JIS C 6870-2-10:2021 光ファイバケーブル―第2-10部:屋内ケーブル―1心及び2心光ファイバケーブル品種別通則

JIS C 6870-2-10:2021 規格概要

この規格 C6870-2-10は、IEC 60794-2-50によって指定された終端アセンブリで使用されるケーブルを除く,屋内用1心及び2心の光ファイバケーブルについて規定。

JISC6870-2-10 規格全文情報

規格番号
JIS C6870-2-10 
規格名称
光ファイバケーブル―第2-10部 : 屋内ケーブル―1心及び2心光ファイバケーブル品種別通則
規格名称英語訳
Optical fiber cables -- Part 2-10:Indoor cables -- Family specification for simplex and duplex cables
制定年月日
2008年1月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60794-2-10:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-01-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 6870-2-10:2021 PDF [16]
                                                                               C 6870-2-10 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 光ファイバケーブルの構造・・・・[3]
  •  4.1 一般事項・・・・[3]
  •  4.2 光ファイバ及び一次被覆・・・・[4]
  •  4.3 バッファ・・・・[4]
  •  4.4 補強光ファイバ・・・・[4]
  •  4.5 溝付きコア・・・・[4]
  •  4.6 チューブ・・・・[4]
  •  4.7 ルースチューブの集合・・・・[4]
  •  4.8 テープ形光ファイバ心線構造・・・・[5]
  •  4.9 抗張力体及び抗座屈体・・・・[5]
  •  4.10 引裂きひも(紐)・・・・[5]
  •  4.11 シース・・・・[5]
  •  4.12 シースマーキング・・・・[5]
  •  4.13 識別・・・・[5]
  •  4.14 ケーブル構造事例・・・・[5]
  •  5 光ファイバ及び一次被覆の寸法・・・・[5]
  •  6 光ファイバケーブルの試験・・・・[5]
  •  6.1 一般事項・・・・[5]
  •  6.2 寸法・・・・[6]
  •  6.3 機械特性要求事項・・・・[6]
  •  6.4 耐環境特性要求事項・・・・[7]
  •  6.5 伝送特性要求事項・・・・[8]
  •  7 燃焼特性・・・・[10]
  •  附属書A(参考)ケーブル構造の例・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 1] ―――――

           C 6870-2-10 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 6870-2-10:2008
は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 6870-2-10 : 2021

光ファイバケーブル−第2-10部 : 屋内ケーブル−1心及び2心光ファイバケーブル品種別通則

Optical fiber cables-Part 2-10: Indoor cables- Family specification for simplex and duplex cables

序文

 この規格は,2011年に第2版として発行されたIEC 60794-2-10を基に,シース色及び燃焼性の試験方法
を追加するなど,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,IEC 60794-2-50によって指定された終端アセンブリで使用されるケーブルを除く,屋内用
1心及び2心の光ファイバケーブルについて規定する。この規格で対象とするケーブルは,この規格で規
定する要求事項のほか,JIS C 6870-2に規定する要求事項も適用する。
  注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
        IEC 60794-2-10:2011,Optical fibre cables−Part 2-10: Indoor optical fibre cables−Family specification
            for simplex and duplex cables(MOD)
          なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
        を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS C 3005 ゴム·プラスチック絶縁電線試験方法
    JIS C 3521 通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法
    JIS C 3660-201 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第201部 : 一般試験−絶縁体厚
        さの測定
      注記1 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-1-1,Common test methods for insulating and
              sheathing materials of electric cables and optical cables−Part 1-1: Methods for general application
              −Measurement of thickness and overall dimensions−Tests for determining the mechanical
              properties
      注記2 対応国際規格における引用規格であるIEC 60811-1-1は廃止されたため,その移行先であ

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 3] ―――――

           2
C 6870-2-10 : 2021
              る国際規格IEC 60811-201を対応国際規格とするJISに置き換えた。
    JIS C 3660-202 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第202部 : 一般試験−非金属シ
        ース厚さの測定
      注記1 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-1-1,Common test methods for insulating and
              sheathing materials of electric cables and optical cables−Part 1-1: Methods for general application
              −Measurement of thickness and overall dimensions−Tests for determining the mechanical
              properties
      注記2 対応国際規格における引用規格であるIEC 60811-1-1は廃止されたため,その移行先であ
              る国際規格IEC 60811-202を対応国際規格とするJISに置き換えた。
    JIS C 3660-203 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第203部 : 一般試験−仕上寸法
        の測定
      注記1 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-1-1,Common test methods for insulating and
              sheathing materials of electric cables and optical cables−Part 1-1: Methods for general application
              −Measurement of thickness and overall dimensions−Tests for determining the mechanical
              properties
      注記2 対応国際規格における引用規格であるIEC 60811-1-1は廃止されたため,その移行先であ
              る国際規格IEC 60811-203を対応国際規格とするJISに置き換えた。
    JIS C 3660-501 電気·光ファイバケーブル−非金属材料の試験方法−第501部 : 機械試験−絶縁体及
        びシース用コンパウンドの機械的特性試験
      注記1 対応国際規格における引用規格 : IEC 60811-1-1,Common test methods for insulating and
              sheathing materials of electric cables and optical cables−Part 1-1: Methods for general application
              −Measurement of thickness and overall dimensions−Tests for determining the mechanical
              properties
      注記2 対応国際規格における引用規格であるIEC 60811-1-1は廃止されたため,その移行先であ
              る国際規格IEC 60811-501を対応国際規格とするJISに置き換えた。
    JIS C 3665-1-1 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-1部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−装置
    JIS C 3665-1-2 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-2部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−1 kW混合ガス炎による方法
    JIS C 3665-1-3 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験−第1-3部 : 絶縁電線又はケーブル
        の一条垂直燃焼試験−燃焼落下物(粒子)の測定方法
    JIS C 3666-2 電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法−第2部 : 電気ケーブル材料の燃焼時に
        おけるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
    JIS C 6820 光ファイバ通則
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−
            General
    JIS C 6822 光ファイバ構造パラメータ試験方法−寸法特性
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-1-20,Optical fibres−Part 1-20: Measurement
             methods and test procedures−Fibre geometry及びIEC 60793-1-21,Optical fibres−Part 1-21:
             Measurement methods and test procedures−Coating geometry
    JIS C 6823 光ファイバ損失試験方法
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-1-40,Optical fibres−Part 1-40: Attenuation
            measurement methods

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                                                                                             3
                                                                               C 6870-2-10 : 2021
    JIS C 6825 光ファイバ構造パラメータ試験方法−光学的特性
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-1-44,Optical fibres−Part 1-44: Measurement
            methods and test procedures−Cut-off wavelength
    JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2-10,Optical fibres−Part 2-10: Product
            specifications−Sectional specification for category A1 multimode fibres
    JIS C 6833 多成分系マルチモード光ファイバ素線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−
            General
    JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60793-2-50,Optical fibres−Part 2-50: Product
             specifications−Sectional specification for class B single-mode fibres
    JIS C 6870-1-21 光ファイバケーブル−第1-21部 : 光ファイバケーブル特性試験方法−機械特性試験
        方法
    JIS C 6870-1-22 光ファイバケーブル−第1-22部 : 光ファイバケーブル特性試験方法−環境特性試験
        方法
    JIS C 6870-2 光ファイバケーブル−第2部 : 屋内ケーブル−品種別通則
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60794-2,Optical fibre cables−Part 2: Indoor cables−
            Sectional specification
    JIS C 60695-6-31 環境試験方法−電気·電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静
        的試験方法−材料
    IEC 60304,Standard colours for insulation for low-frequency cables and wires
    IEC 60332-3-24,Tests on electric and optical fibre cables under fire conditions−Part 3-24: Test for vertical
        flame spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category C
    IEC 60754-1,Test on gases evolved during combustion of materials from cables−Part 1: Determination of the
        halogen acid gas content
    IEC 61034-1,Measurement of smoke density of cables burning under defined conditions−Part 1: Test apparatus
    IEC 61034-2,Measurement of smoke density of cables burning under defined conditions−Part 2: Test procedure
        and requirements

3 用語及び定義

  この規格には,定義する用語はない。

4 光ファイバケーブルの構造

4.1 一般事項

  JIS C 6870-2に規定する光ファイバケーブルの構造要求事項に加え,屋内用1心及び2心の光ファイバ
ケーブルに対して,次の要求事項を満足しなければならない。
  ケーブルは,通常,最低15年の使用年数を想定して設計及び製造しなければならない。このため,布設
されたケーブルの使用波長における伝送損失は,受渡当事者間で合意した値を超えてはならない。ケーブ

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 5] ―――――

           4
C 6870-2-10 : 2021
ルの材料は,通常の使用中に健康上の被害を発生させてはならない。
  受渡当事者間の合意がない限り,出荷単長のケーブルの中に光ファイバのスプライスがあってはならな
い。
  ケーブルの全長にわたって,個々の光ファイバは識別できなければならない。

4.2 光ファイバ及び一次被覆

  光ファイバ及びその一次被覆は,JIS C 6820,JIS C 6832,JIS C 6833又はJIS C 6835の要求事項を満足
しなければならない。

4.3 バッファ

  バッファが要求される場合には,一層又は多層の不活性材料が含まれなければならない。バッファは,
容易に除去可能でなければならない。タイト形のバッファで購入者の要求がある場合には,バッファ及び
一次被覆は,購入者の要求によって10 mm25 mmの長さにわたって一度の動作で除去できなければなら
ない。セミタイト形バッファの場合,バッファは,0.3 m0.5 mの長さにわたって容易に除去可能でなけ
ればならない。ルース形バッファの場合,バッファは,1.0 m以上の長さにわたって容易に除去可能でなけ
ればならない。
  バッファの種類による寸法は,表1による。
                                 表1−バッファの種類による寸法
                                                                単位 mm
                           バッファの種類      外径公称値     許容差
                       ルース形及びセミタイト形 0.31.3        ±0.05
                       タイト形                 0.31.0        ±0.05

4.4 補強光ファイバ

  1本又は2本の光ファイバに対し,適切な材料のシース内で非金属抗張力体で囲むことによって,バッ
ファを施した光ファイバに更に保護を施してもよい。

4.5 溝付きコア

  この構造のケーブルは,一般的には使用されない。

4.6 チューブ

  一次被覆又は二次被覆された光ファイバが,チューブ構造の中に(ルース形に又は他の形態で)収納さ
れており,チューブは,充材で満たされていてもよい。チューブは,複合的な外装で補強してもよい。
  購入者の要求がある場合には,チューブの適切性は,JIS C 6870-1-21の箇条14(E10 : キンク)のE10
のキンクの評価によって決定しなければならない。

4.7 ルースチューブの集合

  この構造のケーブルは,一般的には使用されない。

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                                                                                             5
                                                                               C 6870-2-10 : 2021

4.8 テープ形光ファイバ心線構造

  この構造のケーブルは,一般的には使用されない。

4.9 抗張力体及び抗座屈体

  ケーブルは,光ファイバが受渡当事者間で合意した限界値を超えるひずみを受けることがないように,
布設及び運用条件を満足するのに十分な抗張力体及び/又は抗座屈体を使用して設計しなければならない。
  抗張力体及び/又は抗座屈体は,金属又は非金属材料で,ケーブルコアの内部,シースの内側,シース
内部のいずれか又は複数に配置していてもよい。

4.10 引裂きひも(紐)

  引裂きひも(紐)は,一般的には使用されない。

4.11 シース

  ケーブルは,保護シースによって一様に覆われていなければならない。ケーブルの外径寸法は,個別の
規定による。シースの色は,個別の規定による色又は受渡当事者間で合意した色とする。

4.12 シースマーキング

  要求がある場合には,ケーブルは,地域の規制又は受渡当事者間で合意した方法でマーキングを施さな
ければならない。

4.13 識別

  2心ケーブルの場合,個々の光ファイバの極性が明確に識別できるように設計するのがよい。着色によ
って光ファイバを識別する場合は,IEC 60304にできるだけ近く又は合理的に適合する標準色を使用しな
ければならない。

4.14 ケーブル構造事例

  幾つかの主なケーブル構造の例を,附属書Aに示す。この規格に規定する機械特性要求事項,耐環境特
性要求事項及び伝送特性要求事項を満足すれば,他の構造のものでもよい。

5 光ファイバ及び一次被覆の寸法

  完成品中の個々の一次被覆光ファイバの寸法は,JIS C 6820に規定されている品種別通則の一つに従わ
なければならない。かつ,JIS C 6832,JIS C 6833又はJIS C 6835の要求事項を満足しなければならない。
光ファイバの寸法(例えば,クラッド直径又は着色を含む外側直径)は,JIS C 6822又はJIS C 6825に従
って検証しなければならない。

6 光ファイバケーブルの試験

6.1 一般事項

  光ファイバの個別規定では,6.26.5に規定する項目の試験を実施することによって,要求事項を満足

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 7] ―――――

           6
C 6870-2-10 : 2021
することを確認しなければならない。試験は,必要な項目だけを選択する。試験条件及び試験頻度は,光
ファイバの性能仕様に基づき,受渡当事者間の合意による。
  ほかに規定のない限り,全ての試験は,室温で実施しなければならない。

6.2 寸法

  光ファイバの寸法及び公差の試験方法は,JIS C 6822又はJIS C 6825による。バッファ及びケーブルの
外径及びシースの厚さは,JIS C 3660-201,JIS C 3660-202,JIS C 3660-203及びJIS C 3660-501に従って
測定しなければならない。

6.3 機械特性要求事項

6.3.0 一般事項
  6.3.16.3.10に示す試験のうちの幾つかは,一連長のケーブルの短い一部分をサンプルとして実施する
ことが可能である。伝送損失の測定波長及び損失変動の許容値は,受渡当事者間の合意による。
6.3.1 引張り
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE1
− ケーブル引留リール及び可動装置の直径 : 250 mm以上
− 引張速度 : 100 mm/min又は荷重の変化が100 N/minに相当する速度
− 引張荷重 : 1心ケーブル及び通常の2心ケーブルのときは75 N,10分間
         : 独立した単心ケーブル(注記1参照)からなる2心ケーブル : 150 N,10分間
  注記1 2本の単心ケーブルを使用し,それぞれの単心ケーブルのテンションメンバで張力に対抗して
          いる2心ケーブルの場合,[例 図A.5,図A.6(任意のテンションメンバなし)及び図A.7],
          2心ケーブルの引張要求事項は,単心ケーブルの2倍である。その根拠は,これらの単心ケー
          ブルが2心ケーブルから取り出され,個々に使用される場合があるためである。
  注記2 引張りの要求事項は,ケーブルの構造に依存する。
  幾つかのタイプのケーブル,例えば,スモールファクタケーブルなどでは,より低い値を採用してもよ
い。
− サンプル長 : 要求された精度で損失変動を測定するのに十分な長さとし,受渡当事者間の合意による。
− 要求事項 : 試験後に,損失変動がなく,ケーブルに損傷があってはならない。
6.3.2 圧壊
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE3
− 圧壊荷重 : 500 N/100 mm
− 印加時間 : 1分間
− 圧壊箇所の間隔 : 500 mm
  注記 フラットケーブルの場合は,力はケーブルの平たん(坦)な側面に適用している。
6.3.3 衝撃
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE4
− 打球面の半径 : 12.5 mm

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 8] ―――――

                                                                                             7
                                                                               C 6870-2-10 : 2021
− 衝撃エネルギー : 1.0 J
− 衝撃回数 : 最低500 mm間隔で3回以上
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
  注記 フラットケーブルの場合は,力はケーブルの平たん(坦)な側面に適用している。
6.3.4 曲げ
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE11A
− 曲げ半径 : 60 mm
− 巻付け回転数 : 6
− サイクル数 : 10
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
  注記 フラットケーブルの場合は,力はケーブルの平たん(坦)な側面に適用している。
6.3.5 繰返し曲げ
  適用しない。
6.3.6 引張り曲げ
  適用しない。
6.3.7 低温下での曲げ
  適用しない。
6.3.8 フレキシング
  適用しない。
6.3.9 ねじり
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE7
− サイクル数 : 3
− クランプ間距離 : ケーブル外径の125倍,ただし,最長1 m
− 引張荷重 : 20 N(又はおもりの質量 : 2 kg)
− 要求事項 : 光ファイバの断線がない。
6.3.10 キンク
− 試験方法 : JIS C 6870-1-21のE10
− 最小ループ直径 : ケーブル外径の20倍
− 要求事項 : キンクが発生しない。

6.4 耐環境特性要求事項

6.4.1 温度サイクル
− 試験方法 : JIS C 6870-1-22のF1

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 9] ―――――

           8
C 6870-2-10 : 2021
− 温度条件 : 表2による。
− 温度保持時間t1 : ケーブルが規定された温度に到達し,安定するのに十分な時間とする。
− サイクル数 : 2
− サンプル長 : 伝送損失変動を要求される精度で測定するのに十分な長さとする。
− 要求事項 : 伝送損失の測定波長及び損失変動の許容値は,受渡当事者間の合意による。
                                表2−温度サイクル試験の温度条件
                                                                            単位 ℃
             試験項目             低温TA                        高温TB
                a)                   0                           +50
                b)                  −5                          +50
                c)                 −20                          +60
                d)                 −45                          +60
              注記 温度条件は,ケーブルの用途及び購入者の要求によってa)   d)の中から選択さ
                   れる。例えば,c)は,JIS X 5150への適用に適している。

6.5 伝送特性要求事項

6.5.0 一般事項
  伝送特性要求事項は,受渡当事者間で合意し,JIS C 6832,JIS C 6833又はJIS C 6835に従って確認し
なければならない。ケーブル伝送損失の最大値は,関連する詳細仕様書に記載されている値に適合しなけ
ればならない。
  注記   1 625 nmの特性は,受渡当事者間の合意に応じてオプションである。
6.5.1 シングルモード形光ファイバ
  シングルモード形光ファイバの要求事項は,表3による。
                          表3−共通シングルモード形光ファイバ要求事項
                   特性             要求事項         試験方法          注記
           光ファイバ          JIS C 6835              −               −
           光ファイバケーブルカ λcc<λ         JIS C 6825              −
           ットオフ波長
                                ≦0.10 dB
           1 550 nmにおける減衰不                JIS C 6823              −
           連続性
6.5.2 1 310 nmゼロ分散形シングルモード光ファイバ(SMA)
  SMA光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項は,表4による。

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 10] ―――――

                                                                                             9
                                                                               C 6870-2-10 : 2021
                     表4−SMA光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項
                   特性             要求事項         試験方法          注記
                                個別仕様による
           伝送損失(光ファイバケ                JIS C 6823              −
           ーブル)
           1 310 nm            ≦1.0 dB/km             −               −
           1 550 nm            ≦1.0 dB/km
           1 625 nm            ≦1.0 dB/km
6.5.3 1 310 nmゼロ分散·低OH形シングルモード光ファイバ(SMA·U)
  SMA·U光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項は,表5による。
                    表5−SMA·U光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項
                   特性             要求事項         試験方法          注記
                                詳細仕様による
           伝送損失(光ファイバケ                JIS C 6823              −
           ーブル)
           1 310 nm1 625 nm    ≦1.0 dB/km             −               −
           1 383 nm            ≦1.0 dB/km
           1 550 nm            ≦1.0 dB/km
6.5.4 低OH·曲げ損失低減形シングルモード光ファイバ(SMF·A)
  SMF·A光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項は,表6による。
                    表6−SMF·A光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項
                   特性            要求事項         試験方法           注記
                                詳細仕様による
           伝送損失(光ファイバケ               JIS C 6823               −
           ーブル)
           1 310 nm1 625 nm    ≦1.0 dB/km             −               −
           1 383 nm            ≦1.0 dB/km
           1 550 nm            ≦1.0 dB/km
6.5.5 曲げ損失低減形シングルモード光ファイバ(SMF·B)
  SMF·B光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項は,表7による。
                    表7−SMF·B光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項
                   特性            要求事項         試験方法           注記
                                詳細仕様による
           伝送損失(光ファイバケ               JIS C 6823               −
           ーブル)
           1 310 nm            ≦1.0 dB/km             −               −
           1 550 nm            ≦1.0 dB/km
           1 625 nm            ≦1.0 dB/km

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 11] ―――――

           10
C 6870-2-10 : 2021
6.5.6 マルチモード光ファイバ
  マルチモード光ファイバの要求事項は,表8による。
                           表8−共通マルチモード光ファイバの要求事項
                   特性            要求事項         試験方法           注記
           光ファイバ          JIS C 6832              −               −
           850 nm及び1 300 nm  ≦0.1 dB        JIS C 6823               −
           減衰不連続性
6.5.7 グレーデッドインデックス形マルチモード光ファイバ(SGI)
  SGI光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項は,表9による。
                      表9−SGI光ファイバ用ケーブルファイバの減衰要求事項
                   特性            要求事項         試験方法           注記
           伝送損失(光ファイバケ個別仕様による JIS C 6823               −
           ーブル)
           850 nm               ≦3.5 dB/km            −               −
           1 300 nm             ≦1.5 dB/km

7 燃焼特性

  ケーブルの燃焼特性は,受渡当事者間の協議によって,次に示す試験の中から選択し,確認する。他の
燃焼特性及び試験方法については,検討中である。
a) 燃焼性 JIS C 3005,JIS C 3521,JIS C 3665-1-1,JIS C 3665-1-2,JIS C 3665-1-3又はIEC 60332-3-24
    による。
b) 発煙性 JIS C 60695-6-31,IEC 61034-1及びIEC 61034-2による。
c) 腐食性ガスの発生 JIS C 3666-2及びIEC 60754-1による。

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 6870-2-10 : 2021
                                          附属書A
                                          (参考)
                                    ケーブル構造の例
  ケーブル構造の例は,図A.1図A.8を参照。
  主な寸法は,受渡当事者間で合意している。
           図A.1−1心ルースチューブ形光ファイバケーブル断面構造事例(バッファなし)
                        図A.2−1心補強形光ファイバケーブル断面構造事例
           図A.3−2心ルースチューブ形光ファイバケーブル断面構造事例(バッファなし)

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 13] ―――――

           12
C 6870-2-10 : 2021
                        図A.4−2心補強形光ファイバケーブル断面構造事例
                    図A.5−2心補強形光ファイバコード断面構造事例(接着形)
                         図A.6−2心平形光ファイバケーブル断面構造事例

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
                                                                               C 6870-2-10 : 2021
                         図A.7−2心丸形光ファイバケーブル断面構造事例
                      抗張力体
                                                     一次被覆光ファイバ
                                                                 シース
                     図A.8−1心,2心長方形光ファイバケーブル断面構造事例
参考文献
  JIS X 5150 構内情報配線システム
    注記 対応国際規格では,ISO/IEC 11801:2010,Information technology−Generic cabling for customer
          premises−Part 1: General requirementsを記載している。

――――― [JIS C 6870-2-10 pdf 15] ―――――

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JIS C 6870-2-10:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60794-2-10:2011(MOD)

JIS C 6870-2-10:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6870-2-10:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3521:1986
通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法
JISC3660-201:2019
電気・光ファイバケーブル―非金属材料の試験方法―第201部:一般試験―絶縁体厚さの測定
JISC3660-202:2019
電気・光ファイバケーブル―非金属材料の試験方法―第202部:一般試験―非金属シース厚さの測定
JISC3660-203:2019
電気・光ファイバケーブル―非金属材料の試験方法―第203部:一般試験―仕上寸法の測定
JISC3660-501:2019
電気・光ファイバケーブル―非金属材料の試験方法―第501部:機械試験―絶縁体及びシース用コンパウンドの機械的特性試験
JISC3665-1-1:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-1部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―装置
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC3665-1-3:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-3部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―燃焼落下物(粒子)の測定方法
JISC3666-2:2002
電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法―第2部:電気ケーブル材料の燃焼時におけるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
JISC6820:2018
光ファイバ通則
JISC6822:2009
光ファイバ構造パラメータ試験方法―寸法特性
JISC6823:2010
光ファイバ損失試験方法
JISC6825:2009
光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
JISC6825:2020
光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
JISC6832:2019
石英系マルチモード光ファイバ素線
JISC6833:1999
多成分系マルチモード光ファイバ素線
JISC6835:2017
石英系シングルモード光ファイバ素線
JISC6870-1-21:2018
光ファイバケーブル―第1-21部:光ファイバケーブル特性試験方法―機械特性試験方法
JISC6870-1-22:2019
光ファイバケーブル―第1-22部:光ファイバケーブル特性試験方法―環境特性試験方法
JISC6870-2:2006
光ファイバケーブル―第2部:屋内ケーブル―品種別通則
JISC6870-2:2021
光ファイバケーブル―第2部:屋内ケーブル―品種別通則

ポンプ(用語/試験方法/製品/技術仕様),送風機・圧縮機(用語/試験方法/製品),真空機器(用語/試験方法),その他

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