JIS D 1035:1994 二輪自動車―加速試験方法

JIS D 1035:1994 規格概要

この規格 D1035は、二輪自動車の加速試験方法について規定。

JISD1035 規格全文情報

規格番号
JIS D1035 
規格名称
二輪自動車―加速試験方法
規格名称英語訳
Mopeds and motorcycles -- Method of acceleration test
制定年月日
1963年12月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.140
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1963-12-01 制定日, 1966-11-01 確認日, 1970-02-01 確認日, 1973-02-01 確認日, 1975-11-01 改正日, 1978-11-01 確認日, 1982-03-01 改正日, 1987-01-01 確認日, 1993-02-01 確認日, 1994-02-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 1035:1994 PDF [6]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 1035-1994

二輪自動車−加速試験方法

Mopeds and motorcycles−Method of acceleration test

1. 適用範囲 この規格は,二輪自動車(以下,自動車という。)の加速試験方法について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS P 0138 紙加工仕上寸法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 試験の種類 加速試験方法は,求める加速性能によって,次の2種類とする。
(1) 発進加速試験方法
(2) 追抜き加速試験方法
3. 試験条件
3.1 試験路 試験路は,次のとおりとする。
(1) 試験路は,平たん,かつ,水平な直線乾燥舗装路とし,その全長は,加速測定区間に加えて,停止す
るのに十分な長さとする。
(2) 試験路は,中央に200m(必要に応じて400m)の加速測定区間を設け,測定標点は,加速区間の始点
から,原則として50m,100m及び200mの地点とし,必要に応じて400mの標点も設ける。
(3) 追抜き加速試験での助走区間は,初速度を得るのに十分な長さとする。
3.2 気象条件 気象条件は,次のとおりとする。
(1) 気圧は,100±3kPaの範囲とする。
(2) 気温は,530℃の範囲が望ましい。
(3) 相対湿度は,95%以下が望ましい。
(4) 測定中の平均風速は,3m/s以下とし,瞬間最大風速は,5m/s以下が望ましい。
3.3 試験自動車 試験自動車の条件は,次のとおりとする。
(1) 試験自動車の積載条件は,空車状態(1)の自動車に1名乗車とする。
注(1) 自動車が燃料,潤滑油,工具など(予備部品,その他の携帯物品を除く。)を満載し,運行に必
要な装備をした状態。
この状態における質量を空車質量という。
(2) 試験自動車のエンジン,動力伝達装置,かじ取り装置,ブレーキ装置,タイヤ空気圧(冷間時)など
の整備は,あらかじめ行っておく。
参考 自動車製造業者による整備に関する情報は,取扱説明書,整備説明書などに示されている。
(3) 試験自動車は,試験開始前に準備運転を行って,エンジン,その他の部分を運転状態に予熱しておく。
3.4 試験器材 主な試験器材は,次のとおりとする。

――――― [JIS D 1035 pdf 1] ―――――

2
D 1035-1994
(1) 巻尺 巻尺の目量は,0.001mとし,50m以上を測定できるものが望ましい。
(2) 時間測定器 時間測定器は,次のいずれかを使用し,測定値の誤差を少なくするため,電子式又は電
気式時間測定器を用いることが望ましい。
(a) 電子式又は電気式時間測定器 電子式又は電気式時間測定器の目量は,0.0001秒以下とする。
(b) ストップウオッチ ストップウオッチの目量は,0.01秒以下とし,3個以上を併用する。
(3) 乾湿温度計 乾湿温度計の正確さは,±1℃とし,通風型乾湿温度計を用いることが望ましい。
(4) 気圧計 気圧計は,フォルタン型水銀気圧計又は同等のものとし,目量は,133Pa以下のものを用い
る。
(5) 風速計 風速計は,風速及び風向を測定できるものとする。
(6) 標識棒
(7) 手旗
3.5 運転者の身長,質量及び服装 運転者の身長,質量及び運転者の服装は次のとおりとする。
(1) 運転者の身長は,1.70±0.05mの範囲とする。
(2) 運転者の質量は,運転者及び保護具(ヘルメット,衣類など)を含み,70±5kgの範囲とする。
(3) 運転者は,身体を保護するため運転者の体に合った保護具を着用する。
3.6 運転姿勢 運転姿勢は,次のとおりとする。
(1) 両手は,ハンドルバーを握る。
(2) 両足は,運転者用のフットレスト,フットボード又はペダルに置く。
(3) 腰は,ライダシートに置く。
(4) 上体の姿勢は,腕を軽く曲げた状態とし,測定中に変化させてはならない。
4. 試験方法
4.1 一般 試験は,往復両方向で行い,その平均値を測定値とする。
4.2 発進加速試験方法 最下段の歯車を用いて,試験自動車の先端が加速測定区間の始点の0.5m手前の
地点から発進し,順次変速して,測定区間を加速走行する。その際,始点を通過した時から各標点までの
所要時間を測定する。
4.3 追抜き加速試験方法 追抜き加速試験方法は,次による。
(1) 原則として,最高速段の歯車を用いて加速区間の始点に達するまで,あらかじめ設定した目標初速度
±2km/hの速度で走行し,始点において速やかに加速し,測定区間を加速走行する。その際,始点を
通過した時から各標点までの所要時間を測定する。ただし,最高速段の歯車以外で測定を行う場合に
は,条件を付記する。
(2) 初速度は,30km/hとする。ただし,必要に応じ10km/hとびで,試験自動車の追抜き加速性能を評価
するのに適当な値を設定してもよい。
(3) 初速度は,始点の直前に測定区間(電子式又は電気式時間測定器による場合には,2m以上,ストッ
プウオッチによる場合には50m。)をおき,その区間を走行するのに要する時間を測定して求める。
5. 測定値及び特性値
5.1 一般 発進加速は,所要時間で表し,必要に応じて加速度を求める。追抜き加速は所要時間及び加
速度を求める。

――――― [JIS D 1035 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
D 1035-1994
5.2 所要時間 始点から各標点までの所要時間は,JIS Z 8401によって,小数点以下3けた目を四捨五
入して,小数点以下2けたに丸める。
ストップウオッチを用いて測定した場合は,各ストップウオッチの測定値の平均値を用いる。ただし,
平均値から著しく偏った測定値があるときには,その値を除外し,残りの測定値の平均値を用いる。
5.3 所要時間の偏差 各標点までの“往”時と“復”時との所要時間の偏差率は,次の式によって算出
し,それぞれ10%以下でなければならない。
2A B
= 100
A B
ここに, 偏差率 (%)
A : “往”時の所要時間 (s)
B : “復”時の所要時間 (s)
5.4 加速度 加速度は,5.2の測定値から,次の式を用いて算出し,JIS Z 8401によって,有効数字4け
た目を四捨五入して,有効数字3けたに丸める。
2L vt
a=
t2
ここに, a : 加速度 (m/s2)
L : 始点から各標点までの距離 (m)
t : 始点から各標点までの所要時間 (s)
v : 初速度の測定値 (m/s)
6. 記録方法 試験結果は,付表1,付表2及び付表3に従って記録する。
関連規格 JIS D 0109 二輪自動車用語

――――― [JIS D 1035 pdf 3] ―――――

4
D 1035-1994
付表1 加速試験(発進加速)記録及び成績

――――― [JIS D 1035 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
D 1035-1994
付表2 加速試験(追抜き加速)記録及び成績

――――― [JIS D 1035 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS D 1035:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1035:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISP0138:1998
紙加工仕上寸法
JISZ8401:2019
数値の丸め方