形光ファイバ心線を用いた溝付きコア形
                           屋内配線用光ファイバケーブル断面構造事例
                 図A.6−2心テープ形光ファイバ心線を用いたSZより溝付きコア形
                           屋内配線用光ファイバケーブル断面構造事例

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 13] ―――――

           12
C 6870-2-20 : 2021
                     図A.7−光ファイババンドルを用いたSZより溝付きコア形
                           屋内配線用光ファイバケーブル断面構造事例
                    図A.8−多心ユニチューブ形光ファイバケーブル断面構造事例

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
                                                                               C 6870-2-20 : 2021
                           図A.9−多心光ファイバケーブル断面構造事例
参考文献
  JIS X 5150 構内情報配線システム
      注記 対応国際規格では,ISO/IEC 11801:2010,Information technology−Generic cabling for customer
            premises−Part 1: General requirementsを記載している。

――――― [JIS C 6870-2-20 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS C 6870-2-20:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60794-2-20:2013(MOD)

JIS C 6870-2-20:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6870-2-20:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3521:1986
通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法
JISC3660-504:2019
電気・光ファイバケーブル―非金属材料の試験方法―第504部:機械試験―絶縁体及びシースの低温曲げ試験
JISC3665-1-1:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-1部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―装置
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC3665-1-3:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-3部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―燃焼落下物(粒子)の測定方法
JISC3666-2:2002
電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法―第2部:電気ケーブル材料の燃焼時におけるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
JISC60695-6-31:2002
環境試験方法―電気・電子―耐火性試験―煙による光の不透過度の測定―小規模静的試験方法―材料
JISC6820:2018
光ファイバ通則
JISC6822:2009
光ファイバ構造パラメータ試験方法―寸法特性
JISC6825:2009
光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
JISC6825:2020
光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
JISC6832:2019
石英系マルチモード光ファイバ素線
JISC6833:1999
多成分系マルチモード光ファイバ素線
JISC6835:2017
石英系シングルモード光ファイバ素線
JISC6838:2001
テープ形光ファイバ心線
JISC6838:2020
テープ形光ファイバ心線
JISC6870-1-21:2018
光ファイバケーブル―第1-21部:光ファイバケーブル特性試験方法―機械特性試験方法
JISC6870-1-22:2019
光ファイバケーブル―第1-22部:光ファイバケーブル特性試験方法―環境特性試験方法
JISC6870-2:2006
光ファイバケーブル―第2部:屋内ケーブル―品種別通則
JISC6870-2:2021
光ファイバケーブル―第2部:屋内ケーブル―品種別通則

ゲージ,長さ,角度,面・形状,基本(幾何特性)

価格 13,970円(税込)本体価格:12,700円

発売年月日:2021-01-29

JIS HB 46 機械計測 2021

Amazon詳細ページへ

※最新の情報は詳細ページでご確認ください。

JIS ハンドブックから規格の検索、規格番号や名称が調べて探すことができます。
JIS ハンドブック 一覧 規格 種類別